客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

客船建造

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

カリカリベーコンは何とかしろよ! いえ北朝鮮じゃなくて、クルーズ船の朝食の話です。

  それにしても、なんでアメリカ人はあんなにベーコンをカリカリにまで焼き上げるんだろう。あんなの燃えカスを食べているようなもんじゃないの?

 って。いえね、今朝、朝食を何年かぶりに作ったんですよ。セブンイレブンで買って来たキザミベーコン を目玉焼きに乗せてね。
 で、クルーズ船での朝の空気をすっかり思い出してしまいましてね。気持ちの良い朝の空気! なんですがね。

 そこで思い出したのが、ベーコン。いつも苦々しいのは、それこそ苦々しくなるまで焼き上げたベーコンなんですね。これだけはいただけない。
 ということで今朝のベーコンエッグのベーコンはソフトに焼いて…。でも、卵はフライパンに落とした時の、落とし方が悪いのか、フライパンの温度が弱かったのか、卵が古いからか、黄身が割れちゃったんですよ。
 仕方ないので、いつもはサニーサイドアップが好きなんですが、今朝はターンオーバーで我慢。もう少し黄身が柔らかければねえ、残念!という目覚めでした。

 まあ朝食作りなんて簡単ですよ。セブンイレブンでカップ紅茶を買って、出来合いのサラダを買って卵とベーコンを炒めて、パンをトースターにかけて、チン! リンゴの皮向きは苦手なんで、4つ切りにして皮のままガブリ。That's all !  でした。このあと洗い物をするのが面倒ですけどね。はい。

 あああ、早く船に行きたいね。SEABIRDさん、ピースボート(一昨日付への書き込みです)ですか、いいですねえ。なんか極東がきな臭いですが、帰ってくる頃には、平穏無事なんじゃないの?
 にしてもこの騒ぎで、株は下がるは、海外旅行に暗雲! だわと、あんまりいいことないけどね。いや今がチャンス! 株を買いましょう!という気分にもなれない。というか数週間後には、「あの時買っとけば…」って大体後悔するんですがね。
 戻りますよ。そのうちね、ね、ね。
 
 まあいいや、私は日本国民とともに、命を全うするつもりですから。はい。
 にしても、話の脈絡からは外れますけどね。ピースボートの新造船です。「リピーター」さんの3月21日付への書き込み(昨日発信されました)ではないですが、新造船に関する新しい表明は全くなし。
 吉岡氏の説明に依れば、最低でも去年の末までには、発注ないし、造船所の選定が終わっているはずなんですがね。

 別にしっかり確かめたわけではないですが、新造船の処女航海の乗客募集はすでに行われていて、乗船料の払い込みも受けているという情報がありましたよね。もし本当だとしたら…。
 まあ、実施はずっと先ですからね、普通なら今キャンセルすれば、払い込まれたお金は戻ってくるはずなんで、支払い余力さえあれば、大事にはならんと思うんですが…。

 なんせこの話が出て来て以降、急激に欧州の造船所の受注が進んで、今の情況だと、2020年代の前半でも工程を確保するのは難しいと思いますけど、どうなんだろうか?
 すでに工程は確保済み? そんならいいんですけどね。

 いやあ、この北朝鮮ショックで、客船新造の見直しだって…。なんて見方は否定しませんけど、そんな風な話は伝わって来ませんね。というか三菱重工の中型客船への進出も進んでいるのかいないのか?
 この北朝鮮ショックは株への投資どころか、日本の企業の積極的な投資マインドも押しつぶしかねない? ピースさんも含めて、日本のクルーズ会社の積極戦略の発動は、またくじかれる?

 まあしょうがないわ。このまま、もうしばらくカリカリベーコンで我慢しましょうか?
 じつは、今日のこのブログをカリカリベーコンで始めたのは、アメリカ人はなんでもカリカリにしちゃうという話にして、北朝鮮も、極東も…で〆ようと思っていたのに、そんな展開にならなかったわ。ごめんなさい。
 でもまあ、北朝鮮はカリカリにされかねないけどね。

 外国船の朝食は悪くはないし、クリスタルではサケの塩焼きかタラの西京焼き付きのセットメニューが出てきますが、これだけではちょっとなあ。
 中国人がお喜びになるおかゆもいいんですが、やっぱり納豆付きの朝ごはんが欲しくなる。つまり日本船はそこがいいんだよね。何よりもね。

 ゴールデンウィークには、カリカリベーコンをいただきに、行って来ますわ、カリフォルニアクルーズヘね。 
 そのころには極東も、平和にね。なりますよね。
 アメリカ人もステーキの方は、ミディアムレア好きですから。フライパンに載せるだけで、できましたってね。 って、なんのこっちゃ!
 

混迷の日本造船業! 心残りは、客船やフェリーの建造をどうするの?だけですけどね。

 さて、日本の造船業の話題ですね。
 って、別に取り上げたくなるような目覚ましい話題ではなくて、「なんだろうなあ」という感想からの書き出しですけどね。
 はい、三菱重工、川崎重工、三井造船の単独3社が、3月末に発表した造船事業対策です。
 その前に、JMUの三島社長も記者会見されていますが、この会社以外には、世界の、いや日本の造船をどうしたい! という気概も戦略もそのための具体策すら感じられない。

 いや書き始めたのはいいけど、この先も書き進む気が起きないですね。つまりこのまま、読んでいただいても、面白くないというか、申し訳ないという、文章になりそうです。
 
 去年の秋、AIDA対策に一定のめどを付けた三菱さんが、今年3月に造船分社を含むリストラ案を発表するとされて。これに引きずられて、なのか、川重さんが「造船撤退」を含むリストラ策を社内検討すると金花社長さんが述べて、一気に日本造船業縮小! なんて。
 しかもこんなフェイクニュースを日経新聞さんが、はやし立てて…。

 出て来た答案のお答えは? こんな、なんてことない話ばかりでね。
 三菱さんが今治造船、名村造船らの専業造船所とのアライアンスを組む。川重さんが中国の造船所に力点を移し、坂出造船所に商船を集約ーーって。
 これって、いままでと何が違うんですかね。

 こんなのトランプさんのフェイクニュース以上にお粗末な話ですよ。つまり、現経営陣が、株式市場に向かって「ちゃんとやってるよ」のポーズをお示しになっただけでね。
 例えば、三菱と今治さんの提携なんて昔々からの話ですよ。1980年代から株式の持ち合い というか、運輸省(当時)の指導で、三菱重工が今治造船の株を取得し、役員の何人かを派遣するという、提携が成立していたのに、その後、一体、三菱は何をしていたのでしょうか? 

 主導権は今治さんに握られて…。いまさら「三菱を軸に有力専業造船所の糾合」みたいな絵をお示しいただいたところで、「さすか三菱 」だなんて、業界内からも全く評価する声は聞こえて来ません。
 三菱のメンツを立てただけの、この造船戦略自体がフェイク!なんだよね。

 川重さんなんて、金花さんの発言があった直後から、「この人、自分の会社が、中国で造船やってるのを知らないんじゃないの? しかも中国では、ちゃんと儲けてるのに」なんて、社内外からの反応が聞こえて来る状態でしたからね。

 案の定、出て来た戦略? は「中国の造船所を軸に!」ですからね。アララですわ。 
 むしろ、この会社の経営力というか、企業力というか。いや、経営者内部での意思疎通すらちゃんとやっているのかなあ? という感じすら覚える。ほんとうに情けない話だったですね。

 その2社に引きずられて三井造船さんも「何かしないと…」と、事業ごとに分社し、ご本社はホールディングカンパニーにして行くというリストラ策を発表したわけですが、90年代から2000年代に掛けて、話が進んだ、川崎造船と三井造船の合併案が流産したのは、三井が造船の分社を決意できなかったからなのにねえ。

 証文の出し遅れ? 結局造船マンたちの逡巡が、すべてをダメにしてしまった!なんて思いしかないですね。
 その原因? はい。実はね。2010年代に入って、これら3社からは、造船部門出身の経営者がほとんどパージされて、確かに事業としては成立していますが、未来戦略??? なんて…。
 
 JMUさんは、確かに造船の方々が経営の主導権を握っていますが、かれらが展開したのは、「必要以上の安値受注」。つまりはダンピングともいえる船価での艦艇受注や、20年間も手掛けていなかったのに、無理して受注したSPB方式LNG船建造での失敗! 
 造船屋さんたちの過当競争型経営マインドをそのまま持ち込んでしまった。と書いたら書き過ぎでしょうか?

 まあ、いいわ。もうこんな話、止めときましょうね。
  でもねえ。ひとつだけーー。クルーズ客船やフェリーの建造はどうするんでしょうか。
 もう、僕の心残りは、それだけ、なんですけどね。
 

三菱さんのアニュアルレポート2016を読ませてもらいました。冗談じゃねえぞ。まあまあ!

  台風一過、大嵐? ってなんですかねえ。これも異常気象かねえ。こんな日は、じっくり読み物を、なんて。
 ラッキーですね。
 三菱重工さんが、延々数十ページ(ってコンピューターページ換算ですがね)のアニュアルレポート2016を公表されているんですね。暇ですからね、じっくり読みましょうかね。

 なんて読み始めましたがね。去年も書いたけど、なんですかね。これ? ちょうど昨日文化庁さんが、「国語に関する世論調査」とやらを発表して、このニュースを報じるメディアは、日本語の誤用とか、外来語の浸透ぶりをおもしろおかしく書いてますね。
 でもね、そんなら、このアニュアルレポートをやり玉に挙げるべきですね。って、だいたいアニュアルって何?「年次報告書」じゃあ、いけないのかなあ? 
 相変わらず、シェアードテクノロジーだとか、ICTだとかEPC、エンジニアリング力、ノウハウ供給ーー日本政府は断固として、乱れる一方の日本語を守るよう、三菱重工をご指導していただきたいですね。まったく。
 外来語の間を結んで、日本語の文字が並んでいるだけで、わたしにゃあ、何を言っているかさっぱり。です。

 でもねえ、去年も読まされていますからね。もう大体言いたいことは分かっているんです。宮永さんの発想は、ちょっと古い経営手法ですが、敵を「メガプレイヤー」と想定して、海外の巨大インフラ企業に対抗して行くためには、既存事業の強化と、新しい分野の開拓が必要。技術力や市場開拓力が不足するようであれば、M&Aで補完すればいいじゃないの! でも失敗する危険性もあるから、リスクマネージメントはしっかりね。
 まあちょいと外来語が入っちゃいましたけど、要約すればこんなとこですよ。
 メガにはメガ!正規軍戦志向が強いですね。この人たち。メガ化ばかりが、経営戦略でもないと思うんですがね。まあいいか?

 でもって、彼らが、何に頭に来ているというか、目の上の…、が客船なんだよね。
 こうした我が三菱重工の大経営戦略にそぐわない受注と甘い建造への取り組みで大失敗。しかも2750億円かな?想定外の赤字を出したうえ、まだ最終的な〆が見えない。

 冗談じゃねえぞ! 世俗語を使えば、こんな感じでしょうかね?

 「今回も、『船を造る』という面では、結果的には素晴らしい船ができたと思いますが、中にあるエンタテインメント施設など、いわゆるホテルや娯楽施設を造るような技術力は非常に不足していたと思います」(宮永CEO)これらの仕事が新しい仕様に進んでいたのに、「客観的に評価したり、総合的にマネジメントする能力が不足したまま従来の延長線上で判断してしまったこと」を、AIDAさん大失敗の原因として振り返っているわけです。

 でもって、「客船のように様々な設備を持ち、エンジニアリング要素のウエイトが高いプロジェクトについては、これまでの船舶だけの経験でこなすことが出来るのか、リスクの見極めが十分でなかった」(名山CTO)。でもって「プラントエンジニアリングではプロジェクト遂行には、QED(品質、コスト、スケジュール)の状況を定量的に把握することが必須となりますが、客船では、そのエンジニアリングの手法を生かし、客船にマッチした遂行管理が十分に行えなかった」
 
 冗談じゃねえぞ。なんてね。 まあまあ。
 まあ、いいですよ。
 ただ一番気になるのは、これら経営計画の中で、どうやらやり玉に挙げられているのは、客船だけなんですね。試験フライトが何度も延期されているMRJについては、QEDはどうなんですかね? 未来の「高収益を期待できる事業」だからいいのかな? 原子力発電事業についても、困難はあるが…。という感じで、温かい表現なんですがね。船はボロボロ。

 「(客船の失敗は)、姫路第二火力の発電事故とは異なる問題を含んでいる」。「燃費や速度などの基本性能については事前にリスクを見積もっており、実際にクリアした」。つまり船としてはしっかり出来た、しかし客船部分については、「これまでの船舶の経験でこなすことが出来るのかリスク管理の見極めが十分でなかった」(名山CTO)ーーつまり「船舶」というだけあって、「浅薄」な知識しか持ち合わせていないで取組んじゃったーーみたいな感じで散々ですね。

 つまりリスク管理が大切なんだよ! ホレ見たことか? と、いわば教科書を引用して非難されている。
 船は三菱さんの新しい経営ポリシーからすれば、反面教師。つまり完全にイジメられっ子の役回りを与えられてしまったようですね。
 船さえなければ、船がこんなことをしなければ、わが社の15事計は、机上のプランをそのまま現実化させてピカピカの未来に歩み出していたのに、という感じです。

 でもって、宮永さんが成功例として挙げているのが、日立と合弁で設立したパワープラント、それにフォークリフト、あと一つはなんだっかな? いずれにしても他企業との合弁ないしM&A案件なわけですね。
 まあ重工の船舶さんが、有力中手造船とのアライアンスを先月発表したのも、技術的には遅れていた船も、こうした経営路線にようやく歩み出した、ということ?

 あるいは、AIDAでは、また赤字が増えるんでしょうから。やっぱり客船なんてムリムリ! という議論を始めるための布石なんでしょうかね?

 昔々、三菱重工の船の方々の業界内での評価は、「紳士」。「造船業界」といわれた世界があったころには、重工さんの存在感は大きくて、リーダーなんだから、そんなに無理しなくても…。みたいな感じもあったんですが、どうやら社内、業界内ともに嵐が吹きあれているようで。

 台風一過だというのに…。
 でもねえ、ここは頭を低くしてやり過ごすしかないかもしれんですね。
 客船を継続すると言っても、重工の傘から飛び出して、というわけにはいかんだろうし。
 
 どうやら雨と風はこれからが本番のようで。 

GUNTUですか? イシガニの乗客は「医師ガニ」さんですか? なんてね。失礼!

  それにしても、競歩って、ルールが細かすぎるというか、判定がはっきりしないというか、見ていてもよく分からんですね。でもって最後は審判に訴えて、二転三転。50キロ歩いたのに、決着は審判の協議で決まる「協議」じゃなかった競技って?
 ってまあいいわ、日本が勝ったから。

 ということで、五輪も終わりですね。明日からしばらく感想戦が続いて、次いでリオロス状態が続くのかな?まあ来月になれば、ラグビーのトップリーグが始まるから…。

 なんてことより、五輪が終わったら、イシガニですか? はいGUNTUプロジェクトが公表されましたね。
 ホームページを覗いてみると会長は、神原勝成さん。つまり神原グループ総帥の神原眞人さんのご長男ですね。この間伝えられていた、3万トンプロジェクト、つまり中国の舟山で客船を建造し、2020年ごろまでに就航させようとしているプロジェクトとはまったく違う話です。
 
 GUNTU自体は、日本国内で建造し来年9月に就航させるようですが、大きさはもっとずっと小さくて、数千トン。定員も30人とかの規模になるみたいですね。って、ここまでは、ホームページにも出ていませんから、噂話として流れている話だけですけどね。

 この神原勝成さんも面白い人で、父親を上回るアイデアマンというか、実行力のある方で、少し前までは常石造船や神原汽船の社長を務めていたんですが、出家して京都におられたとお聞きしていましたが。
 ドドンと復活。
 
 尤も、まずは水上飛行機事業からだったんですけどね。
 すでにプチリゾートホテルのあるベラビスタ前のマリナーを改造して、瀬戸内を巡る遊覧飛行事業の立ち上げを進めており、続いて瀬戸内海に特化したオールスイートの豪華クルーズ船で、宮島、松山、大三島、丸亀などの西瀬戸内海の景勝地を巡るーーということのようです。

 この尾道市にあるベラビスタは、素晴らしい露天ぶろやスパを持つリゾートホテルで、隠れ家的リゾートとして、夏場は予約が取れないほどの人気があります。
 で、ここを拠点に水上飛行機遊覧や、飛行場からの観光客の輸送、そして満を持してクルーズ!というわけでしょうか。

 なんて、取材もせずにしたり顔でこれ以上書くのは、止めときますが…。
 別に中国人客を目指しているわけではなくて、むしろリッチな層。まあ「ななつ星」の瀬戸内版、クルージングリゾート版をもっと大掛かりに展開しようとしていると、考えた方がいいですね。

 でもって3万トンプロジェクトですか? まあこうした小型船を一回建造してみれば、中型クルーズ船の技術的な問題点もわかるでしょうからね。より技術的な信頼度も上がる?
 まあクルーズや観光やらって、個別の専門業者の仕事ような捉え方をされていますが、常石さんは、造船や海運や観光のプロですからね。こんなコア事業をベースに取り組むべきプロジェクトなんでしょうねえと、思っていたわけで。

 常石さんは、ずっと昔、南太平洋行きの貨客船によるクルーズを実行したり、サウンド・オブ・セトでの遊覧、さらには柳原良平さんのリトグラフを事業化する、みたいに、クルーズ事業の実現は悲願みたいなもんでしたからね。
 こういう練りに練ったアプローチで、事業成立の確度は、より高まる! なんてね。そう思いますよ。

 まあ五輪が終わるんだから、つぎの話題はGUNTUですかね。
 今日はこれ以上書けませんが、 ホームページにはその一端が出ていますんで、イメ―ジを膨らませましょう。この先も、ちょっと動向を見守ってみたいですね。

 イメージですか?
 広島空港から水上飛行機のお出迎えで、ベラビスタリゾートへ着水。ベラビスタ自体は素晴らしい露天風呂を持つ、ゆったりとした本当に静かなリゾートホテルですからね。
 近くには「みろくの里」やお寺や温泉もあるし、ここで1,2泊くつろいでから、GUNTUで瀬戸内深部のクルージングを楽しむ。

 さて、この旅に幾ら出します? 
 私らじゃ無理なんでしょうかね?
 にしても、ツアーの販売が始まるまで、ワクワクして待ちきれないですね。 
 
  

今は昔、造船部門が会社の屋台骨を支えた時代がありました。って?

 無残さん? 同世代ですか? んなわけないか。
 私は御年66歳、現役を引退して4年になりますもんねえ。

 そういえば、長崎造船所を訪ね始めて、何年目のことだったかなあ? まだ40代だったですかね、いつもは造船担当の副所長どまりのインタビューだったんですが、その時は相川所長が出てこられてインタビューに応じてくれた。史料館に初めて行ったのもその時でした。爆発したタービンの残骸のことを話題にされて、三菱・長崎はこういう苦労をしながらも…。みたいな話をされていましたね。今なら、産業歴史遺産だったら、こっちだろうという感じかな? 
 今思うと、原動機部門が長崎を支配したことを宣言するようなインタビューだったのかなあ? その後も、造船部門出身の社長さんは生まれていませんしねえ。

 ですが、そのあとだったかに、エレベーターの中で見たポスターに「全製品一流化」。そしてその後、会社の方針として「全部門黒字化」みたいな標語が掲げられるのを見て、あんまりいい気分じゃなかったですね。
 えええ、すでに三菱の屋台骨を支えていたのは原動機!でしたし、造船は、オイルショック以降、ほとんど「お荷物事業部」という状態が続いていましたからね。
 でもって若い人と呑んでも、「歴史的に見れば、まだ船舶が会社に果たした収支は黒だぜ」なんてオダ上げていました。つまり会社の長い歴史は、造船が支えたんだ。だからあんたの事業部もあるんじゃないの? みたいな反論ですね。もう視野は社内しかなくなっていたかのような?

 まあ全事業部黒字化なんて言われたら否定できませんからね。でもそれぞれの産業状況や環境を無視した黒字化って? 事業部間の競争を煽るような事業方針を表に向かって語る理由って?
 一体、誰に向けて話しているんだろう? なんて思いましたですね。

 全事業部黒字化! こう掲げられたら、売り上げの増加を見込めない事業部は、新しいことに挑戦しなくなる? とか、開発費を削る?とか。まあそれでも、戦略的思考は残っていたんですね。客船建造に果敢に突っ込んでいった三菱と長崎の気概は、尊敬に値するものだったと思いましたけど…。

 でも当時、造船大手各社が合従連衡に動いているのに、国土交通省の造船再編プランは、「三菱重工を除く、大手5社を2つに」みたいな方針で。もちろん三菱さんのご意向を入れての産業政策ですわね。一応別格に見られていたことに、心地よさを感じていたんでしょうかね。
 でもってモンロー主義を貫いたまま、今日に…。
 事業部制って、当面の事業収支だけから、未来戦略を立てるんですかね? まあ戦略性はどこに? なんて言っても、なかなか他の事業部の事情もあるし、下から突き上げて、社内を説得してといっても、なかなか戦えないですわね。
 でもって、高付加価値船建造、客船こそ事業高度化の…、なんて風に、準備不足のまま事業部の外から方針が出て来ても、もう。
 クリハモを造るとき、郵船さんだけじゃなくて、三菱さんのスタッフさんもどんどん海外の客船に出かけて、船を見ていた。欧州の調達ルートを構築するために駐在体制を再編したし。建造が始まる前に実物大のモックアップを造ったり…。
 今は昔…。
 でも、気概だけは、どこかに残し続けていただきたいですね。
 
  



 


  
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