客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

横浜

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

クルーズのインバウンド消費効果って、買い物だけ! 「訪日ラボ」さんがそう書いています

  それにしてもいろんなメディアがスタートしているんですね。
 はい。もちろん「紙」ではなくて、ネット。
 昨日発見したのは、「訪日ラボ」とやらのインバウンドに関する話題を集めたサイトです。前からあったんでしょうね。きっと。
 多分目指すのは、あらゆる産業についての外国人客の動向を捕まえようとしているサイトですね。

 でもって、もちろんこの欄が着目したのは、クルーズ! ですが、このサイト、「インバンド大成功!」ばかりの論調とはちょっと違っていましてね。
 確かにクルーズ船での訪日客は、増えているけど、その経済効果は、ショッピングだけ。思ったほどお金は落としていないですよ!とレポートしています。

 つまり今年4月から6月の実績では、外国人一人当たりの消費は、15万2218円だが、クルーズでは5万662円にとどまる、と。その要因は、クルーズ客が国内では食事もしないし、宿泊もしない。買い物に出て行くだけ! というわけで滞在時間も短い。しかも中国人の場合、日本国内でも、船からお店への輸送だけでなく、連れて行くお店も中国系だったりして、インバウンド消費といってもねえ、という風に書いています。

 詳細は「訪日ラボ」さんで読んでいただくとして、まあそんな1円単位まで計算して指摘するほど消費内容を分析してご指摘いただくような客観性はあるの?みたいな話とも思われます。
 クルーズというのは、「宿泊と食事と移動がパックにされている旅」なわけで、これを外国人が支配する船で、というんのでは、初めから話にならないのは分かっているはず! ですよね。

 外国人がやってくる!といったって、いわゆる「インバウンド消費」という言葉の響きとは、まったくかけ離れた話、イメージであることは指摘するまでもない。

 つまり港にホテルを連れてきて、食事もサービスしてくれる。旅客にとっては、パックになっているその便利さを買っているわけだけど、受け入れる側としては、港まで整備してあげて、日本の観光資産を提供し、外国資本の便宜を図ってあげているに過ぎないと…。

 「インバウンド消費」という言葉の概念自体をもう少し明確にした方がいいですね。というよりこの産業の妙味は、クルーズ自体を、日本の会社が実現しない限り、内需拡大、消費効果などほとんど期待できない! ということじゃないんですか?

 というより、輸送からホテルまでのほとんどを外国資本に握られ、日本はショッピング、と言っても外国製のブランドものなんかを売っていたりしたら、「インバウンド振興!」の掛け声とは裏腹に何をやっているのか分からんという話になってくる。

 つまりつまり、アベサンが言うような観光立国って? 
 一昨日だかアベサン、地方遊説という名の選挙運動で横浜を訪れ、「これから、大型クルーズ船がどんどんやってきますよ」なんて胸を張っていましたが、だからどうした!という話なんですよね。

 全く効果がない!なんて言うつもりもないけど、「港の整備」という公共事業の効果といっても、消費効果はしっかり確かめないとねえ。
 アベサンの政策として、「唯一成功したのは、インバウンド」なんて言われてますがね、日本経済にとってどれだけのものであったのか?。少なくともクルーズにとってはね。

 つまりですね。
 クルーズ振興をインバウンド消費効果に繋げるとしたら、日本のクルーズ客船をどんどん造れるような規制緩和なり、建造促進策を取るべきだったんじゃないですか? 港を造り、CIQ体制を整えるよりもね。
 日本船社が日本で建造した客船で、中国まで行って乗客を乗せ、日本の美しい港にお連れする! そんなイメージの仕事が出来て初めて、「観光立国」じゃないんですかね。

 まあ三菱造船の大倉さんが、「我々は欧州を向いている」と共同通信に語って、欧州フェリー会社のROPAX受注に取り組むと。もう何回目かな?また語っておられます。
 もちろん受注していただければ、それはそれで輸出フェリーという意味で、日本経済に貢献されるわだし、機器類や内装品など、国内にフェリー建造関連産業を育成していただければ、大きく評価できます。

 でもねえ、どうせなら日本のクルーズ船やROPAX会社の船を造り、海外から集客する!そんな風に何で考えて戴けないんでしょうかね?
 かつて、アメリカ市場で勝負しようとして、三菱重工でクリスタルハーモニーを建造した時の発想! インバウンドというのなら、これこそ本道だと思うんですけどね。

 日本船の建造、そして日本の港にも外国からのお客さまを!
 25年前の夢をもう一度ですか? どこで迷っちゃんでしょうね。ニッポン! 


ご不満もたくさん。アメリカ人の日本クルーズ評は辛らつですね。観光庁さん、ご一読を!

 土曜日の続きです。はい、外国人(といっても多分アメリカ人ばかりの意見ですが)は、日本を巡る外国船のクルーズをどう評価しているのか知りたくて、cruise criticに行った見たんだったですね。
 となれば、やっぱりダイヤモンド・プリンセスですわね。

 ちょいと期待しながら、日本クルーズを楽しんだ一般観光客はどんな感想を持っているのか?を見てみたんです。
 でもねえ、最初に出て来る乗客さんのレビューの題名は「disapointed」クルーズですからね。アララですわ!

 ですがね、よく読んでみると僕がダイヤモンドに乗船した時の感想とちょっと違うんですね、このコメンテーターさんのご意見。
 対象にしているのは去年の7月、横浜から出発した北へ行くクルーズだったんでしょうか?

 まずは、クルーズの前に東京と横浜を観光して、期待通りの好印象を持ったのかな「是非、東京、横浜には行ってみるべき」。はいはい! そこまではいいのですがね
 彼らが最初に驚いたのは、案の定。暑くて暗いクルーズターミナルでの乗船手続きかな? 食べること(乗船後すぐにビュフェに行くつもりで、何も食べていなかったようですが)も飲むことも出来ずに乗船手続きを待たされたことへのクレームですね。
 イミグレなんとかしろよ。そうだそうだ! ですよね。

 でも、僕のD・プリンセス体験で、一番失望したのは食事だったんですが、この方は、船上のお料理は、メインレストランとビュッフェしか行かなかったのかな? でも「イタリア料理」を中心に、かなり水準の高い食事を提供してくれて、満足されたようです。

 つまりこの船、外国人の舌に合う料理を提供されていたということなんですかね? 
 それに、キャビンのクルーの素早い対応も評価しています。 
 まあアメリカのクルーズサービスを持ち込んでいるんで、そりゃあ当たり前の感想だと思いますがね。

 ですが、一番噛みついていたのはーー。
 英語を話すスタッフが、クルーの半分くらいしかいなくて、コミュニケーションに難があるということ。より具体的には、オプショナルツアーでの話ですね。  
 バスなどに同乗して来たガイド氏の雇い入れの基準は「彼らが旅や寄港地の専門家」かどうか、というよりも「英語を話すかどうかで選ばれている」のではないか? と喝破していた点ですね。
 「より具体的な質問」に対して、ガイドさん達は、「私たちの求める答えを持っていなかった」と手厳しい。つまり勉強不足やないの! ですか?

 まあ私たちが、日本旅行をしていても、ガイドさんから、必ずしも期待する答えがいただけるかどうかは、ちょいと疑問ですし、ましてやプリンセスの陸上観光(オプショナルツアー)は、一度にバス数十台は出て行くわけですし、「(観光の)専門家」をそんなに集められるわけもない。

 先日出かけたフランスのリバークルーズでは、フランス人のガイドさんが冗談を交えて、完璧な英語でやっていましたが、まあなあジョークを交えたガイドが出来るようなスタッフを一気に1000人単位の乗客相手に揃えるなんて、まあ今の日本じゃ無理だわなあ。
 インバウンドの旗振り役を務める観光庁さん、このあたりからメスを入れないと、観光立国は難しいんじゃないでしょうか?

 こんな意見もありましたね。
 ーー毎晩11時以降、何も食べることができません。どこにもない!すごい...クルーズはいつでも食べ物があるのが普通だと知っていますが、日本人は夜遅く食べたくないからだと言われました。ああ...健康のためには良いが、それほど楽しいものではない。

 そう日本人の生活スタイルにまで観光客は注文を付けて来るんですね。日本人向けクルーズは深夜まで盛り上がるわけじゃない、って日本のクルーズ会社も指摘していましたし、ミッドナイトビュッフェはもう、クルーズの宣伝文句から消えていますからね。

 僕はこれでいいと思うんですがね。でも、こりゃあ容易じゃないぜ。観光立国?でしたよね
 まあいいわ、今度はあのジャパネット・タカダさんがクルーズ販売に進出して、来年6本。しかも10日間のクルーズを、全船チャーターで。つまり日本人だけを乗客にしたクルーズを実施するみたいですね。
 旅行会社も出来ない思い切った試み! ですわ。
 この件についてはまた明日。何か事件が起きない限り、取りあげましょうね。
 って、相変わらずの上から目線でした。ゴメン。




九州インバウンド情報? 客船港ベスト10の8つまでが九州勢ですか。

   なんかメディアの注目度も減退していますね。
 数年前だったら、「爆買い」の見出しでニュースが躍ったんでしょうけど。今年は「まあ記録更新だし、触れときましょうかね」ぐらいの関心かな? 我が愛読紙産経さんも、全く触れていない。
 クシュン。それはそれで寂しいですね。はい。

 って、日本の港にやって来たクルーズ船の寄港数を国土交通省さんが発表したという話ですがね。
 九州の地域紙であれば、バリューはあるんでしょうが、全国紙ネタじゃないよ! なんかな。
 まあ詳細は、国交省のホームページで! というのも連れないですからね。さわりをちょいと。

 で、船でいらっしゃった外国人は253万3000人。27.2%の増加ですって。でもって寄港数は、2765回。前年を37.1%も上回り、うち2014回が外国船、凄いですね。これってクルーズ大国の数字ですよ。ああ、クルーズ寄港地大国!かな?
 いやいや、日本船も忘れてませんよ。751回も入ったんだからね。というものです。

 でもって、港別で一番多いのは博多で326回、ついで長崎、那覇、横浜、石垣、平良、神戸、鹿児島、佐世保、八代の順で、八代が68回! 良かったですね、八代。そして佐世保の84回も凄いですね、かな? 頑張ったで! 大賞かな?
 おめでとうございます! 

 でもねえ、それ以下は「その他」大勢、というのもなんかつれないですね。残り合計1130回もあるんだから傾向分析くらいねえ。日本海側も健闘!くらい書いてくれれば、国民的、つまり全国的なネタとして、盛り上がったんでしょうけど。僕には、1130回の中身の方が注目ですけどね。

 まさに、多様です。「世界のクルーズ事業」的に言えば、「多様なニッポンの港町」という取り上げ方の方が面白いと思うんですけどね。
 別にしっかり調べたわけではないですがね。これだけ多様なクルーズ港を持つ国って、多分日本だけじゃないですかねえ。アメリカだってこんなに多数の港に客船は来ていないと。
 そう港湾局さん、暇な時でいいから、「クルーズポート・オブ・ザ・ワールド」でも調べて下さいな。ええ、世界で一番クルーズ「港」が多い国ランキングなんてね。寄港した数なんて忘れてもいいからさ。

 そんなの意味がない? なんてこともないでしょう。 
 一見してわかるんですが、横浜と神戸を除けば、上位は全て九州の港町。つまり島別ランキンクでも、九州は、イタリアのシシリーなんかに比肩できる港のバラエティだろうし、
 ああ、忘れてはならないのは、昨日付けだったかな? 沖縄の新聞が「県別では沖縄がトップ」と書いていたことですね。確かに、那覇、石垣、平良の3港を併せれば、他の九州地区をも寄せ付けない! わけで。ガンバレ沖縄の応援歌にもなる。

 にしても、日本人はランキングがお好きですからね。
 こうなったら、九州でランクインしていない、大分や宮崎さんにも頑張っていただいて、オール九州をクルーズアイランドとして、世界にデビューさせて行ってほしいですね。 
 まあ回数だけだと、多分カリブの島や地中海、アラスカ辺りには負けそうですからね。ひたすらバラエティの多様さで押すべきですけどね。はい。
  
 でもって、読者さんは、「あんた、どうせこのあと、客は中国人ばかり、って書くんやろ!」なんていいそうですね。
 まあねえ253万人いらした外国人客の、少なく見積もっても200万人は中国からだろうしねえ。
 いやそうでもない。沖縄辺りは、台湾からのお客さんが多いでしょう。台湾のクルーズ市場も日本と肩を並べているか、抜いたみたいですからね、2016年にはね。

 日本の観光政策って、インバウンドこそ観光振興の柱!ですからね。中国人だろうと、台湾人だろうと香港からのお客様だっていいんです。日本にいらしていただければね。って、周りは、みんなチャイニーズばかりだもん、仕方ないじゃない。
 はい。だったらもっと中国人と仲良くね。

 にしても日本人のクルーズ人口の統計は? 
 ああそれは海事局さんが作業中ですからね。知りませんよ?かな。
 いや、あと半年もすれば、統計は出ますから!ですか? 25万人を超えるだろうか?ワクワク!
 なんてしませんけどね。毎年期待してみているけどね、ほとんど変わらないじゃん

 でも速報値だけでもいいから、もっと早く出してよ。国交省さん。
 アウトバウンドは経済振興策の枠外? なんていわないで下さいね。
 出国税を取るんだから、来年からは! ですからね。

本命はIR? 港湾施設への投資と優先使用ですね 衣の下には鎧?なんてね。

   もう政治ネタはしばらく止めようか、と思っていたんですがね。
 でもねえ。菅さん。はいもちろん菅官房長官さんですけどね、ブログにクルーズのことお書きになっているようで…。
 というかT.Iさん、凄いですね。こんなに丹念に船ネタを探して来るなんて。頭が下がりますよ。時々コノヤロー! なんて感じの書き込みもあります(笑)が、こちらも営業を意識して売文しているようなところもありますんでね。そこんとこよろしく! 
 って、他の読者さんには何を書いているのか分からんでしょうけどね。ゴメン。

 ということで菅さんでしたね。この人神奈川県内の選挙区選出なんですね。横浜を大分意識しています。でもって、週末のブログで、観光のインバウンドの大切さを指摘され、外国客船がどんどん来日しているという現象を自賛。「(外国船の?)寄港数2000回を2500回にしよう」そのためには「クルーズ船の受け入れ施設の充実を!」ですか? 
 まあ為政者さんたちがクルーズに目を向けてくれるのはいいんですけど…。なんか不純??
 
 いろんなことに目をつぶったうえで、「港湾施設の建設」それも、「外国船社の出資による施設整備」と「優先使用」なんて掲げていますけど、大丈夫なんかなあ、なんて楽屋の声も聞こえて来るんですよね。
 
 友人から、「あのスタークルーズさんが、何故、関西で神戸を選ばずに大阪なの?」 そんな風に問われて、「まあ横浜の方は自然だね」なんて答えちゃったんですがね。
 「カジノ!じゃなかった、IRでしょう!」だって。目を白黒させちゃったですよ。

 確かに日本はIR。つまりカジノ解禁に向けてまっしぐらです。でもって、スターさんの親会社はゲンティンさん。はいマレーシアの一大カジノIR、ゲンティンハイランドさんの運営主体ですからね、「クルーズの衣の下には、カジノという鎧も…」ってね、はい。

 でもって、日本の自治体で、一番カジノ誘致に積極的なのは、どこでしょう? 
 ピンポーン!
 横浜さんと、維新さんじゃなかった大阪市ですからね。
 それに菅官房長官さんと大阪の松井さんや橋下さんはお友達みたいだし。IR法の成立を図るために、維新さんは憲法改正に協力する、なんて風評も流れていますからね。ガンバレよ公明党!  

 なんて、ちょっと話は出来過ぎですかね。

 でもねえ、「日本は世界最大のカジノ国になるよ!」なんて感じで、ラスベガスのカジノ資本が動いてるようですが。そりゃあ。ゲンティンさんだって黙ってないんじゃないですかね?
 港湾施設や周辺施設の優先使用? って、どこまで含めるのかわかりませんがね。大阪は新しい埋め立て地である夢洲がIRの候補地ですし、万博誘致と合わせて、この辺りに、カジノと併せたクルーズポート? あり得ますよね。逆か? IRに併せたクルーズポート! って、どっちでもいいか。

 横浜も、大桟橋の改修は郵船さんが協力するようですし、まあ新港埠頭の開発の方は、すでに横浜市さんが、進めていますからね。
 もしIRとなれば、ベイブリッジの外、でしょう。横浜はこのままでは、大型船は入れませんからね。
 でもって、建設者には優先使用?ですか。すばらしい。クルーズポート付きのIRか!?

 そりゃあ。政治家さんたちが本気になるのも分かりますよね。
 いや僕だって、クルーズが表舞台に出て来ることにNOと言っている訳じゃないけど。しかも、それに政治家さんの力が必要なことはまかりならんなんて、否定するほどのこのとでもないけど、とは思いますよ。

 でもねえ、遂にクルーズにも脚光!表舞台に? なんて思っていたら、やっぱりね?って、ちょっと落胆。
 しかも、やって来るのは中国人ですか? 
 でも横浜は遠いですからねえ。いまに日本の領海内の外国船でも、一旦港を離れれば、船上カジノを! なんて案が出て来る? 
 って、今はどうなってるんだろうか?例えば、プリンセスさんとか?

 まあいいわね。それにしても「クルーズ船2500回」構想もいいけど、日本人は「20万人市場のまま?」って、言うのはどうなんでしょうか? 忘れないでね。日本人のこともね!
 
 
 
 

スター登場!ですか? 熱烈歓迎? それとも、ハラハラドキドキ?

   熱烈歓迎! それとも、ハラハラドキドキ、大丈夫かいな? ですか。

 スタークルーズさんが、閉ざされた「クルーズツンドラ地帯」日本への再登場を発表されたようで。まあこの会社いつも性急過ぎる感じなんですが、スタートまで五カ月後という短期ノーティスですからね。

 つまり今年7月から11月まで20本、スーパースターヴァ―ゴを横浜、大阪と上海を母港に、清水、鹿児島に寄港する7泊の定点・定期クルーズをスタートさせるそうで。 
 本当に成り行きに注目! ですね。
 
 まあ確かに私も、日本に外国船がやってくることは大歓迎なんですが、ロイヤルカリビアンさんは中国人向けだし、プリンセスさんは、日本のクルーズと同じ、寄港地変更型でしたし、唯一コスタさんだけが、金沢発着の定期定点を見つけて、去年から開始しましたが、その成功? をみるや、2年もおかずに日本市場に本格参入ですか? 定期・定点クルーズの試み。いいと思いますけどね。
 
 それにしても日本の特性を良く見ていますよね。関西と関東で選んだ大阪と横浜。中国とのカボタージュを配慮しなければいけない海外船社は博多や長崎、さらには神戸や日本海側の港に大挙して客船を寄港させていますが、なかなか日本の人口集積地帯にダイレクトに寄港させるのは簡単ではなかったですからね。

 しかも大阪と横浜って、埠頭が沢山あるわりには、客船寄港数が少ない、忘れられた港でしたから。ここに目を付けるのはいいんじゃないですか? でもPRには金が掛りそうですね。。
 この会社クリスタルクルーズも買収したアジア最大の船社で、大衆クルーズのスタークルーズに加えて、プレミアム(を目指した)ドリームクルーズを立ち上げるというように、3つのカテゴリーで。つまり教科書的に東アジア市場を開拓しようとしています。まあ北米市場の経験から学んだ教科書ですけどね。

 私もスタークルーズには乘ったことがありますが、ヴァ―ゴと同型の「レオ」で食べた中華料理は美味かったですね。まああんまり悪い印象はないんですよね。当時では珍しい多彩なレストランを備えてね。香港からハロン湾に向かうクルーズでしたが、いい印象でしたよ。 

 問題? もちろんありますよ。新しいチャレンジですからねえ。
 一つはインターポ―トシステム。つまり乗客は、横浜、大阪、上海から乗船させるとしていますが、その狙いは、もちろん中国人と日本人の国籍ミックスですね。ウーン、こんなこと書きたくないですが、果たして日本人が中国人と混乗して旅するのを好むのか?どうか。
 僕は…。
 
 どうやら日本市場はバルコニー付きを主体に販売し、レストランなんかも、なるべくセパレートして行くことを考えるのでしょうが…。
 料金は、オーシャンビューのお部屋で15万8000円からとか。1泊2万円強ですね。まあ決して高くはないですが、欧米船社への憧れ?型のクルーズイメージと、アジア系船社へのイメ―ジの落差を、この価格で満たしてくれるのかどうか?

 それにカジノは出来るんかな? いくら外国船でも、日本国内を走っている間はカジノはやらせないはずですからね。はい。まあそっちはいいんでしょ。
 日本からは2万人を集めるそうですが…。

 でも考えようですね。ヴァ―ゴは改装するようですが、2年やってダメでも、この海域、つまり台湾/沖縄航路をベースにしたスターにとっては、そんなに痛手ではないでしょうし、欧米船社にやられっぱなしのメインランドチャイナ市場への、より本格的な参入へのマーケティングにもなるし…。
 
 かれらにとっての本命はドリームクルーズの沖縄。つまり来年から始める香港や台湾市場の充実にあるのではと…。

 それにしても、昨日開かれた会見に出席された国交省のお役人さんは港湾行政の方だったとか?
 海事局は完全に、クルーズ行政の主導権を奪われ、観光庁も影、薄しですね。
 つまり、ここでも公共投資しか頭にない「寄港地大国」ニッポンの面目躍如なわけで。

 港湾への投資、入管係官の増員、インバウンド旅行会社への仕事の供給ーー。
 日本人は、クルーズで本当に安らぎを得られるんだろうか?
 日本船社からは、ヤレヤレといったため息しか、聞こえて来ませんね。
 
 これで、日本のクルーズは、本当にいいのでしょうか?


    

開かれた国ニッポン! クルーズ拠点港6つを指定。「拠点」?ですか、これ。

   それにしても、自動車関連のメディアは、トランプ政策との関係について、すぐに分析と見通しを明らかにしているし、いまや自動車関連産業とすら呼べる海運業界に対する記事もちらほら見えるのに、旅行業界に対する影響については、まったく触れてくれませんね。

 まあ、航空便の予約とか、空港の混乱みたいな話としては記事も出て来るんだろけどね。でも、一番早く影響が出てくるはずの、「ツーリズムに対する影響を懸念」くらい、トランプに言えばいいのにね。アベチャン。
 トランプ政策とツーリズム!なんて論文記事は出ないのかね?

 どころか並行して出て来たニュースが、石井国交大臣さんが、大型クルーズ船の拠点港として横浜、 清水(静岡県)、八代(熊本)、佐世保(長崎県)、本部(沖縄県)、 平良(同)の6港を指定したという話。
 はい、国交省が去年秋に公募したクルーズ会社と港の連携による港湾整備計画の応募に対する指定の件ですね。にしても、この政策のキャッチ、簡単に一言で書けないんだよね。もう「拠点港」とか、「中核港湾」みたいな名称は、コンテナ船分野でたくさん使っちゃって色あせてますからね。

 「ハブ港」も使えない。というよりこの「拠点港」って、中国の上海や天津がハブで、その「スポーク港」みたいなもんですからね。
 つまり「拠点」と無理やり読み込むとすれば、その地方の周辺観光地の「拠点」であって、なにもクルーズの拠点なんかじゃないもの!

 インバウンド主導のクルーズ政策? の延長上で定式化された、港湾公共事業政策の思い付きプランじゃないの? なんてね。

 これ、「拠点港」というのは、幾らなんでも言い過ぎだよ。日本のクルーズ拠点港と言えば、博多と日本船の横浜くらいのだろうに。
 横浜は郵船クルーズ、清水はゲンティンさん、八代はRCL、本部、平良はRCLやゲンティンですかね。佐世保はどこだっけか? それらの港に船会社さん「優先使用」の客船ターミナルが出来る? でもって「拠点港」ですか?なんの拠点?
 でもって、記事は素晴らしいですね。これらの港には当該の船会社さんが、継続的に長期にわたって寄港していただける。つまりは日本列島クルーズ化の端緒が切り開かれようとしている! そうか、その拠点なんだね。

 アメリカでは鎖国化ともいうような、国境障壁の強化政策が取られようとしている中で、日本は日本の領土内に優先使用?という名の外国の施設が造られてゆく。
 えっつ、あんた何も知らんのね! コンテナ貨物の港湾施設は、船会社の専用化進んでいて、どこも独占的な使用権を与えているし、船会社は、ターミナル運営部門だって持っているじゃん。
 すみません、不明を恥じます。でも、港から、どっかに移動する荷物じゃなくて、人がやってくるわけでね。同じ発想でいいのかなあ?

 というか港湾局の、いや国交省の官僚さん。地方自治体の皆さんでもいいや。カリブ海のクルーズに一度でいいから参加してみてくださいよ。
 かつて、私もプライベートアイランドに寄港することで、その事業展開の大きさに驚いたし、クルーズ会社の創造力に感銘を受けましたがね。これらの島だけでなくプライベートビーチにしても、そのリゾートに現地の人々はサービス労働者か、付近の土産物屋さんとして関わるだけで、そこで遊ぶのは…。

 でもって、一昨年だったかな? 中米の港町を船で訪れたんですがね。寄港港は、高いフェンスに囲まれて、現地の住民はそのなかに入れないばかりか、周辺に粗末な土産物屋を造って、安い民芸品なんかを商うという姿でしたからね。
 所詮観光なんて、そんなもんですよ! と、まあ無理やり納得して帰って来たんですがね。
 
 なんども書いてますがね。日本人は欧米人には弱いですからね。アメリカ人辺りが、こうした専用ターミナルを使用するのは、受けいれるでしょうが、どかんと中国人がやってきて、それが常態化して行く。そんなこと本当に地元は覚悟できているんだろうか?

 なんてね。それがツーリズムですよ。 はい、そうですか?ごめんなさい。
 
 まあいいや。日本人はクルーズ客船なんかで海外に出て行く気はないようだし。地方の疲弊も進んでいるし、中国人と言えども、観光客がやってきて街に賑わいが生まれるのは、日本国にとっていいことですよね。きっと。
 でもって、彼らの購買意欲というかモノを買おうとする意欲は凄いですからね。しかも中国では土地と言っても持てるわけでもなく使用権の保持ですからね。対して日本の不動産は、まさに財産。
 たくさん不動産を買っていただいて、クルーズ船がやってくる港町の一角にチャイナタウンでも造っていただいて、膨張中国からの移民を受け入れて行く? 

 なんて未来は来ないよね。きっと。
 でもまあこれこそ、国際化のひとつの姿ですよ。つまり鎖国のトランプに対して、開かれたニッポン! です。
 なんかな。圧倒的な人口を抱えて、膨張する中国がお隣さんとして存在するオネストな国ニッポン! 
 大丈夫かな? これで。

 そして、まずは沖縄、そして南西諸島から、かな? 中国の軍事戦略としても絶好のロケーションですからね。この島々は。
 国境は変わらなくとも、どどんとせり出して来る。何かあれば、国民の生命財産を守るため! に解放軍が。なんてね、やめましょうね。そんな荒唐無稽な話。

 ああインタナショナル、我らがもの! なんて。30年後には、東アジア共和国が成立して、国歌はそんな風になってるのかもね。 主導権は? もちろん彼の国でしょう。次の「バック・ツー・ザ・フュチャ―」ですかね?

 アメリカンさんがイスラムともめている間に、東アジアの盟主? がじわじわとね。 
 しつこいね、あんたも。そんな風にはなりませんって。ね?

次は、野球部も日立との合弁企業への統合ですか? 「造船所」名の変更も近い?

   別にいいですけどね。こんなことまで書くのと言われそうですね。
 それにしても、宮永さんの日立製作所への思い入れって、本当に強いというか。
 いつだったか、両社の合併構想が潰されて、失意にくれた(?)悔しさの挽回戦を、社長になってやっているのかなあ?
 と言う感じで、ここに来て急に加速されて来たいじめの対象は、長崎であり、造船?
 そして、思い入れているのはパワープラントのようですね。

 いや別にそんなに大袈裟な話じゃないんですけどね。 はい、単なる野球部の話です。以下ーー。

 三菱重工業株式会社と三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)は、野球チームの戦力強化を目的として、2017年のシーズンから三菱重工長崎硬式野球部と三菱日立パワーシステムズ横浜硬式野球部を統合し、新たに「三菱日立パワーシステムズ硬式野球部」を発足させる方針を決定しました。これにより、公益財団法人日本野球連盟および毎日新聞社が主催する都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権大会で全国優勝を狙えるチームを目指します。本拠地は、MHPSの本社がある横浜市とします。(三菱重工のHPより)

 やるとなったら徹底的に! ですか? それとも、水に落ちた犬は…、ですか? なんだか真綿で頸を締められるような話、ですね。
 確かに事業所制型の管理を止めて、今は、ドメイン制なんだから仕方がないでしょ? 

 でもねえ。各事業所と言うか、工場と言うのは、労務管理の流れにしろ、地元への愛着心の涵養というか、労務システムにしろ、独立性は必要だと思うんですがね。だいたい大都市でプロ野球のある横浜と、地方都市の長崎と、企業野球チームの存在感って、まったく違うと思うんですがね。
 つまり。宮永さん行革の第二ステップは、まさに意識においても、事業所主義から脱却せよと、おっしゃるわけですか?

 それに、企業ナショナリズム的に言えば、三菱ブランドへの愛着はあっても、「三菱日立」ブランドへのロイヤリティとなると、イマイチでしょうからね。
 そんなナショナリズム的意識改革? なんですかね。

 にしてもこの時期に、「長崎」ナショナリズムの象徴でもある野球部を取りあげちゃうって? 恐ろしい人だね、この人。
 毎日新聞だか、エコノミストだかが書いていた長崎43万人の人口が半分以下になってしまう? なんて長崎叩きの第二段階に進んでいるんですかね?
 
 別に私はノンプロ野球に詳しくもなんともないですがね。確か巨人の杉内が長崎出身だよね。で、ホームページを見たら重工野球部は5つあるんですが、99年の歴史を持つ、まさに「マザーヤード」ならぬマザー野球部みたいな存在のようですね。長崎は。
 でも、長崎は造船所だけでなく、原動機や艦艇でも主力工場ですからね。別に造船部門縮小と言う事業所再編成の流れとは無関係! と同社では、言っていますが。

 それにしてもなあ。長崎はどうなる? なんて感じで注目されているこの時期に、しかも造船部隊からすれば、それでなくても意気消沈している今、こんな話を、決断し実行するんでしょうか?

 なんて、私が怒ってもしょうがないですけどね。
 いや実はね、長崎にはラグビ―部もあって、このところ低迷していますが、一時期トップリーグで戦ったこともあるんですよ。どうなるんかな? 心配ですね。 相模原辺りとの統合なんて、まさかないよね。
 かつての新日鉄釜石ほどの活躍はできなかったけど、ラグビーが強い九州地区の核のひとつですからね、まさかここには手を付けないんでしょうねえ。って、どうでもいいか?

 でもこうなってくると、次は? 事業所の名前の変更ですかね? 三菱さんは、長崎と神戸の事業所名を「長崎造船所」「神戸造船所」と呼称し、いまだに守り続けています。
 横浜もかつては造船所といったんですが、桜木町からの撤退で、修繕船工場もある本牧の横浜製作所がこの地区の主体になっていったんですよね。造船所名も消えた。

 でもねえ、商船から事実上撤退し、船と言えば、艦船、潜水艦ばかりとなってゆくと? どうなるんですかねえ。結局名称としても、残るのは下関造船所だけ? 
 このあたりで流れを変えないと。
 事業の衰退とともに、企業文化も変わってゆく? なんてスマートな三菱マンは納得しちゃうのかもしれんけど、私ら野次馬からすれば、イマイチ納得しないけどね。

 にしても、企業内部に敵を造って、徹底的に叩いて人心を掴み、やりたいように進める手法って、なんかトランプさんじゃないけど…。って、いやいや小泉さんやアベチャンも同じだね。

 でもって「水に落ちた犬」ですか? 
 しゃあない。水に落ちても、泳いでゆきましょうよ。対岸はそんなに遠くないでしょう。
 飛鳥Ⅲを造っている間に、目の前は晴れるかも知れない…。

   

AIDAの赤字はついに、2640億円ですか? さすがに大重工会社ですね。キリシロはまだまだあるようで。

   なんだか、コンテナ3社の統合という大波に紛れて、三菱さんは矢継ぎ早にいろんな話を市場に出していますね。朝日新聞がスクープして「当社が発表したものではない」とコメントした旧菱重興産の売却。1000億円近い売却益が出たのかな? つまりは資産売却で、決算のお化粧直しをしたわけですが、ここの雇用だけで2000人と言いますからね。

 身売り? いや、同時に、これはマイナスのニュースじゃないよ、とばかりに、ご本社を、日本の中心・丸の内にお戻しになり、田町、品川地区のオフィス再編を決定。つまり新しい三菱重工にモデルチェンジするという絵も忘れていない。
  
 このご本社移転は、数年前から噂としては聞いていたんですがね。まあ前向きな話なのか。三菱村の三菱地所さんのビルに本社を構えることになるようで、資産と資金の流動化はますます進んで行く? 
 なんか来年、いや再来年のかな、航空宇宙部門の新卒採用には想定を上回る応募があって、絞り込みが大変だったとか。
 日本の英知は三菱村に集まる? ならば本社は丸の内だべ。ですか

 造船なんてスマートでもないし、人手を使う重筋作業のような事業は、新しい三菱さんには、似合わないのかもね。儲からんし。造船事業の資産をウッパラって、航空宇宙のような夢のある産業へ、ですか?
 となれば、この会社、それこそ全国に工場を持っていますからね。関東地区にある横浜製作所の修繕船工場の閉鎖案なんかも数年前にはささやかれていましたが、なんとか守られるのでしょうか?
  
 つまりまだまだキリシロじゃなかった、事業再編の原資は沢山あるんですね。それにしても凄い会社です。

 でもって、このブログの祖業、ってなんだよ。はいクルーズですがね。
 AIDAさんの特損がまた165億円増えて、ついに2640億円にまで達した、なんて話は、もう一般紙も追いかけなくなっちゃったんですかね。寂しいですね。って自虐的ですね、このブログも。
 この船の欠損については「継続的な事業」の損ではないから、という理由で特別損失として計上している、という文言が初めて付記されて、ついに「大型客船」は、特異な仕事みたいになっちゃったですね。

 事業としては、これで終わりというか、「この赤字を肥やしにして新しい船に取り組む」なんて姿勢もなくなったのかも。
 もっともこの累損は確定しておらず…。そうですよね。来年の引渡し時期も公表されていませんからね。さらに赤字が増える可能性もある。
 2700億円。ってひと月ほど前、この欄でも不用意に書いていた記憶がありますがね。ええええ、勿論間違い、事実誤認ですよ。すみません。

 でもねえ。引渡は6月? 7月? 工事に熟練する外国の工事会社への下請け先の変更? primaさんでわかった内装などの問題のフィードバックですか。この仕事、つまり客船の仕事を次の仕事へのフィードバックできるという展望もない中で、増えつつづける赤字。

 長崎造船所の中にある史料館という名の記念館には工作中の事故で爆発したタービンブレードが飾ってあります。現場はどんなふうに仕事に向かってるんですかね? 2650億円の記念碑でも残そうというんだろうか? 昔、ここで造船業をやっていました、みたいなレガシーですか? 東京オリンピックみたいですね。

 にしても、海運不況の大宣伝の中で、造船不況に対するPRも進んで、いまや海運も造船も、ほとんど崖っぷち!産業みたいな印象ですね。まあ経営者にとっては、悪いのは自分のとこだけじゃないよ! という言い訳にもなりますけど。そんな中でも、オレんとこだけは、みたいな話はあるんだろうけどねえ。

 でも、総合海運業。つまり海上輸送業自体の存在価値が波に洗われている訳ではない海運については、如何に国際競争に勝つか!みたいな視点での記事なのに、造船は重工会社が見捨てる、見捨てない!の視点からの論調ですからね。寂しい限りですよ。

 何度も書きますがね。もしご本社から、けつを叩かれながら、拙速気味に「豪華客船」なるものに取り組まず、まずは飛鳥Ⅲ、そして満を持して欧州の客船!みたいなステップを踏んでいたら、今度の海運造船不況ニュースの洪水の中でも、「三菱だけは無縁だった」みたいな、成功物語を称える記事になっていたでしょうね。
 というか、この谷は凌ぎ切ったという評価になる。

 つまりパラレルワールドは、「祖業の伝統を守った、さすが三菱」みたいな、もう少しバラ色な絵が描かれていたんじゃないですかね。
 悔やんでも、悔やんでも…。って最後は演歌のようになりました。ごめんなさい。 
 

 
  

1年後には配置転換という名のリストラ? 限界事業「造船」に、現場からの揺り戻しは?

  さて昨日の続きです。「海外旅行」ジャンルよりも「造船」ジャンルのブログになりつつあるんで、その波に乗りましょうかね。いや今週までですよ。 いや? 来週もこの話題が続くかも知れんけど。すみません。

 というので、昨日造船分社のススメを書いたわけですが、三菱さんの船って、ほんの数年前までは、建造量はともかく製品ラインアップの多彩さでは、ダントツに日本一だったわけですね。工場も、東から行けば、横浜(修繕船) 神戸(潜水艦)、下関(フェリー、小型特殊船、巡視船)、長崎(護衛艦)+香焼(商船、客船)--こんな感じですかね。
 これだけの造船軍団をそのままの形で分離すれば、未だに日本最強を争う造船所が出来たはずです。
 かつて川重のOBさんと話したとき、当時同社はIHIとの統合が既定の事実だったんですが、「どうせ統合するなら三菱とやりたい」なんて、おっしゃていたのを思い出します。それだけ三菱はキラキラしていた。

 でもねえ、例えばその川重だって、川崎造船として分離したことがあったわけですが、潜水艦は一緒でしたし、IHIだってもちろん艦艇込みでのユニットを分離し、JMUに統合しました。

 21世紀のはじめ、造船業の構造改革と称して、業界再編論が語られたわけですが、「三菱以外の大手造船を2社に統合」--これが国交省が振った旗だったわけですね。この話の前提になっていたのは、三菱は単独で理想的なユニットを構成出来るという判断です。もちろん艦艇込みですし、であれば、合併連合軍に比べても、工場ごとの生産分野でも、きわめて効率的なものになっていた。
 つまり造船という生産ユニットとしてはある意味、理想的な企業がそこにあったんだと思いますね。

 まあ、今思えば、これって造船業という単位での産業戦略論でしかなかったのかもしれませんが、重工会社の中であっても、造船部隊は遠慮せずに「自分たちの都合」と言われようと、この議論をギリギリ進めるべきだったと思いますね。
 であれば日立と三菱の合併論とか、三菱日立パワープラントみたいな話より前に、より強力な…、なんて止めましょうね。死んだ子の齢を数えても…。

 そして今、ですか?
 横浜、下関は、帝国重工の中の町工場? そんな存在があることすら忘れられつつあるかのようにポツリと。神戸と長崎の艦艇部隊は「防衛・宇宙」に組み込まれ、別事業部、いや別ドメイン。そして長崎は? 商船は、「船舶海洋」と称する別会社、製造にあたるブロック建造は「船体」と、これも別会社。客船は、エンジニアリング事業部ですか? つまり長崎は艦艇を加えると4つの事業体に分けられ、さらに子会社に「MHIマリンエンジニアリング」、それに研究所などの組織。
 つまり、将来撤退の時期が来ても、ひそっりとフェードアウトして行くことが出来るように、なんて感じですかねえ。
 つまりあなた方は限界事業なんだよ、と。
 宮永さんがおっしゃっていた成長産業と限界事業の振るい分けが完成しつつある?

 これって艦艇防衛型事業再編? いや防衛産業じゃなくて、艦艇事業それ自体を守るための専守防衛型事業シフト? って、この会社の経営戦略論よりもわかりにくい言葉になっちゃった。すみません。
 でも、「そんなこと今頃、分かったのかよ」なんて言われそうですがね。

 でもねえ、船ってひとつひとつの製品は、ひとつのプラントのようなもので、用途も、目的も異なりますが、技術的にはひとつのユニットとして捉えるべき産業なんだと思うんですがね。
 何故「船舶」という製品単位での分社が行われなかったのか? 艦艇分野は未来産業であり、商船には未来がない? なんて分けたんでしょうか。
 つまりこの流れのまま、三菱さんの船の近未来を俯瞰するとすれば、「未来のない商船」は、もちろん客船を含めて、捨て去られてゆく運命? にある。
 で、いいんでしょうね。つまり造船業という意味での事業戦略と言えば、「撤退」あるいは「軍事産業化」という選択肢しか見えてこない?

 来週からは、AIDApelraの進水から始まる「三菱の客船」の最終章を眺めて行くことになるんでしょう。
 でもって、今の客船部隊の人員配置がどうなっているのか知りませんが、このままPelraちゃんの完成ととともに、一年後、現場には配置転換(?)という名のリストラの波がやってくる?

 そろそろ僕にも、株の売り時が来たかな? ええ、わずか1000株ですけどね。ステークホルダーから撤退しようかと。
 いやいや。,現場からの揺り戻し ! かすかな期待ですが、そんなことがあるかも。 
 それなら、もうしばらくは…。

  

日本の港の国際貢献! って22万トン対応や地方港の充実ですかねえ?

  昨日の続きを書こうと思ったのですが、面倒になりました。CLIAのまとめたクルーズ客の平均年齢データの信ぴょう性はイマイチだし、まあ英語だからね。しかも東アジアのクルーズは2014年と15年、そしてこれからやってくる16年は、全く違う市場になり、違った事業の展開を見せると思うからです。すでに14年は、遠い昔々の話になっている。

 というんで、何を想定してこんな書き出しにしたのか、なんですが、「日本のクルーズ」とか「観光業」という場合、すでにして、中国の経済分析みたいな話や、中国の動向にどう対応して行くかみたいな話ばかりになっていることへの寂しさから、なんですね。
 12月に東京港が新しい客船ターミナルの構想を発表して、ポンチ絵まで公表しましたが。大体晴海との2重投資について、どんな反省をしているんでしょうかね。別に五輪会場のポンチ絵との比較をするつもりもありませんが、東アジア諸国のターミナルに比べての貧弱さは出来上がった時に、なんか物議を醸しそうだし、それより横浜が構想しているベイブリッジ外の新しい客船ターミナルとの整合性をどう調整したのか、考え込んでしまいますね。
 東京も横浜も、橋があって大型化した客船が入港できない。「世界最大は22万トンでっせ」というわけですが、22万トン対応のバースを東京湾に2本も造って、そんな船が同時に2隻もやってくるんでしょうかね?
 そんなこと分かんないだろ! はい、カリブ海だって、マイアミ、フォートローダーデール、ポートカナベラルと客船港はいっぱいあるし、ニューヨークだって、マンハッタンとブルックリンにあるよ! すみません。日本のクルーズの未来は、まさにアメリカのような巨大市場に? 
 --なわけないだろ!

 いやアメリカ規模まで行かなくても…、という反論があるかもしれませんが、アメリカと日本の決定的な差は、客の主体が自国民か自国民じゃないか、ということなんだよね。

 まあクルーズポートの建設なんて五輪会場に比べれば大した投資じゃないんだから目くじら立てるなよ! でもねえ、例えば香港の啓徳ターミナルだって、客船が来ないときのために、イベントホールとしての活用とか、展示会への利用などをの営業品目を掲げてます。まあこれも絵に描いた餅かもしれんけど。
 それにそんなことは俺たちはもうやったよ。晴海ターミナルを造った時には多目的で、展望レストランもあって…。みたいな話だったけど、いまやシャッターターミナルみたいなもんだから、と。
 まあ確かに、そんなことまで考えて過剰投資なんてしない方がいいけど、少なくとも行政も、当時は、おずおず出してくるようなプランだった。つまり公共投資ですからね、「恐れ」という概念は、あってしかるべきなんだよね。
 今や都民の利用に便利。なんて、つまり22万トンバースを造る理由は「世界最大客船は22万トンだし、どうせ造るなら踏み切っちゃえ」の気分がアリアリですからね。
 というかオリンピックの関連施設の一つだよ! 文句あるか? と議論を封じ込めちゃうみたいな。

 このところのクルーズ関連情報と言えば。地方港への外国客船の入港が史上最高になる! といった話や、これに対応してのクルーズポートの整備プランばかり。
 まあ一度に数千人の中国人を運んでくる客船が10隻にもなるわけで、「整備が急がれる」なんて感じで投資に動く港の気持ちは分からないでもないけど。

 中国需要が去ったあとは? なんて野暮なことは言いませんよ。そんな風にならないように、整備と充実を図って行く以外に「持続的な成長」はありませんからね。
 にしても、一番大切なことを忘れてませんかねえ。そうつまり内需ですよ。地元の港から出て行く日本人のクルーズ客を増やすーーじゃないのかなあ?
 
 コスタさんに「博多、金沢、舞鶴からも乗れますよ」みたいなセールスをされて、彼らに日本市場活性化をお願いするのが、日本のクルーズの姿ですからね。せめて新しいクルーズポートを建設、整備するなら「うち半分は日本人の乗降客にすることを義務付ける」なんてこと、出来ないかな。うん出来ないよなあ。

 晴海はいまや映画やテレビドラマの撮影地としての活用ばかりで、レストランも商業施設もない。新しい客船ターミナルは、そうか、日本版スターウォーズのロケ地に? ってなんか変ですよね。
 22万トン型客船が東京湾にやって来る日ーー夢のような日だと思いますがね、乗ってるのは中国人? ですか。
 まあ、東アジアの平和のために良しとしますか! 
 日中友好! 加えてアメリカ船社への利益供与!日本の港の国際貢献って、これですよね。はい。
 
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