今朝は、なんだかいろいろ対応しなければならない話が舞い込んできて、というか夕べ遅くにメールが飛び込んでいた話への対応でしたけど、秋になったんですねえ。仕事が動き出しています。
 まあ安保法制が終わったとたんに、辺野古が動いているのと同じ! なんてこともないけど。まあ東アジアは米国詣でする日中韓首脳。欧州は難民対応、アラブはますます、だし。大変ですね、首脳!の皆さんも、ね。

 なんてね。そんなことに対応していたら、カーニバルグループの今年上期、といってもこの会社の場合、5月中間決算が出ていたですね。
 まああんまり興味はないよ、というなかれ。世界のクルーズ会社の実態が、フィルター越しに、ですがわかりますもん。
 でもって、今年上期の決算で特徴的なのは、燃料油価格が劇的に下がっていること。2014年のフュユエルコストが10億5千万ドルだったのに、なんと4億8200万ドルまで落ちているというんです。55%も落ちている。売上高に占める燃料代の比率が15%から6.7%まで下がっているというんですね。さらっと見ただけだから、これを書いたら、詳細分析してみますね。
 今年上期の売上高は減収。72億1,800万ドルから71億2000万ドルになっていますが、油代下落の影響で増益ですね。

 まあアイテナリーが違ったりすると燃料油の使用量も変わりますからね。ですからトン当たりでも見てみると、655ドルから408ドル。38%ぐらい安くなっているんですから、劇的ですね。
 まあ原油価格の下落が、世界の株価を押し下げ、産油国はじめ原料輸出国の経済を狂わせ、デフレを防止できない!
 実は、あんまりいいことばかりではないんですがね。燃料油コストが半分になっていて、運航コストを1割も下げる。カーニバルさんがこんな風に業績を改善しているわけですからね。世界のクルーズ料金が下がっているのもわかるし、我々は何も遠慮せず低料金のクルーズの恩恵を受けたいですね。なんて遠慮なんかしてないか?

 でもねえ、船上の消費。つまりセカンドレストラン、エステ、ショッピング、オプショナルツアー。つまり乗船してから私たちが支払うサービスへの対価が17億5500万ドルから18億1600万ドルへと上昇しているんです。乗船料が下がっているのにも拘わらず!なわけで、米国船社の「とにかくたくさん船に乗っていただき、船上で遣ってもらう」という戦略は、ますますという感じかな! まあ強制的に徴取されるお金より、自分の意思で払う料金が増えた方がいい! イメージ的にはそんな感じですが、実はこれも準強制みたいなもんですよ。確かに、「クルーズって高い」感は大分薄めていますけどね。
 以上、まあ余計な話だったかもしれませんね。カーニバルの決算なんてね。でもまあ船に乗る人なら知っておいてもいいと思いましてね。そう、減収で増益なら、もっと料金下げろよ。なんて言えないけどねえ。

 というより、日本のクルーズ会社は、戦略をもっとはっきりさせて欲しいですね。「人のふり見て、我…」ですよ。さしづめ、売り上げで目指すものは、欧米船社の場合チケット代だけじゃないんだよ、という辺りを知って欲しいなあ経営方針の中にね。
 もしラグジュアリーを標榜するんなら、もっと贅沢感をだすために、酒代を無料にするとかね。大衆化を宣言するんなら乗船料を下げて、船上の費用をどんどん有料化するとかね。なんてもう無理かなあ?
 こうして米国船社によって淘汰されてゆくんでしょうか? ニッポン!