ついにこの日が来ましたか。画期的ですね! 
  なんてほど大袈裟な話でもないですが、クルーズのネット販売旅行会社さん、とでもいえばいいのでしょうか、「クルーズネットワーク」さんが、ダイヤモンドプリンセスの、航海別の空き室情報を流し始めていますね。
 いや、他にもあるのかもしれんけど、ちょっと暇になっちゃったんで、他の話題を探してみようと。で、目に留まったわけですが、例えば8月4日付のクルーズとなると、インサイドキャビンにちょぴっと空きがあるだけで、あとは全カテゴリーで「キャンセル待ち」。つまりほぼソルドアウト状態にあるみたいで、他はまだそこまでは行っていないようですが、かなりの埋まり具合ですね。これみると。

 つまり、これからはいつでも乗りたくなったら、このサイトを見れば、休みに併せてクルーズの予約を入れることが出来るようになるわけで、こうした手の内をさらすような、販売方法を許すようになったプリンセスさんの自信も垣間見える。

 まだワンクリックで予約成立、ということころまでは行ってないのかな? でも、だんだん最後のキャビンを巡って、誰が先にボタンを押すか!みたいな競争も始まってゆくかもしれないし、販売開始と同時にキャビンが、どんどん埋まってゆく様が見えたり、どのクラスから埋まる、みたいな興味も出てくる。販売現場にも、古典的なクルーズ評論家さんの説明なんかを上回る迫力がでてくるんじゃないでしょうかね。つまり「クルーズとは、上級キャビンから予約が埋まるものです」みたいな、したり顔して話す解説者がいますけど、そんな解説はいらなくなるね。
 あっつ、でも本当ですね。ダイヤモンドプリンセスも最上級はほとんどキャンセル待ちだ!

 でも、これくらいのこと、どうしてにっぽん丸や飛鳥ではできないんでしょうかね。最近日本船も集客が好調と言われ初めています。こんな風に、販売自体をエンターティンメントにするくらいの躍動感が欲しいですね。
 人気の東北お祭りクルーズ! 販売と同時に、どなどんキャビンが埋まってゆく。最後のひとつは競争になって…。みたいにね。ついでにネット上で、客室の予約もワンクリックで!なんてのがいいよね。

 なんて書いて来たけど、日本船は売りにくいんですよね。多分。まずクルーズごとの寄港地が全部違い過ぎるから、選ぶ前に寄港地やら、エンターティナーやらが、自分の好みにあっているのかどうか、じっくり検討して…、なんてなるとネットには合わないよねえ。しかも日本船の場合、販売する旅行会社ごとにアロケーションと称して、一定数を旅行会社ごとに割り当ててしまう、ような格好になっていますからね。 

 船会社も旅行会社もネットで売るべき室数があんまりフレキシブルにできないんじゃないかな?
 かくて引き続き、なじみの旅行会社さんに電話して、翌日「ご希望のキャビン取れましたよ」なんて、まだるっこしい販売が行われているような感じで。

 つまり世界のクルーズはどんどん変わっていて、こうした販売手法に併せて船側のソフトもハードも変化しているんだと。思いますけどね。

 三菱重工。なんだよ、またその話かいな? ごめんなさい。
 でも、僕は、重工さんがAIDAで失敗した最大の理由は、ダイヤモンドプリンセスの火災事故に懲りて、10年以上に渡って、クルーズ船建造市場から撤退してしまっていたことだと思うんですよね。

 この10年というのは、クルーズ業界では22万トンが就航し、船内のIT化が格段に進歩するといった具合に、いわばリボリューションが起きていた時代だった。いや革命ですね? 日本語使いましょう、はい。
 そう、この「失われた10年」を軽視して、「高付加価値船へ行くんだ」と叫んで、プリンセス建造時代の常識で受注に走った! ところが開けて見たら…。だったのでは?

 結論? まあ書くまでもないですね。「Perlaちゃんをこなしたら、しばらく…」というスタンスはもう成り立たないと思いますね。テンポはゆっくりでもいいから、世界の客船の潮流から外れるな! ですよ。つまり、引き続きやるなら、「継続」!ですよ。 

 まあ、おんなじことが日本船にもいえるわけで。AIDAさんの残り香が、三菱さんに漂っているうちに! 
 多分「海外で日本船」といっても、もうかなり難しいんじゃないないかなあ。欧州の造船所は、カーニバルさんが言うように、供給力が絞られ、そんなに暇じゃないと。
 しかも日本船社は各社1隻。その次につくるのは、20年後? というんじゃねえ。