ピースボートの新造船の件ですか? って急に書き方のトーンが落ちてしまう。
 別に出し惜しみするわけでもないけど、取材し始めると、いろいろあって、なかなかテンポよく書き出すわけにも行かなくて…。 
 事実のようであり、not yet! なのかso far! なのか、ちょっと書きにくいですね。まあ普通の新造船のテンポでも2020年就航の新造船の契約って、まだ先でしょう。海外のクルーズ会社の新造計画にしても、その工程まで契約した船はまだないですからね。
 えっつ? 決まってないの? まあねえ、契約にもよるけど、普通新造船の場合、契約時には契約時の支払いもあるだろうし…。造船所だって、その時期のコストまでは見積もれないですよ。普通。
 でも、商談が動き出しているのは間違いないですね。55000総トン! 重大な関心を持って見守るという感じですかね。 
 そのピースボートさんをホームページでまさぐってみると、未だに凄いですね。罵詈雑言サイトが、どどんと。大体は前々世代の老朽船による、「漂流型世界一周」時代の話ですが、まあ「豪華客船による世界一周ほどではないだけろうけど」ぐらいの感覚で、乗船したわが同世代のおじさん、おばさん達が、現実との落差に驚いて…。
 「仕返しをしてやるぞ」とばかりにサイトを立ち上げたり、署名活動したり、訴訟を提起したり…。なんて感じですね。でも2010年以降のクルーズに関して、ご不満が噴出するような書き込みはあんまりないですけどね。
 まあ「文句を言うなら飛鳥に乗れよ!」みたいな、逆の書き込みもあって、均質の意見を持つわが国民、というか、あんまり怒りを露わにしないみたいな印象を持たれる日本人も一皮むけば、という感じ。面白いサイトですね。抹消しないで続けてくださいね。
 というのも、まあ「今は昔…」みたいな話ですからね。むかし三菱重工のOBさんのクルーズファンの方と知り合って、定年でリタイアしたら、さっさとピースボートに乗られるという。なんで飛鳥でもにっぽん丸でもなくて、ピースボートなの? なんて思いましたが。
 危惧したとおり、故障で漂流したあげく、一か月くらい ケニア辺りに停泊しちゃったんですが、帰ってきてから、「世界一周とアフリカ旅行の二つの夢を実現しちゃったよ」と大喜びだったですね。ケニアにいた間、アフリカを巡る旅行をしたようで。
 まあ、これらくらいの覚悟というか諦観が必要なんだと思いますがね。飛鳥じゃないんだから。

 なんてね。でもドイツで新しいピースボートが建造されたら、こんな話すらも過去のものになるんでしょうね。「15年前には、こんなことがあったよ」なんてピース物語でも書かれるんじゃないでしょうか?
 まあ、この団体、さすがに長い歴史は伊達じゃなくて、世界中でその名も知られるようになっていますが、 金がない。のは事実ですからね。55000トンだと幾らくらいするんかな? 500億円? 600億円? ユーロだったら余計、高い感もあるだろうし。
 この運動に共鳴する人、新造船建造用に寄付を募っているようだから、いかがですか? 一口! 
 世界平和のために貢献? 
 いや。ドイツの造船所に復讐! だったら、寄付してもいいかな? なんて考える奴も、いや出てこないか。

 まあ実現を夢見て、これからやってくる、我が人生二度とない「酒とバラの日々」を、「ラビアンローズ」と呼んでもよさそうな、60代後半戦を凌ぎますですよ。
 って、まだ諦観にはまれるほどの覚悟もなし、ですけどね。
 
 北の海、死んじゃったねえ。62歳ですか?