客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

バイキング

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

ドナウに続いて、ベニスでも事故! オーバーツーリズム論にまじめに対応しないと…。

  ドナウ川の韓国人の被害者は、どうやら行方不明の旅客ついても、絶望的というニュースが流れているようで、予想以上に悲惨な話になっています。
 クルーズメディアでは死者は28人に達する?なんて報じるところも出ています。

 という中、今度はベニスですか? 
 MSCクルーズのMSCオペラ(65000総トン)が、岸壁に停泊中のユニワールドのリバークルーズ船に突っ込んで…。まあMSC側は「けが人は軽傷者数人。で、すでに退院した」と大きな事故でなかったと弁明していますが、一般人が撮影した映像が拡散していて、これを見る限り、MSCオペラは、操船能力を失ったように岸壁に突っ込んでいますね。 ユーチューブの映像はこんな感じです…。

https://www.youtube.com/watch?v=4Dxb4yReOac

 でもって、「SEATRADE・CRUISE・NEWS」では、ベニスは、これまでもクルーズ船の入港を制限する方向に進んでいたことから、ベニスの町を縦断するジュラティカ運河のクルーズ船の航行を認めないとするイタリア政府の声明を引用、ベニスへのクルーズ船入港が大幅に制限される可能性を指摘しています。

 ベニスには今年530隻ものクルーズ船の入港が予定されており、140万人が訪れるとされています。
 北米のクルーズ協会(CLIA)は、ベニスのオーバーツーリズム状態に批判があるのを受けて、あまりに大きな客船を入港させないといった、自主規制で応じていたわけで、MSCオペラも65000トンと比較的小型です。ただ外洋では小型でも、港では超大型!。

 ただ、こうした船でサンマルコ広場を眺めながらクルーズピアに入港して行く、ベニス入港クルーズの景観は類例がなく、地中海クルーズの売り物になっていたわけで、入港制限が行われると、影響は大きいんじゃないでしょうか?

 一方、ブタペストの衝突事故ですが、折からの悪天候もあって、ドナウは水かさが増し、クルーズメディアは、韓国人の死者は28人に達する可能性もあると指摘しており、予想を超えた大事故になりつつありますね。
 で、こちらもバイキングの側に操船の問題があったと…。

 まあメディアはこうした事故が続くと、やはり原因を浮き彫りにするような記事の書き方になりますが、もちろん急激に船隊の拡大を果たしているバイキングやMSCの乗組員についての熟練度の問題は指摘されるだろうと思いますが、やはりこのところ議論の俎上に上っていたオーバーツーリズム論に行きつかないわけには行かないだろうと思いますね。

 ベニスは真っ先にクルーズ船入港による海から観光客の問題を挙げていましたし、ドナウやラインのリバークルーズについても、河という限られたキャパシティのエリアに、一日に何隻も同じバンクから発着するオーバーフロー状態という安全面への懸念が指摘されていたわけで…。

 ここにきて、これらクルーズにおけるオーバーツーリズムの問題が一気に噴出して来た格好ですね。
 しかも…。欧州の造船所は未曽有の好況。つまりこれからも20万総トンに至る大型クルーズ船を含めて、次々に新造船が建造され、さらに今まで観光客が立ち入ることが難しかった南極や北極、そして秘境を訪ねるクルーズ船もどんどん発注されています。

 クルーズ船の供給過剰? 
 4泊クルーズを980円で販売するような過当競争状況すら生まれているのに、さらに供給は止まらないし、余った中古船はスクラップされるのでなく、セカンドマーケットに流出して行く…。
 日本は、「先進国」の中では、一番クルーズ、つまり海を汚して行くのに消極的? なんて表彰されたり! なんてことになるんかな?

 環境に優しいクルーズ船ーーそんなキャッチは、自己矛盾なんでしょうね。つまりクルーズ船なんてない方が環境に優しい? そんな議論が出て来ることが怖いですね。
 ほんとうに嫌なニュースばかり続きますね。まったく。

飛鳥Ⅲ、1隻なら船価は7憶5000万ドルを下らないでしょう。いろんな仕掛けが必要ですね。

 さて土曜日ですね。と軽いネタをと探したんですが、やっぱり今日は飛鳥の話に行き着いちゃうんですよね。
 でもって昨日欧州造船所の船価リストを眺めちゃったですよ。
 欧米船社との直接的な競合があるわけではないとは思うんですがね、でも欧州のクルーズ船の新造価格は、ちょいと絶望的な数字が並んでいますね。

 CNNじゃなくCIN(クルーズ・インダストリー・ニュース)が、まとめた新造船発注状況を見ると、二百数十隻あるという発注残をすべて検証するつもりはないんですが、乗客1000人前後の中型船はそんなに多くない。というかむしろ手薄? 

 つまり飛鳥がこの分野で勝負しようというのは、悪くはない? と思いましたね。
 というより、10万トン以上の大型クルーズ船や、最近発注ブームになっている10000総トン以下の探検船では、供給が増えて行きそうですからね、乗客750人くらいから1000人乗りで、勝負するしかない!
 でもってこの分野での台風の目になっているのは、つい先日ノルウェーで事故を起こしたバイキング・オーシャンの船隊ですね。

 乗客930人、数年前から頑なに同型船を造り続けて、19年以降も23年ごろまで毎年フィンカンチェリから、1隻は就航させる。この船たちの船価がなんと4億ドル。それも全船4億ドルで23年まで続くというんでちょいと信じがたいんですが。
 短期間でリバークルーズを制圧したバイキングは、海洋、それも中級市場で世界ブランドになろうという、そんな感じですね。

 対するに、リストにある船価を本当かよ! と眺めてしまったほど高いのはクリスタルクルーズ。22年から就航する67000総トンの新シリーズですが、800人乗りがなんと9億ドル! だって。
 まあ造船所は、ゲンティンが買収したm.v Werften、って、聞いたことない名前なんですがね、ウイキペディアに寄ればーー
 「2016年4月にGenting Hong Kong がWismar、Straslsund、およびRostock-Warnemünde にあるNordic Yardsから3造船所を購入」して,まずはリバークルーズ船を連続して就航させ(クリスタルリバークルーズ)、さらに探検船などを手掛けたわけですね。

 で、外洋クルーズとしてまずは、10万総トンクラスを検討、最終的に67000総トンと、まさに現在のクリスタルセレニティ級の新造に乗り出している。まあこの場合「船価」と言っても、同じグループの造船所ですからね、マーケットプライスなのかどうか、異論はあるでしょうけど。

 ですので、この2社は特異ケースかな? というんで、他に飛鳥Ⅲに近いプロジェクトとして選べるのは、まずオーシャニアクルーズ。
 22年にフィンカンチェリで就航させる67000総トンが1200人乗りで、6億6000万ドル。次いで、リージェント・セブンシーズの750人乗り。54000総トンとちょいと小ぶりですが、20年就航のリージェント・スプレンダーが4億7500万ドル。造船所はフィンカンチェリですね。

 ところが驚くのは、この船、同型船なのに23年納期の750人乗りは、5億4500万ドル。つまり3年の間に7000万ドル、15%近くも船価が上がっちゃている。
 こうしてみるとバイキングがずっと同じ船価で建造し切れるのか? ちょっと眉唾なところもありますね。いずれにしても、バイキングとクリスタルの際立ちぶりが目立ちます。

 あとはMSCのラクジャリー部門への進出として話題になった64000総トン、1000人乗り。6億ドルだそうですが、23年の就航です。これだと、まだまだ丸い数字というか、想定の数字のような気もしますがね。フィンカンチェリでの建造です。

  こうして見て来ると、飛鳥Ⅲって幾らくらいなら? という話ですがね。
 単純に1隻を造る!という話じゃなくて、いろんな条件が重なる? 日本籍船ですからね、欧州の造船所にとっては、大風呂を造ることから始まって、日本仕様という違いや、JGの規制への対応もあるだろうし、何より1隻だけの計画ということになれば、何もかもコストはこの1隻に込められる。船価は随分違うんじゃないですか?

 ロットで造れば設計費は、それこそ半減なんてことだってあるだろうし、搭載する機器や内装品でも数が集まれば…。 つまり外国船は全て、2隻以上の同型船で計画されていますよね。
 飛鳥Ⅲの建造は、それだけ難しいということかも。

 5万トン、800人乗り、飛鳥Ⅱと全く同じ規模の客船を造るとして? スクラバーなど環境対策、いやLNG二元燃料船かな? なんてことになったら、24年納期でも、9憶ドルなんてことはないにしても、7億5000万ドルと言われても驚かない数字ですね。

 この船価で20年間で償却する?
 乗客の運賃を、1泊10万円から! なら何とかなるかな? でも、それで800人も集客できるのかしらん? 
 複数隻を建造し、日本以外の新しい市場。例えば台湾とか、北米・ハワイの日系人客とか。つまり新しいマーケットに撃って出るとか? 例えばM重工の造船所をグループに取り込んで客船・フェリーヤードとして、運営することを目指すとか、いや思い切って中国で造るとか???

 新造船を発注すると言っても、飛鳥Ⅲでは、「命がけの飛躍」が必要なのかも?
 えっつ? バイキングの1隻を、リセールで取得する? 
 うんうん。手法はまだまだありますね。アンカーさんの腕の見せ所かな?

マイアミコンベンション開幕! 女性トップだけのディカッションだって

 マイアミのクルーズコンベンションが始まって、俄かにSea Trade 誌の誌面というか、ネット面が勢いづいていますね。
 僕も、最近では、シートレードのサイトと、クルーズインダストリーニュースとクルーズクリティックスの3誌のサイトを読むようにしているんですが、インターネットの普及によって海外のクルーズニュースが、即、読めるようになったのは、大きいですよ。

 その一方で、彼らも紙、つまり雑誌類の発行を止めない。これら3社の考え方は、日本における業界紙。専門紙メディアの行き方を示していると思いますね。
 なんてね。でもCINさんは、月刊なのかなニュース雑誌をやっていますが、それとともに、年鑑に近いペースでクルーズ関連の各種統計を刊行している。
 新造船統計やら改造・中古船やら、世界各地域のクルーズ状況やらその展望やら、クルーズ会社のWHO’S WHOとかーー。
 これらのデーターブックのお値段は最低でも100ドル。1部990ドルなんてのもあってね。

 でも、何部売っているのか知りませんが、これなんか100ページ以内で、少部数でも、注文と同時に製本すればいいだけですからね。在庫はほんの少しあれば間に合う。いい商売かもしれないですよね。
 というより、そうしたデータ販売とともに、コンサルティングや、自ら主催するコンベンション、会議などの価値も高まるわけで…。

 ぼくもCINさんまとめの一隻別の新造船データを入手しましたが、個人では買えないわなあ! でも、イヤーブックは欲しい! ですけどね。
 にしてもこんな情報産業が充実できるのも、産業がそれだけの大きさを持ち、かつ世界性を持っているからですね。

 ただ、日本を含む極東というか、東アジアは欧米の市場と比べると、やはり言語の障壁がありますからね。東アジアクルーズ市場がしっかりして来れば、独自のニュースなりデータを世界に提供することはできる。つまり商売のチャンスはあると思うんですがね。

 まあいいや。というんで今日付けのシートレードというか、近着のニュースで興味深かった話です。あのバイキングクルーズさんが、中国の招商局、つまりチャイナ・マーチャントとの間で、包括的な提携を結んだということを、マイアミで発表したということかな?

 中国市場の開拓、新造船の設計、建造などで協力して行くということのようですが、バイキングはそれこそ2027年くらいまで新造船のオーダーを内定している。とされていますからね。特にリバークルーズでは長江に船を配船、さらに欧州では中国人向けのリバークルーズ船を走らせる予定ですからね、オーシャンクルーズでも…、というわけですね。
 これって別腹なのかな? それとも欧州建造船を中国市場にもなのか? まあどうでもいいか?

 もうひとつ面白かったのは女性の話。
 マイアミコンベンションのメインイベントは世界のクルーズ会社のトップによるトークショーなわけですが、これらのビジネスリーダーたちのディスカッションとは別に、女性トップを集めたパネルディスカッションを行ったみたいなんですね。(写真・シートレードニュースより)
From left, moderator Lucy Hockings of BBC World News, Carnival Cruise Line's Christine Duffy, Celebrity Cruises' Lisa Lutoff-Perlo and Princess Cruises' Jan SwartzFrom left, moderator Lucy Hockings of BBC World News, Carnival Cruise Line's Christine Duffy, Celebrity Cruises' Lisa Lutoff-Perlo and Princess Cruises' Jan Swartz(写真・シートレードニュースより)

 カーニバルのダッフィーさん、セレブリティのベルロさん、そして日本でもおなじみのプリンセスのスワルツさんかな? 彼女たちが登壇して、「クルーズは女の仕事」と言ったかどうかは知りませんが、ペルロさんによれば「すでのセレブリティのスタッフの30%は女性。4人の女性船長、5人の女性がホテルダイレクターについている」と。
 でも正直、そんなに多くはないなあ?というのが実感ですけどね。

 そして、これは誇らしく言ったのか、残念そうに言ったのか知りませんが、「カーニバルでは、女性の離婚が増えている」とダッフィーさん。つまり仕事に情熱を注ぐ女性スタッフが増えているという話。僕からすれば、クルーズの仕事って、家庭を持つには忙しすぎるのか、長期間家を空ける仕事だからじゃないかと思うんですけどね。

 でも、まあ、海と航海の仕事となると「海の男」という言葉が示すように、男の職場というイメージが強いんですが、「Women wear the stripe」なんて、筋の服を好む女性ーーじゃなかった「制服の女性」特集をシートレードが組んでみたり。アメリカのクルーズ業界の流れも推し量れるような感じで…。

 まあ「雑誌cruise」さんも、記者さんや編集部隊も女性ばかりで、その意味ではアメリカ並み?なんでしょうけど、日本のクルーズ会社はもう少し、女性が目立つような体制でもいいんじゃないですかね。なんちゃって、この話もどうでもいいか?

 ただねえ。日本のPRチームも大デレゲーションをマイアミに送っているはずなんだけどね。ニュースにもメディアにもほとんどその動向が見えてこないのは、なんとも。
 韓国だって、まあ中国や台湾や香港と一緒に「港の充実を図っている」なんてニュースが出ていますがね。それ以上に日本の港は進歩しているのにねえ。

 こんなことを挙げつらって、「日本の存在感が…」なんて書くつもりもないけど…。
 折角のマイアミですからね。クルーズ会社さんを驚かすような話が欲しいよね。
 って? そう一気に5隻の5万トンクルーズ船建造構想とか? マイヤーやフィンカンチェリに新造船発注を発表とか! 
 って話が小さかったですかね? グスン! 

バイキングの川船が54隻に増えたって! BREXITですかね? 欧州との分離が進む?

  T.Iさん曰くーー
  このまま行くと、日本人も、英国人やアイルランド人並みの皮肉屋になりそうな予感もします(苦笑

)。
 それにしてもなんですかね。BREXITかなんかしらんけど、どうにもイギリスさんの混迷は、そとから見ていても、無茶苦茶な形相ですね。去年だったかロイヤルウエディングの前日にロンドンを訪れた時は、アメリカの大衆も歓迎している! みたいな話で、ピカピカ輝いていたんですがね。

 実は我が相方さんのお姉さま、国籍は英国なんですが、先日帰国というか来日されて…。
 この人政治ネタ好きで、散々BREXITとイギリスの体たらくをぼやいていましたね。まだそうは聴いていませんが、歳も歳ですからね。どうやら日本永住というか骨をうずめる?気なんじゃないですかねえ。
 住みづらくなっているんですかね。東ヨーロッパの人々がどんどん帰国している! と言っていました。フランスもあんな調子だし、欧州は崩れつつあるの? なんてね。

 って、今日はそんな話じゃなくて、どこまで行くんだいバイキングクルーズさん!という話ですね。3月19日付けの「クルーズ・クリティックス」によれば、バイキング・リバークルーズさんは、新たに7隻のリバークルーズの就航を発表したようですね。しかも発表場所はドイツのロストック、バーゼル、ブルンスブテル?、それにポルトガルのポルト。つまり造船所と配船する川の近く? 日本でいえば、箱根の芦ノ湖造船所ですかね。

バイキングの新しい川の船(写真:Colleen McDaniel / Cruise Critic) この7隻でバイキングの川船は54隻になるんだって! この会社2015年に一気に15隻のリバークルーズ船をデビューさせてクルーズ業界に再デビューを果たした後、わずか5年の間に54隻! 
 私もライン川に行きましたがね。バンクにはクルーズ船が3隻ぐらい横に繋がれていて、乗客は八艘跳びじゃないけど、桟橋代わりに隣の船を渡って上陸していましたからね。今にヨーロッパの川はバイキングの船で対岸まで渡れる? 因幡の白兎状態? になっちゃうんじゃ? なんて皮肉の一つも言いたくなりますね。イギリス人ならずともね。

 どこでクルーズするんだろ? なんて思ってチェックしたんですがね。中欧の大河?ばかりであんまりサプライズがあるわけでもない。
 ですがね。船名をチェックしたんですが、ここでびっくり! これ英語なの?
 Tir,とかHelgrimとかSigran とか?
 僕の長年積み上げてきた(?)英語学習ではまったく理解できない、というか聞いたことも見たこともない単語が並んでいるんですね。

 まあ外国人がASUKAと書いてもどんな意味かわからんでしょうけど。
 でもねえ、バイキングのリバークルーズ船も最初はアメリカ市場向け? 名前なんてもう忘れたけど、僕らがラインで乗った船も乗客はアメリカ人ばかりだったし、船名は英語だったよなあ!
 それなのに…。
 
 ところで、Tirって何語なんですかね? 意味は? 花の名前かなあ? 
 まあ英和では出てこない、どころかTird=疲れたなんで訳が出て来ちゃいました。

 大英帝国の落日でしょうかね。
 でもこれじゃあ英語だけ勉強すれば?ーーなんて常識も、もう過去の話になりますかね。
 ただ付け加えておけば、欧州のリバークルーズはいいですよ。窮屈なバスや鉄道の旅に比べてのんびり欧州の深部を訪ねて行けるし、食事もゆったりとれる。

 それにしてもBREXITは、なんか移民や貿易、関税やらーー。国境問題だけに留まらず。まさに英国の孤立へ?
 でも、まあそのうち、東洋の島国が後に続くから待ってなさいね。
 って、皮肉もさえないねえ。

クルーズ雑誌・オブ・ザ・イヤーは、これですね。2月号届きました。オールドネームに感涙です。

  そう。これなんですよ。雑誌CRUISE。今朝郵便ポストを覗いたら、早いですね。
 雑誌CRUISEの2月号が届いているではありませんか? でもって表紙は、クルーズ誌らしからぬ暖色系。つまりクリスマスプレゼントのようなほっこりとした気分になれる色合いで、ついにっこりしてしまいました。
  
 でもねえ、最もうれしかったのは、特集されている2017年就航船! 
 このところ大鑑巨砲主義ではないけれど、「こんな船、どこの桟橋に止めるの?」というか、レジャーランドのような船ばかり登場してくる中で、バイキングサン、シルバーミューズ、シーボーンアンコール、GUNTU…。 
 はい。高嶺の花? 乾坤一擲? 憧れの! なんて形容詞がぴったりくるような、各船会社が世に問う! ようなコンセプトシップが出来て来ていて、まあこんな船だったら、是非乗ってみたいですね。と思いますね。きらびやかな船内をクルーズアップする船に比べて、落ち着いて。目新らしさというか、賑やかさで売る船よりも、こういう船の方が印象に残るサービスが期待出来る! ってオラも年取ったのかなあ!

 最近のクルーズのPRは、例えばMSCが1泊90ドルから、なんて、つまり「クルーズって、みんなが思うほど高く無いのよ」ーーみたいな、やり手婆さんに客引きされるような、でもって上から目線のクルーズガイドばかり先行して…、まあ大衆化?という意味では否定するつもりもないですけどね、ちょいと食傷気味だったんでね。
 そうなんですよ、最低でも1泊250ドルくらいからの値段設定の船で、でもってちょっと割引きしてくれて。みたいな船でないとね。

 というか日本人には、まだ「クルーズ客船って豪華なんでしょ」というイメージからは逃れられないですからね。ですが、トップデッキに上がって、そこにあったのは遊園地? では、イメージとの乖離が甚だしくて、「なんかな?」状態になるんじゃないですか? 
 こういう船は、お孫さんとご同行!くらいで乗る船かな。つまり今度は「こういう人はこの船にのってはいけない」みたいな特集が欲しいですね。なんてね。

 まあ、そのあたりをしっかり教えて上げるためにも、こういうラグシャリーな船を特集して欲しい。これなら933円払っても大満足! ですね。消費税増額反対!
 でもねえ、シルバーミューズのリードに! 「大きさも5000トン」(20ページ)って。おっつ!おせあにっくぐれいすの再登場かい? なんてしっかりみちゃったんですがね。どうやらミスリード! というか?45000トンのうち4万トンがどっかで抜けちゃんたんですかね? 
 でもいいですね。この写真達。だから、お忙しい編集部に変わって、「お詫びして訂正します」です。はい。

 今度の号で、何がそんなにいいのか?ちょっと考えてみたんですがね。やっぱり誌面に踊る船会社の名前がバイキングであり、シルバーシーであり、シーボーンであり…。ってそう、昔々、僕がクルーズに注目したころにリーディングカンパニーだったクルーズ会社がメイン、つまりオールドネームがどどんと登場していることか! と気が付いたんですね。
 それぞれのブランドに思い出がありますもの。でもってこうしたラグジャリ―シップもみんな4万トン以上ですか。隔世の感? 日本船も早く覚醒しましょうね? かな。
 飛鳥Ⅲはもう少し大きくないとね。なんてね。

 でもって、まだあるんです。乗れていないフッテンルーテン。つまりノルウェーの沿岸急行線とかルフトナーのリバークルーズ! 申し分ないですね。今号は! 
 内緒の話ですが、来年5月には、ルフトナーではないんですがね。はい南仏プロバンスを行くリバークルーズをね。予約しているんですよ。でもってローヌ川クルーズの情報を探していたところですからね。その意味でも絶好!

 ということで、今年のクルーズマガジン・オブ・ザ・イヤーは、この「クルーズ2月号」!で決まり! アレ? 2月号って「今年の」、に入れていいんかなあ? なんてね。
 さあ、今日やらなきゃならない仕事を後回しにして、眺めましょうね。今日ぐらい。

 あそうそう。今月のフォト・オブ・ザ・マンスですね。今月は、どの写真もいいんです。でも、やっぱり「羊」だね! ちょうど来年は羊年?じゃないけど。この羊さんの顔を船の上でみたら、うれしくなるよ。きっとインスタ映えします。
 はい? えっつなんの写真かって? どうぞ本誌をお手に取って…。

  訂正の訂正
 ごめんなさい。 上記の5000トンの話ですがね。よく読んでみると「5000トン、50人ほどの微増」とあります。つまり増えたというか大型化したという話でした。
 お詫びして訂正いたします。
 

2for1こそ、クリスタルの魅力。オールインクルーシブもお願いしますね。

 えー、「WEBクルーズさん」に、「『ツーフォーワン』などで、客層が変わってしまい」と書かれてしまいましたねえ。そのツーフォーワンの恩恵を受けて、なんとかクリスタルに乗れていた筆者です。つまり「変わってしまった客層」のひとりというわけですね。すみません。
 うーん。でもねえ、ツーフォーワン、つまり1人分の料金で2人乗船できるという、私からすれば、大変リーズナブルなシステムがなければ、私などとてもリピーターになれなかったですよね。
 加えて、オールインクルーシブ、ノーチップですからね。飛鳥に比べても半額くらいの乗船費用ですよね、これって。僕が偉そうにクルーズマニアなんていって言っていられるのは、100%クリスタルさんのお陰でした。
 しかも利益は出ているんだしね。なんてちょっと言いすぎか?

 でも、世界最大のラグジャリーシップを運航するクリスタルとしては、お金持ち、ピケティさんじゃないけれど、お金持ちはますますお金持ちになり、中間層は没落して行く時代の中で、既存のお金持ちだけをターゲットにしていたら、経営はもっと難しかったと思いますね。
 クルーズビジネスって、いくら背伸びしても、ヨットの持ち主やプライベートジェットの持ち主になれない、いわば、基本的には中間層を対象にしたレジャーだと思うんですよ。年金で乗れる! というところまで言うつもりはないですが、年金でなんとか生活し、クルーズはまあちょっとした贅沢として…、と、そんな感じですかねえ。
 私もピケティさん風に言えば、没落しつつある中間層ですから、そろそろクルーズからもフェードアウトかなあ、なんて不安感に襲われていた矢先のクリスタル売却です。「郵船がいなくともクリスタルに乗り続けて行くの?」という根源的な問題を突きつけられています。なんてね。

 でも、私も世の中を知らなくなっていますね。とりわけ昨年の秋ごろ、まったくニュースに疎かったですからね。スタークルーズの親会社であるゲンティンが、かなりな積極策に乗り出していたことを知らなかったんです。つまり、NCLがプレステージからオーシャニアとリージェント・セブンシーズの経営権を譲り受けていたんですね。
 しかもスタークルーズとNCLのホームページを見ても、双方のサイトにお互いがグループ企業であることを明示してしますし、クリスタル購入前に、これら3社を併せて28隻の客船を持つ世界3位の客船グループであるとしてPRしている。つまり今回のディールは、昨日書いた「ゲンティンによるラグジャリー部門への進出」などではなく、世界のラグジャリークルーズ分野の再編? あるいは、ゲンティンのアジア戦略、それは中国の上げ潮に乗り、日本にも本格的に…、というか、アジアにもワンセット、マスからラグジャリークルーズまでの選択肢を提供し、高級化するアジアのマーケットに対応するという戦略、そんな感じで捉えるほうが正確なんじゃないかと思うようになりましたね。

 考えてみれば、リージェントは元はといえば川崎汽船のセブンシーズクルーズですね。結局日本をオリジンとして25年前にスタートしたラグジャリーの系譜が、ここに来てひとつに絞られて行く。それを実現するのがマレーシアというかチャイニーズ資本であることが悔しいというか、残念というか…。ああ、オーシャニアの最初の経営者は、クリスタルの元社長ですね。なんて関係ないかな?
 これからは、リージェントとクリスタルの間の情報交換や人事交流なども段々進んで行くかも知れませんし、独立系のシルバーシーがどんな風に動き、バイキング・オーシャンがどんなプロダクトを打ち出してマーケティングして行くのか興味深いですね。
 でも、もうこういうクルーズをチェックしに行く資力は、私にはないしねえ。WEBクルーズさん、よろしくお願いましますよ。本当に。

 まあ、当分はクリスタルのサービスやスキームは変わらないと言っています。ツーフォーワンとオールインクルーシブが変わらなきゃ、乗り続けたいと思いますね。今年? リバークルーズに浮気したのがいけないのかなあ? 
 はい2016年には必ず。 ああ日本人コーディネーターもいて欲しいですね。日本語のメニューや新聞がないとやっぱり困る!
執筆・講演承ります!!

どうぞお気軽にお声がけください。 船のことならおまかせください。

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