2010年07月01日

今だから書く【さよならメモリーズ】

超久しぶりに記事を書くゆとりができました。

ずっと宿題として置いといたことは山のようにあるんですが
これだけは今やっておかなきゃいかんので。


トカチ少年DSP作

 これね、1回目に見た時ただ「うわああああああああああああああ」
ってコメして、ツイッタでトカチPに
「これ見るのはものすごくエネルギーがいる」と伝えました。
あれやこれや頭の中に巡るものがたくさんあるんだけども、
それを言葉にするには何回も見なきゃいけない。
そのためのエネルギーがね、4月頃にはなかったんですよ。

 で、ようやく今そんだけのエネルギーが確保できたので書きます。


◆◆◆キーワードは『覚悟と遠心力』◆◆◆

 まず、どうしてこの作品を見るのにエネルギーが必要なのかってことです。
それは自分が真のプロデューサーだから、ということと無関係ではありません。
春香のプロデューサーであればエネルギーが必要ってことにはならない。
春香のPは目の前にいる春香と同質のエネルギーを持ってるからです。
春香のPなんだから当たり前ですね。

 しかし自分は真のプロデューサーですから、この作品の春香に向かっていく
エネルギーは真用のエネルギーを春香用に変換しなければいけない。
もうちょい分かりやすく言うと、
『この作品を見ている間は春香のPにならずにはいられない』ので、
日頃は真に全力で向けているプロデューサーとしてのエネルギー、
情熱であったり、愛情であったりを春香用にコンバートしないとダメなんです。
 そんなことしないで普通に映像作品として楽しめばいいじゃん、
というアイデアは即答で拒否させていただく。できるかそんなもん。

 ここでひとつ考えておかないといけないことは、
視聴者ってどれくらい都合良く自分の立ち位置を変えられるのかってことです。
例えばこの作品であれば、春香のPの視点に立っちゃうわけです。
間違っても春香のファンという目線で見るってことはないと思う。
ニコマスPであれば同じ動画制作者として見るというのもありそうですが
自然な感情として、春香のPの立ち位置に立たされてしまう、
それがこの作品の強烈な個性だと思うのですよ。

 手前味噌な話をすると、自分はよほどのことがない限り、
ニコマス動画を見る上で自分は真のプロデューサーという立場を崩さないです。
春香には春香のプロデューサーがいて、伊織には伊織のプロデューサーがいる。
1アイドル1プロデューサーぐらいの感覚ですね。
だから真の作品を見る時と、他のアイドルの作品を見る時の意識は全然違う。
まあ、めんどくせえオッサンなのでねw

 ただ、それでも立場を崩されて、別のアイドルのプロデューサー視点に
強制的に立たされてしまう作品というのもあったりします。
その筆頭がこれです。


鳩P作

 気付いたら、春香の前に自分が立っていた、とでも言えばいいんですかね。
春香のことをほとんど何も知らない頃に見たのに、
無意識に春香のPになっていた。そんな作品です。

 で、キーワードとした『覚悟と遠心力』のうちの覚悟というのは
「春香のプロデューサーになる覚悟」です。
その瞬間だけでも、真のプロデューサーであることをやめられるか否か?
これがあるからこの作品は見るのがとてもエネルギーがいる。
あんまり共感は得られないんでしょうけどw
ふと思うのは、律子のPであるトカチPはどういう感覚で
これ作ったんだろうなーってことですね。
律子にスマン、と謝りながら作ったんだろうかwww


 他にもエネルギーが必要な要素がありまして。
それは活動停止宣告から、ドームまでの間というね、
どのアイドルにもいえることなんですが、ものすごく濃厚でありながら
ゲーム本編では描かれない部分のことを想像力で補完しないといけないから。
この作品では空白となっているその期間をいくつかの要素で埋めています。
例えば、1:19のプロデューサーが春香を「なぁ天海。」と呼ぶところ。

 この距離感、凄まじいですよね。
ゲーム中、Pが春香を天海と呼ぶことはありません。
それなのに、春香を天海と呼ぶんですよ。活動停止を告げたPが。
その時の春香の浮かない表情、そして春はいい、と言われて
「そうですね」って笑う春香。ものっすごい苦しいやりとりです。
もう春香と呼んでもらえない相手に、作った笑顔で応える。
それをPはどんな気持ちで受け止めるのか。
いや、自分はどう受け止めればいいのか? ほら、エネルギー使うでしょ?

 見る度に言い訳を考えちゃう。どうして春香って呼んでくれないんですか?
と問われたらどうしようってなる。それなのに春香は笑って「そうですね」
グサリと刺されるんですよ。でもそれに耐えないと春香のPは務まらない。
逃げたくなりますね。ホント。

 でもって、その胸のつまる場面と対比するように、次は春香の本当の姿、
本当の気持ちがステレートに飛んでくる。強烈です。
楽しそうにおどける春香、こんな子が天海と呼ばれて作り笑いを返すんだ、と。
言いたくないけどイヤになりますわ。春香のPという立場が。
それは自分が真のプロデューサーだからってのもあるんでしょう。


◆◆◆世界をぶん回して飛び出す『遠心力』◆◆◆

 いたたまれない春香のPという立場で、春香を見続けさせられる。  
それでも春香はねえ、この1年を大切に、自分の成長と感謝とともに
記憶(メモリー)していく。
もちろんこの1年とは365日のことじゃなく、
何度も繰り返す永遠の1年、その積み重ねだ。
何回巡っても、辿り着くのは同じ答え。あの夜、あのプロデューサーの返事だ。

 そこから飛び出すにはどうすればいいのか。
巡って、巡って、巡り続けて、10回も100回も1000回も巡り続けて
そうして溜まった遠心力、増え続ける運動エネルギーがループの速度を
追い越した時、巡る世界の外に飛び出せる、そういうことなんだろう。

さよならメモリーズ。そのタイトル通り、
繰り返し続けたメモリーにさよならする時がいつかきっと来る。
そうなのかな?

 最後の春香の迫ってくる迫力は、巡った数だけ強くなる。
何度も聞いたあの返事を突き破りにきているのだから。
しかし、プロデューサーとして自分ならどう応える? それが問題だ。
ここでまた膨大なエネルギーを要求される。
最初見た時は、「春香それは言っちゃだめだああああああ!」って思った。
破壊力っていうのかな、恐ろしいまでに高まった感情が
簡単にいろんなものをぶっ壊してしまいそうに感じたんですよ。
Pの理性だったり、繰り返すこの世界だったり、
何もかもを突き破りそうで、恐かった。
でもその瞬間、目の前にはどこにでもいる普通の子、天海春香がいました。
これはデストロイヤー2人とメサイヤ1人の合作だったんですね。
DSPの春香がいなかったらこの世界はぶっ壊れていた。

 ひとりの少女が「好きでした」と言う、ただそれだけのこと。
そこにきゅるんと巻き戻るように収束する。
それって春香の不思議なところで、
春香にしかできない春香だけの特性なんですよね。
なんだかホッとする。そうでないと春香はダメなんだろうなあ。



 あなたは春香さんのことが好きですか?



 真のPとしてはすごく答えにくいのであるw
これも、この作品がエネルギーを使う理由のひとつです。

・・・ううっ、久しぶりすぎてショッパイ記事になった気がする。
ちくしょー。

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◆出演者と出演時刻に変更有◆7月4日ライブ告知!「はなこが ...【動画と画像】at 2010年07月01日 16:23
この記事へのコメント
なんかお気楽に「記事かいてちょ」なんて言ってしまって申し訳ないです。
これだけの思いがぐるぐる回ってたら、そう簡単には記事にできませんよね。
でも、記事にしていただいてほんとありがとうございました。
Posted by 少年P at 2010年07月02日 01:33

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