皆さんサンムーンS3お疲れさまでした。
S3は前シーズンに比べてプレイ人口が少なかったため4月末で切り上げてしまいましたが、終盤にはだいぶ人が戻ってきていたようで、もう少し頑張ればよかったと若干の後悔の残る結果ではありました。

S3

s3最終

〇使用構築
qrS3
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〇大まかな構築経緯
①グロス+ヒトムから構築開始。グロスでの処理が面倒な相手に負荷を掛けるためヒトムは炎Zで採用
②上記2体で面倒なメガギャラやバシャ・リザX・ウルガなどの炎に切り返すためアクジェでの縛り性能が確保できる鉢巻マリルリを採用
③テテフや霊Zガルドなどによるサイクル崩壊を防ぎつつポリ2・クレセなどの受けポケやゲンガ―に繰り出せるチョッキAベトンを採用
④残り2枠はミミッキュ・ゲッコウガなどに弱くなく削れてもコケコを縛れるスカーフランド、アシレーヌ・メガギャラ辺りからの負荷を緩和するための草枠で比較的一貫性を取りやすいやどみがジャロを採用した
〇パーティ詳細

n376m
①メタグロス@メガ石
【性格】陽気
【特性】クリアボディ→かたい爪
【配分】H171(124)-A172(132)-B150-C×-D110-S134(252)※実数値メガ前
【調整内容】1舞意地メガマンダの地震耐え/最速/残りA
【技構成】バレットパンチ/思念の頭突き/冷凍パンチ/地震
・バレット-積み削れたミミッキュなどの処理用
・思念-比較的一貫性の高い一致技兼構築上やや面倒なバナの処理用
・冷P-マンダやガブ・ランドの処理用
・地震-対ガルドやグロスミラーでの有効打
【概要】
前シーズンから続投のメガ枠。
無難に強かった。


n479h
②ヒートロトム@炎Z
【性格】控え目
【特性】浮遊
【配分】H157(252)-A×-B127-C172(252)-D128(4)-S106
【調整内容】HC極振り/DL対策でB<D
【技構成】10万ボルト/ボルトチェンジ/オーバーヒート/目覚めるパワー氷
・10万-命中安定一致技
・ボルチェン-サイクル用
・オバヒ-炎一致技
・めざ氷-対4倍竜・ランド用
【概要】
技範囲・耐性ともに優秀で、環境に多いグロスランド・マンダマンムー・カバリザYなどの並びに強いポケモン。今回は柔軟性を維持したまま最大打点を確保できる炎Zでの採用となった。
ヒトムを受けられる相手がいない場合は先発で出し、炎技で負荷を掛けていくのが基本。
調整に関しては、火力の確保を最優先とし、85族近辺の無難なS調整が思いつかなかったため残りは耐久に振り切った。


184
③マリルリ@拘り鉢巻
【性格】意地っ張り
【特性】力持ち
【配分】H179(28)-A112(252)-B128(220)-×-D101(4)-S71(4)
【調整内容】以前の調整記事参照
【技構成】滝登り/じゃれつく/アクアジェット/馬鹿力
・滝登り-水一致技。アクアテールでも特化カバは確1取れないためこちらを優先した
・じゃれつく-一致妖技
・アクアジェット-先制技。そこそこの縛り性能を発揮できる
・馬鹿力-ほぼ対ナット用
【概要】
グロスヒトムで相手をできないリザXなどの炎やメガギャラを見る枠。
グロスヒトムとの組み合わせとしてはレヒレが有名だが、個人的には削れたり繰り出し際に舞われたりしてもバシャやガモスに遂行能力を確保できるマリルリの方が扱いやすいように感じた。
調整としては今回はかなりBに厚めに振ったが、ポリ2を上から叩けるようにSに振るのもあり一考の余地がある。


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④Aベトベトン@突撃チョッキ
【性格】意地っ張り
【特性】毒手
【配分】H199(148)-A172(252)-B95-C×-D134(108)-S55
【調整内容】A極振り/残り総合耐久値最大/最遅ガルド抜かれ(57以下)の妥協
【技構成】毒づき/叩き落とす/影うち/岩石封じ
・毒づき-最大打点の一致技。ダストシュートが全く当たらなかったため変更した。
・叩き-一貫性の高い一致技
・影打ち-先制技
・岩封-ガモス・リザYに対する高命中な遂行技。S上昇系の起点回避にも
【概要】
3期連続続投枠。
テテフや霊Zガルドなどによるサイクル崩壊の阻止や受けポケに繰り出して後続に負荷を掛けていくのが基本運用。



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⑤霊獣ランドロス@拘りスカーフ
【性格】意地っ張り
【特性】威嚇
【配分】H175(84)-A198(116)-B120(76)-C×-D102(12)-S139(220)
【調整内容】以前の調整記事参照
【技構成】地震/蜻蛉返り/岩雪崩/馬鹿力
・地震-メインウエポン
・蜻蛉-威嚇を撒きつつ削る用
・岩雪崩-浮いている相手に。エッジは命中を信用できなかった。
・馬鹿力-地震が打ちにくい場面での鋼の処理兼削れたガル・ナットの処理用
【概要】
採用理由の薄い続投枠。
ミミッキュへの繰り出しやリザをステロでグロス圏内に入れるためのゴツメ型採用も考えたが、腕白個体を厳選していなかったのであきらめた。
一応ゲッコウガの処理や、削れてもコケコ・ゲンガ―に遂行能力を持てるため現状の型でも悪くはなかったように思う。
ガルーラ軸のような対面気質な構築には高頻度で選出した。

n497
⑥ジャローダ@食べ残し
【性格】臆病
【特性】天邪鬼
【配分】H177(212)-×-B116(4)-C99(28)-D117(12)-S(252)
【調整内容】H16n+1/最速/B<D/残りC
【技構成】リーフストーム/宿り木のタネ/身代わり/目覚めるパワー炎
・リフスト-メインウエポン
・やどりぎ-耐性によって流しに来る相手を突破するため
・身代わり-同上
・めざ炎-ナット・ハッサムで安易に止められないため
【概要】
草枠の中で比較的通しやすくそこそこの耐久を確保出来るポケモンを考えた結果この型に落ち着いた。
元々技範囲が乏しいポケモンのため耐性によって流そうとしてくる相手が多く、やどみがはそこそこ決まりやすかった。ただ、何もできない相手も多いため選出機会はそれほど多くはなかった。
ミミッキュのようなZ技(+α)で処理されるリスクのある相手には身代わりから入ると最低限の行動回数は確保しやすかった。


〇選出など

マリルリやヒトムで有利対面から後続に負荷を掛け、高速アタッカーや先制技で詰めていくのが基本。
対マンダ軸相手にはヒトム+グロス、対リザ軸相手にはヒトム+マリルリ、対ガルーラ軸相手にはランド、対バシャ軸・ギャラ軸相手にはマリルリ中心に考える。
また、相手の高火力持ち相手に有効打を持てないポケモンの選出は極力控える。
バナ・マンダのいない受けループ相手にはジャロを通すのを目指す。


〇感想など
基本選出が行いやすかったため、前回の構築よりはだいぶ扱いやすい構築に仕上がったように思います。ただ、いつもの如く積み要素が薄く、受け回し系の構築がやや重かったため採用理由の薄いランド・ジャロの枠は変更の余地があるように感じました。
来シーズンはおそらくそれほどレートに潜れないと思うので久しぶりにウインディ入りの構築で遊ぼうかと思います。





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