産経新聞がいいのは、昨日付けでは、佐藤優さんにイランとサウジの断交を踏まえて、「第三次世界大戦に発展するかも」と語らせ、今日付けのトップは「ホルムズ海峡閉鎖の可能性」とアジる。
 なんか紙面がとっても嬉しそう。
 民主党の「先見性のなさ」という見出しに、何のことかと読めば、この「ホルムズ海峡の封鎖」を予見できなかった民主党!、と夏の国会論議での発言まで遡って取り上げる。民主党のあほさを取り上げるために、ホルムズ封鎖にまで発展して欲しいと願っているみたいですね。でもねえ、そんな「可能性」論って、「先見性」に満ちた産経さんが言い出しているだけなのにねえ。
 それに、アベソーリは結局、その際に論戦に負けて、安保法の国会提案にはホルムズ海峡の機雷除去は「関係ない」と言っちゃったわけで、この人の先見性は問わないんでいいのでしょうかね? 最後まで突っ張れば違う評価もできるんだけど。
 まあ地図を見ているとイランとサウジの断交は、ホルムズ海峡封鎖につながってもおかしくはないように見えるけど、問題はその時、日本がどうするかということでしょう? 
 今までだったら集団的自衛権は認められていないから、精々後方支援。でも、今度は自衛隊を派遣して、米軍と一体的行動が出来るのかな? 
 佐藤さんの言通りなら、第三次大戦に自ら突っ込んで行くという選択肢しかなくなるねえ。ニッポン!

 すでに、自衛隊はソマリア海賊対策を名目にジプチに恒久的基地を持っているし、海上自衛隊が常駐してますからね。こんなの誰が許したの? って、まあ僕もクルーズやスエズの安全航行のためならしゃあないと思っていたけど、恒久的基地って何?
 でもホルムズに自衛隊を展開する!となったら、わりに簡単だろうし、一定の訓練もできているでしょうからって、なんかきな臭い話ですね。

 こんな話の中で続けるのは、ちょっと憚れるけど、飛鳥の世界一周の中止は、その意味では「先見性」があったということでしょうか?
 中東がゲリラだけではなくて、中東全面戦争へのワンステップを踏み出したとなれば、スエズを通る世界一周なんて、行きたくないという人が多くなるよね。きっと。
 私? 私はだからこそ行ってみたい方だけどね。まあいいや。筒井康隆の「ベトナム観光公社」を思い出しちゃった。
 当時はベトナム戦争に日本が参戦するなんて、まったく考えもしなかったから、「観光公社」みたいな小説を面白がっていたけど、アベソーリのおかげで、日本も連合国に入るのか? なんて思うと、ちょっと気分が悪くなるね。

 にしても、ピースボートさんは行くんでしょね、スエズ経由の世界一周。客集まるのかな?
 いや僕もね、今年夏のクルーズはストックホルム発。難民の流入阻止のために国境封鎖しかねないスェーデンって、大丈夫かな? そして船はロシア行きですからね。 なんだかなあ、世界はやばいですよ。
 でもって、世界史の舞台とは無縁だと思っていたわが日本は、まさに準主役を目指す構えです。
 どう生きるのか! 年初からそんな話ですか? 
 戦争反対、参戦反対! こんなに早く、こんなこと、ここで書くとは思わんかったよ。