客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

造船再編

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「瀬戸内造船三国志」? いやいや「造船源平物語」が幕開けを明けるんですよ。常石vs.今治?

 今度は、三井造船さんと常石造船さんの協定ですか? 
 さすが日経新聞ですね。
 「常石造船が建造を検討している大型客船についても設計面で協力する」ーーやったねですね。ついに三菱重工じゃなかった三菱造船か? のライバル登場! 客船建造ヤードに名乗りを挙げる! こうでないと面白くないよね。

 まあねえ。常石さんは、昨年秋「GUNTU」を建造して、曲がりなりにも日本の造船所として客船建造を手掛けた。つまり客船倶楽部の仲間入りをしています。
 まあ、あんまりメディアは取り上げませんがね。それはPR予算があんまりないというか、宣伝が上手くないのかな? 全国的にはそんなに大きな話題にはなっていませんがね。冬場はクルーズの季節じゃなかったですからね。

 でも、瀬戸内海の歴史紀行風の旅としてはかなり評価は高くて、僕も好きな歴史学者磯田道史さんあたりを乗せて、鞆の浦や三原など瀬戸内海を西航したドキュメントをBSでやっていましたが、理想の旅ですよね。これ。
 瀬戸内海に眠る観光遺産は、こんな風に海から発掘(っておかしいかな、海を掘るんかい、だよね)しなきゃいかんね。なんて思いましたもの。
  
 日本の歴史って、関ヶ原以降は、京都と関東を中心にした信長・秀吉・家康史観が一般的ですが、瀬戸内海の歴史舞台としての魅力は、清盛以前から自然と重なり合った歴史ドラマとして魅力的なものですよね。つまりは海事史として面白い話が沢山ある。それを掘り出しているんだから、GUNTUの意義は大きいと思うんですがね。
 
 客船としても内装は全て、「木張り」と気張って(キバッテって掛けたんだけど)。そんなの、どうでもいいか。こんな船、世界中でこの船だけじゃないのかな? まさに和風客船の粋。
 サービス内容も、瀬戸内海に自然の食材庫を持ち、って、はいつまり海の中で生け簀じゃなく本当に泳いでいる魚を買い上げて調理するという。まさに地産地消というか、「海産船消」なわけで、こんな旅って、船旅人も思い着かない、いわばあり得ない試みなんだよね。

 まあ1泊20万円って、安くないけど、飛鳥2のロイヤルスイート並み? ですからね。あえて言わせてもらえれば、「安い」ですよ。シーズンオフに就航したんで、これから春、夏にかけて、ブレイクするんじゃないですかね。
 それに、GUNTUが出発する「ベラビスタ境ゲ浜」って、ここも凄い。露天風呂なんて夕方にでも入ってごらんなさいよ。病みつきになりまっせ。
 このホテルは、隠れ家ブームって変な日本語だけど、まさに隠れた人気で、予約が取りにくいみたいだし、ここのスペイン料理とか和食の水準も凄い。ってこんな話、文章じゃ書けないよ。
 いいから一度行ってみなさいよ。

 まあ、GUNTUの話ばかりになっちゃたけど、この船は、時速11ノットって、観光用ですからね。そんなに早く走らないし、航行資格も平水域で、外洋には出られない。いわば瀬戸内海を走るリバークルーズという感じかな? ですんで、常石さんが本格クルーズ客船を建造したというとこまでは行っていない、かな?

 前置きが長いね。すみません。
 ですが日経さんは、去年の秋、常石が中国で展開する造船所である舟山を取材した際に、客船建造の準備をしていると聞いて、「常石、客船建造へ」なんて記事を書いていました。
 常石さんに聞いたら、「そんなの中国の展示会とかで、PRしていますよ。別に秘密でもない」なんて一蹴されてしまいましたが、とっくにクルーズ船の建造への取り組みは開始している。

 まあ昨日付のニュースで、日経さんはわざわざ「
常石造船が建造を検討している大型客船についても設計面で協力する」なんて書き加えていますがね。三井と提携して客船?というのは考えにくいですよ。確か設計の手はどこも足りないし、ブランド力はあるんで、協力! もあるかもしれんけど。

 というより、これからの客船はLNG焚きエンジンというかエンジンプラントの革新が大きなテーマになりますよね。
 はい、三井造船は舶用エンジンでは日本一、どころか世界一の実績かもしれない実力会社ですからね。メディアは書いてないけど、そのあたりの狙いも取材してみて欲しいですね。

 三井造船も、分社というか組織のリストラで造船部門を独立させますが、エンジン部門は今治造船を含めてライバル社にもたくさん売っていますから、常石と提携と発表というわけにはいかんでしょうからね。でもそんな狙いはある? 

 まあ三菱造船―今治造船vs.三井E&S造船―常石造船。この両グループの切磋琢磨も見ものですね。国内だけじゃなくてフィリピン、中国を含めてのライバル物語が展開して行く? そろそろ「造船三国史」か「造船水滸伝」、いやいや「造船源平物語」の方がいいかな?
 書きましょうかね。我が一生の労作! なんてね。瀬戸内に新しい歴史が幕を開ける! んですよ。はい。

 おいおいところで、川崎重工はどうなるんだい?
 そうやねえ。私は、造船部門というより三菱重工と会社ごと…。なんて、どうですかね。
 あらら、まったくあんたは、懲りないねえ。ホント。
 

造船三国志を書きましょうか? にしても惨めですね。造船ニッポン!

 まあノーベル賞の話は、今日はいいですね。毎年受賞するんだから、日本人の科学技術って凄いんですね。
 尤も、自動車や、鉄鋼、それに造船などが急成長した昭和三十年代に、産業を対象にしたノーベル賞の項目があったら、日本は! かな?
 でも、いわゆる基礎科学というか、新しい考え方に基づく賞だと、ちょっときついですかな?基礎技術というかコンセプトに係わる技術については、当時も今も大したことない?

 船のエンジンのライセンシーは、未だに、すべて欧州の技術ですし、LNG船のタンク方式も欧州産。三菱のUEディーゼルとか、IHIのLNGタンク、SPB方式が日本技術ですが、あんまり普及しない。つまり当時から言われたように日本って、加工、改良技術は…。に留まったんだったでしょうね。きっと。

 というんで川崎重工さん。ちょっとホームぺージを覗いてみたら、こんなにも船舶の人材って、いなくなっていたんですね。船舶海洋カンパニーの責任者は、井城副社長さんというのかな? この方、ガスタービンなんかの機械部門の出身なんですね。

 かつて、IHIもそうでしたが、川崎重工の経営陣も、船出身の方や。船上がりでその後、鉄構部門などを担当された方を含めて船ばかりだったんですがね。
 川重で船出身で、最後に社長候補にもなられた神林氏も事務屋さんでしたか? 技術屋さんはずっといないんかな? まあ事業の斜陽化って、こんな形で表れて来るんですね、きっと。

 事業が斜陽化すると、他の事業部からの圧力を感じ始める。
 他社もやっているし、他社が成功したら何を言われるか分からない! 自ら持つ技術力も顧みずに、ブラジルだの、海洋だのって手を出して行くと…。2010年ごろからだったかな、日本の重工大手と言われた会社は、みんなこれらに手を出して行って、例外なく、みんな失敗しちゃって。結局事業自体の存続まで問われることになっちゃたんですね。 ああ惨め。

 昨日も書いたわけですがね、前世紀末から、造船再編。つまり造船会社や重工会社の造船部門の統合問題が盛んに論じられ、実際に提携交渉が進められたケースも沢山あったんですがね。一貫して三菱重工はモンロー主義。唯一、鉄鋼再編が進んだNKKは鉄鋼部門からの要請で、当時経営自体が思わしくなかった日立造船の造船部門を切り離させ、専業のユニーバサル造船だけが形になった。

 でもこれら2社は、大手と言われた企業としては、造船は最下位グループでしたからね。結局日本の造船業界という言い方では、大きなインパクトを与えられずに…。

 何がいいたいのか? 造船三国志でも書きましょうかね? 
 いやそうじゃなくて、それだけ造船部門の方々に先見性がなかったんじゃ! というか。すでに重工各社の中で、造船部門って、売り上げ高で10%を切っていた上、市況変動による業績の不安定さを克服できなかったですからね。重工会社内での経営主導権を失っていたのに、会社の主流意識だけは、持ち続けていた、というような。

 それにしても、川重さんが、「船の存続」なんてニュースをこの時期に流すって??? まあ船を代表できる役員がおられないんで、なるほどと納得はしましたが、ちょっと驚きですね。
 昨日も書きましたがね、一般商船はともかく、中国展開にしろ、潜水艦にしろ、他社から見れば垂涎の事業展開をされていたわけで、なんかディシジョンの中身も発表の仕方も??? 例えば中国事業について、売却交渉なんて、動きがあったうえでなら、分からんでもないですけどねえ。

 経営陣が責任逃れをしているというか、事業部間の争いがそのまま表に出てきちゃったんじゃない?みたいな感覚が抜けませんね。
 しかも同じように市況悪化に苦しむ同業他社や海外企業との交渉などの形跡を見せないないまま、「存続を含めて」ですか?

 それにしても、三菱さんの中手3社とのアライアンスにしても川重さんの「事業存続」検討にしても、どうしてこんな中途半端な状態で表に出しますかねえ。検討開始? 普通は提携合意!とか、事業撤退!とか少なくとも未来形が固まってから、公表するもんじゃないんですか? 背景をしっかり説明したうえでね。

 34円安の274円。川重株の前日の終値です? 
 企業の未来形を示しながら、「儲からない造船なんていらないよ。坂出工場は売却です!」くらい決めてから言うべきなんじゃない? こんな暴落の責任って、東芝じゃないけど、株主訴訟ものじゃないですかね。
 経営者が自己保身を考えるなら、まず日経辺りにリークしてから、後追い発表するくらいの芸があってもいいんないかと、思うけどね。

 幸い私は川重株なんて持ってないですが、経営者は一体どっちを向いているのか、と言いたくなる対応です。売上高1兆円を超える企業にして、世界戦略は? なんて口幅ったいことを言うつもりもないですが、なんか「僕ちゃん」涙がでてきちゃいますね。
 そうそう、アベチャンが、「僕ちゃん」と言われて、国会で激怒したみたいですね。こんな言葉に怒るから、「僕ちゃん!」なんて言われちゃうのにね。気付いてない。 お坊ちゃんなんですね。
 危ないなあ、ニッポン。
  

JMU香焼工場! 今治造船香焼工場! 三菱主導の再編? いえ飲み屋話ですけどね。 

 そうなんですね。「海外旅行」の分類よりも「造船」の分類にしたら、もうアクセス数トップ独走だったのにね。このブログ。でも、だいたい造船のブログなんて、他にないだろうけどね。

 というんで、昨夜も友人達と痛飲。まだ頭がボケボケです。
 どのようにして帰り着いたのか、あんまり記憶にないんですが、やっぱり三菱さんとクルーズのお話で盛り上がりました。
 でもって、さすがに三菱さんの惨状を嘆く話からは一歩進んで、三菱亡き後の客船建造! はどうなる?といった話になっちゃった。

 つまり香焼はLNG船に特化するんだろうけど、今受注済みのLNG船だって本当にそのまま造られるの? というぐらい、原油価格の下落に伴うシェールオイルの減産傾向もあるし…。客船に戻ればいいのにね派、がいる一方、三菱さんはもう客船には手を出さない派の、鋭い対立。でもないですけどね。

 でもって、そうならば?
 JMU。はい元IHIとNKKと日立造船の合併造船所で、今度商船三井系のフェリー会社から4隻のフェリーを受注し、いままさに建造中なんですが、ホームページを見ると「ぱしふぃっくびいなす」が出ているというんですね。
 確かに元IHIですからね。おりえんとびいなすもPVもここで造りましたし、もっと言えばおせあにっくぐれいすだって、NKK。つまり、この会社ですからね。
 商船が谷を真っ逆さま、でもって三菱亡き後の客船建造!は、となれば、JMUさんで決まり? かもしれんですね。なんて仮定の話ばかりだから、あんまり面白くはなかったですがね。

 でもこれだけ三菱さんが事業を分社し、同業他社との合従連衡をしていますからね。香焼を分離して、そうJMUさんあたりとの合流なんてあってもおかしくないよね。
 JMUさんは艦艇を持っていて、香焼造船さんは、艦艇は譲って貰えないわけで、艦艇を巡ってはライバル関係になるんで、これは無理! というのが結論でしたけど、そうなると川崎重工さんかな? 川重は、坂出を閉鎖して香焼に合流! 香焼と神戸の2つの工場をベースにね。

 でも、これだと、潜水艦の2社体制が崩れるんで、防衛庁が嫌がるかな? 1社体制だと、入札が出来ない? なんて。他にも独占型の防衛産業はいくつもあるんだし、三菱さんと川重さんの潜水艦って、見事に毎年交代で造ってますからね。まあ出来レース型のライバル関係なんだからいいじゃないの? しかも豪州でも造るとなれば…。
 僕の気分は、日本の重工業の軍事産業化だけは避けて欲しい。そのためにも客船を! だったんですけどねえ。

 本格的な造船不況は海運不況とともにやってくる。造船業界再編の大波がやってくるんですかねえ? 今治造船香焼工場? JMU香焼工場? 三菱香焼さんが主導して造船業界の再編を仕掛ける! これだけはないでしょうけどね。
 にしても、primaちゃんは、いろんな話を日本に残して長崎を去る?んですね。
 って、やっぱりこのブログは「海外旅行」じゃなくて、「造船」だわ!

 あらら、窓の外に眼をやれば、なんだか白いものが舞っています。幻を見ているのかと思って目を凝らしてみれば、はい雪です。我が家の辺りでは今年初めての雪ですね。
 今夜も飲み会。大丈夫かなあ?

  
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