客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

災害対応

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

横須賀―北九州ですか? 思い出すのはシャトルハイウェイかな?

  久しぶりに前向きなニュースですね。
 SHKグループさん。はい阪九フェリーや新日本海フェリーを運航する、フェリーの企業体としては日本一かもしれない。そのSHKさんが、横須賀ー北九州に新しいフェリー航路を開設するんですって。
 15000総トン級2隻を投入し、週6便だそうで、トラック150台積み級と結構大型ですね。
 21年開設。とはいえ乗客対応をされるのかどうか? そっちは明らかになっていないので、それが気になりますが、是非、人も乗せて欲しいですね。

 関東ー九州航路。まあ鉄道との競合を考えると、荷物はともかく人は難しいですかね。これからいろいろと検討を進めるんでしょうが、このところSHKさんは、かなり積極的な投資や事業を行っていますからね。日中韓、東アジアの物流動脈充実の主役さんが動き出している!ということですね。
 横須賀から下関を経て中国へ船で。とか横須賀から北九州、釜山を経て山東半島!なんて旅もできるようになる?かも。

 まあ、記事風に書けば、そういう話ですが、「横須賀起点」ということで思い出すのは、なんといっても今世紀初頭に(なんかNHKのドキュメンタリー風やね)華々しくデビューしたシャトルハイウェイラインを思い出しますね。

 商船三井のOBさんたちが大分の地元の荷主さんたちの応援を得て、横須賀ー大分航路をフェリーで結ぶ。まあ旅客は難しいですからね。陸上物流の効率化を基本に目指した新しいフェリー事業でしたが、2004年に動かし始めたものの、07年には破産! 

 海運界では結構有名だった高宮信夫さんという経営者さんが旗振りをして、商船三井客船のこれも有名人だった渋沢さんが加わって…。
 とはいえ、商船三井という会社の仕事というよりも、OBさんたちが個人的に立ち上げた事業という感じで、最初は船の調達も上手くいかず苦戦の連続だったことを記憶してますね。

 SHKのこのプロジェクトは、もちろんシャトルハイウェイとは全く関係がないんでしょうが、当然この時の経験は踏まえながら? なのかな。
 当時に比べて、トラッカーの人手不足はより深刻ですからね。モーダルシフトの掛け声も大きくなるばかりだし、案外うまく行くんじゃないでしょうかね。

 というか日本海側に比べて太平洋側は新幹線という高度に発達した輸送手段を持っているという強みがありますが、その一方で湾曲している日本列島という地勢的な要因もあって、船はねえ。いろいろ浮かんでは消え…。このところ川崎近海さんが、北海道と東北を結ぶ航路の充実に動いていますが、沖縄航路を含めて関東から西向きはねえ。

 とりわけ東京や横浜は東京湾という、湾奥にありますからね。太平洋に出て行くだけでも数時間かかってしまう。
 というんで外海に近い、横須賀に目を付けて…。
 元気のない日本! いい目の付け所かもしれん! ですね。はい。 
 
 まあ、でもここまで書いて来て、やっぱり旅客は当面無理かなあ? ですよね。横須賀からって、新横浜辺りを想定しても、羽田を想定しても、北九州までの人流は便利ですからね。
 昔、さんふらわあで、東京を立って、新宮、高知なんてフェリーに乗ったことがありまして、我が人生で2度目の船旅体験!なんて、そんなに大袈裟な話じゃないですがね。船内でマージャンをやっていて急に揺れ始めてね。もう真夜中でしたが、静岡くらいまで来たのかななんて、航路図を確かめてみれば、東京湾を出たばかりのところ。つまり外海にでて揺れ始めただけだった! なんて経験をした覚えがあります。
 シャトルハイウェイも横須賀から大分って、いわゆる幹線から外れ、すぐに外海から、というのが狙いの一つでしたからね。

 でも、日本列島をフェリーで包み込むというフェリー会社の心意気や良しですよね。
 頑張って欲しいですね。それに「必ずやってくる」といわれている東南海大地震が本当にやってきたら、海からの輸送ルートというが充実しているのに越したことはないですよ。

 新日本海フェリーさんは、「はくおう」で自衛隊に協力し、船の運航も手伝っているわけで、まさに災害対応船としての価値もあるプロジェクトじゃないですかねえ。
 まあ船上ではカップヌードルや冷凍品の提供でも構いませんからヒト対応もお願いしますね。

 でもって一朝有事には、はい、是非、我が家がある熱海あたりにも支援物資を届けてくださいね。そこんところよろしくね。
 そうそう、フェリーもいいけど、ぱしふぃっくびいなすもそろそろ!って、そんなに、なんでもかんでも言うんじゃないのね。はい!
 
 

海上自衛官って、船員免許を持っていなんですってね。災害対応はボランティアで??

  災害対策船の構想については、神戸大学の井上欣三名誉教授が軸になって、国土交通省での検討が進められていたんですよね。

 http://www.sousenob.com/index.php?option=com_content&view=category&id=18&Itemid=32

 はいこれです。かの東日本大震災以降、いろんなところから、船を災害対応に使おうという機運が盛り上がって。でもって実際に実現したのは、防衛省のフェリー調達でした。でも、これは災害対応というより、兵員輸送用ですけどね。
 つまり主として北海道に駐屯する部隊を、装備ごと移動するための輸送船というのが主目的。仮想敵だったロシアから、備えるべき相手が中国へ。というので、九州や南西諸島、東シナ海への兵員移動を行うという目的ですね。まあ、自衛隊もその意味では柔軟ですから。有事よりも通常は、災害対応。とうことで、いわばフェリー会社との用船契約が出来た。
 
 その最初の仕事が、今回の「はくおう」だったわけですが、オスプレイの活用と併せて自衛隊の装備強化のPR戦略だなんてことで、一定の批判もあるようですが、フェリーの被災地派遣は出来ることなら、続けて欲しいですよね。
 自衛隊さんは出生の不幸もあるんでしょうか、軍事と災害対応の機能をわざとまぶすから、位置づけは?みたい話になるんで、災害対応部隊は、それとしての編成をした方がいいんじゃないですかね。

 つまり、「自衛隊は憲法違反」論や、「日本の防衛はどうするのか?」論や、「憲法改正論」をクリアしない限り、常に違和感は付きまとうわけですからね。
 ここは、まあ得意の「難しい話はさておき」論でもって。「はくおう」さんには頑張ってくださいというしかないですよね。

 ですがね、冒頭の井上先生の委員会ですがね。つまり国交省の検討ですが、これはひどいですね。というか今回も石井国交大臣は、4隻のフェリーを熊本に派遣する! と表明して「さんふらわあふらの」が用船されそうな話が流れて、国交省も今回はやるなあと、思っていたのに、「費用負担を巡って」、国、県、フェリー会社の調整がつかずに、今週は、船は現場に向かえず、ですって。
 なんかニュースだけを読んでいると、災害対応なのにお金を要求するフェリー会社が悪者に読めちゃう。

 これねえ、表から見ていると、「地震は急に起きたんだから、(用船費用の)負担で折り合いが着かないのも当たり前かも」と思うかもしれませんがね、井上委員会では、こうした事態を想定して、あらかじめフェリー会社と費用負担の考え方を決めておく。
 いやそこまで議論は進まなかったかもしれませんが、「災害対応契約」みたいなものを、地元自治体との間で結んでおくべき、みたいな議論があったんですよね。

 こんな地震がおきてから、じゃあ費用はいくら、とか、誰が出すんだ? みたいな話をしていて、まとまるわけもない。
 東日本大震災時には、フェリーもアイドル化していましたからね、むしろ船会社がボランティア的に協力し、あとで多少の費用が補填されたのか、しないのか、みたいな話で終わったのかな? この辺はあんまりメディアも書きませんからね。
 ですが、船も商売ですからね。震災の度に…、というわけにも行かないでしょう。

 何が言いたいのか? って、神戸市あたりは、港町ですし、大震災もありましたからね。かなりこうした検討は進んでいるようですが、あらかじめ国や自治体が、フェリー会社やクルーズ会社と契約しておけば…。というか少なくとも、1日辺りのチャーター費用について、合理的な水準と費用の負担先についての確認を進めておくべきだと思いますよ。
 
 まあいいや。それに、「はくおう」の船員さんは「予備自衛官補」ですか? 
 つまりお国のために働く人だから。しかも戦地に赴くような仕事があるかもしれないんだから…。民間人という資格だけだったら、もっと話は悲惨なものになるかもしれないし。

 でもねえ驚くのは、海上自衛隊で、あのでかい護衛艦を運航している自衛官って、船員免許を持っていないんですよね。これが。
 つまり、船だけがあっても、フェリーの操船が出来るのは、海員学校を出た船員資格を持った人だけ。
 うーん。日本って凄い国ですよね。そんなのフェリーの操船訓練でもしておけば、護衛艦のオフィサーだったら、「よーそろ!」だと思うんですけどねえ。
 防衛省と国土交通省の垣根は、国境よりも高い?なんてね。

 「はくおう」は有事だけに使うから、船員さんは民間人で、というわけでしょうが、定期航路ですからね、フェリーは。自衛隊が使わないときは、民間で使っていいよ、たって。
 というより、少なくとも混成くらいにして、平時は、南西諸島あたりの病院船としておいて、訓練し…。なんてね。
 ああ、病院船だと、厚労省さんあたりの了解も必要…かな。

 こんなことしていたら、次の地震が来ちゃうね。これじゃあ。
 
  
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