このところいろんなニュースが、いろんなところから飛んで来るんで、対応が遅れちゃってますね。
 当欄としては、ウォッチし続けていたAIDAさんのニュースですが。
 海事プレスさんに抜かれてしまいましたね。

 はい。AIDAperlaさんの竣工ニュースですが、6月24日に就航すると発表したようです。実は、先週もAIDAさんからはニュースを戴いていたんですがね、いろいろあったし、ドイツ語なんで。面倒になって後回しにしていたら、さすが海事さん。

 ってまあ、もう、日本のメディアにとっては、あんまりバリューはないのかも。はい6月24日から7月1日までの7泊でマヨルカ島のパルマから処女航海。そのあと1日にパルマでお披露目パーティをやるみたいですね。
 この島は、テニスのナダルさんの故郷ですし、ジョルジュサンドさんが、ショパンとの逃避行で滞在したところですからね。行って見たいなあ。って、どこへでも行きたいのね。あなた!
 処女航海は1295ユーロからだそうです。15万円以上ですから結構な値段ですね。飛行機代?調べてないですけど、もしインクルードなら、まあそんなもんかな?

 でもって、AIDAさんのホームページを訪問してみますとね、primaさんの時ほど派手ではないですが、船内の様子が写真でアップされていましてね。まあprimaさんとあんまり変わりませんが、インテリアなどの船内の雰囲気は違いますね。地中海で運航するためか、どっちかというとパステルカラー調で、明るい感じがします。

 でもってね。船内施設ですがね。フフフ! 
 はいヌードゾーン? があるのかな? いや私の語学力ですからね。確かなことは書けませんがね。「その他の施設」のところで、ヌード!とあります。

 まあいいか。健全なんですよね、あちらの方々は! で、この船もどっちかと言えば、健康施設が目新しいですね。「禅」なんてのも、健康ゾーンにあるようですし、心臓・血管のトリートプログラムもあるそうで、最近の客船の健康志向が伺えますね。でもかなり有料サービスが多いみたいで。やっぱり高い! かな。

 でも、こういう新しいトレンドを船に持ち込むためには、新造船を創る以外に小手先対応にしかならないわけで。ドイツ、いや欧州の人々にとってのクルーズイメージは、日本人のそれとどんどんかけ離れて行くんだろうな、なんて、想像しちゃいますね。

 日本人のクルーズイメージって、「豪華」? つまり美味しい食と一流ホテル並みの宿泊施設に、ショータイム!で、「That’ ALL」みたいな感じでちょっと閉鎖的ですよよね。だけど、AIDAさんあたりを見ていると、健康ゾーンと言うか、自然的なものと人工的な施設の境界線というか接点!がクルーズ、みたいな感覚と言うかなあ。
 って、ちょっとほめ過ぎ? ヘルスセンターやないか? て。
 チョチョンノ、パ! ですか? と書いても分からんだろうな、若い人は。
 
 にしてもこれを三菱重工さんがお造りになった、と言うことに対しては「誇りに思う!」というしかないですね。やっぱり凄いもんですよ。はい。

 昔、アメリカのクルーズ船社が欧州の造船所で現代的なクルーズ船を造り始めたころ、欧州は造船で東アジアの造船所との競合に敗れ続けていて、日本が出す想定船価とコストの差額を国家助成していました。日本はOECDなんかで、かなり強硬に「合理化しないからいけないんだ」なんて文句を付けていましたし、欧州のメディアも、「アメリカ人は欧州人の血税でレジャーを楽しんでいるだけや」なんて皮肉っぽい論調で書いていましたけどね。

 さしずめAIDAさんは、「三菱マンの血と汗と涙を啜って、船遊びしている」なんて話ですかね。

 欧州側が船価助成した時の意図ですか? まずは雇用! 労働組合さん頑張りなはれ! 
 それに国防。つまり艦艇の建造能力の維持だった。なんて書いた覚えがありますね。

 いいんですかね? 安倍さん。三菱重工の技術力を散らしてしまい、その後の艦艇建造能力を棄損したり、長崎の地場の雇用を失って行って…。
 そのうち艦艇建造ヤードを維持するために国家助成を! なんて言わないで下さいね。

 いまこれだけの客船を仕上げた三菱の長崎は、世界遺産がダメなら日本の産業遺産にでも登録して建造技術の維持を図らないと…。
 ああそうか、アベサンの地盤は下関か? でもなあ、下船では大型客船は造れないもんなあ!
 
 AIDAが日本を去ろうとしてしている、今がラストチャンスのように思えてならないんですがね。
 少なくとも建造の苦労話と真相を隠さず残しておいてくださいね。長崎には、「史料館」があるんだからさあ。
 いつか来るであろう「次の日」のために。それだけでも、よろしく。