客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

川重

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

フェリーでも納期遅延ですか? 真相報道が待たれますね。

   久しぶりに、昨日付けの川重論というか、造船論にメールをいただきました。
 といっても、「車両屋には分からんでしょうね」。という投げやりなコメントというか、
 もう too late! といった感覚がありありのお話で、意気上がらんですね。

 また一歩、産業としての崩壊の道へと進んで行く? どうも三菱重工の客船の大失敗が世間様に流布されて、造船は「衰退産業」という何十枚目かのレッテルというか、「もうダメ論?」がまた一段と、刻まれてしまったというか。
 こうなると、行くところまで行くしかないなあ! の感じですね。

 それにしてもJMUさんが建造していた商船三井フェリーの新造船も、8月28日に予定していた納期が遅れる!と告知されて、このニュースに何か反応があるのかと、待っていたんですがね。 
 7月4日に船主側が発表して以降、続報はないし、造船所側からの発表もなし。
 北朝鮮のミサイルに話題が持って行かれた?なんてことはないんだろうけど。

 でも、遅れるとのニュースなら普通ならいつまで! というか、ひと月遅れる!とか、半年遅れる?くらいの目途は明らかにするもんだけどね。いや少なくとも、記者さんの側から「いつまで?」と取材し、「コメントを避けた」ぐらいでいいから、やり取りを書いてくれないとね。フェリーは一般消費者向けの商品なんだからね。

 って、わざわざ、深刻さを際立たせるつもり? 
 いやというか、昔なら、納期遅延なんて日本の造船所ではありえなかったけどねえ。これでは何が問題なのか全くわかりません。
 京浜地区の造船所だけに、下請けが集まらない? 工員さんが残業をしない? いや、久々のフェリーだし、設計のミス? ったって同型2番船なんだから、そんなこと、あんまり想定できないし。
 
 だからかなあ、昨日の飲み会は、日本の造船業の技術論になったんですがね。まあ北のミサイル技術について、「ホリエモンだってロケットを打ち上げるんだから。大したことないさ」という論に対して、韓国は電子や重工業、自動車などターゲットを絞った産業では日本を抜きつつある。北にだってポテンシャルはあるよ論、なんて、情報の裏付けもない、さえない議論になりました。

 でも、その中で出て来た面白いと思った話ですがーー、
 「どんな船を受注するんでも、かつての技術者の頭にある図面に頼らないと船にならない」という話でしたね。つまり、同型船だけを世に問うて勝負?して来たのが日本の造船業で、それが造り過ぎに繋がっているんでしょうが、ちょっと船種や船型が変わると、そのベースになっているのは、10年以上前のデザインや図面でしかない、ということになる。

 それも倉庫にデザインが眠っているわけではなくて、「ベテランの頭の中」にしか置いてない、なんて話でね。
 で、それにエンジンなんかの省エネ型を搭載して、一丁上がり! みたいなことになっている、と。つまり新しい分野への対応力がもうない! という結論でしたね。

 ちょっとした船型の改良とか、新しい荷役方式とか、そんなことでも、細かな強度計算のやり直しみたいなことはしたがらない! ようで。
 といっても、結局、話の詳細はアルコールの中に沈んでいきましたが…。

 まあ新しい船のデザインとしても、年に何隻も設計する余力なんてない。出来れば5隻、つまり1年分は、この船型、船種で…。
 みたいな話なんですが。これだけ造船所が沢山あって、そろぞれがテンデンばらばらに船のデザインをして、
 「このデザインがありますんで、これならお安くしますよ」と。

 なんか現代自動車のハイブリッド車の燃費性がトヨタの新型プリウスのそれを上回ったなんてことも話題になりましたがね。関係ないか?
 日本沈没ーー。日本全国のそこここの造船所から「納期遅延」だとかのニュースがじわじわと報じられて。それがニュースでもなくなる。世の中は、そんな風に腐食して行くんでしょうか?

 とにかく「真相報道」をしてくださいよね。
 新聞は金を払って、買ってるんだから! って、二階さんじゃないけど。
 でも、二階さんよ。そんなら新聞なんて買うなよ! って、それこそ全然、関係ないか!

JMU? いや問題はMMKでしょ。ようやく造船再編か?幕引き劇の始まりかな?


   なんか遠い時代を思い出す感じですね。昨年の11月だったかのこのブログに、昨日付けで、書き込みがありましてね。

ーージャパンマリンは技術力無いでしょ。IHIの出がらしが造船に来て、住友を合併してプライドの高い無力が集団で住友追い出して、JFEグループに統合されるときに、因果応報に恐れて統合が遅延したことは記憶に新しいですよね。実力ないのにフェリーとって、客船の設計したことないでしょ。ルール知らないから大変だ。業者からは、磯子の敷地には金が埋まっているといわれるほど、言い値でものを買ってくれるし、下請けも言い値ではいれる。つまり、工事が遅れて火の車ってことだw
イージスも下をくぐってとったけど、結局水面下でMHI長崎から図面買ってるらしい。
次の計画は下請けだともっぱらの評判。
商船は調子いいらしいよ。津工場では100の赤字だそうだけど、有明は285の黒出すらしい。すげー!!
 
 コメントが寄せられたのは、去年の11月19日付へ、ですね。三菱さんとJMUさんの艦艇を巡るたたき合いについて書いたのかな? 
 何で今更な感じもしますがね。でもこの方、かなりな事情通さんですね。次の護衛艦大量建造については、三菱が主導し、JMUはまあ、おっしゃるように「下請け」になるんですか? 
 イージスでMHIから図面供給を受けた(といっても防衛省の指導の元にだそうですけど)のも事実みたいですしね。

 でもって、津は100億円の赤字? 有明は250億円の黒字? なんて良くご存じですね。
 その伝で行くと、磯子は決算できているんですかねえ? JMUの決算では、LNG船、ええええ、これも旧IHIの仕事ですね、で失敗した分の償却をしたせいで、津が赤字とか。
 別に磯子が? とか艦艇は?みたいな話になっていないようで、ナンデダロー?ですけど、まあいいか。

 ですが、やっぱり気になりましてね。業界情報に当たってみたんですよ! 
 そしたら、ビンゴ!ですね。

 さすが防衛庁。今日付けの海事プレスさんによれば、18年度から始まる新型護衛艦の調達方式についてーー
  従来の競争入札ではなく企画提案書により価格以外も総合的に審査する方式に改める。また、選定された1社が主契約となり、2番手の造船所も設計・建造に参加する方式を導入。1番艦は主契約造船所が建造し、2番艦以降で2番手造船所が建造を担う予定だ。

 という公式方針のようです。でもこんなニュースより早く、事情通さんの書き込みが出て来ちゃいけないよね。
 まあ、「価格以外の総合的な審査」をパスするのは、きっと、…、云々(ウンヌンと読みます)。

 いや僕はそれが悪いというわけではなくて、護衛艦を建造するのに、造船所間で叩きあって、結局造船所が立ち行かなくなる、という事態の方を懸念している訳で…。
 というか、もうそろそろ「海軍工廠」的な運用をしてい行かないと? とりわけ水上艦はね。

 てな、話が浮き沈みしている間に、三井造船さんが来年度の分社構想の具体案を公表したみたいですね。ついに社名から造船の名を外すのかな? って、そっちより造船部門を独立させて別会社にするわけですね。
 三菱さんのAIDAが片付くことで、いよいよ動き出す! 造船再編?ーー記事の見出しを付けるなら、こんな感じかな。

 三菱が分社し、三井が分社し、川重も造船対策に苦慮? ですからね。
 実は造船再編! と言っても、最後に残った問題は、この3社ですからね。
 業界構造は変わっていて、一般商船はもう、今治、大島、名村、常石の専業で、十分国際的に戦って行けますからね。問題はJMUに結束したNKK、日立、IHI、住重の連合のような手を打てていない、M・M・Kでしょ。

 まあ全部ひとまとめにして統合するか? 3社とも艦艇以外は撤退? そんな選択肢で十分な話かもしれませんけどね。
 って、客船はどうするの? ウーン、誰かちゃんとした絵を書かんかな?
 
 まあ、本当はそれ以上に、造船屋さんが各社ともトップにいなくなっていることが問題かな?
 何とか艦艇+客船!にしましょうよ。やっぱり平和産業で行かなけりゃあね。
 
 夢がないよ! このままじゃ!
 
 

混迷の日本造船業! 心残りは、客船やフェリーの建造をどうするの?だけですけどね。

 さて、日本の造船業の話題ですね。
 って、別に取り上げたくなるような目覚ましい話題ではなくて、「なんだろうなあ」という感想からの書き出しですけどね。
 はい、三菱重工、川崎重工、三井造船の単独3社が、3月末に発表した造船事業対策です。
 その前に、JMUの三島社長も記者会見されていますが、この会社以外には、世界の、いや日本の造船をどうしたい! という気概も戦略もそのための具体策すら感じられない。

 いや書き始めたのはいいけど、この先も書き進む気が起きないですね。つまりこのまま、読んでいただいても、面白くないというか、申し訳ないという、文章になりそうです。
 
 去年の秋、AIDA対策に一定のめどを付けた三菱さんが、今年3月に造船分社を含むリストラ案を発表するとされて。これに引きずられて、なのか、川重さんが「造船撤退」を含むリストラ策を社内検討すると金花社長さんが述べて、一気に日本造船業縮小! なんて。
 しかもこんなフェイクニュースを日経新聞さんが、はやし立てて…。

 出て来た答案のお答えは? こんな、なんてことない話ばかりでね。
 三菱さんが今治造船、名村造船らの専業造船所とのアライアンスを組む。川重さんが中国の造船所に力点を移し、坂出造船所に商船を集約ーーって。
 これって、いままでと何が違うんですかね。

 こんなのトランプさんのフェイクニュース以上にお粗末な話ですよ。つまり、現経営陣が、株式市場に向かって「ちゃんとやってるよ」のポーズをお示しになっただけでね。
 例えば、三菱と今治さんの提携なんて昔々からの話ですよ。1980年代から株式の持ち合い というか、運輸省(当時)の指導で、三菱重工が今治造船の株を取得し、役員の何人かを派遣するという、提携が成立していたのに、その後、一体、三菱は何をしていたのでしょうか? 

 主導権は今治さんに握られて…。いまさら「三菱を軸に有力専業造船所の糾合」みたいな絵をお示しいただいたところで、「さすか三菱 」だなんて、業界内からも全く評価する声は聞こえて来ません。
 三菱のメンツを立てただけの、この造船戦略自体がフェイク!なんだよね。

 川重さんなんて、金花さんの発言があった直後から、「この人、自分の会社が、中国で造船やってるのを知らないんじゃないの? しかも中国では、ちゃんと儲けてるのに」なんて、社内外からの反応が聞こえて来る状態でしたからね。

 案の定、出て来た戦略? は「中国の造船所を軸に!」ですからね。アララですわ。 
 むしろ、この会社の経営力というか、企業力というか。いや、経営者内部での意思疎通すらちゃんとやっているのかなあ? という感じすら覚える。ほんとうに情けない話だったですね。

 その2社に引きずられて三井造船さんも「何かしないと…」と、事業ごとに分社し、ご本社はホールディングカンパニーにして行くというリストラ策を発表したわけですが、90年代から2000年代に掛けて、話が進んだ、川崎造船と三井造船の合併案が流産したのは、三井が造船の分社を決意できなかったからなのにねえ。

 証文の出し遅れ? 結局造船マンたちの逡巡が、すべてをダメにしてしまった!なんて思いしかないですね。
 その原因? はい。実はね。2010年代に入って、これら3社からは、造船部門出身の経営者がほとんどパージされて、確かに事業としては成立していますが、未来戦略??? なんて…。
 
 JMUさんは、確かに造船の方々が経営の主導権を握っていますが、かれらが展開したのは、「必要以上の安値受注」。つまりはダンピングともいえる船価での艦艇受注や、20年間も手掛けていなかったのに、無理して受注したSPB方式LNG船建造での失敗! 
 造船屋さんたちの過当競争型経営マインドをそのまま持ち込んでしまった。と書いたら書き過ぎでしょうか?

 まあ、いいわ。もうこんな話、止めときましょうね。
  でもねえ。ひとつだけーー。クルーズ客船やフェリーの建造はどうするんでしょうか。
 もう、僕の心残りは、それだけ、なんですけどね。
 

新型護衛艦。4年で8隻建造だって。こりゃあ造船所対策ですよ。造船所さん、謝りなさいね!

  凄いですね。ロイター。
 なんで、こんな話を日本のメディアは発信できないんだろう? 読んだときに最初に感じたのはこのことでした。はい17日付の「海自、4年間で8隻の護衛艦を建造へ」のニュースです。

 でもって、海自さんの意図は ーー

「護衛艦の国内生産基盤を維持する必要がある」と、装備庁関係者は話す。実際は、毎年予算を確保する必要があるため、年間2隻ずつの発注になる。

 そうなんです。日経はなんでこんな話に気付かなかんたんだろ! ですよ。まったく。
 ここ数年間のイージス艦を巡る三菱重工と旧IHI、つまりJMUの受注過当競争は、実は海上自衛隊にとっても大きな問題になっていたんですよ。

 最大の問題は、こんなことしていたら、艦艇つまり海自の主力をなす護衛艦の建造造船所が亡くなってしまうのでは、という恐れですね。まあこれは行き過ぎた懸念かもしれませんが。
 もう一つは、価格だけを発注の基準にすると、あまりにも安く建造する。つまり赤字建造が常態化し、護衛艦の質が確保できくなる恐れもあって、結局は日本の海上防衛力をそぐ? ことになりかないことですね。

 だいたいJMUが建造中のイージスの一番艦は「材料費しかでないんでは?」と業界内でも話題になっていて、この値段があるから、2番艦も船価が引きずられ「赤字でしょう」と艦艇ヤードの存続すら話題にっていましたならね。立て直しは防衛調達庁にとっても急務になっていたというのです。はい。

 実際、もう一方の主力艦である潜水艦は三菱と川崎の神戸造船所2工場が2年に1隻づつを建造するという棲み分けが出来ているために、必要以上の競争は生まれずに、技術的な革新が進み、世界最強ともいわれる潜水艦隊が出来ているわけですが、水上艦を巡っては、DDH、イージス艦と相次いで受注競争が過熱して、出来上がりの船自体にも問題が出ているとか。

 というか三菱重工が長崎で客船建造に失敗したこともあって、日本の艦艇事業の存続すら危ぶまれる事態に至っている、という説すらあります。
 と言うわけで、お上も、黙ってみている訳には行かない、のかな。

 とりわけ新形式の護衛艦を立案するのに、設計力が棄損されれば、日本海軍、じゃなかった海上自衛隊の沽券にかかわる!と。
 きっと、なんらかの手を打つのでは?と思っていたんですが。4年で8隻ですか?
 すばらしいアイデアですね。しかも設計は一つにし、建造ヤードを分散するーーこれなら潜水艦と同様2工場間の過当競争はなくなる、というわけですね。

 まあね。ところが水上艦の建造ヤードは、三菱長崎とJMUの磯子、それに三井造船玉野の3工場あるんだな、これが。でもって、入札で2番手になっても2番艦と、8番艦の2隻は2番手造船所へ出すんだそうですが、
 「建造者の選考方法も、価格だけで決める競争入札はやめ、設計能力や建造能力、維持管理能力も含めて総合的に評価する方式に切り替える」と記事では書いています。どっか黙らせるんかな?

 まあ、一定の競争はさせるけど、過当競争は止めなさいね! という親心を感じるわけですが、これなら造船所に談合させて、順番を決めたり、いや3工場を、海軍工廠にでも認定して、発注の順番を決めるくらいの方が早い気もするけどね。なんてね。

 いやいや。談合は避けさせ、競争は担保しながら、安定的に護衛艦を調達するーーこれはかなりスマートなアイデアだと思いますね。これでもダンピング競争を演じるなら、それは造船所側がアホなだけで、それこそ自爆行為。スーサイドテロだよね。はい。
 
 って、言いたいことは分かったけど、あんた軍事力強化に反対だったんじゃないの?
 はい、いえね、雇用の確保、防衛自給力の維持ーー。へ、へ、へ。
 いやあね、水上艦って、実は「張り子のトラ」みたいなもんで、いくら中国とも関係が悪化しても、洋上での大砲の打ち合い!なんてことにはなりませんよ! はい。
 浮かべとくだけで抑止力になるーーなんてね。  

 新型護衛艦は「コンパクト艦」とも呼ばれ、排水量5000トン級の従来艦よ
りも小型で高速のうえ、機雷掃海などの多機能性を持たせるのが特徴。南西諸
島の小さな港にも出入りが可能となる。搭載するレーダーや火器も含め、これ
まで1隻約700億円だった建造費は400─500億円程度になるとみられる。(ロイター)

  だそうで。
 でも度々書くけど、なんでロイターなんだろうか? 日経も産経もどうしたんや。
 まさか、予算が通るまでは書かない、なんて裏で談合でもしてるんじゃないよね。 

情報騒擾罪! 日本造船の2017年は、大手重工業系からの騒擾に期待?なんて嘘ですけど

  さて、本格始動ですか? 私も本日午後に上京、動き出します。飲んじゃいかんよね。はい、自重します。

  ということで、造船ですか? なんか今年は大変そうですね。後輩君からの年賀状で、「造船はどうなるんでしょうか?」だって。そんなこと言われても、「あなたの情報が頼りの私には分かりませんよ!」 と答えてなかったから、この欄で、そう答えておきますがね。
 こんな時こそ、丁寧に情報を追ってくださいね。

 日経産業さんが、先行逃げ切り型?で、造船トップのインタビューから書き始めています。
 三菱重工さんと今治、大島、名村さんの3強との連合の仕組みを追いかけているんですかね。この方向は間違いだと、僕は思いますよ。これって、追い詰められた三菱さんの目くらまし戦術?なんて思っていますから。

 曰くーー
 「三菱重工が設計した高性能の船を高効率の建造で実績のある3社が造るといった役割分担が提携の目玉になるとみられる。」
 本当かいな? 三菱の設計力で何を設計するんかな? でもって三菱さんの現場の力はどうするの? 需要はあるの? 人員は整理ですか?まあそんな方針が出て来るのかもしれませんがね。
 でもねえ、それって三菱さんの自殺行為じゃないんですかね。

 そんなことになるなら、会社表記も「三菱重工」でなくて、「三菱・重工」になっちゃうよね。まあお得意の手法と言うか、経営陣はこと造船に関しては、「三菱・重工」か「三菱&造船」を考えているのかもしれませんけど。
 でもって、有力中手には設計を売る? でもそんなのとっくにやっていて、日本の中小造船で長崎設計のブランドで船を造っているところはありますし、今治さんだって、LNG船とかね。でもそれじゃ食えないのは分かっていますからね。設計陣100人ならともかく…。
 
 まあ、日経さんがおっしゃるような、4社連合は、日本の造船業を変えるような仕組みにはならんと思いますけどねえ。
 むしろ艦艇と再再編成して、原子力潜水艦や原子力空母への取り組みを開始し、輸出も目指すとか…。三菱さんが取る道って、そんなイメ―ジ? なんて嘘ですけどね。

 川重さん? 金花さんの談話は、なんかなあ? 騒擾罪ですね、この人。去年の中間決算の発表時に、「造船事業からの撤退を含めて検討する!」と勇ましくおっしゃったのに、
 日経産業新聞では、
 「
当社が有利なのは中国で現地海運大手との合弁会社を2社持っていること。生産性や品質は中国トップクラスだ。川重が受注して図面を引いたものを中国で造るというのがうまくいっている。10年、20年先をみてもやっていける」
 
 ですって。そんなこと初めからわかっておっしゃっていたんじゃないんですかね?
 じゃあ中国、つまり南通と大連の造船所は残して、「(国内の)造船からの撤退?」--そんな結論を想定して、決算発表したのかしら? 「坂出はやりようはある!」なんておっしゃっちゃって???
 株式市場に対して、意図的に事実に基づかない情報を与えて株価を操作しようとしたーーなんていうつもりはないですけどね。
  「年度内」とおっしゃっていた、造船事業存続かどうかの結論に注目!です。

 なんて私も悪いね。まったく。もっと素直にニュースは読みなさいね?
 というより、どうやらこのところ感じるのは、造船に対する愛着や事業への熱意を感じている経営者が、とりわけ大手重工会社の中に見えないというか、そうした視点でのご意見を聞かなくなって久しいというか…。

 なんかこんな枠組みの中で、造船会社の事業再編なんて言っていても現実性はないですね。
 こうなりゃ、川重さんも三菱さんも三井さんも、造船を一旦スピンアウトして再結集するくらいの荒療治から始めてはいかがですかね。
 海運会社も主力のライナー部門を分社して、統合するんですから。造船だって…。
 
 JMUさんも今年はどうやら、なんかありそうですし、JSB。ええ日本造船! くらいな感覚で再出発し、専業中手と違う企業統治システムで、日本の造船を救おう!とかね。

 造船って、労働集約産業、途上国型業種の典型みたいに言われていますけどね、艦艇だけですが、アメリカでもピカピカの産業だし、欧州は客船でダントツ!
 商船でも日中韓を糾合して市場をコントロールするなり、方策はあると思うんですがね。

 はい、2017年は日本造船業。それも重工会社系の企業のピカリと光る知恵に期待したい、んですけど?
 
 まあ海外旅行の話題よりも、造船の方が、書いていて熱が入りますね。

 今年も虚実入り乱れた書き込みをしますから、よろしくお願いします。
 ってあんた、情報騒擾罪だよ。それって。 

注目の宮永さん会見! 問題は他にどなたが出て来られるのか?です。専業3社社長さんは来ないの?

   今日の2時半ですか? 興味津々ですね。
 小池さんとバッハさんの会談の結果? じゃないですよね。ええ、三菱重工宮永さんの記者会見ですけど。

 どのようなお話になるんでしょうかね。にしても、三菱さんが造船で、本気で、専業大手というのかな? つまり今治造船、大島造船、名村造船の3社さんとアライアンスを組んで新しい型の造船業を造るというのなら、これら3社の社長さんが同席しないと、おかしいと思うんですけどね。

 どうも私の低いアンテナには、宮永さんと木村さんかな? 社内の造船の存続に関する検討会の委員長さんが出席するだけで…。
 そう、注目は、まずはこの会見に、三菱が、造船部門でどこかと協業するなら、その当事者が出てこないと。いや、郵船の内藤社長さんが現れて、飛鳥Ⅲ発注を発表というなら、万々歳ですけどねえ。

 まずは、出席者の顔ぶれです。アライアンスを組む、と言ってアライアンスの相手が出てこないっておかしくないですかね。
 大体専業造船所との連携って、業界内ではこの話の有効性自体を疑問視していますからね。
 業界のOBさんたちとの飲み会でもね。「あんなの意味ないでしょ?」あるいは「なんも、出来ないでしょ」みたいな冷ややかな評価があるんで、そんな風評を一掃して欲しい。それには…。ってどうでもいいか。
 私にとって関心があるのは、重工さんが客船や輸出フェリーの分野の仕事を残すのか、それもどれだけの規模と、経営資源をこれにつぎ込むつもりなのか?ですからね。

 先日、このブログにも「こうなったら下関を守るだけ」なんて、内部の方? からの書き込みもありましたが、確かに、下関軍団をコアにして、事業を考えて行くというだけでも、日本国造船業の中では、独自の位置を占めることが出来ますよ。
 下関造船所を軸に、まさに「専業中小造船」。それもピカリと光る存在を目指せばいいんじゃないの?と思いますけどね。フェリーや小型客船でね。
 尤も、ここは工場が狭いですからね。下船ごと長崎に移住してもらうかなあ? なんてね。
 
 というんで、造船を巡るニュースをいろいろ読んでいるんですが、なんと海事プレスさんというか、マリンネットさんで、「重工会社造船部門の生き残り」をテーマにした連載が始まっているんですね。執筆はT記者さんです。
 
 この会社、相変わらず会員制のクローズドサーキットのニュース配信しかしてくれなくて、OBでは見出ししか読めない。
 海運や造船で世論を作る! という気概に欠けているのが、玉にキズというか? こういう解説は1本いくらで売るなり、PRのために全文掲載するなり…。
 日経みたいに、月10本限定で、購読料1000円取って! くらいしてもいいと思うんだけど、まあいいか。
 いいニュース書いてますよ。ホントに。

 というんで、友人からこっそりこの連載だけを送って貰ったんですがね。どうやら川崎重工さんの突然の変身に驚いたらしく、というか業界内でも「衝撃の」だったんでしょうね。川重の造船部門の変遷を取り上げています。
 まあ中国の南通と大連からの配当などで、業界内でもトップの利益を上げて来たなんて面白い視点を示していますがね。
 でも、そのパートナーである中国遠洋運輸公司(COSCO)の中国海運との合併によって、中国造船業の再編が始まっていることとの関係にも触れてくださいね。

 まあいいか。確かに三菱さんと川重さんの方針転換みたいな、ことがあって重工系大手の造船部門の動向が揺れているのは確かです。でも僕が思うのは、忘れられがちなんですが、住友重機械型の造船経営への評価ですよね。
 「この会社、造船やっていたの?」なんて言われそうですが、細々とね、ええ。でもって市況が改善すれば操業を増やし、谷に差し掛れば、ギリギリまで操業を絞って生き残る。
 
 いや三菱さんはもう少し規模を大きく出来るだろうけど、そんな形を下関を軸に造ってもいいんじゃないですかね。こうなりゃ、商船部門はそんなんでいいと思いますけどね。

 でもねえ、三菱さんと川重さん、共通の欠陥は、ジャジャジャーン! なんだと思います?
 はい、この数年。川重はこの数か月くらいの話かな? 経営トップに造船出身者が誰もいなくなっていることなんだよね。機械屋サンとかタービン屋サンが事業責任者になっている。
 つまり経営トップが、「造船やめちゃおか。儲からんもの」なんて突然言い出した時、「殿、お待ちください」なんて言い出す人。「いやそんなら出て行くよ」でもいいけど、そんなこと言い出せる人すらいなくなっている。

 言い換えると、現時点で、造船からの撤退!方針を覆したところで、巨大製造業というようなイメージでの、事業の永遠性はすでにない!
 つまり、住重の追浜とか三菱の下関。軍事でなければ、技術者集団が残るこのくらいの規模からやり直してもいいと思うんですがね。

 なんて、老人のたわごとでしたね。

 まあ宮永さんは、今日なんておっしゃるんですかね。
 僕らが思っている重工会社の造船所のイメージを引きずるような再建策なら、意味がないと思いますね。
 巨大重工というイメージよりも町工場かな? 例えば客船やフェリーヤードって、そんな手作り事業で十分だと思ってるんですが…。
 そうです。帝国重工よりも佃製作所からね…。
 

まずは生き残りの検討でしょう! 川重・三菱造船の樹立ですかねえ。

 1917年10月25日って、現在の暦に直すと11月になるのかな? つまり99年前にサンクトペテルブルグで起きた労働者・農民の反乱。ボルシェビキが率いた革命をロシア革命といいます。
 つまり今年は99周年、来年はそれこそ100周年にあたるわけですね。
 だからどうした。ええ、今年ロシアに旅したのは、そんな背景…、なんてないか。だったら、来年行った方がいいわけでね。 

 まあいいわ。
 にしても、このところの三菱重工さんと川崎重工さんの造船業撤退を含めた構造改革の行方ですがね、こんな発表が続くと、一体労働組合は何をしているんだろう? と、そっちの方が疑問に思えてきましてね。
 造船重機労連。かつては、造船をその名に着けた労組は、いまや機関労連というんかな?鉄鋼や航空宇宙。つまり新日鉄や三菱重工、そして川崎重工らの労組が加盟する一大労働組合になっているんですね。

 つまり日本の基幹産業を担う「労働者」、ってこの言葉も死語に近くなっていますけどね。そうした気負いを感じさせる労組名に生まれ変わっている。
 しかし、造船業からの撤退、縮小を検討!なんて感じのニュースがさらりと流される中で、この人たちは「ああそうですか」と、ストライキの一本も打たぬまま、経営の言いなりになるんでしょうかね?

 それこそ、韓国だったら無期限ゼネストくらい呼びかけられて、相当な反対運動が起きると思うんですがね。
 まあ良く分かりませんがね、三菱さんが客船から撤退し、長崎の人員の削減が行われ、川重さんも坂出の造船から撤退なんてことになったら本工だけじゃなくて、下請けを合わせて千人単位の職場が失われるんじゃないですかね。まあ組合さんは、当然交渉をするんでしょうが、退職条件を良くせよ、くらいの条件闘争でお茶を濁すのかな。
 確かに造船業は海運市況の悪化に加えた円高の進行で、苦境に追い込まれていますが、だからといって、そんな簡単に、ハイハイで、いいんでしょうかね?

 ハイ。ちょいと取材に行ってきました。どうやら、川重さんの船が一気に勢いを失ったのは、中国事業がかつてのようにいかなくなって来たからのようですね。造船所のパートナーであったCOSCOさんが国営海運会社の合併によって、造船に腐心する訳に行かなくなっているようで。川重さんの意向が通し難くなっている、なんて解説を聞きましたね。

 確かに南通、大連の大型造船所に出資しているという川重造船部門の優位性が失われ始めたら、経営陣がバタ付くのも、分からないわけではない。先行きに対する展望を見失うことだってあり得る?
 でもですね。だからと言って、すぐに自社内だけを見まわして、撤退しちゃおうか?なんて最高経営責任者が軽々しく漏らすって、まさに経営の劣化? なんて言っていましたね。その事情通氏。

 まあ少しわかった気もしますがね。
 でもねえ、こんなことが大手と呼ばれた重工会社で次々と起きて、かつ短絡的に「事業撤退を含めて」なんて口走っちゃう事に対して、その事情通氏は、ため息をつきながら、「いやもう、人がいないんだよ」と造船業を生業としてきた人材が重工会社の経営から次々といなくなっていることを指摘しています。
 今度の造船不況への対応も、かつてなら、業界を挙げてなんて具合に、打つ手が見えていたのに、むしろ主体の劣化? つまり打つ手が分からなくなっちゃってるんじゃないか?というんですね。

 例えば、いまや川重経営陣の主力になっている、ピカピカの事業に見える車両部門ですが、20数年前、川重さんは、車両からの撤退を検討したしたことがあるんですよね。米国でかなりな赤字を出して。
 でもねえ、この時に車両の再建体制作りに送り込まれたのは、造船出身の若手だったはずです。
 その時、車両事業部は、造船部門の管理下に置かれて…。

 止めましょうかね。こんな話。
 それにしても、商船撤退ですか? そんな検討はいつでもできるわけでしてね。
 まずは生き残るためには何が必要なのかを探るべきでしょう。と思いますがね。発想のベクトルが逆なんだよね。

 アイデアですか? 全員で中国に移民して、南通や大連を世界一の造船所にするんだ!は無理か?
 だったら、同じ悩みに直面している三菱重工の長崎部隊と合流して川崎・三菱造船を造り、防衛を基軸とした日本一の造船業を目指すとか? それこそ帝国重工だね。いや、おとなしく、三井造船との統合かな?なんてね。

 そうそう、JMUさんもイージス艦の連続赤字受注で、ちょっと容易ならざる事態みたいですね。
 かくて日本の重工業から、「造船」の二文字が消えて行く。そして近い将来、艦艇も輸入に頼るようになる…。

 今日も二日酔いですわ。
 
 
  

造船三国志を書きましょうか? にしても惨めですね。造船ニッポン!

 まあノーベル賞の話は、今日はいいですね。毎年受賞するんだから、日本人の科学技術って凄いんですね。
 尤も、自動車や、鉄鋼、それに造船などが急成長した昭和三十年代に、産業を対象にしたノーベル賞の項目があったら、日本は! かな?
 でも、いわゆる基礎科学というか、新しい考え方に基づく賞だと、ちょっときついですかな?基礎技術というかコンセプトに係わる技術については、当時も今も大したことない?

 船のエンジンのライセンシーは、未だに、すべて欧州の技術ですし、LNG船のタンク方式も欧州産。三菱のUEディーゼルとか、IHIのLNGタンク、SPB方式が日本技術ですが、あんまり普及しない。つまり当時から言われたように日本って、加工、改良技術は…。に留まったんだったでしょうね。きっと。

 というんで川崎重工さん。ちょっとホームぺージを覗いてみたら、こんなにも船舶の人材って、いなくなっていたんですね。船舶海洋カンパニーの責任者は、井城副社長さんというのかな? この方、ガスタービンなんかの機械部門の出身なんですね。

 かつて、IHIもそうでしたが、川崎重工の経営陣も、船出身の方や。船上がりでその後、鉄構部門などを担当された方を含めて船ばかりだったんですがね。
 川重で船出身で、最後に社長候補にもなられた神林氏も事務屋さんでしたか? 技術屋さんはずっといないんかな? まあ事業の斜陽化って、こんな形で表れて来るんですね、きっと。

 事業が斜陽化すると、他の事業部からの圧力を感じ始める。
 他社もやっているし、他社が成功したら何を言われるか分からない! 自ら持つ技術力も顧みずに、ブラジルだの、海洋だのって手を出して行くと…。2010年ごろからだったかな、日本の重工大手と言われた会社は、みんなこれらに手を出して行って、例外なく、みんな失敗しちゃって。結局事業自体の存続まで問われることになっちゃたんですね。 ああ惨め。

 昨日も書いたわけですがね、前世紀末から、造船再編。つまり造船会社や重工会社の造船部門の統合問題が盛んに論じられ、実際に提携交渉が進められたケースも沢山あったんですがね。一貫して三菱重工はモンロー主義。唯一、鉄鋼再編が進んだNKKは鉄鋼部門からの要請で、当時経営自体が思わしくなかった日立造船の造船部門を切り離させ、専業のユニーバサル造船だけが形になった。

 でもこれら2社は、大手と言われた企業としては、造船は最下位グループでしたからね。結局日本の造船業界という言い方では、大きなインパクトを与えられずに…。

 何がいいたいのか? 造船三国志でも書きましょうかね? 
 いやそうじゃなくて、それだけ造船部門の方々に先見性がなかったんじゃ! というか。すでに重工各社の中で、造船部門って、売り上げ高で10%を切っていた上、市況変動による業績の不安定さを克服できなかったですからね。重工会社内での経営主導権を失っていたのに、会社の主流意識だけは、持ち続けていた、というような。

 それにしても、川重さんが、「船の存続」なんてニュースをこの時期に流すって??? まあ船を代表できる役員がおられないんで、なるほどと納得はしましたが、ちょっと驚きですね。
 昨日も書きましたがね、一般商船はともかく、中国展開にしろ、潜水艦にしろ、他社から見れば垂涎の事業展開をされていたわけで、なんかディシジョンの中身も発表の仕方も??? 例えば中国事業について、売却交渉なんて、動きがあったうえでなら、分からんでもないですけどねえ。

 経営陣が責任逃れをしているというか、事業部間の争いがそのまま表に出てきちゃったんじゃない?みたいな感覚が抜けませんね。
 しかも同じように市況悪化に苦しむ同業他社や海外企業との交渉などの形跡を見せないないまま、「存続を含めて」ですか?

 それにしても、三菱さんの中手3社とのアライアンスにしても川重さんの「事業存続」検討にしても、どうしてこんな中途半端な状態で表に出しますかねえ。検討開始? 普通は提携合意!とか、事業撤退!とか少なくとも未来形が固まってから、公表するもんじゃないんですか? 背景をしっかり説明したうえでね。

 34円安の274円。川重株の前日の終値です? 
 企業の未来形を示しながら、「儲からない造船なんていらないよ。坂出工場は売却です!」くらい決めてから言うべきなんじゃない? こんな暴落の責任って、東芝じゃないけど、株主訴訟ものじゃないですかね。
 経営者が自己保身を考えるなら、まず日経辺りにリークしてから、後追い発表するくらいの芸があってもいいんないかと、思うけどね。

 幸い私は川重株なんて持ってないですが、経営者は一体どっちを向いているのか、と言いたくなる対応です。売上高1兆円を超える企業にして、世界戦略は? なんて口幅ったいことを言うつもりもないですが、なんか「僕ちゃん」涙がでてきちゃいますね。
 そうそう、アベチャンが、「僕ちゃん」と言われて、国会で激怒したみたいですね。こんな言葉に怒るから、「僕ちゃん!」なんて言われちゃうのにね。気付いてない。 お坊ちゃんなんですね。
 危ないなあ、ニッポン。
  

切り捨てたのは一番大切なものだった、のかもしれない。中韓もメタメタの造船業の原因って?

  別に産経新聞さんばかりじゃないけど、このところ三菱さんの客船と併せて、IHIの愛知での海洋構造物の失敗、川崎重工のブラジルでの造船合弁での損失話をまとめて、3大話風に仕立て、「日本の重工業の劣化」を指摘して、悦に入っているメディアが多いですね。でもこれら3社の物語って、なんか共通性ってあるんですかね。

 というより、メディアの劣化。つまりステロタイプ化した問題の取り上げ方しかできないメディアさんの勉強不足を見せつけられているようで、唖然とします。
 もっと突っ込めよ。全部物語が違うじゃないか? しっかり掘り下げないと、3重工の問題の共通性だって浮き彫りにならんよ!なんて思いますね。

 でもですね。5日付の産経さんには面白い談話がありました。三菱の鯨井さんの話を引いて、「顧客と仕様を決めずに、あいまいなまま建造をスタートさせたのがまずかった」と語らせています。
 こういう談話って、今までありましたかね? 僕もそうなんではと感じていたんですがね、しっかり顧客、つまりAIDAさんと仕様を詰めないうちに、建造作業を始めて、一定程度仕事が進んでから、「違うぞ!」となった。
 昨日引用したAIDAの失敗についての三菱さんの言い訳と並べて、SRtPについての三菱技術陣の論文を読んで行くと、そんな風景が見えてきますね。

 でも、実際、契約に基づいてと、思い込んで設計の展開を進めてしまい、鋼材のカッティングや資材の発注、資材納期の設定ーーなんて具合に進んじゃったら、分刻みで設定していた工程はズタズタになります。
 でもって、設計の最初からのやり直し…。損失が底なしに膨らむ…。でもって、最後まで挽回することもできずに、ズルズルと。ほんとなんですかね。これって。

 客先とともに本船の先進的な要求仕様を確認・追求していく

 こんな反省文が出て来たのが、着工から1年3カ月後! つまり本来契約前に完了させ、いや百歩譲って、遅くとも着工までには完了させておかねばならない、「客先と要求仕様の確認」を、一年も工事を進めてからやっているんでしょうか? 信じられませんね。

 で、そうなった原因を想像するに、SRtPに答えを見つけるというのは、うがちすぎなんでしょうか。
 2010年に三菱技報で技術者さんたちが指摘していた、新しい時代の客船建造に係わる注意事項は、契約当事者や、建造現場にはフィードバックされていなかった? のかと。
 
 さらに気になるのは、この産経さんの記事でもねえ。相変わらず、紋切り型に「(日本は)中国、韓国の追い上げで、コスト競争力で負ける」なんて三菱の関係者???(って誰? 本当にいるのこんな人?) なんて方の談話を引いてきて、日本造船業の状況を書き切った文面にしています。
 でもねえ韓国だって中国だって造船はメタメタ、どんどん企業がつぶれています。まるで中韓が隆々とし、日本は、くたくたみたいなイメージで書きますがね。実際は東アジアの造船業は本当に危機的なんですよね。

 でもって日中韓の競争力にしたって、例えばバルクなんかだったら、今治造船なんかに適う韓国の造船所なんてないですからね。といってもバルクキャリアの造船所に果たして未来はあるのか?
 なんて、また脱線していますがね。あまりにもステロタイプな見方は、企業の未来戦略を誤らせる!

 はい。中韓との競争に遭遇した日本造船業は何を間違ったのか? ですがね。
てっとり早くやったのは、「コスト競争力の強化」の掛け声のもとに「無駄の削減」「不要な研究部門の閉鎖」「生産分野の絞り込み」みたいな。
 まったく余裕を失った「ひとつ覚えの経営戦略」だけで事足れりとしてきたような。

 我が国造船業界の戦略的な勘違いに要因はある、と思うんですがね。
 つまりバルクやコンテナみたいな量産品をいかに安く造るかばかりを追いかけたら、技術陣はいらんし、人員数も社員のサラリーも切り刻んで行くことが可能ですからね。
 これが経営だ! ぐらいに考えて来た経営者に問題があると思います。

 つまり余裕を失っている。でもって、余裕を無駄だと切り捨てる中で、一番大切なものを捨てていたことに気付かなかったような。
 欧州は、とっくにバルクの製造を捨て、コンテナを捨て、タンカーも諦め、まったく違う分野の客船で生き、客船を独占しています。造船業全体の売り上げ規模だって日本や韓国を凌駕している。

 三菱さんのドイツ船での失敗を、自らの問題として反省するべき。ってまた上から目線ですが。
 客船を切り捨てるのは容易いですよ。海洋を諦めるのも簡単かもしれない。でもねえ。

 「俺たちに明日はない」なんて言わずに、一旦立ち止まって、なんて思うんですがね
 

 

問われる宮永社長の経営力!ですか? 船舶部門の分社独立論もふつふつと…。

  あらら。また5位に戻っちゃったですね。ブログへのアクセスランキングですが、やっぱり銅メダルで終わりだったんでしょうかね。AIDAさんの健闘もむなしく! かな? いやほかのブログを見るともっと写真を多用していますからね。ビジュアル的には面白くないのかな。けど面倒だからこれでいいや。
 なんてね。ヒトの悪口は、読む方にとっては、心地よいですからね。でも、書かれる方にとっては、イライラするでしょうし、気分の良いものではないーーということを承知の上で、そろそろ三菱重工問題の結末を書かねばならないんじゃないかなんて、使命感に駆られています。

 「造船工事がうまく進行しない原因について、このような見方が出ている。三菱重
工は昨秋、商船事業などを分社化し、長崎造船所は実質6つの会社に分かれた。
大型客船は三菱重工本体、今後の主力となるガス運搬船は新しくできた会社。さ
らに多数の関連・協力会社がひしめいている。現場から遠く離れた東京の“ご本
社様”が決めた仕事の分割が、長崎造船所の一体感を失わせているのではないの
かというものだ。
 宮永俊一社長の経営力が問われている。」

 これは[busness journal]というネットメディアが、三菱さんについて書いたコメントですが、ぼくもどうしてこんな話に発展しないんだろうと、考えていた矢先の記事ですね。
 このメディアは、月刊誌サイゾーさんが運営しているサイトです。
 よく分からんけど、東芝やシャープのような経営危機にまで発展するような経営問題ではないにしても、今年度決算の利益急減、さらには来年度はアメリカの原発裁判でもっとひどい成績も予想される中で、「宮永さんの経営力」が問われるという論調が出てこないのを不思議に思っていました。

 でも会社というのは、業績だけで、おかしくなるわけではなくて、現場というか社員の求心力が保たれていれば、なんとかなってゆくし、社内にライバルも多いとはいえ、経営陣も持ちこたえることができるもんだと、僕も思いますが…。 
 逆にいくら素晴らしい経営戦略を描き、説明してみても、現場を軽視すれば、
 「現場から遠く離れた東京」の意向が全組織に行き渡り、一糸乱れぬ! なんて帝国陸軍みたいな組織が実現するはずもないと思いますがね。

 僕も何人か、OBさんと交流していますが、宮永体制の話になると、みんな一様に「苦々しい」表情を見せて「そのうちに…」と唇をかみます。
  僕も悪いですからね。「こんなことなら船だけで独立したらどう?」なんて嗾けるんですがね。重工さんの社員さんは、みな紳士ですから、今はまだ笑うばかりです。が…。

 16日付の広告はかなり効いてるみたいですね。「船舶」が、製品ラインアップの写真から消えていることですが。「AIDAで自信を失っている時に、傷口に塩…」なんておっしゃる声を、また聞きですが、聞きましたね。
 「現場の士気をますます失わせる広告ですね。第2船なんてうまく行かないかもよ」

 逆に、この広告のビジュアルのど真ん中にある「三菱の車輛」って、僕なんかはマイナー事業と思っていましたが、調べてみると台湾新幹線とかドバイとかで実績があるようで。でも単独事業としては、船を押しのけるほどの規模でもない。むしろ、宮永さんが大好きな日立製作所がうらやましくて…、なんでしょうかね。
 「本当だったら、今頃同じ会社だったのに…」なんて意識ですかね。、
 
 まあいいや、22日にまた大広告が出るようですが、船の扱いはどうなる? 新しいことをするためにはスケープゴートが要るのは分かりますが、かつて、長く君臨してきた「生意気な船」がゴート? になっているんですかね。今。 
 

 これは「中の人」さんの一昨日付けへの書き込みですが、船は仰るように、分社を選択したらいいと思いますね。
 ただし、艦艇を取り込んでね。であれば、その製品ラインアップは、依然として日本一ですよ。業界トップに返り咲くポテンシャルだってある。事業の規模よりその業界での統率力が企業にとっては大切ですよ。日立、川重やJRに牛耳られている車両より、日本の造船業界でもまだまだプレゼンスのある「三菱の船」じゃないですか!

 このまま、ぶっ壊される前に…。
 それに三菱さんの内部は、表から見るほど一枚岩ではないし。
 
 
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