ナダルさんが圧勝したころから、我が家の辺りに雨が降ってきて。窓をそそくさと締め、そうしたらブーンと蚊の飛来音。今年初めての蚊の来訪でした。
 どうやら、また一つ季節が進んで行くようです。

 なんてね。数日前から、ナイトキャップにピーターメイルさんの「南仏プロバンスの12か月」なんて古本を引っ張り出して、めくっているのですが、そんな文章をちょっと真似てみたくてね。でも、あんまりうまくいかないや。
 この本イギリス人の広告代理店経営で成功をおさめたメイルさんが、文筆業に転じて、イギリス人の憧れの地である南仏。つまりアルルやリヨンや、はいゴッホの田園生活の地へと移り住んで、フランスの田舎の生活を始め、その1年の日常を描いたもの。
 1990年代に日本でもちょっとしたプロバンスブームを作った本ですね。
 
 何故? うん。プロバンスですね。そのころからから一度は…、なんて思っていたんですよ。ドライブ旅行とか、ツアーとか、頭は巡らしたりしては、いたんですが、結構難しいんですよね。しかもフランス語オンリーの世界だというし。
 ですが、今年3月に相方さんのイギリスに住むお姉さまが帰国した際に、「行きたいね」なんて冗談風に話していたのが、「ちょっと調べてみましょうか」ということになり、はい、進み始めちゃったんです。この話。

 もちろん僕らが行くとなれば、やっぱりローヌ川下り、いや上りかな? アビニヨンからリヨンまで7泊8日の旅ですね。大体クルーズと言うのは、観光地のサンプリングをするような名所旧跡のウィンドウ・ショッピングみたいな旅ですからね。つまりは、まあざっと流すだけなんですが、フランス語なんてまったく分からない僕らにとって、なんとか英語で旅することができそうな。唯一の手段が、リバークルーズなんですよね。

 というんで、僕もいろいろ船会社の選定をしてみたんですがね。
 なんとなんと、ここで起きていたのがBREXIT!やないですか。
 同じクルーズでも、お姉さまが言ってくるポンド建ての料金のほうが、円で販売している日本の代理店さんのプライスよりも、いやドル建てのプライスよりも、大分安いんですよ。 なら、そちらにお願いしましょうか?なんてことになってね。
 「一物一価」なんて、我が日本人の消費マインドを大きく覆す事態に、目を白黒させているところなんです。はい。
 
 いや昨日テレビを眺めていましたらね。英国のEUからの離脱表明以降、イギリスには東欧から移民。つまりEU離脱が発効してしてしまってからでは、流入できないルーマニアやらブルガリアやらからの人々の流入が止まらないどころか急増しているうえ、海外からの旅行客も急増しているみたいなんですね。
 はい、ポンド安が進行しているせいで、テロへの不安を上回る、物価安への期待が膨らんでいるみたいで、BREXITを選択された英国市民の思惑とは裏腹な事態が生まれているとか。

 というんで、私らも行くとしたら…。いえ、まだ行くとしたらの話ですよ。
 パリでなくロンドンに集まって…。みたいな感じで話が進んでいるのであります。
 でもって、どうせ行くんなら、私はロンドンからTGV、はい新幹線でドーバーを渡っての、パリ、リヨンコースを望んでいるんですが、まあ行きはガトウィックから飛行機で。帰りはパリ経由で日本に戻るなんてコースがいいかな? なんて、わがままを言っているのですが、上手くいくかな?

 そう、それにしても、欧州の混乱と政情の不安定さに付け込んで、はい便乗したろうかなんてね!
 というんで、「ありがとうBREXITクルーズ」が実現するかもしれません。
 それにしてもメイさん、踏んだり蹴ったりですねえ。やらなくていいのに、総選挙なんかやったら、テロの連続もあって、大敗? なんかなあ?この結果も、ロシアの介入や妨害によるの?
 まあそんなことはないだろうけど、なんかイギリスはますます、大変。ということは欧州にも、そこはかとない不安が、漂って…。

 でもねえ、決まらない理由は、そっちじゃなくてね。
 わが老姉妹さんの間で何が問題になっているかというと、旅行日程なんですよ。なんたって、「グランドスラムの日程は外さないと」なんですって。はいテニスの日程です。
 僕なんか、どうせテレビで見るだけなんだから、船上で見ればいいのに、なんて思うんですがね。
 全仏、ウインブルドン、全米を上手く外した日程でないと…。なんだそうです。
 はいはい、お任せします。
 なんなら、どうぞ勝手に! お二人で、どうぞ! 
 いや、「あなたも連れていてあげますよ」というんで、生殺与奪権はかれらに奪われて。
 ローヌの川底に沈められないよう、身を引き締めて。
 なんてこともないけどね。
 
 それにしても我が家の竈は大丈夫なのかなあ? そっちの方が、心配ですよ。