「President」という雑誌は、昔、僕もプレジデントの時代がありましたんで、そん時は愛読していたんですがね。まあ経営技報!か、「ハウ・ツー・サラリーマン」雑誌みたいなもんかな。

  でもって、アベチャンが成蹊大学出だというところと、三菱グループの失態を重ね合せて、「アベノミクスの足を引っ張る最強企業集団」なんて記事をまとめていますがね、なんだかなあ。
 成蹊大と三菱って、たしかに創立時の母体ですがね、でもこの話、無理があるよね。
 しかも三菱グループの不振の例証にも、新しい事実は全くなくて、こういうところに、取材力のなさを感じてしまいますね。「整理整頓の仕方」ぐらいの特集で編集していればいいのにねえ、この雑誌。なんてね。

 じゃあ、お前、なんかネタあるの? 
  うん。ちょっと小耳に挟んだんですがね。どうやら長崎さんは大変なことになっているようで。えっつAIDAさんがまた?いやいや。このままだと長崎の主力商品たる自衛艦から追い出されかねないーーなんてね。
 どっかで書いたのかな、このニュース? イージス艦の第2船も失注しそうな状況にある、らしいですね。
 はいJMUさんの大攻勢で、二隻連続で三菱がイージス艦の受注を逃す? まだ、分かりませんけどね。こんなことってあるんですかね? 

 はい、イージス艦新シリーズの第一船は、誰もが「信じられない価格」という安値で、JMUが受注して行ったのは有名な話です。安値で三菱の下を潜った。って、それだけかかる税金が安くなるんだからいいでしょ? でもないんだけど、まあそうしておきましょうか? 
 でも第二船は、頑張り直した三菱が取る? なんて思われていたようですが、一番札を取れずに…、だったようで。

 周知の通り、DDHつまり、自衛隊初の空母と言われたヘリ護衛艦は、2隻ともJMUの磯子で建造されたわけですが、、当初から、次のイージスは三菱というのが、暗黙の…。
 まあいいや。三菱グループと成蹊卒のアベチャンの蜜月の話を書くなら、こんな「日本政府の裏切り」話でも書けばいいのにね。なんてね。

 いや、いや、僕が書きたかったのはね。そっちの話の真偽じゃなくて、三菱さんはこれで、長崎で客船建造というか海外フェリーの仕事に突っ込まざるを得なくなるのでは、という話です。朗報としてお伝えしたかったんですよ。
 つまり長崎は香焼でLNG船、立神で水上艦、それになんだかわからない「三菱重工船体」だったかの下請け会社風で船舶部門の現場体制を考えていたわけですが、「船体」はすでにして、ほとんど「経営危機」状態のようですし、ドメインは違うにしても艦艇まで計画通りにいかないとなると…。

 設計の手も余って行く話だろうし、残った方策は「客船」への回帰!でしょ。しかも飛鳥Ⅲという絶好のお仕事が待っているのに!
 でもねえ。確かにダイヤモンド誌さんが書いたように、重工にとっても、飛鳥Ⅲは、絶対に赤字では造れませんよね。AIDAに続いて、次も赤字でした、とはどうしてもね。
 とはいえ郵船だって、なるべく資本コストは低く抑えたい。これから20年以上償却負担で、経営を縛りかねない話ですからね。
 
 解決策? 唯一の方策は2隻連続建造だと思うんですがね。
 2隻ならば、一隻当たりの設計費負担も半分で済むし、資材費だって負担は少なるし、納期が2020年を超えれば、下請けさんのコストだって落ちて来る。輸出船も欧州が満杯だから、需要はつながりますよ。

 それになんてたって、日本のクルーズがなんでこんなに高い料金なの?にはいろんな理由がありますが、3社とも1隻運航による非スケールメリットにあるのは、分かり切った話ですからね。
 軍事より民生! 艦艇より客船! アベノミクスは軍事需要でなく民間需要で再起動する!これですよ。
 
 三菱グループとアベノミクス? この話のまとめは、飛鳥3、4の長崎建造をアベチャンがプロモートする、これですよね。
 政府がやることがあるの? 
 いくらでも思いつきます。そんな機運が出てきたら、また書きますよ。はい。