「お兄ちゃん・・・今日一緒に寝てもいい?」 
桜子の言葉が一瞬理解できず、光一はキョトンとしながら振り 
返った。 
「え・・・?」 
「だから、お兄ちゃんのお布団で一緒に寝たいの」 
桜子が媚びた目で見つめる。その姿は断るのが許されないような 
迫力があった。 
「別に一人で寝れるだろ?」 
光一はなるべく素っ気無く、意識などしていないと言う態度を 
装って断る。だが桜子は引き下がらなかった。 
「それはそうだけど。別に一緒に寝てもいいじゃない?」 
「でも・・・」 
「昔はいつも一緒に寝てくれたのに・・・何で今は駄目なの?」 
「それは桜子ちゃんが子供だったから」 
「今でも子供だよ?何で?何で駄目なの?」 
「と、兎に角駄目だよ!」 
光一は逃げるようにして部屋に入って扉を閉めた。桜子は流石に 
これ以上追っては来なかった。 
「お兄ちゃん・・・」 
外から桜子の悲しげな声が聞こえたが、振り切るように布団に 
もぐり耳を塞いだ。
 
プロブレム
プロブレム
布団に潜り込んで一時間はたったろう。だが光一は全く寝付け 
なかった。今日一日で桜子が見せた艶かしい態度、そしてさっき 
の悲しげな声・・・それらの全てが気になって眠るどころでは 
なかった。 
それに、未だに股間が熱く疼いている。勃起こそしてないものの 
射精してしまわないとおかしくなってしまいそうだった。だが、 
桜子が同じ家にいる中でオナニーをする度胸など光一にはない。 
(ちくしょう・・・) 
誰にとも無く毒づいて、光一は立ち上がり電気をつけた。水でも 
飲んで落ち着こうと言うのだ。光一は部屋を出て、そして驚愕した。 
「さ、桜子ちゃん!?」 
桜子が部屋の前で蹲っていたのだ。泣いているのか、身体が小刻 
みに震えている。 
(まさかさっきからずっと・・・?) 
光一は桜子の体に触れる。一時間ちょっと前に風呂に入ったと言 
うのにとても冷たかった。まだ真冬になっていないとは言え、 
今でも夜はそれなりに冷え込む。パジャマ姿でじっとしていれば 
すぐに風邪を引いてしまうだろう。 
「ど、どうして!?」 
「・・・お兄ちゃんが一緒に寝てくれないから・・・少しでも 
近くにいようと・・・思って・・・」 
しゃっくりをあげながら桜子が言うのを見て、光一は激しく後悔 
した。この子はまだ子供だったのだ。今日の一件も全部自分の 
欲求不満が見せたものだったに違いない。それなのに、自分は 
こんないい子を泣かせるような真似をして・・・ 
「ごめんね・・・このままじゃ風邪引いちゃうよ。さあ、入って 
一緒に寝よう」 
光一は桜子を抱きしめるようにしながら立ち上がらせ部屋に招き 
いれた。それが桜子の思惑通りとも知らずに・・・

光一は部屋に入るとすぐに一番小さな光だけ残して電気を消し、 
桜子と共に布団に入った。布団にはまだ温もりが残っていた。 
「お兄ちゃん・・・暖かい・・・いい匂い・・・」 
桜子は冷たい身体を光一に押し付けるようにする。光一は一瞬 
戸惑ったが、それでも結局拒まなかった。 
「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・」 
桜子の手が光一の背中に巻きつき、身体をさらに密着させる。 
光一の目の前に桜子の可愛らしく、美しい顔がある。閉じた目の 
回りにはまだ涙の後があった。 
暫くすると桜子はスースーと寝息を立て始めた。光一はホッと 
胸を撫で下ろす。桜子に密着されていただけでペニスが少し 
大きくなってしまっていたのだ。もしあのまま何か刺激を受け 
れば、勃起は確実・・・射精までしてしまっていたかもしれない。 
恥ずかしながら光一は我慢強い方とはいえないどころか、 
相当に刺激に弱い。早漏と言うほどでもないが、一般的に見て 
かなり感じやすい方である事は確かだ。それに今はかなり禁欲 
した状態でもある。少しの刺激だけですぐイッてしまうだろう。 
光一は深く深呼吸し、半勃起しかけたペニスを鎮めようとする。 
光一自身も大分眠くなっていた。ペニスさえ鎮められればすぐに 
眠れることだろう。 
「・・・・・・」 
股間の疼きがおさまるに連れて光一の頭は霞がかかったように 
ぼやけてくる。それに伴って意識もだんだんと薄れていく・・・ 
が、睡眠に入る直前で突然の刺激が光一の意識を無理矢理戻して 
しまった。 
「ううっ!?」 
光一は思わず呻き声を上げてしまった。その目の前で桜子が心地 
よさ気な寝息を立てている。ならこの刺激は一体誰が・・・? 
光一はそっと布団をめくって中を確認する。 
「あ・・・」 
桜子の指先が微妙に光一のペニスにズボン越しに触れている。 
その指が桜子が微妙に動くたびに光一の亀頭を擽っているのだ。

『自分のペニスが桜子の指先に触れている』 
その事実を目視して確認してしまった為、光一の興奮は最高潮に 
高まりペニスはみるみる内に勃起していく。そして勃起すればする 
ほどペニスは指先に絡まるように触れる部分を増やして更なる 
快感を受けてしまう。 
(あぁ・・・!駄目だ・・・勃起しちゃ・・・駄目だぁ!) 
光一の心の叫びとは裏腹にペニスは完全に勃起してしまい、 
なるべく桜子の指先に触れ、快感を貪ろうとしている。 
光一の心も気を抜けば思う存分腰を振って桜子の指先で射精して 
しまいたい欲望に負けそうになる。光一はその誘惑を振り払う為、 
桜子から少しでも遠ざかろうと、抱き寄せていた桜子の体を少し 
離した・・・それがいけなかった。 
「うぅ・・・ん・・・」 
桜子が呻き声を上げながら覆いかぶさってきた。突然温もりが 
消えたので本能的に探したのだろう。これでは桜子を起こして 
退かさない限り桜子の体を離す術はない。そして起こせば桜子に 
自分が勃起していることがばれてしまう・・・光一は完全に 
追い詰められてしまった。 
「!?」 
桜子が覆いかぶさってきた為、光一のペニスは指先からは逃れる 
ことが出来た。だが今度は桜子の股の間にペニスがすっぽりと 
納まってしまった。桜子がモゾモゾと足を動かすたびに光一の 
ペニスは上下に、左右に扱かれる。まるで桜子が自分の意思で 
やっているかのように・・・ 
(あ・・・あぁぁ・・・)

『カクン・・・』 
光一の腰が僅かに動いた。 
『カクカクカク・・・』 
一度動き出したらもう止まらなかった。桜子が上に乗っている為、 
激しい動きではない。だが確実に光一の腰は動き、自ら快楽に 
溺れていた。 
(あぁ・・・止まれ・・・止まらなきゃ・・・駄目だ・・・) 
意識ではそう思っていながらも光一の腰は浅ましく動いた。 
お互いのパジャマ越しに桜子の太股の温もりを感じ、ペニスを 
思うまま擦り付ける。光一の心は快感に完全に屈してしまって 
いた。 
(うぅぅ・・・イキそうだ・・・もう・・・止めなきゃ・・・ 
でも・・・あぁ・・・止まらない・・・止まりたくない!) 
光一の足が引き攣り、射精の瞬間に備える。もはや自分の意思で 
射精を止めるのは不可能な状態にまで来ていた。だが・・・ 
「クス・・・」 
胸元で小さな、本当に小さな笑い声がした。 
「!!」 
光一の背筋が凍りつく。その瞬間、体がビクビクと振るえペニス 
を熱い塊りが駆け抜ける。 
ビュクッ・・・ 
「あぁぅっ・・・」 
光一は思わず喘ぎ声を上げてしまった。光一のパンツに、ズボン 
に、そして桜子のズボンにも僅かな染みが広がる・・・ 
「うぅん・・・」 
まるでそのタイミングを待っていたかのように桜子が寝返りを 
うち、光一の上から離れた。相変わらず、可愛い寝息を立てて 
いる・・・ 
「うぅ・・・ぅぅぅ・・・・」

光一は呻き声のような声を上げ続ける。もどかしさが彼の体を 
引き裂かんばかりに襲っていた。 
それもそのはずだ。彼はまだ射精に到っていないのだから。 
絶頂に達する瞬間、心か体かはわからないが、彼にストッパーを 
かけたのだ。出てきたのは大量の我慢汁だけで精液は一滴も漏れ 
る事はなかった。だがその代償に彼の体は言葉では言い表せない 
ほどのもどかしさが残り、今にも狂ってしまいそうなほどだった。 
(射精したい射精したい射精したい射精したい射精・・・) 
何度心で繰り返しても彼の体は動かない。最後の理性が彼が 
ここでオナニーを始めることを拒んでいた。本当なら今すぐに 
自らペニスを扱き、自分に背を向けて寝ている目の前の少女に 
向かって精液をぶちまけてしまいたいのに・・・桜子の前で、 
桜子の手で、口で、体の全てで精液を搾り出して欲しかった。 
この時、既に光一の心が完全に桜子の手に落ちていた事に彼は 
気づいてはいなかった。普通ならばこう思うだろう。 
『桜子に自分の欲望をぶつけてやりたい』 
と。だが、彼はこう思ってしまった。 
『桜子に自分の欲望を解消してもらいたい』 
この思考は、暗に光一が桜子に射精をコントロールされて 
しまっていることを意味していた。自らの意思による射精ではなく、 
桜子の手による彼女の許しの元での射精・・・ 
度重なる焦らしによって桜子は光一のマゾ性を完全に引き出して 
いたのだ。 
そう、桜子は寝てなどいない。布団に入ってから今までずっと 
起きて、自らの意思で体を動かしていたのだ。 
(ここでオナニーしちゃうかと思ったけど・・・お兄ちゃんも 
結構頑張るわね・・・いい子だわ。そろそろご褒美あげなきゃね。 
朝起きたら本格的に調教してあげる。私の『お兄ちゃん』に 
相応しい・・・快感に忠実な淫乱な体にしてあげる・・・ 
それまで少しお休みなさい。そのもどかしさと私の温もりを 
感じながらね・・・ふふふ・・・) 
夜はまだ少し続く。桜子は体を縮めると今度こそ本当に眠りに 
つく。その後ろで光一は痛いほど勃起したペニスを持て余し、 
途方に暮れるのだった・・・

 
下半身に関して過保護な妹
下半身に関して過保護な妹

出典:【早熟少女】VS【未熟な大人】