T.Iさんならずとも、気になるのは香港の暴動の動向。
 まあ、このブログ的に捉えるとすれば、「クルーズには影響はないの?」ですがね。はいシートレードさんが、昨日付けでこの疑問について、リポートしていますね。

 香港を起点にしたクルーズは、ゲンティングループのスタークルーズとドリームクルーズ、そしてロイヤルカリビアンさんですが、両社とも、「通常通りクルーズは行われているし、(乗客の安全には)細心の注意とサポート体制を組んでおり、これからも予定通りのスケジュールで続ける」とコメントしているそうです。
 で、啓徳ターミナルには、先週日曜日にワールドドリームが寄港、9日にはボイジャーが入港する予定。オーシャンターミナルにもスタークルーズが寄港するーーとしていますね。

 香港発のクルーズへの参加者はどこから来るんですかね? 香港の空港に発着するフライトはすでに200便以上キャンセルされていますからね。まさか空気を運んでいる?状態じゃあないんでしょうけど。
 ゲンティンさんも、中国政府と新しい協定を結んだようですし、RCLさんだって香港よりはメインランドの方が気になるんで、暴動を避けて、すぐに寄港を中止するというわけにもいかないんでしょうけど、こういう状態で、どれくらいの乗客が香港クルーズを楽しむんでしょうね。

 まあいいか? それより日本発着で、ほとんどの船が釜山に行く外国船の日本クルーズとか日韓海峡を結ぶフェリーの集客、集荷も気になりますが。まあ「予断を許さぬ」状態から一歩進んで、いつまで持ちこたえられるか?ですかね。

 日韓海峡の荒波に抗して! 政治的指導者の作為に負けることなく、日韓人民の変わらぬ友好と協調を!ですよ。
 僕は、親韓派といっても親政府じゃないですけど、韓国は好きですからね。台風一過に期待しちゃいますね。

 なんて東アジア情勢なんかに触れていると、またこのブログが荒れるといかんので、当たり障りない話で行きましょうか。
 はいロイヤルカリビアンさん、「業績が回復してきた」なんて威勢のいい話を明らかにしていたんですが。今日付けのクルーズ・クリティックスさんがこの会社の超格安クルーズをリストアップしています。
 1泊38ドルなんてのから50ドル以下のクルーズをリストして、ちょっと異常な安値攻勢に出ていることを報じていますね。
 大西洋横断14泊(20年11月7日バルセロナ発タンパ)が489ドル。35ドル/日ですと。まあ横持ちクルーズはいつも安いんですが、期近ならまあ、分かりますが…。
 来年の11月発ですからね? 本当かいな?ですよね。

 さらに、マジェスティを使ったカリブ海5泊が38ドル/日。今年9月30日発。売れてないんでしょうかね?
 そして来年2月8日発のエンプレスは44ドル/日。
 今年12月9日ガルベストン発のエンチャントメントが、4泊ですが、50ドル/日ですって。

 カリブクルーズが安いのは知っていましたがね、どうやら世界中に安値を振りまいているようですね。
 でもって、RCLさんが凄いのは、これらのクルーズの全部じゃないですが、チップフリー、キッズフリー。中には100ドルですが、オンボードクレジット付き。ショアエクスカーション10%引き、なんて。
 どうやって儲けるつもりなんですかね?

 なんて考えていたら、RCLさんの話だけじゃないんですがね、最後の方にクルーズの心得みたいなリストが出ていて。朝食、昼食は「あなたが望むだけのお皿を積み上げることができます」が、「ビュッフェが混んでいる午後1時とかの時間には(有料の)セカンドレストランを予約すればいいのよ!」

 とか。「有料のコーヒーバーでは、無料のスナックをいつでも、いくつもで楽しむことができます」とか。
 「デッキチェアの豚から逃れる7つの方法!」なんて。つまりデッキチェアにタオルだの本だのを置いて、占領する乗客へ対抗措置なんかについて教授しているんですね。
 それも、「少しでも早起きして」とか、「乗組員に訴えて」とか!

 クルーズ文化もここまで来たか? なんて大袈裟な話でもないですけどね。
 無料!、なんでも自由に! がクルーズの暗黙の了解? だったんだけど、ここまで来るとはねえ。
 とにかくこれからは、「豪華客船」という言葉をメディアなんかで見つけたら、抗議するべきですね。不当広告だよってね。

 それにしても、自分たち以外の乗客は「豚」なんですか?