産経さんいいですね。
 ニュースが遅いけど、なんでも反中、反韓ですからね。今度の株暴落の原因も中国が悪い。アメリカも悪いけど…。という感じで、日本に責任がありそうな話は、大体民主党時代の失政に話がまとめられる。まあいいですけどね。

 でもって今日付けで面白かったのは、「地方空港155億円の赤字」と産経さんが独自てまとめた記事ですね。昨年ですが、全国にある64の地方空港すべてが赤字! 「一県一空港」を目指して国に要望し実現した地方自治体の失政! なんだそうてすよ。
 でもって茨城は、中国からの観光客もくるけれど、爆買いは素通り。「茨城では何も買っていない」なんて見出し。地方に空港があることで、地方経済が活性化するじゃん! という批判もあらかじめ封じるような書き方ですね。
 中国の地方空港との間で定期路線の拡充に努め、中国人客の立ち入りが増えている静岡についても「赤字体質は脱却していない」だって。数字を見ると5億円くらいなんですけどね。赤字って。
 
 確かにアメリカみたいに交通手段として飛行機が発達している国ならともかく、高速鉄道が発達している日本で、一県一空港! なんてねえ。例えば県が今の半分、つまり23県しかなければ、空港数も半減する? かもしれないようなスローガンを掲げる方がおかしい、地元だって「隣が造れば」ってなるよね。
 まあ初めから赤字になることが分かっていて、「ほれ赤字じゃないか」って書く産経も産経だけどね。

 って、何が言いたいかって、7日付の産経さんが書いた国土交通省の港湾法改正の記事。地方港にクルーズポートを造ったり、改装した場合に無利子融資をする、というものですがね。責任は地方に負わせながら、全国にクルーズ港を拡充しようとする、箱物行政の典型みたいな政策が載っていました。
 しばらくしたら「赤字のクルーズ港」なんてまとめでもするんですかね。「船が来ない」なんてね。

 大体、東京の22万トン構想だって、聞いてみれば「入港できる船は22万トンだけど、CIQや荷物のハンドリングが必要な乗下船港としては13万トン」って、なんだかよく分からんでしょ。
 つまり6000人もの乗客の入国管理なんて出来ないよ! と東京自体がギブアップしているのに、入管の簡素化という改善をしないで、「全国にクルーズポート」って無責任じゃないの?
 そう例えば6000人が一度にやってくるのに未だに対面での入管って? ひとりに1分かかるとして、6000分。つまり100時間かかるんだよね。入管に。入管ブースなんて100個も造れないし、100人の管理官を配置しても、1時間かかる。でも100台のブースも係官も到底無理でしょ。
 さらに観光バスは、そう120台はいるんかな? 
 入国させ終わったとたんに、船の出発時間になっちゃうよ。そんなこと考えて無利子融資なんてするんかね。
 
 え? ならどうするの? 
 入国の対面審査をやめること。まずはこれですね。香港だって基隆だって、済州島だって、僕の体験では対面なんてなかったよ! 入管対応のレイアウトなんて官僚体質丸出しの施設を造らせるんじゃなくて、客の流れを優先したレイアウトと広い駐車スペースを用意させるとかね。

 それが嫌なら、九州、関西、関東、北海道にひとつづつファーストポート用の施設を造ったららいい。国の責任でね。つまりCIQはここでやって、地方は寄港だけで済ませる。こんな感じかなあ?
 まあね、爆買いが続くうちに港湾への投資を!なんて発想なのかね。確かに港湾への公共投資はもうほとんど終わっちゃっている中で盛り上がる「クルーズ」に飛びつきたいのは分かるけどね。
 まさか一県一クルーズ港! なんて言わないで下さいね。やり過ぎですよ。はい。