いやですね。
 ちょっとローカルな話になるんですが、宿毛フェリーさんが燃料油の高騰を理由に運航を休止するというお話で…。
 またいつか来た道?なんですかね。

 はい、長距離フェリーは、モーダルシフトがいよいよ本化して、トラックドライバーが足りないという人手不足時代を背景に、陸から海へのシフトが本格化するよ、と。
 でもって8月に阪九フェリーさんが、さらに2隻のフェリーの新造を発注。これまでの4隻体制から5隻体制に増強するという話が伝わって、フェリー業界は、久々の積極策に出てきているわけですが、唯一、暗雲のようの漂うのが燃費の壁?

 まだC重油の価格は52000円前後で、平成25年第4四半期に72000円/キロリットルを超えたという暴騰状態にまでは行っていませんがね、原油価格の上昇と円安で、ちょっと嫌な雰囲気になって来ています。
 でも、平成27年の第一四半期というから、3年前かな?には、33000円まで下がっていますからね。それから見れば、1.6倍くらい。国際情勢次第でまた落ち着くよ?説もありますからね。いずれにしても。このあたりで留めてくれないと…。

 なんて、このブログには珍しく、燃料油価格の推移の数字について、詳しいでしょ。
 しかもいつもなら、西暦を使うこのブログなのに、平成年号で、ちょっとおかしいな?かな。へへへ。
 いや実は、簡単な話なんですよ。
 はい、業界のひと達なら、「当たり前だろ」なんですけどね。日本長距離フェリー協会のホームぺ―ジに行ってみれば、それこそ一目瞭然!

 平成6年から今日まで24年間の燃料油価格が四半期ごとにデータ化されているんですね。まあ驚くのは、平成6年第一四半期は、14000円/キロリットルですからね。24年間で、3.7倍ですね。
 はい、しかも表では、原油価格だけでなくて、為替レートも出ていて、燃油の価格が為替と原油価格に大きく影響されていることが、一目瞭然?でもなくて、じっくり見なければわかりませんがね。まあ一目で…、という感じではありますね。

 いやね、長距離フェリー業界が、こんな風に燃油価格の推移にナーバスになるのは、そうですね。25年ぐらい前になるのかな? フェリー会社の経営危機が一気に表面化した時期があって、その要因が燃油価格の高騰があったためなんですよね。
 でもって、九越フェリーや東日本フェリーが2005年に倒産し、他にも航路撤退やフェリー会社の統合再編が進んだわけだけど、このころの燃油価格は、2万円台だったものが、5万円を覗う展開でした。
 原油価格の上昇に加えて、為替が1ドル=120円台へ、かな? 円安はこの業界にはいい展開ではない。でもって今は5万円台ですからね。

 ですが面白い現象もありましてね。
 このころ建造された高速フェリーは、軒並み韓国に売られて。
 交易の拡大で輸送需要が拡大しつつあった中韓フェリーで再デビューしたわけで、「捨てる神あれば…」みたいな話でもあって。東アジアのフェリー物流という意味では、貢献した! なんて叱られちゃうね。

 まあ、ここ数年は、原油が高いと為替が円高方向に振れ、円安が進んだときには原油価格が下落する!という感じで、なんとか推移して来た。
 今は、それが両方から悪影響? C重油価格はじりじり上がっているんで、ちょいと心配なんですがね。そんなこと、宿毛フェリーで気づいたの? ゴメン。
 なんてね。そんな話で、フェリーの歴史をたどってどうするの?

 って。今日はもう、ここまでで、紙幅を使っちゃった。
 本当は阪九フェリーさんが、ついに新造船にスクラバーを搭載し、既存船でもレトロフィットするって、20年のSOX規制への対応を開始したことを書こうと思ったんですがね。紙幅が尽きた。

 まあ、2020年が迫っているというのに、SOXを取り除いた新しいバンカーオイルの性状も価格もはっきり出てこないない中で、燃油価格が運航コストのかなりを占めるフェリ―業界は、ちょっと大変。黄色信号に変わりつつある? なんて話にしたかったんですがね。

 また別の機会にね。

 でもって、今週ははい、板門店に行ってみようと。もちろん韓国まではフェリーですよ。
 フェリーは環境に優しく、ゆったりした旅ができるし、今は紅葉のシーズン! 
 お土産はマツタケ? 今年は、ちょっと安いみたいですからね。