昨日本の流通の話を書いたんですがね。なんというか間がいいというか、悪いというのか、僕が未だに買い続けている漫画「ビックコミックオリジナル」に、全国「書店がない基礎自治体」というのが、県別にリスト化されていて、全国ですでに332自治体に書店がない! というんですね。はいもちろん「日本書籍出版会」だとかいう出版社の団体などいくつか団体の連名での意見広告ですけどね。
 でもって「本と雑誌は軽減税率」が世界の常識です! とのコピー。つまり消費税が5%から8%に上がって、書籍の販売は4.5%も落ち、「本屋ゼロの町が…」というキャンペーンで、10%への引き上げの際には軽減税率にしてくださいね、とお願いしているわけです。
 一番多いのは北海道の47自治体、ついで長野の35自治体。わが神奈川県は2つだそうで、まあ優秀ですね。はい。つまり市町村で本屋のないところを調べ上げたわけですが、文化程度が高いといわれている、かな? 北海道と長野がトップを争うというのですから、皮肉ですけど。
 でも、まあこんなこと調べて何が言いたいんでしょうかね。大体、このビッグコミック自体、僕はセブンイレブンで買っていますし、例え、本屋さんが 無くなったとしても、売れる雑誌はちゃんと流通されるんじゃないですか?

 実は、昨日、まあ面倒なので、わが自治体にも本屋がない! なんて書いちゃいましたがね、図書館の数十メートル先にあるんですよね、これが。雑誌とちょっとした実用書を並べた、風が吹けば吹き飛んでいってしまうような立たずまいなんですがね。つまり神奈川の2自治体の中にわが自治体は含まれていない。辛うじて。文化自治体! なんだわね。 
 ただ私もいつも、ここ大丈夫なのかなあ、と気にしていたんですがね、どうやら図書館さんの注文とか、付近の商店や学校への雑誌の配達なんかで、辛うじて、みたいな感じで商売になっているようですすね。つまり取次会社の出先みたいな仕事ですけど。とはいえ地域の公共!は、零細をなんとか助けている、というわけでしょうか。

 でも書籍出版協会が言う、「消費税」が本屋を潰しているというのは、どうですかね。
 どっちかといえは、書店流通を上回る便利さでネット物流に淘汰されつつある、といった方が正しいんじゃないですかね。
 書籍の流通システムは、取次4位の栗田書店が今年つぶれましたが、本当に前近代的ですからね。
 まあ、僕も「買う前には実物をみないと、みたいな感覚もあるから、書店は残るよ!」なんて言っていましたが、いまやあれだけ書店が大型化すると、ちょっと本を買いに! なんて気も起きませんし。類似本が多くて迷うし、かえって行きにくくなっちゃった。しかも街の書店には、本当に欲しい本はありませんからね。
 この広告でも、苦し紛れに「子供たちが全国どこでも等しく本に触れられる環境が破壊」されないように、「軽減税率を」と。本屋はもう「小さな町の文化センター」じゃないんだけどねえ。 
 本屋を守るために軽減税率を! って、こういう論理には無理があるんじゃないですか。

 でも、まあいいや。雑誌の業界は、このキャンペーンに歩調を合わせているかな? と思い、同じ日に買った「新潮45」をめくってみたんですが、そんな広告はありませんでした。大人は駅のキオスクで買えばいいじゃん? なんですか? もっとも「新潮45」も相当大きな書店でないと買えませんけどね。

 で、最初の広告を眺めていて、本屋のない自治体が一軒もないところがあったんです。はいなんと香川県。それに富山、石川、福井、広島、大分、栃木では、本屋がないのは1自治体だけ、だそうですが、にわかには信じられんけどねえ。
 本当に全国の「村」にも本屋はあるんだろうか? というか、これだと、結構全国に本屋ってあるじゃない! という印象もありますよね。

 本屋はあるのが常識、みたいな大都会人が作ったキャンペーンコピーみたいだよねえ。これ。
 もうそんなこと、まったくないのにねえ。雑誌「クルーズ」さん、頑張ってくださいね。ほんとに。
 って、ネタに困っているだろ、あんた。はい!