2016年って、なんかいやな年ですね。
 出だしはぽかぽかと暖かい日が続いてのんびりしていたのに、虚を突かれることばかり。株価は底なし、三菱重工さんでは、造船現場がわけのわからない事態に見舞われて、本当なら、今頃今年のクルーズの輝かしい展望でも書くつもりでいたのに、そんな気になれません。
 加えてまあ、自身の問題ですが、インフルエンザではないだろうけど、週半ばから風邪が抜けきらずで、冴えないことおびただしい毎日です。
 昨日は以前からの約束があって、上京したんですが、夜のお誘いは早々にお断りして、早めに帰宅して、ベッドへ。そうそう、午前中に行った定期健診でも、ヘモグロビンa1なんとか、が7.1%とかで、医者にしっかり叱られてしまいました。「食事に対する緊張感が足りないんでは? ワインを飲んでチーズを食べてでしょ!」なんて、ほとんど図星のご指摘で、グーの根も出ませんでしたよ。

 さて、三菱さんの話ですが、もういいですか? 確か月初の話では、16日つまり今日から最後の試運転に入り、2月下旬の完成を目指すという段取りだったはずですが、primaさんは、果たして海へと出て行ったのでしょうか?
 もう下手な予断はやめときます。淡々と淡々と、こなしていっていただき、この修羅場を乗り越えたら、これからどうするのか? 長期間を展望し、議論に耐えうる体制プランを作り出していただきたいですね。まだこれからの一年間は、つまり第二船の建造期間は、客船と付き合って行かねばならんわけで。その間にもう一度造船をどうしたらいいのか考え直していただきたいですね。

 でもって、最適解は「エンジニアリング事業」なんて空論は捨てて、長崎の現場をLNG船と客船と特殊船とそれに艦艇、これって素晴らしい商品群ですよね。これらの商品にもう一度特化して行くべきですね。
 とにかく、まずは郵船さんに縋り付いても飛鳥3を造るべきですよ。

 今、実は海運会社も中国バブルの崩壊で、業績は悪化の見通し。でもねえクルーズ事業は今年好調な予約が入っているんですよね。見通しは久々に明るい。
 いわばチャンスが来ているんです。飛鳥が第三船を造れば、商船三井だって造らざるを得なくなわけで、三菱さんが客船を独占すれば、当面は内需で、明るい未来は待っていますって。
 そのうち、人のうわさも…。

 そう、僕は三菱さんが、造船の未来として描いたLNG船や客船、そして調査船などの特殊船で市場を切り開いて行くという戦略が間違っていたわけではないと思っていますよ。
 むしろ、このところの体たらくの原因は、「結論と結果の急ぎ過ぎ」にあったと、ずっと思ってきました。それに社内の人心の取りまとめというか、今度の行革、えええ、あのドメインという言葉が出て来たころの、社内の狐につままれたような反応を思い出しますが、社内の心を捉えていなかった改革案の進め方に問題があったように思いますね。
 
 AIDAの反省は、客船でのリベンジ以外にあり得ないでしょう。船舶事業部の根が残っているうちに、もう一度客船を含む事業再生プランを造って、長崎を取り戻して欲しいですね。
 その余力、つまり事業再生のエンジニアリング能力があるのは、はい。長崎造船所しかないんですから。自ら再生のためのエンジニアリングを自らでなさっていただく。そう、切に願うのであります。