客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

第3四半期決算

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

不沈艦・三菱さんの経営に問題はないんでしょうねえ?ええ、CFCで…。

  僕は昔、記者でしたからね。ある意味しっかりした裏付けを取りながら活字にしてゆくという習性みたいなものがあった、と自分では思っているんですが、このところの三菱さんについての書き込みは、書いたことへの批判も、お叱りもないですし、記者証も持っていない僕ですから、残念ながら情報の評価についての確認もせずにブログっているわけで、かなり後ろめたさを感じています。
 今すぐ断筆するべきか、なんて自問自答しながらコンピュータに向かっているんですが、ニュースとして飛び込んで来る出来事への意外性と驚きで、とてもとてもほっかむりなんかできない。というより生来の野次馬根性を捨てきれないといった方がいいんですけどね。
 つまりここに書いていることが、事実や認識と大きく違っているようであれば、重工の関係者さん、どうぞ遠慮なくご指摘ください。

 と、前置きして。
 巨艦! 戦艦武蔵よりも強力な不沈艦と信じて疑わなった三菱さんだったのに、先日の発表を読んでいると、そこはかとない不安を感じ取ってしまいます。東芝やシャープ以上の大波に遭遇して…、なんて感じるようになりましたね。
 お得意の言葉でいえばフリー・キャッシュ・フロー (FCF)ですか、つまり資金繰りですね。まあ過去の決算を遡ってみなけりゃわからんですが、期末で500億円の▼って前例があるんでしょうか。でもって資産売却するから来年度は1000億円のFCFを確保するから大丈夫だよ、と言うんですが、信じて「投資判断して」いいんでしょうかね?
 この決算をみていると、いろんな分野で、ぼこぼこと問題が噴出している。全国で火山が爆発し始めた日本列島みたいですね。
 
 姫路の第二火力発電所関連のロスは今年度中に処理するようで、加えて今年は客船で530億円追加! ですがね、恐ろしいのは、2016年度から17年度に結論が出るというSONGS。なんだろねえこれ。はい、サンオノフレ原子力発電所関連の誤作係争のペナルティ。「懸念案件の年度別影響度」と題された表をみると、この財務負担額の想定は、今年損金処理する金額を大幅に上回る規模になるとグラフに示していますし、客船だって第二船の赤字は来年度出てくる。

 いやいやMRJだって「2021年度『頃』まで継続的負担を覚悟した上で改善に努める」って。事業計画で「頃」なんて言葉を使うかい? まったく。というのは今はほおっておきますが、問題案件が続々控えている。2000億円くらいの資産売却で凌ぎ切れるのだろうか? と思っちゃいます。
 企業って黒字でも倒産するんですよ。資金繰りがひっ迫して、給与も払えない!なんて格好でね。

 まあそんなことにはならんでしょうが、今までは海外への技術移転に消極的であるように見えた潜水艦。これって世界最高峰の技術なんですが、宮永社長は、豪州への輸出に全面的に協力する!と、のどから手がでんばかりの前のめりの姿勢を示したようですね。今はなりふり構っていられない、のかもしれませんが、日本国最初の武器輸出というか兵器輸出案件なんだから、もっと勿体ぶって、静々とやればいいのにね。デモ隊に囲まれるよ、こんなことしていると。
 でも、これって、もともと、お嫌いな船舶部門の仕事じゃないの? いや、強い使命感を負うべき防衛部門の仕事か…。失礼しました。

 それにしてもですね。今後の事業方針を書くのに、SBUなんて。つまりストラテジック・ビジネス・ユニットだそうですが、「SBU毎のCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)目標を設定する」??? なんだかなあ!気に入らねえなあ。
 日本語に翻訳しましょうか? 「事業部ごとの資金繰り計画を造る」ですよね。
 でも「事業部の解体」を叫んで登場した宮永さんの言うSBUって、これまでの事業本部の考え方と一体、どこがどう違うんでしょうかね?

 混乱していますね。彼はいつまで社長をやられるんでしょうか? 
 それまではこの会社への投資判断は止めた方が賢明ですね。
 今回の膨大な発表群の中で、唯一、決算短信の注意書きだけが、株主さんに役立つ、貴重なご配慮だったりしてね。
 
  

CFC,PMI,CTO,リスクマネージメント??? 一体何これ。日本の会社の決算報告ですか?

もう頭にきますね。三菱重工さんの決算ですよ。
 思わず、ダイゴってタレントを思い出しちゃいましたよ。「新婚旅行先は?」と北川景子との結婚で尋ねられたら「ATMです」って。何かと思えば「熱海!」だという、って、知らないか。何でも3文字英語にしちゃうタケシタソーリのお孫さんタレントのギャグですけど 。
 はい「2015事業計画の推進状況」という壮大な報告書ですがね、出てくる言葉は、FCF(フリーキャッシュフロー)、PMI(ポスト・メージャー・インテグレーション)CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)etc.でもって、本文に入っても、「 CEO直轄のリスクマネージメント体制」ーーなんて言葉がぼこぼこ出てくる。なんで「宮永さん直轄の危機管理体制」って書かないの? これじゃ危機感も湧いてこないし、何をやるのかさっぱり分からんじゃないの? という感じですよ。
 この会社どうしちゃんったんだろうか? OBの幹部さんの話ですが、昔「優秀な技術者というのは、素人でもわかるように説明できること」と語っていたんですが、この「2015…」なんて、あなた方からすれば、「経営の新しい概念」にそって、経営学を知らない素人に説明している、つもりなんだろうけど、なんだか、上から目線でどんどん分かりにくくしているとしか思えませんね。

 でもって動かなくなった頭をなんとか集中させて、読み終わって、さてと、決算短信を再読したら、「この業績見通しは現時点で入手可能な情報に基づき判断したもので」、リスクや不確実性を含んでいるから、「この業績見通しのみに依拠して投資判断を下すことはお控えください」って。一体なんだろうねえ。これって来るべき株主代表訴訟に備えて書いときました、みたいな宮永執行部の逃げ道!というか。リスクマネージメント? つまり出鱈目の報告書になるかもしれないけど、よろしく、という話ですか? 株主を馬鹿にするんじゃないよ!

 これじゃあ、「危ないから素人株主は投資しちゃだめだよ」 と言っているようなもんで、にも関わらず「1円増配で12円配当!」ですか? 大株主だけが高配当を享受しようと。

 というか、あきれちゃったですね。経営の不透明性をどんどん高めていっているとしか思えない。東証さん、あるいは証券取引委さん、これをこのまま許しておいていいんでしょうか? 東芝の時も感じたけど、情報開示内容について、もっと投資家を保護しないと、日本の株式市場は…。なんてどうでもいいか。

 なんて余計なことを書いていたら紙幅が付きそうだけども、客船失敗の反省は、「事業部制の縦割りにあり」みたいな発想からまとめられていて、さっき書いた「CEO直轄のリスクマネージィメント体制」を敷く! ことと「シェアードテクノロジー部門の構築」が結論。つまりいろんな技術を持っているわが社ですから、その技術者を交流させて行きますから…。

 これでいいんですかねえ? 例えばターボチャージャーやフォークリフトの現場の管理手法を船に持ってきたところで、何ができるんでしょうか? というよりそれぞれ独自の発展を遂げて来た「事業部」に手を突っ込んで、技術者を細分化したのがドメイン性という名の改革だったんじゃないですか? つまり今、客船を立て直せるのは。艦艇であり商船に埋もれている技術者なはずなのに、タービンの技術者をシャッポに据えて…。つまりシェアードテクノロジー、って、ああめんどくさい、技術者の交流ですよね。
 って、滅茶苦茶な形だけど、とっくにやってるいるんじゃないの? というか客船の混乱のここまでの長期化の原因は、現場を見ずに机上プランだけでやろうとした、そこにあるんじゃないの? って、岡目八目は思うんですがね。

 リスクマネージメントがなかった? だれに? 他ならぬCEOさんが深く反省するべき課題ですね。プロトタイプは難しかった。これをこなすだけの「計画から設計までの知見と経験の不足」ですか? そんなことを今頃言い出す「リスクマネージメントのなさ」の責任は一体誰が負うんでしょうか? 
 
  
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