また叱られてしまいましたね。
 はい。確かに明治150年って、今年なんだよね。日本的な年の数え方からするとね。でも、1868年は明治元年ですからね。つまり数え年風に言えば、やっぱり来年が150年なんじゃないですか?
 明治百年の時もそういう論争があったみたいで、でも政府は1968年に記念式典をやったですね。まあ本当の年回りより、キャンペーンですからね。より効果的な年を選ぶんでしょう!

 1968年と言えば、「新宿騒乱」もあったし、70年安保を前にして世の中騒然!でしたからね。大阪万博も70年だし、沖縄の返還も72年に行われるわけですが、やっぱりキャンペーンなら、70年になるべく近づけようと…。

 で、1968年に明治百年をやってますからね。政府も、明治150年は来年にやるっきゃないわなあ。
 きっと明治150年から、天皇の譲位、さらに東京オリンピックまで、国体、って国民体育大会じゃないよ。そんなものを意識させるイベントがドドンと続くんだろうなあ? 19年にはラグビーのワールドカップもあるしね。

 どうせなら、クルーズの方も、ドドンと日本を意識する旅が欲しいですね。外国船がこれだけやってくるようになって、このことは、決して嫌ではないですがね、なんか変ですよね。これって。
 中国が東アジアのメイン市場になって、欧米船社に市場を握られて、あれよあれよと思っていたら、韓国も200万人、日本も200万人、台湾も100万人!って。これ中国と話が違うのは、いわゆるソースマーケットじゃなくて、ディスティネーションとしてのクルーズ人口ですからね。
 日韓台で、500万人じゃないか? って。違うんだよね。これってみんな同じ人かもしれないし。
 でも、あれよ、あれよと中国人が東アジアの海に出てきちゃった。という感じですね。

  僕もプリンセスさんがやって来た頃に、「クロフネ」なんて書いて。彼らは日本市場も意識していたですからね。ちょっぴり皮肉も込めて歓迎の意を明らかにしたんですが、今から思えば、なんか違うよね。だよね。

 にしても、何やってるんだろうね。日本のクルーズ人口。いつになったら発表するの? 国土交通省さん。そりゃあ200万人と20万人ではインパクトが違うけどさあ。
 それにインバウンドは経済活動に見えるけど、アウトバウンドは贅沢!みたいな捉え返しが多くて、盛り上がる日本経済! という感覚にならないしね。まあいっか。

 というんで、まあ明治維新の年号は、若い時から「イヤロッパさん、もう明治だよ」と覚えましたから。国民的には2018年で、仕方ないんじゃないですかね。
 それにしてもイヤゴザンナレ。1853年にペリーさんがやってきて、それから15年もかかって明治になるんですね。明治維新って、ペリーが来て、すぐに開国なんて感じを持っちゃうけど、15年か?

 つまりプリンセスが来て、日本クルーズが成熟するまで15年くらいはかかるんかな? その間に日本の主要クルーズポートはみんな租借地みたいになっちゃって? そうしたらどうしようかねえ。
 日本人は高齢者ばかりになってゆくんだろうし。世界の東の国だと思っていたのに、今や落日の国。登る太陽みたいな、伸び行く国じゃなくて、一回りして西の果て、落日の国だったなんてね。

 いや今日の話題は、年号の話から「1984年」。はい、ジョージ・オーウェルの小説へと話を振ろうと思っていたんですけどね。僕も昔読みましたけど、トランプさんの出現でまた売れているみたいですね。
 「カタロニア讃歌」にしても「アニマルファーム」にしても題材の割りには、ちょっと難しい文章ですからね。年老いた私めが、また最後まで読み続けられるか、ちょっと不安ですけどね。

 でもねえ、「安保法制」を、なんだっけ「平和維持法案」だったけか。忘れちゃったけど、そんな風に言い換えるとか、「テロ対策法」でも、言い換えをして、本質を隠す。「予防拘束法」?「思想、言論統制法」?

 「1984年」では、核戦争のあと世界が3つの巨大国に分かれたあと、「戦争は平和である」としてこれらの3つの国が「永久戦争」体制に突入する。つまり巨大国家の「相互依存」によって、最下層の人民からの収奪の体制を作るというんですね。

 その彼らの統治手段が、こうした「言葉の言い換え」。本質を隠すことによる衆愚政治にあるーーそんな感じかな?
 示唆的ですね。「軍隊」を「自衛隊」に言い換えたのも、そうだったし…。なんて止めましょうね。また、叱られてしまう。

 しかし、トランプさんのポピュリズム。つまりひたすら大衆の意識に依拠して、という手法はさらに進めば、大衆の意識そのものを変えて行く。なんて風に進んで行きかねない。国民の半分の支持を集めれば、こんなことまで出来るなんて…。

 ジョージ・オーウエルは、第二次大戦の前哨戦と言われたスペイン戦争に志願して、一兵卒として、参戦しています。
 で、見たのは、独裁者フランコとの闘いよりも、「味方」であるはずのスターリンの裏切りでした。

 敵はどこにいるのか? ああやだねえ。
 早く「オセアニア国」にでも逃げ出して、ええアメリカもオセアニア国になるんですが、国に縛られずに大洋を漂う。そんな風に余生を過ごしたいんですけど。