今日はさんふらわあの話です。ってフェリーの話を書くわけじゃなくて、やっぱり造船の話になってしまいますね。
 ええええ、商船三井さんの「さつま」「きりしま」の代替船の話。このニュースの肝は久々というか、実質的に始めて、ジャパン・マリン・ユナイテッド(JMU)さんが、横浜(磯子)で本格的長距離フェリーを受注、建造するということですね。
 まあフェリーといえば、三菱重工下関造船所の専売品みたいな話で、ほかにも尾道造船や今治造船、内海造船などがちょこちょこと造っていましたが、まずは下関の工程をチェックして、それからどうすんべーと考えるのが、フェリー会社さんの行動様式になっていましたが、ついに、IHIの登場ですね。
 
 なんて、解説が要りますね。このJMUって、実は今はなき日本鋼管(NKK)の造船部門が母体の会社で、NKKが川鉄と合併するにあたって「造船会社は切り離せ」みたいなところから出発して、 日立造船の造船部門と統合、というか、今から見れば、吸収して、重工会社系唯一の専業大手として登場したわけですね。年度がいつかは面倒なんでウィキペディアあたりで見てもらえばいいんですが、その後川崎造船との統合に失敗したIHIの造船部門と統合、まあLNG船分野は球形タンクのライセンスがなくて、ちょっと弱みがありますが、艦艇、そしてフェリーへとどどんと進出を開始したのかな?

 でもって、かのIHIですからね。戦艦大和ですよ。まずはへり空母と呼ばれる排水トン19500トン型の大型護衛艦「いずも」を建造しただけでなく、三菱との激しい、ってつまり安値競争を展開して今年も新型護衛艦を受注しましたからね。ちょっとフォローしていなんでここのとろは正確じゃないんですが、イージス艦を取っちゃたのかな?
 はい、これらは全部旧IHIの仕事です。三菱の船部門がごちゃごちゃしているうちに、かなりプレゼンスを高めていますねえ。

 ところでIHIといえば、フェリーはもちろん、かつてはクルーズ客船も建造しているわけですね。また話はそっちかい! って、このブログはクルーズのブログですからね。許してください。
 フェリーは、この前の世代の新日本海フェリーのクルーズ風フェリーは、全部IHIでしたし、もちろんおりえんとびいなす、ぱしふぃっくびいなすは、この会社が作っています。あそうそう、おせあにっくぐれいすは、NKKの建造船ですよね。つまりこの20年間、クルーズ船やフェリーを建造してこなかったから、このブログにも出て来なかっただけで、JMUの磯子工場を軸に、こりゃあどどんとクルーズ客船への再進出を期待したいですね。
 もちろん日本船から始めてね。ええええ、飛鳥3は磯子から!ですよ。なんてね。

 まあ、なにが書きたいか?といえば、JMUは親会社さんの配慮というか、船部門の発言力が残っていたといえばいいのか、艦艇を含めて船舶部門を一体で切り離しています。その後3社一体化させて、有明、津、舞鶴、呉、横浜と大型から老舗型、海上自衛隊基地関連まで、各地に造船所を持っていますからね。総合造船業としての構想を前面に押し出し始めたのかな? というよりそのポテンシャルはある。
 まあ三菱さんの、船における総合力って、防衛では水上艦、潜水艦。フェリーは下関、それにクルーズ客船、一般商船はもちろん! なんて、胸を張っていたわけだけど、あれだけ無茶苦茶に分社してしまえば、まさに「終わりの…」ですよね。これからは、潜水艦だけで生きる?
 こうなりゃ、JMUさん。昔取った杵づか、じゃないけど、どどんとクルーズ船まで進んで欲しいですね。WEBクルーズさんのサイトを見ると、商船三井フェリーの船内の概念図がでていますが、これって客船を凌ぐ感じですもの。フェリーの納期が18年なら、クルーズ船は20年のオリンピックに向けてね。でもって商船三井がフェリーを発注したわけで、次はMOPAS? 
 って、そんな元気はどっちからも聞こえて来ないんだけど。 
 まあいいや、私だって昔取った杵づか。もう朽ち果てそうだけど、もういちど、ツキ直しましょうかね。

 そうそう、このブログ、造船専門に変えた方が読まれるかなあ。

ps.間違えちゃったですね。商船三井フェリーの2隻。17年に就航するのと。この2隻がJMUのフェリー再開第1船です。つまり今回は、3,4船ですね。フェリーは、なかなか新造計画を発表しないんで、混同してしまった。それにしても、jmu さんには頑張って欲しいですね。