「忖度」というより「付和雷同」かな? 「基地整備より、沖縄にクルーズ産業を!」なんて日頃公言しているこのブログにーー
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鹿児島県・奄美大島の南部、瀬戸内町にある西古見地区への「大型クルーズ船寄港地誘致」に関する問題に取り組む「奄美の自然を守る会」ーーさんから、
 突然のメールをいただきまして。

 付和雷同こそ我が人生と、これもまた公言しているブログ子としてもこの運動は支持したい、と。
 はい、以下のホームページに行くと、それが、どんな話になっているのか分かります。
 https://www.saveamami2018.com/

 奄美にRCI(ロイヤル・カリビアン・インターナショナル)が目を付けて、国土交通省のインバウンド推進派と組んで、かつJTBなど旅行関連業者さんらを引き連れて、カリブ海のような「プライベートアイランド」建設構想を進めているのは、この欄でも、時々触れて来ました。

 が、当初は反対運動に遭遇して…。で、今度は西古見へと地域を絞って、改めて構想を進め始めているんかな? 
 いろんな候補地を国交省さんは、あげていましたからね、良く分からんけど…。
 国交省港湾局の
「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」なる文書ですが、17年に公表しているのかな
 
 ▽「南西諸島の島々は、山海の豊かな自然を有するのみならず、東アジアのクルーズ発着の中心である中国本土に近接しているなど大きなポテンシャルを有しており、地域の資源を活用した寄港地観光メニューを備えた寄港地としての開発可能性が極めて高いところです」だそうです。
 でもって、わざわざジャマイカだのハイチだの、カリブ海のプライベートアイランドの例を挙げて、クルーズ寄港地化の促進を、掲げています。
 
  まあ、「インバウンド振興」政策自体に文句を付けることもないでしょうけどね。それに、しっかり取材をしてから、旗幟を鮮明にするべきなんでしょうがね。直観的にこの話には反対ですね。
 何故? まあねえ。人口9000人強の離島の町に、一度に5000人の乗客を乗せて、22万トン。いや16万トンでもいいですがね。のクルーズ船が毎週2回はやって来るって!
 しかも国交省や、RCIが想定している旅客のマーケットは中国ですからね。つまり奄美に巨大な中国人村?が出現するようなもんじゃないの?
 
 いやあ僕も、カリブ海を何度か旅して、こういうプライベートアイランドやビーチに立ち寄らせていただいていますがね。
 いやプライベートアイランドどころか、中米のホンジェラスやベリーズ辺りの寄港地でも、船の寄港する場所は柵に覆って、海側には心地の良いリゾート。ですが、柵の外は、貧民窟みたいな風景が展開している。
 現代アメリカ人の租借地?みたいな風景なんですよ。国交省さんは現地を見ているんかね?

 メキシコの一大クルーズ寄港地であるコズメルやナッソーではかなり前からアメリカのクルーズ寄港地として近代化して来ましたから、中米諸国やジャマイカほどではないですがね、それでも雰囲気は「住民の経済開発や近代化」というには、ほど遠い。経済格差を感じる世界が展開しています。
 というより、旅行先に、アメリカの国内のような町が展開していたのでは、アメリカ人の観光地にはならないからね。
 でもって、今度は、奄美に中国人が楽しむリゾートが実現する?

 まあ奄美がそうなるのかどうかは分かりませんがね。島を訪れる「リッチな中国人」の観光客が遊ぶビーチが造られ、その周りには、「日本人立ち入り禁止」の看板の掲げられた村落が展開する? そんな景色が目に浮かびますね。
 
 僕は急に民族主義者か、国粋主義者になったわけでもないですがね。奄美にそうしたリゾート型のクルーズ船専用の寄港地を建設するなら、まずは日本人旅客を想定した計画にするべき! というのが私の主張です。

 外国から旅行客を招いてお金を落としてもらうというインバウンド振興主義は、すでに日本国内の多くの港町で破たんしていることが証明されています。
 加えてオーバーツーリズムの究極を、奄美で実現しようというのですか?

 まあねえ、国交省さんのアベ政治への忖度なんですかね? 旅行振興政策と言えば、インバウンド!
 外貨を落としてくれるだろうインバウンド観光は日本経済に資する!という発想に僕は反対なんですけどね。
 ツーリズムというのは双方向でないといけません。

 こんなことしていると、サービスする側の日本人はますます追い詰められ、サービスされる側の…。
 なんか「製造業大国」として鼻を高くしていた日本という国が、こうして縮んで行く? そんな未来しか見えてこないんですけどね。

 この話は継続的に取り上げて行きますよ。はい。