インテリ源ちゃんーー高橋源一郎さんて、いまこんな風に言われて、揶揄されているんですね。えええ、あのseald's、安保法制で国会を囲んだ学生さんたちの団体、たしか明治学院の学生さんだったっけ、でもって高橋さんは明学の先生なんですね。
 いえね、昨日また「新潮45」買っちゃたんですよ。野坂さんが亡くなったんでもう買うのは止めようかと思っていたんですが、することもないし、野坂さんの追悼文も載っているようだしね。そしたら別の特集の中で、高橋さんのことが出て来て、はい。インテリ源ちゃんってね。SEALD‘sの黒幕みたいな書かれ方でしたね。

 だから何なの? いえいえそれだけですが。
 インテリゲンちゃんというのは、糸井重里さんが、新潮文庫のための宣伝コピーとして作った言葉ですよね。確か。「インテリゲンちゃんの夏休み」って。いいコピーですね、僕もインテリゲンちゃんを目指して、今日まで生きて来たようなもんで…。高橋さん、こんな風に揶揄されてうれしいんじゃないですかねえ。
 でも、やっぱりというか、確かに、SEALD’sさんたちも夏休みだけで終わっちゃたんですかねえ。その黒幕である、インテリ源ちゃんが、まるで時代の泡のように、取り上げられるだけで…。
 こんな風に、波が引いて、今度の参議院選の結果次第では憲法改正! まで進んで行くんだそうだから、あれって何だったんだろう? 高橋源一郎にしても、いやなんか最近では、香山リカさんですか?右翼のデモに絡んでいたようですが、こんな風にもの言う人々がまるでパンダのように取り上げられ、摘みあげられて、さらし者にされていく。

 なんかいやですね。

 昨日は朝から石原慎太郎さんや曽野綾子さんといったご老体の文章を拝読し、野坂さんの追悼を読み、高橋源一郎さん、はい私の一つ年下ですね。東大の入試が無くなっった年の受験生で、まさに同時代人として流れていったんですが、何も心に残らぬまま、ドンドン消費されていく。
 まあ、そんなことに抗う気持ちにもなれないんですけどね。
 
 だから何なの? うーん。良く言えんけど、この世代って、つまりかつて団塊と名付けられて、日本人世代論の中心にいるかのような錯覚にとらわれて生きて来た世代なのに、何にも残っていない?

 橋本治さん、はい「背中の銀杏が鳴いている」のあの人にしても、村上春樹にしても。同時代人みたいな思い入れは感じられないし…。
 こんな風に、僕らの世代は終わってゆくんでしょうね。きっと。
 でもって、戦後の平和を満喫していった幸福な世代である! 
 なんて、評価をいただいてね。
 それにしても、高橋源一郎が室井佑月の旦那だったのは知っていたけど、彼って、5人も奥さんがいたんですってね。立派! うんやっぱり幸福な世代だったんでしょうねえ。僕たち。
 
 さあ今週末は、ノビノビとするために、はい。ただただノビノビとしたいがために、3泊5日でホーチミンに行ってきます。やっぱり日本の冬はいやですよ。
 うんうん。僕たちはやっぱり幸せな世代なのかもしれませんね。
 ベトナムに行っても戦争は、博物館の中にあるだけ、ですからね、