稀勢の里、横綱ですか。おめでとう!日本「出身」と書くところが産経の苦しいところですが、まあ日本人横綱、19年ぶりのことだそうで…。

 なんて、こんな話から書き始めねばならない、私の気持ちも分かって下さいね。
 錦織君が、初戦の死闘を制して、2回戦に進むのを日本で確認してから、飛行機に乗って、メルボルン自体はまあ堪能したんですが、一番期待していた3回戦は、切符が買えずで、見物できず。
 相方さんは、それでも練習コートで、まさに2m先に錦織君を見て、満足していたのでいいんですがね。
 最後のフェデラーとの戦いは、シドニーの空港で。それも第一セットをタイブレークで取ったところまでみて、機上の人に。でもって、今朝羽田空港では、周りの日本人の皆さんがつく「あああ…」のため息で、事情を察したのでした。

 羽田到着と同時に、スマホでチェックしたようで、こちらは、確認の必要もないほどでね。
 はいカンタス航空の機内もほとんどが日本人で、みなテニス派だったですからね。まだ夜も明けぬ、暗さに包まれた空港は、ますます暗く沈んだのでした。

 それにしてもね、全豪オープンのようなトーナメントは、旅行日程を組むのが難しいよね。
 前日にならないと、何時にどこで、誰が戦うのかわからんのだから。錦織君だけ見に来たわけじゃないよ! と嘯いてみたところでね。

 昨日だって、メルボルン空港を発つときに歴史的瞬間がやってくる!状態だもの。 
 つまりマレーがズべレフ君に負けたのを見た直後に搭乗口に走って、乗機状態ですからね。まだいいんだけど。余計、錦織君に期待が膨らんだんですが。しゃあないわなあ。

 にしても、凄いですね。外国勢。ズべレフ君はドイツの選手ですが、兄弟選手なんですよね。弟は20歳でシード入りして、今回はナダルさんと接戦を演じた。で、弟の方が有名だったんですが、お兄ちゃんは、ノーシードからで。 実は錦織君の第2戦を見た後、兄ズべレフの試合をアザ―コートで見たんですよね。この時も見事な逆転勝ちでした。ここまで続くと、「伏兵さんのジイアントキリング」と言う感じじゃないですから。明日のフェデラー戦が楽しみですね。

 それに、ジョコビッチさんに勝ったイストミンさんは、齢は行っていますが、ウズベキスタンの人だというし。とにかく世界中から俊英が集まるのがテニスのグランドスラムなんですねえ。
 今回出かけて、いろんな選手を覚えて来ましたから。これからが楽しみ。

 でもないんだなあ、これが。一抹の不安? 
 はい、日本人は錦織君が衰えたら、跡を継ぐ選手がいないもん。そうなったら、日本の観客も、メルボルンくんだりまで行かないだろうから。
 だからこそ、今年は絶対勝って欲しかったんだけど…。ええ、ツーリズムの振興のためにもね。なんてね。

 まあ、稀勢の里さんは19年かかったんだし、相方さんによれば、錦織君の狙いはパリ。ローランギャロスだそうだから、引き続き応援しましょうね。
 って、このブログの読者さんにすれば、つまらん話題でしたね。ごめんなさい。

 というんで、ちょっと驚いたのは、メルボルンで当然、夜はテニスのテレビ観戦ですわね。ですが、そっちの話じゃなくて、チャンネル7の放送中、頻繁に流れていたのが、クルーズのコマーシャルなんです。
 ひとつは旅行会社。もうひとつはP&Oのイメージコマーシャル。

 旅行会社の方は、東南アジアや、南太平洋のクルーズ&ホテル的なツアー。それに、欧州のリバークルーズというメニューなんだなあ。これが。まさにディープに欧州に嵌れる、と言う感じで、船会社は特定せずに旅行会社独自で、御城や街歩きやと組み合わせてね。
 ああそうそう、カンタス航空の機内誌にもシルバーシーのPR記事と広告がでていたねえ。P&Oさんのほうは、ほんとにイメージ広告で、船内でシャンパン!というお決まりでしたがね。

 まあ、オーストラリア人は旅が好きですからね。それに「クルーズ・ダウンアンダー」なんて団体を作って客船誘致に取り組んで来ましたから。アジアというか中国より先に市場形成が出来ています。
 市民社会に完全に定着している。

 でも東アジア。つまり日本発着クルーズ辺りのPRがあってもいいんじゃないの? なんて気もしましたけど、それはなし。まあ日本クルーズは売るとしても、いまは季節外れなのかな?
 日本政府もあれだけインバウンドに力を注いでいるんなら、オーストラリアの旅行会社辺りと組んで、クルーズ旅行のPRくらいやったらどうですかね?
 どこまで行っても、港湾施設の整備! みたいな箱物公共事業屋さんだもんね。日本は。って、まあいいいか。

 今度の旅では、いろいろ思うところもありましてね。まあもう1,2度メルボルンの話を書きますよ。
 クルーズの話から外れるかもしれんけど、許してね。