雨ですねえ。いいえ、ニューヨークの話ですけどね。
5時からジョコビッチ対フェデラーさんの決勝があるというので、ちょいと早めに起きたんですがね。残念。この調子だとヤンキースの田中君も雨で順延ですかね。わがゴールデンタイム、はい、いまや午前中です。アメリカ東海岸の時間が、ちょうど真逆に近くて、まさにこの時が、わがゴールデンタイムなわけで、今朝は張り切って起きたんですがね。
でもって、テレビを眺めていたら、ヒンギスさんのダブルス決勝戦。録画をやっていました。かの10年ほど前の女子プレイヤーがダブルスに復帰していて、ウインブルドンも勝ったし、全米でもミックスダブルスと女子ダブルスも勝ったんだそうですね。もちろん、相方さんからの受け売りですけどね。
でも、ということは今日フェデラーさんが勝てば、全米5種目のうち3種目がスイス人の勝ち。
スイス、今年はバーゼルまでは行きましたが、いい雰囲気でしたね。船旅でスイスになんて行けると思っていなかったから、感動ものでした。もっとも、バーゼルで出会ったのは、街中のレストランの東欧から来たというウェイトレスさんだったし、バスにドドンと乗り込んできたアフリカの難民さんの団体だし、街頭ではアラブ系のお兄さんが、でっかい音を出して、車からイスラムのお祈りを流して走っていました。まあ観光立国というか、今まで抱いていたスイスへのイメージとはまったく違う印象で、ドイツとの国境の町のせいなのか、スイス一般がそうなのかわかりませんが、まるでアメリカにいるような雑然とした雰囲気、国際色を感じたですね。
というんで、 永世中立国! というもうひとつのイメージですが、昨日の産経新聞の書籍紹介欄に佐藤正久さん。ええあの髯の元自衛隊員の国会議員さんの著作の紹介がありました。高校生向けに集団的自衛権の必要性を説いた「安全保障の授業」という本ですが、「集団的自衛権を行使しないとすれば、スイスのような永世中立になるしかない」、だけど「スイスは国民皆兵の徴兵制ですよ」と、吠えています。
つまり徴兵制を敷かないためにも集団的自衛権が必要。中国の跳梁の中で、僕たち自衛隊が国民を守ります! と書いています。
まあねえ。こういうのをためにする議論というんですよね。僕はね、軍事力一般を否定しているわけでも、徴兵制一般を否定しているわけでもなくて、しっかりした国民の議論を経て、「永世中立」を本気で宣言する。そんな愛するべき国が成立するなら、軍隊を持ったっていい。もちろんそれは、死滅を目指した軍事力であるべきだけどね。
佐藤さんに言いたいのは、スイスを例に上げるなら、まさに混とんとした四囲の環境の中で「非武装」を貫いているコスタリカの例をちゃんと説明して欲しいですよね。この国には軍隊がない。
にしても去年の11月にはコスタリカにも行かせてもらって、今年はドイツにもスイスにも行きました。わが人生に悔いなし。ですねえ。
コスタリカは見ただけの感じだけだけど、貧乏で、アメリカ人富裕層のリゾートであり、独特の自然を売りにした国で生きて行っています。でも残っている印象は、ホテルから港まで2時間のドライブをお願いしたドライバーさんがとてもオネストに感じたこと。それに港の土産物屋で、当然のようにディスカウントを要求したのに、一切応じてくれなかった真面目さ、みたいなものでした。
それだけでこれらの国のことを表することに、何んにも意味はないんだろうけど、国民が共有する「理念」みたいなものを感じ取るというか、愛国心って、そんな理念を愛する気持ちの中から生まれてくるんじゃないですか?
今週の政治ショーは多分、また大きく気持ちを萎えさせてくれるんでしょうね。
国ってなんだろうね。僕は自分が愛国者でない、なんて思ったことはありません。
「マッチ擦るつかのま、海に霧ふかし、身捨つるほどの祖国はありや」(寺山修司)。
「いくら科学兵器の進歩が前のめりになっていっても、戦争をする当事者は「国家」や「政府」ではなくて、「兵隊」なのだ。」(寺山修司)。
ちゃんとした議論をしたいですね。ほんとうに。
5時からジョコビッチ対フェデラーさんの決勝があるというので、ちょいと早めに起きたんですがね。残念。この調子だとヤンキースの田中君も雨で順延ですかね。わがゴールデンタイム、はい、いまや午前中です。アメリカ東海岸の時間が、ちょうど真逆に近くて、まさにこの時が、わがゴールデンタイムなわけで、今朝は張り切って起きたんですがね。
でもって、テレビを眺めていたら、ヒンギスさんのダブルス決勝戦。録画をやっていました。かの10年ほど前の女子プレイヤーがダブルスに復帰していて、ウインブルドンも勝ったし、全米でもミックスダブルスと女子ダブルスも勝ったんだそうですね。もちろん、相方さんからの受け売りですけどね。
でも、ということは今日フェデラーさんが勝てば、全米5種目のうち3種目がスイス人の勝ち。
スイス、今年はバーゼルまでは行きましたが、いい雰囲気でしたね。船旅でスイスになんて行けると思っていなかったから、感動ものでした。もっとも、バーゼルで出会ったのは、街中のレストランの東欧から来たというウェイトレスさんだったし、バスにドドンと乗り込んできたアフリカの難民さんの団体だし、街頭ではアラブ系のお兄さんが、でっかい音を出して、車からイスラムのお祈りを流して走っていました。まあ観光立国というか、今まで抱いていたスイスへのイメージとはまったく違う印象で、ドイツとの国境の町のせいなのか、スイス一般がそうなのかわかりませんが、まるでアメリカにいるような雑然とした雰囲気、国際色を感じたですね。
というんで、 永世中立国! というもうひとつのイメージですが、昨日の産経新聞の書籍紹介欄に佐藤正久さん。ええあの髯の元自衛隊員の国会議員さんの著作の紹介がありました。高校生向けに集団的自衛権の必要性を説いた「安全保障の授業」という本ですが、「集団的自衛権を行使しないとすれば、スイスのような永世中立になるしかない」、だけど「スイスは国民皆兵の徴兵制ですよ」と、吠えています。
つまり徴兵制を敷かないためにも集団的自衛権が必要。中国の跳梁の中で、僕たち自衛隊が国民を守ります! と書いています。
まあねえ。こういうのをためにする議論というんですよね。僕はね、軍事力一般を否定しているわけでも、徴兵制一般を否定しているわけでもなくて、しっかりした国民の議論を経て、「永世中立」を本気で宣言する。そんな愛するべき国が成立するなら、軍隊を持ったっていい。もちろんそれは、死滅を目指した軍事力であるべきだけどね。
佐藤さんに言いたいのは、スイスを例に上げるなら、まさに混とんとした四囲の環境の中で「非武装」を貫いているコスタリカの例をちゃんと説明して欲しいですよね。この国には軍隊がない。
にしても去年の11月にはコスタリカにも行かせてもらって、今年はドイツにもスイスにも行きました。わが人生に悔いなし。ですねえ。
コスタリカは見ただけの感じだけだけど、貧乏で、アメリカ人富裕層のリゾートであり、独特の自然を売りにした国で生きて行っています。でも残っている印象は、ホテルから港まで2時間のドライブをお願いしたドライバーさんがとてもオネストに感じたこと。それに港の土産物屋で、当然のようにディスカウントを要求したのに、一切応じてくれなかった真面目さ、みたいなものでした。
それだけでこれらの国のことを表することに、何んにも意味はないんだろうけど、国民が共有する「理念」みたいなものを感じ取るというか、愛国心って、そんな理念を愛する気持ちの中から生まれてくるんじゃないですか?
今週の政治ショーは多分、また大きく気持ちを萎えさせてくれるんでしょうね。
国ってなんだろうね。僕は自分が愛国者でない、なんて思ったことはありません。
「マッチ擦るつかのま、海に霧ふかし、身捨つるほどの祖国はありや」(寺山修司)。
「いくら科学兵器の進歩が前のめりになっていっても、戦争をする当事者は「国家」や「政府」ではなくて、「兵隊」なのだ。」(寺山修司)。
ちゃんとした議論をしたいですね。ほんとうに。