浅知御免太のやり直しブログ

クルーズ崩壊を食い止めるために…、って無理かも?

磯田道史

 2014年8月以降、9年目もだいぶ経ちました。少し閲覧増加のペースは落ちていますが、それだけ平穏無事?なのかな。
 クルーズはしかしロシアのウクライナ侵攻やガザの虐殺もあって、再び黒い雲が覆っています。
 日本は眉をしかめていればと思っていた矢先の能登半島大地震。コロナの後は戦争や天災だなんて。しかもどさくさに紛れて敵基地攻撃能力!いや台湾有事のことさらなクローズアップ? 
 でも軍事力とは兵員ですからね。次のステップは徴兵制?国家を守る公務員! なる自衛隊の募集コピーが妙に気になります。
 装備も強化?そのうち、クルーズ船も万一のために? なんて見たくない未来ですね。
 クルーズというのは地域の海にとっての平和の使者ですよ。
 地球上どこにも、戦争はいりません。
 平和の提灯持ちとしてもうしばらく続けて行きます。
 2024年は平和の年へ。今年も微力ながら平和産業クルーズ振興を!なんて大げさでしたか?

ゲンティンさんが、川崎でホテルシップをやるようですね。日本市場に役者が揃う?

  朝日新聞で磯田道史さんが、「江戸時代に令徳という年号が検討されたことがある」という話をしています。はい朝廷が徳川に命令する! という意味だったというわけですね。まあ「令夫人」のように令という言葉には、たたえるという意味もあるようですが、こんどの「令」の意味は?ですがね…。
 
 まあ、アベサンは、「上から目線」から最後まで脱却できないの? かな?
 つまり彼の思う「平和」とは、ごちゃごちゃ議論するようなことでは守れません。「力による平和。つまり、権力がが令することで、平和的秩序は保たれるんだよ」という意味と?

 ネットでも、アメリカ人の記者が、「日本会議の安倍政権。令和とは平和を命じるという意味。治安維持法だと長いので縮めて令和。これひどい名前。命令を守れば和は保てるということ。人種差別が得意な政権だから、日本人は命令に従えば平和ということ」--だなんて、書いているそうで…。まさに「1984年」政権やねえ。

 まあなあ、民主主義的政体(?)と、日本人の精神的な風土を象徴する、ように見える天皇制が、両立する間は、何があってもこんな議論を思いつく人は出て来るでしょうね。
 だったら「令安」とでもしたらよかったのにね。アベに命令する?
 いや「安」が含まれていれば、それだけで「安倍礼賛」だろ!なんて批判が出たろうけどねえ。

 天皇と国体! まあ30年に一度くらいづつ改元をして、万世一系の日本国の国の形を問うたらいいよ。
 私は生まれてちょうど40年で昭和とわかれ、それから30年で平成が終わるーー「令安倍」じゃなかった「令和時代」が終わるときには、我が人生はとっくに! だろうけどね。

 なんて、こんな話はいらんか? きっと令和なんて文字は、私はあんまり使わないよ。これって、思想というよりもファッションじゃないの? なんてね。ということで、本日も世の中の話題は、令和に引きずられるだろうから、クルーズの話に持って行っても、つらいかな?読者は増えないでしょうねえ。

 ですがね、どさくさに紛れて興味深いネタが…。
 
 こんな日にも海事プレスはチェックするべきですね。はい。

 川崎港は東京五輪・パラリンピック期間中の宿泊需要に応えるため、東扇島外貿9号岸壁と8号岸壁の一部でホテルシップを行う方針だ。川崎市港湾局が3月29日、ゲンティン香港とホテルシップ事業に関する覚書を締結し、具体的な協議を進めるいくと発表した。

 ホテルシップで使う船舶は“Explorer Dream”(7万5338総トン、客室数928室)。停泊期間は2020年7月23日から8月9日までの18日間を予定している。

 川崎港の発表なのかな? 東京五輪期間中、クルーズではノーマークな港だった川崎港がゲンティンと話をつけて、ホテルシップ誘致に成功したんですね。 
 しかもエクスプローラードリームと言えば、ゲンティンさんが、今年4月に就航させる改造船。
 でもってパンフをチェックすると、今年の10月くらいからオーストラリアのシドニー発着のクルーズのアイテナリーなんかが出ているんですが、どうやら、オリンピック中は日本に張り付く?

 そういえば、JTBさんは、オリンピック用にサンプリンセスをチャーターし東京港でホテルシップを展開するようですが、そうですかゲンティンさんが川崎ですか。
 ゲンティンは、マレーシア資本ですが、香港を拠点に、オーストラリアや東南アジア、それに東アジアを主体にしたクルーズ会社ですからね。もちろん中国本土からの観光客もターゲットにしているんでしょう?
 こんどのホテルシップは、まさに五輪の前日から閉会式のある8月9日までの停泊予定です。
 
 東京湾は賑わいますね。
 にしても8万トンクラス、乗客2000人弱というのが、五輪最適サイズなんですかね? 
 でも頭の隅に引っかかっているのは、カボタージュは本当にいいんだろうか?ですね。
 1989年ごろにも横浜、大阪でQE2をチャーターしたホテルシップが行われたし、その後和歌山でもクラブメッド2のホテルシップが行われた。
 動いちゃだめよ、停泊だけよ!なんて条件を付けて、でも汚水処理なんかの問題があって時々港外に出ていたような気もするけど、まあ「国を挙げての一大イベント」ですからね。賢い官僚さんのご采配で…?かな。
 でもねえ、日本の法制度って、そんな取って付けたような解釈で運用しているだけでいいんかな?
 クルーズ基本法がいるよね? いやカボタージュを議論するんなら、もう遅いよ!かね。

 でも、このエクスプローラードリーム。改造船ですか。ちょいと中を見てみたい気がしますね。 ゲンティンさんなら、日本海域ではともかく、航海中はカジノを大々的に?でしょうから、カジノやアジア系フード、食事システムや、乗組員のサービスの質をチェックする? なんてね。

 でもねえ、本当に頭の隅で引っかかっているのは、ゲンティンさんと言えば、クリスタルクルーズの引き取り手ですよね。満を持して日本市場への参入を始める?
 日本市場での外国船といえば、クリスタルがキュナードなどと並んで高級船分野でシェアを確保していましたが、今は、大衆クルーズではプリンセス? 次いでコスタ?でした。
 
 こうして、役者そろって、草刈りが始まるんかな? 
 ゲンティンは、スタークルーズ、ドリームクルーズ、クリスタルと多彩なメニューを誇っていますからね。まあ日本勢は…。
 というかみんな本命は中国でしょうけどね。
 日本はクルーズの目的地!日本政府もそう思っているでしょ!
 「令船」いや「令港」かな? 
 今日は、切れのない幕引きだね。どうでもいいか?

洪水は我が心に及び! でしたかね。いや魂に及びか? あと15年は生きたいですね。

  洪水は、わが心に及びーーじゃなくて、「魂に」でしたかね? 実際に被害にあってみると! なんですがね。

 我が家の壁崩壊。ベルリンの壁の崩壊ほど、衝撃的な話じゃないのは分かっていますがね。なんかなあ、今まで「被災地に寄り添う」なんて口にしていても、まあ心の隅では、もうひとう気が入らない。義援金も送っているし、もう齢だからなんて、そんな風に思っていたんですがね。
 実際に被害者? 被災者?、避難準備勧告の対象者? になってみると、気分は落ち込みますね。
 これが、うつ病の始まりかも…。なんてそんなことでもないか?

 というか、我が家は、リゾートマンション風の70数戸のうち、20数戸は実際にリゾートとして購入されている方がいらしゃるマンションなんですがね。
 その最上階に120平米ほどのスペースを譲り受け、まあ安普請ですが、終の棲家じゃん! なんて公言はしないにしても、これでいいや! なんとか人生は幕ひきできそうやね、なんて思っていたんですがね。気分は暗転!
 
 あんな大風はちょっと想定外でした。
 岩盤はしっかりしていますよ!なんて不動産屋の言辞を、未だにどこかで信じてもいますし、富士山の噴火?そんなのナイナイなんてタカを括ってはいるんですがね。

 最近、磯田道史氏の「天災から日本史を読み直す」(中公新書)なんてのを、まさに読んだばかりでして。
 でもってそんな本を手に取ったの理由も、ネットのブログで見つけた「月刊日本」。大石土木学会長さんへのインタビューで、南海大地震が来れば、「道路などのインフラ資産の損失で170兆円、道路、港湾、河川など公共インフラの破損に伴う経済活動の停滞で1240兆円が失われ、経済的被害は20年間で1410兆円に上ります」なんて。
 この、ご発言を見つけて、はてさてと、歴史に解を求めたかったからなんですが、「解」どころか世紀末がまたやって来るのか?みたいな不安にさいなまれているところだったもんでね。

 1410兆円ですか? 年間予算の15倍ですかね。
 かつて世界に覇を唱えたポルトガルが一気に衰退して、現在に至るまで没落状態から抜け出せないのは、1755年のリスボン大震災によって「大国」から没落して…。なんて文章もあるし、磯田氏によれば1707年の宝永の大震災は富士の大噴火を呼び、江戸には12日間も火山灰が降り続け…。

 まあねえ。また台風さんがいらっしゃるというので、余計ナーバスになり始めていて。日本はこのまま世界の最貧国へ落ち込み、ポルトガルのように、むこう3世紀を経ても復興できない?なんてね。
 確かに戦後の日本の目覚ましい経済建設は、わずか70年で幕を閉じ…、ですか?
 そのうち、かつて東アジアに日本国という国があり、一時期モノづくりを軸にした経済は世界を制覇する? 「ジャパン・アズ・ナンバー1」なんて言われた時代もあったんだぞ、って…。それが南海大震災でよって、世界最貧国へ? ですか。

 たかが強風でマンションの隔壁が倒れたくらいで、ここまで書くか??? なんて言わないでくださいね。
 人生への達観のつもりが、諦観? いや「おぬし、女々しいぞ。命が惜しくなったか?」なんて、最近、山本周五郎も読んでいますからね。そんな気分にも襲われたりして。
 あと10年、いや15年かな? 日本が一等国から落ちぶれようとも、わたしゃあ、感知しませんけど、そのくらいまではなんとか「日々平安」で行って欲しいんですけどね。

 まあいいや。台風連続来襲という近未来への、なんとなく感じる不安の一方で、ついに巡り来た「アベ一強時代の終焉」。話はこっちでしたね。
 ぼくはアベッチがここまでのさばるとは思いませんでしたけどね。この6年間の極悪非道で、日本は確かにおかしくなっちゃった。加えて、このまま天変地異の時代に突入して行くのかと思って、惨憺たる気分でいたんですがね。

 沖縄住民の選択は日本に一条の光を!なんて感じもしますね。そう日本は沖縄を支援しているつもりで、実は沖縄に助けられる歴史だったじゃないの、ねえ! 
 安室奈美恵さんなんて、女神も誕生したし! このままいい流れを続けて行ければね。

 「新潮45」に続いて、ネットでは、「このところの産経は、ネトウヨ新聞だ」なんて論調も出始めて。ついに揺り戻しも始まっているようで。
 この先に何がある? まああと15年は生きましょうかね。災害という地獄。でもその先に、どうやら燭光も見えているような感じもしますから。見届けなければ…。
 
 はい。余計なお世話でした! かな。

観ました? GUNTU! 食材の海を走り、日本人の歴史を辿る、なんてね

   究極、究極、究極…。って最近はクルーズの世界も「究極」ばやりで、どこまで行くんだい? と言う感じですけどね。
でもね、これこそ、究極です。はい、guntuのことです。昨日正座して、なんてこともないけど、BS-TBSの2時間ルポを見ちゃったですよ。裏で放送していた、ラグビーなんて忘れちゃってね。

 だいたい、「武士の家計簿」の作者だったかな。磯田道史さんの歴史解説を聞きながら、瀬戸内海を旅する!という趣向は、これこそ究極の歴史紀行!なんて感じで。
お笑いタレントが、大盛りのラーメンかなんかを食べながら、「絶品!」なんて嘘臭くレポートするテレビの旅番組なんかとはまったく違って。瀬戸内海の経済史と今日的価値、と瀬戸内の食・文化をレポートする? なんて。 言い過ぎかな?
 まさに「絶品」でしたね。制作会社のパナ映像さんの力を知る思いでした。

 僕は、あるメディアに売り込むのに、このクルーズについて、以下のような出だしからレポートを始めたんです。

 日本に定着した外来種の「クルーズ」という言葉。その概念を覆すような「和の船旅」が実現した。瀬戸内海に現れたGUNTU(ガンツ)とは、この地方で呼ばれるワタリガニを指す方言らしいが、この方言名を持つ客船は、「世界のクルーズの常識」を超えた「おもてなし」心に満ちた客船であった。

 

旅立ちの午後、この船の専用埠頭であるベラビスタマリーナ(尾道市)から出発したGUNTUが、最初に止まったのはその一時間後。三原港沖の海上だった。GUNTUの最初の仕事はなんと、タコの仕入れ。港には一切寄港しないこのクルーズ中、船の下船に使用するデッキが下されると、スルスルと近寄って来たのは地元の漁船であった。出迎えたシェフとの挨拶もそこそこに、手渡されたのはその日水揚げされたばかりのタコ。シェフは早速デッキ上で獲物を捌き、集まった幸福な乗客達に振る舞ってくれた。

 ーー
が、この記事は結局買ってもらえずで、ボツ!原稿だったんですがね。

 昨日のテレビでも三原沖だったよね。タコの仕入れ。しかも放映はしていませんでしたが、あのテンダーデッキで、シェフさんが捌くタコをデッキに降りた乗客が、その場で食べられるんですからね。
 なんというか、まさに「究極」でしたよね。

 でもって、テレビを見ながら思ったのは、この船は、まるで食糧の源というか。それも「究極の新鮮さ」をそなえた食材倉庫付きのクルーズ。それは「海」と言う名の食糧庫ですけどね。そんなクルーズなんだと思い至ったりしましたね。天然のハマチまで釣っていたものねえ。

 まあテレビにも出ていましたけど、お寿司カウンター。ここで出て来るのは極上のマグロ? なんか
じゃなくて白身のお魚ばかり。つまり船が走る瀬戸内海の海で泳いでいた魚がまさに、肴になって出て来るんだから、これを「究極の旅」と言わずして…。

 って、止めましょうか、こんな話、よだれをまた飲み込むだけだもん。しかもこの寿司バーでは醤油なんて使いません。すでに寿司として出て来た時に味が付けられていて、そのままほお張る。時には塩をまぶして、また時にはレモン汁で…。はいゴメン。止めときます

 この船のことを話に出すとき、必ず帰ってくるのが、「でもお高いんでしょ!」の反応。はい高いです。1泊20万円から。愛する相方と乗れば1泊40万円です。はい。
 でもねえ、これってかの飛鳥2さんのロイヤルスイートと同じ値段なんですよね。でもって食はわがままに産直どころか、お肉を含めて産地の真っ只中で食する。 もちろん 無料です。

まさか磯田道史さんが着いて来てくれるわけではないですが、地元を知り尽くした船専属のガイドが、多くても20人ほどの乗客を連れて、安芸ノ宮島(これって「秋の宮島」じゃよね。いつも迷うんです)とかポニョの舞台鞆の浦とか、24の瞳の小豆島とか巡ってくれて、ほんとうにおとぎ話のようなヒストリアな話を聞かせてくれる。

 酒は地酒もスコッチも飲み放題。デッキにしつらえた縁側から海を眺めながら、このわたで一杯、とか。
 そうそう、忘れてならないのは、食だって、メインは原宿の割烹料理店「重よし」。寿司屋は淡路島の瓦(のぶ)。そして和菓子は奈良の「樫舎」ですって、並ばないと…、とかミシュランの…、とか。究極の料理人が監修しているわけで、まさにこれぞ究極、と書いていいですよね。
 というより、これらの店を訪ね歩いて、食を堪能するだけで、20万円くらい飛んじゃうよね。

 なんて話はつまらんかな? こんな駄文を読んでいるだけじゃ、食べられないもんねえ。

 でも、私が一番強調したかったのは、ボツ原稿の出だし。日本でクルーズが始まったころ、クルーズ会社の方々は口を開けば、「アメリカでは」とか「イギリスではそうじゃない」なんて。憧れの舶来品のと言うか、その格調というか?そんな話を聞かされました。挙句の果て、「クルーズに乗るには、タキシードにイブニングドレス、和服も喜ばれます」だと!

 この船では、夕食の時間も自由だけど、浴衣に丹前でも出て行けるんだぜ! うんうん、寛いだ和服ですわねえ。これ。

 「究極の」和の船旅。ようやく歴史を変える日本製のクルーズが始まったんだって。思いませんか
 ね。まさにこの時歴史が変わった。ヒストリア? 
 ですよね。磯田さん。あれ、番組が違うか?
 

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