なんかものすごかったですね。ハリケーン15号じゃなくて、台風15号直撃の西湘地区。夜半過ぎからの暴風雨は我が家を押しつぶしそうにも感じたですよ。
 昨日は昼過ぎから、海を舐めるように、いや舐められるように走る道路が閉鎖され。夜も暮れて強まる風がやって来ると、マンションの建物はギシギシと音を建て、ベランダは風が吹き抜け。音が怖くてとても寝て居られなかったですね。 

 でもって未明までそんな状態が続き、湯河原=バハマ説!なんてことはないけれど、窓ガラスでも割れたらどうしよう?とか。
 今朝はまだJRも再開していないですから、まさに陸の孤島状態です。

 でもまあ、こんな話も、「そのうちに回復するさ」なんてタカを括っているから書ける話で、トランプさんも、バハマに対してクルーズ船が救援に向かい、被災者の収容に船が使われることや食料や生活物資の輸送のために働いていることに賛意を示していますね。
 まあ「アラバマ」でちょいとしくじっていますから、バハマで挽回。しかもお金がいらないとなれば、そのぐらいの「トランプ台風」も吹くでしょうね。なんてシニカルに書くこともないか?

 にしても我がエリアは、東海道線が止まると「陸の孤島」と思わせるような。道路が壊れ、停電なんてことになると、本当に生活物資の供給すら問題になりそうだ、と、暑苦しい中でベットで悶々としながら、考えちゃったですね。
 まあ僕の思考回路ですからね、そこからは、海路があるじゃん、って。
 台風で海は荒れていましたがね、例えばクルーズ客船でも熱海まで運航することで、海路からの支援はできるよなあ?なんてね。
 でもねえ、陸路では東海道は大動脈ですが、海路となると東京湾から沖縄への定期船はあっても、フェリー類や客船類は全く走っていませんからね。

 海から支援物資が届くとか、船でどこかへ避難するなんてことも最後に回される? つまり無理。
 こりゃあバハマより僻地やないの?なんてね。海の利用はもっと考えられていいはず! なんだよね。
 というんで、日経新聞が遂にこの問題に突っ込み始めましたね。ちょっと論点が違うけどね

 国内船の人手不足深刻、長時間労働、外国人就労認められず、相次ぐ廃業、流通停滞の恐れ。
                              
2019/09/05, 日本経済新聞 朝刊 


 つまり「内航」という国内物流の4割を担う内航船が、「船員数が20年間で40%も減少した」という人手不足を理由に存続の危機に追い込まれているーーという記事です。
 「95年の4万8000人から2017年には2万8000人まで減少した」と書いていますが、まあ95年当時だって内航船の人手不足や内航海運企業の零細さは指摘されていたわけで、フェリー業界が「モーダルシフト!」なんて言っている間に、シフトされるべき、海運の方の人手不足が深刻化しているという話です。
 まあ今更?な話なんだけど、

 日経が指摘する解決策とは、「外国人労働者を雇用できるよう制度を見直すなど早急な対策が必要だ」(流通科学大の森隆行教授)です。
 このこともずっと前から言われていたことなんだけど、船員労働問題だけは、雇用政策を司る厚生労働省の仕事ではなくて国土交通省さんの縄張りで…。はい労基法とは異なる論理に支配されている。

 まあ一日の労働時間8時間とか、週休二日制ーーなんて船上で実現することが困難なのは分かりますがね。
 国交省は来年の夏ぐらいまでには、「船員の生活環境の見直し、荷主への追加コストの負担」などを議論するとしていますがね。「外国人労働者の採用」なんかを検討課題にするという話にはなっていないんですね。
 なんか頑なに、「カボタージュの緩和」に繋がりかねない、「外国人船員の導入」という話を持ち出そうとしない。

 まあね、四囲を海に囲まれている日本がカボタージュを解禁したら、外国船が内航や内航クルーズに乗り出して来て…。なんて三流官庁の官僚さんには、怖くて到底触れたくもない話なんでしょうけど。いつまでも外国人ノーと言い続けていると、気が付けば内航船がなかった? 
 国内の荷物はみんな釜山を経由して、なんて運航形態になるしかない?

 もっとねえ。例えば小笠原とか、伊豆大島だけでも、まず実験してみるとか?
 船員さんへの成り手が居なくなってから慌てても遅い? と思うんですがね。
 いや、「領土問題なんてない。北方領土はスターリンが取って来たんだからね」なんてプーチンさんが言い放つのを止められない、わが宰相さん。だったら北方4島限定で連絡船を走らせるくらいの妥協をして来なさいよ。
 はい、その船は、日本人船員じゃなくたっていいじゃない。カボタージュ解禁の社会実験を、なんて、いかが? 
 えっつ、北方領土は日本国の領土じゃないのだから、外国人船員でもいいんです。社会実験にならない!ですか? はい。