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さんふらわあさっぽろさん、どうしたんでしょうか? 日本の造船集約に瑕疵があったの?

 【さんふらわあ さっぽろ修理に伴う欠航について】 2017年11月9日 16:00 現在
さんふらわさっぽろの修理に伴う欠航便について、以下のとおりご案内申し上げます。

欠航対象便:2017年11月9日(木) ~ 2018年1月31日(水)における、さんふらわあ さっぽろ
全便 (商船フェリーホームページより)

 あらら、どうしたんでしょうかね。追加の発表によると、磯子造船所で修理中、エンジン部分を点検してみたら、新たな不具合が見つかったようで…。にしても、さらにほぼ3か月に及ぶ欠航ですか?
 つまり当初のスケジュールからすれば、5か月に及ぶ欠航。というか、いったん引き渡しを終えていますからね。造船所側は不具合があるかも! と分かっていて引き渡したのか、それとも、運航してみて1日経ってから本当に不具合を発見して、「こりゃまずい」となって3か月ですか? いずれにしても、あんまり聞かないケースですね。
 
 でも、修理にさらに3か月って? 本当に長い話ですね。
 これって、どっかに故障があってというより、主要な部分の取り換え、つまり部品の作り直しなんかがないと、こんなに長く「修理」期間があるとも思えない、ですけどね。原因を知りたいですよ。新聞社の皆さん、よろしくお願いしますね。

 ですが、最近の家電、自動車、神戸製鋼…。なんて感じで大企業型の製造業が軒並み、製造過程での問題を表面化させています。重工では三菱さんのAIDAの失敗に続いて、「JMUよ、お前もか?」なんでしょうか?

 というより、JMUさんを弁護するわけじゃないけど、この製造上の問題って、旧IHIの磯子工場で起きている問題と言ったほうが、良さそうですね。
 この工場、IHIさんが、東京第二工場、つまり例の豊洲から撤退するのに、艦艇部門とフェリーなどのいわば、「艤装主体船」部門を統合して、ここに集約。今や首都圏唯一の新造船工場として、運営し始めた工場ですよね。ああ、三井千葉もあるか?

 つまり、歴史があるようで、そんなに長い歴史があるわけでもない。
 フェリーは新日本海フェリーの「しらかば」(1994年竣工)など、新日海さんご用達の工場だったんですがね。ああこれも、当時は、東京工場ですが、もう、うっすらとしか覚えていませんが、艤装などの仕事は、相生(旧播磨)で手掛けた記憶がありますね。うんうん、かの「ぱしふぃっくびいなす」もそんな感じで、磯子は関係なくて、東京工場と相生の合作だったような。

 だから何だよ! というわけではないですが、JMUというか旧IHI部隊がフェリーを手掛けた理由は、商船三井が三菱重工で建造したコンテナ船で、訴訟問題まで起きていた時期に、いくらフェリーだからと言って、三菱に出すわけに行かない。「しゃあない。JMUだ」となったためと言われています。しかし、磯子というのは、選択肢として、どうだったのでしょうかね? 

 まあ、古い古い話を紐解けば、IHIが造船不況の克服策として、国策に沿って設備処理した際、呉や旧播磨、旧石川島(東京)。つまり石川島播磨重工のマザーヤードには手を付けずに、一番新しく建設した知多工場から撤退したんですが、まさに、しがらみ! つまり旧社の歴史というか、石川島、播磨、呉を造船事業として残したことに、あれれ!感がありましたけど。
 なんかなあ? これって巡り巡ってなのかなあ。いわば、「しがらみ効果」だったような気もします。

 JMUはいまや、日本鋼管(NKK)、日立造船、IHIの造船部門が集まることで、重工会社系では、最大の造船所として登場、企業集約のモデルケースのようになっていますが、工場はそのまま旧工場が存続し、工場間で、生産体制の効率や設計の共同化などが、ちゃんと行われたのか、なんて岡目八目さんからは指摘されていましたがね。

 とりわけ磯子を巡っては、艦艇にしても、あんまりいい話は聞こえて来なかった。そんな中でのフェリーの問題です。つまり合併してくる企業のなかに、何か瑕疵があったのか、という。
 引き渡したフェリーの瑕疵を手直しするのも大切ですが、合併によって見落とされた企業の瑕疵がもし、あったのだとすれば…。いや、そもそも造船企業合同を何のために進めたのか、の戦略に潜む瑕疵は?

 そこまで言うことはないだろ! すみません。
 いや住友重機を含めれば、大手7社と言われた造船大手の4社までが合流したこの会社が、上手く再生して行くことを祈るだけなんですがね。
 でないと、日本の造船は、サラリーマン系が生き残れず、個人商店ばかりになる? ような。
 って、欧州もみんな個人企業系が主役になってかな。そういえば。
 
 
 

日本海運業績悪化? クルーズは関係ないけど、日本船の良さをもっともっとPRお願いしますよ

   なんか、このタイミングなんですかねえ? 第一中央汽船の倒産手続きです。というか、この会社はとっくに死に体でしたからね。新聞はリーマンショックから説き起こしていますが、中国経済の成長が減速して以降も、中国向けの鉄鉱石や石炭輸送が頭打ちになっていたのに、唯一強気の新造船整備を続けていたのが、この会社でした。
 当時の社長は「中国は広い。まだまだ投資は続く」なんて言い放っていましたが…。誰それ? ってまあ止めときますが、逆張り?の発想だったのかなあ? そのまま一気に凋落して行った、ですね。
 結局、この会社は5,6年前から破たんしていたわけで、それを親会社である商船三井が必死に支えていたわけですが、きっとこれ以上の救済、多分資金繰りでしょうけど、協力できないと、ここで見限った?
 まあ商船三井が250億円を特損として償却するようですが、よくここまで引き延ばしたともいえますね。という感じでしょうか。
 現社長の薬師寺さんは、よく頑張ったと思います。というか、人生というのは奇妙なものですね、2代前の経営陣の顔ぶれを思い出すと、こんな役回りを引き受ける人が、この人だった? なんて誰も思わなかったでしょうよ。
 って、奥歯にものがもろに挟まった書き方になっていますが、許していただきたく。

 でもって、MOPASへの影響ですか? 当面は何もないでしょう。というか、にっぽん丸の大改装に踏み切ってからこの会社も、ほとんどいい目を見ていないですね。
 このあと郵船が新造に踏み切ったとしたら、次の決断が「注目される」なんでしょうけど、そんな雰囲気はないし。つまりしばらく、今のスタイルが続いていくのだと思います。日本クルーズ、波立たず! ですね。
  ですがね。にっぽん丸の50億円改装も、2010年でしたが、成功だったといえるのか、先延ばし、だったのか? なんて言い過ぎですかね。
 確かに、この改装に踏み切っていなかったら、にっぽん丸のプレゼンスはますます…、だったと思うんです。その意味では、あんまり儲かっていない事業なのに、良く踏み切ったと思います。
 でもねえ、改装を日本船のクルーズ事業という風に考えたとき、必要条件ではあっても必要十分条件とは言えなかった?という気もするんです。
 何度も書いていますが、30日ルールにしても、クルーの国籍問題にしても今年になってようやくって、とっくにやろうと思えばできたんじゃないですか? 遅すぎますよ。
 カボタージュの適用の弾力化、みたいな国内諸規制への対応にしても、日本の旅客が何を望んでいるのかのマーケティングにしても、 船内サービスにしても…。見直すチャンスはあったと思うんですが。
 例えば、チップ制度にしても、ピースボートは日本人市場だけを相手にしたクルーズ会社ですが、チップとポートチャージ合せて100日間で10万円徴取している。まあ1日1000円計算ですけど、プリンセスだとポートチャージ類で1日2000円、チップも2000円近く? 消費税も不課税だし。とこれだけで、同じようなアイテナリーのクルーズで、1日4000円から6000円分乗船料金から外出しできる。こんな話は日本人に違和感があるとも思えませんが、船会社さんは、「日本人には…」と消極的でしたね。ずっと。
 しかもプリンセスの乗船料金で、我々がパッと見で理解するのは、1泊23000円程度ですが、これはインサイド、つまり窓なし部屋ですからね。海側だと2万5000円くらいになります。ベランダ付きだと3万5000円! にっぽん丸は全室アウトサイドですが、4万5000円くらいかな?先ほどのポートチャージ、チップを引いて、消費税も外だししたら、プリンセスとの差は1万円くらいのもんでしょう。ベランダはないけど…。 
 
 まあ別に価格差だけを書きたかったんじゃなくて、例えば差が1万円くらいだよと認識させた上で、その差を埋められる優位性を市場に刷り込むべきなんだと思うんですけどね。もちろんインサイドルームを設けて、価格競争を仕掛けても、いいかなと思いはしますけど…。
 いやあ、この間カーニバルの決算を見たんですがね、船上売上高の全売り上げに占める比率が25%とあります。多分これって、日本船の倍以上じゃないですかね。乗せてお金を使わせる! ですよね。これ。
 別に外国船と何も同じにすることもないですし、小型船には小型船のいいところもあるわけですが、消費者にはその差を見せないと…。日本人乗組員と外国人の差を実感するのは、実は外国クルーズに出てからなんですよ。カリブや地中海で日本人のしっかりしたサービスを体験で来れば、これはかなりな差ですよね。でもロングクルーズはどんどん減りつつある。
 ダグラスワードのコンプリートガイドのにっぽん丸のところを見ると、「omotenashi」の船と紹介されています。まあそうなんでしょう。でも、外国マーケットで勝負している訳でもないんで、「omotenashi」に匹敵する言葉、日本人の心に響く優位性を表すコンセプトが欲しいですね。 
 
 でもなんかなあ! 巨大な物量の米国に対して無条件降伏を強いられつつある日本。精神力だけでは、なんてね。
 これは、あんまりいいたとえ話ではなかったですね。でも、海運会社の業績が悪化することは、あんまりいい話じゃないよね。まったく。

 さて明日から、ブログテンポが乱れると思います。明日朝から出かけてしまいますのでね。でも、どうぞ引き続き見捨てずに。 
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  • 今日は、シーライオンになった気分で…。ね。
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