今日は久しぶりの雨、あんまり暗い話ばかりじゃ、気が滅入るし。
 というんで、なんかいい話はないかとネットを探してみたんですがね。リッツカールトンが2020年からスタートさせる298人乗り! って、なんで300人乗りにしなかったんだろうか? なんて突っ込みたくなる話ですがね。新しい船の名前が、なんと「AZORA」。アゾーラと読むんでしょうね。

 語源は、スペイン語で空とか青とかを意味するアズールという言葉に発するようですが、海外で飛鳥のことを話そうとする人が良く「アズーカ」と発音するんですが、なるほど「アゾーラ」って「アスカ」に似ていますね。アソーカ? なんて思っちゃったですよ。

 まああまりに客船が増えすぎて、船名に会社の名前を付けなければ、どこのクルーズ船だかわからんようになった今の時代。スッキリした名前はいいですね。ああ、ヴァージン・ボエッジの「スカーレットレディ」も斬新ですがね。
 って、どうでもいいか?

 でも、このクルーズ船のニュースを読んでいて、気になったのは
ーーExperiences available for an additional fee include dining at Azora's signature restaurant designed by Michelin-starred chef Sven Elverfeld of The Ritz-Carlton, Wolfsburg, spa treatments and immersive excursions.
 の文章です。
 拙い英語力の持ち主の小生としては、この船のレストランは、ミシュランの星付きのシェフさんがプロデュースするようですが、「アディショナル・フィー・インクルード・ダイニング」つまり追加料金がかかるんですかね。それとも含まれているのか?
 まあメインレストランは、もちろん、料金に含まれているんでしょう? でスペシャルレストランにリッツの有名シェフの? ということなのでしょうが…。まあ乗ることがないだろうからいいか?ですけどね。
 
 こういうスペシャレストランを始めたのは、我が日本がプロデュースしたクリルタルクルーズでした。はい、それまで世界がやっていたクルーズシステムへの革命ですよ。
 創作和食?の、NOBUを船に乗せて、日本の和食よりも美味しい? 日本料理店を開いた。
 で、このレストラン、今はクルーズ中一度だけになってしまいましたが、未だに「additional fee」なしで体験することが出来ます。

 このクリスタルのスペシャルレストランが登場して以降、ロイヤルカリビアンやプリンセスなど海外の有力ブランドがこうしたスペシャルレストランを次々とオープンして行ったわけですが、残念ながらこれらのセカンドレストランはどれも追加料金が必要。ハンバーガーまで有料という船もあるんだから! エゲツナイ? 今に、豪華客船かどうかは、食が無料か有料か?が境目になる。なんてね。

 でも、僕の貧困なクルーズ体験からの話ですが、こうしたセカンドレストランを有料にし始めたのは、スタークルーズだったんじゃないですかね。
 無料で食べられるメインレストランをビュッフェ形式に改めて、間違っても「豪華客船」とは言い難い食を提供し、有料のセカンドレストランでは、中華を含む、それなりの「食」を提供するようになったと記憶しています。今から思えばアジアの食事システムの洋上化! だったんでしょうけど、クルーズ低料金化の影響はここまで…と感じた記憶がありますね。

 つまりクルーズ船の食システムの変革についてはアジアの会社がその先鞭をつけた。その間、欧米の客船さんは、3階建てとか、広々型とかメインレストランをゴージャスにデッカク!路線に進んでいたわけですね。でも、デッカクするより多角化する方がお金が取れる、と気付いた?
 で、今や流れは多様化へ。シルバーシーさんはメインレストラン自体を止めて、世界各国の多様な食を提供するレストランを船に開いて、というような?
 
 でもリッツのクルーズって、記事自体ヨットと書いているように、大型クルーザーのような外観をしていますが、ホテルの格から言って、ラジュアリーを目指している? んですよね。
 まさか、「additional fee」がいるんですか? 無料だよね? まあ重ねてどうでもいいや!ですけどね。

 でもこれから先、クリスタルなんかも追加チャージなんて話になってゆく、それが世界の趨勢? それだとちょっと困る!
 それにしても1泊6万円とかする豪華ホテル? リッツがクルーズに参入し、バージン航空の創始者であるブランソン卿が始めるヴァージン・ボエッシも始まる。
 クルーズ業界は、まさに百花繚乱、百家争鳴。筒井康隆さん風に言えば、「賑やかな未来」がやって来ていますね。
 海外のクルーズサイトを見ていると大手クルーズ会社がリリースし始めた中古の客船を買って、新しくクルーズ会社を立ち上げる動きもチラホラ。

 でもって、日本は? って、やめましょうね。
 そういえば、世界で最初に食を有料、つまり別会計にしたクルーズ船は飛鳥かもね。
 はい海彦の寿司です。
 でも、クリスタルの寿司バーは今だに無料! まあその後、この寿司バーは、並ぶことが大好きな日本人客の独占状態になったり、ウニ、中トロばかりオーダーされて食材が足りなくなっちゃうようなアジア系の乗客の登場で、無料は「一人一回限定」になりましたがね。

 「客船は全食事つき!」ーー古き良き時代の常識は、こうしてまた突き崩されてゆく! なんてね。
 今のうちに、クリスタルに行っときましょうね。7泊クルーズだと、もうドレスコードもないしね。