2009年06月18日

じっくり語り語られてみようNo.25

RDGさん主催のイベントじっくり語り語られてみよう第三期 への参加記事です。
辛口の記述もあるかと思いますが、
ご了承のうえで読んでいただけるとありがたいです。

第25回となる作品はコチラ!

音P作

【語り視点の注文】
あなたの千早はどういう存在ですか?
強い子でしょうか、弱い子でしょうか、可愛い子でしょうか?孤独でしょうか?
僕なりの千早像はあります。ただ、それは今の所「アイマス」内のです。
この作品では、コミュを使っている分、プレイされている方は
自分の千早と感じられるのではないか。
その様に考えておりますが、反面この表現は僕の千早になります。
お聞きしたいのは、あなたの千早像とこの作品での千早像の差異。
それと、「アイマス」内の千早と「アイマス」以降のあなたの千早について。
作品に関する事であれば、どう感じたか、どうしたら更に良くなると考えるか?
大きなテーマになってしまうので、書きたい事を書いて下さればと思います。
どうか宜しくお願い致します。



というわけで、いってみ・・・その前にひとつだけ。

この作品はあまたのニコマス動画の中でも極めて受け止めるのが難しい
「魔球」のような一作である。



よし、いこうか。


=いきなりクライマックス=

 えーと、「あなたの千早はどういう存在ですか?」と書いてある。
音Pの千早との違いが知りたいと書いてある。じゃあ書こう。

過去にもあっ語2期まとめでも少し書いたが、
cha73Pの如月千早はプロデューサーの想像を遙かに超えた怪物だった。
未熟な、しかもアイドルランクアップを目指さずアクセ集めを目論むPに
レッスンで鍛えた力を見せつけ、半ば無理矢理オーディション参加を認めさせ、
Aランクアイドルに上り詰めてしまった。
実力だけでPを引っ張っていってしまったのである。

 イメージとしては音P4作目の「東京」の千早から
笑顔の部分を切り取るとcha73Pの千早になるだろうか。
彼女は営業が嫌いで、レッスンに打ち込み、手応えを感じた時だけ表情が和らぐ。
悪い言い方をすると付き合いにくく、もっと悪い言い方をすれば
実に楽な子だ。やりたいことだけをさせて、放っておくといつの間にか
頂点を目指せる実力を身につけていたのだから。
ホント、怒られるのを承知で書くけども。

だけど千早のPは知っているはずだ。
実際のところ、デビュー当初の千早はそうやって自分ひとりの力で
一流の歌手になる気だった事を。
そして千早にはそれができてしまうのだ。少なくともアイマス本編では。

千早の一般的なイメージはクール、淡泊、歌にしか興味がない、変な笑いのツボ、
孤独、薄幸、強い、弱い、かわいい、平たいなど。
でも自分の一番のイメージは「熱い」なんだな。
どんな荒野も自力で突破していく。他力に依らない。
多くの人には「えーっ!」て言われるだろうけど。

でも、自分のイメージが間違いでないことは証明された。
「arcadia」という曲によってね。

行け 炎よりも熱く 氷よりも鋭く
まだ 私は輝ける 命尽きても


「蒼い鳥」「目が逢う瞬間」「arcadia」と、3つの曲がある。
cha73Pの千早には「arcadia」が似合う。
本来ならプロセスってもんがあって、
「蒼い鳥」から順番に千早を象徴する楽曲としてリリースされた。
だが彼女の本質は「arcadia」にある。自分はそう信じて疑っていない。
また、こうして3曲並べてみると「目が逢う瞬間」も実に深い。

去ってゆく愛しい後ろ姿に もう二度と会わないと さよならする

これ、どう思う? 千早らしいと自分は思うんだ。すがる位なら独りを選ぶ。
だからこそ千早のPは千早から離れてはいけない。
ひとたび離れれば、彼女はひとりで飛んでいってしまうだろう。


=ここから第2ラウンド=

 さて、ここからやっと音Pの千早との差異を語るターンだ。
……なのだが、ここからがまたややこしい。
というのも作品中の千早は「Fランクの千早」だから。
それだけじゃない、この作品は4作目の「東京」と繋がっている。


音P作



2作を比較すると、「東京」の千早はPにまだ何も話していない、
殻に閉じこもった千早だ。また「東京」には印象的な千早の笑顔のシーンがあり、
この笑顔の解釈についてはひゃっ語の後、何人かで語り合ったのだが
やはり様々な解釈がある。が、この「アンダースタンド」へ続くとなると
東京の笑顔はPが見た願望あるいは未来のイメージ、決意といった
実際に千早が見せた表情ではなくヴィジョンだという受け止め方が正解に思える。

「アンダースタンド」では「東京」よりも千早の表情が柔らかいからだ。
流れとしてはこうなる。

「ほぼ笑わない千早」

「千早の笑顔を見たい(と思う)」 ※ここまで「東京」

「千早との対話(コミュ)を経て」

「千早はより表情が柔らかくなる」 ※ここまで「アンダースタンド」



 アンダースタンドという曲は悲しみも苛立ちもすべてを受け止める優しい歌だ。
どんなにもつれても、傷つけることがあっても、

掴んだその手だけ離さないでよ

 言葉ではほどくことができない、からまった気持ちというのもある。
そんな時できることはつまりこういうことなんだ。


 でね、思うに千早のPたちってほぼ例外なく千早に甘い。
好きなんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、
千早は自分が一番厳しいから甘やかす以外にやることがないんだよね。
で、力をつけてある程度納得できる歌を歌えるようになると、
千早は自動的にデレてくる。新ジャンル「オートデレ」であるw
そう考えると「東京」での千早の笑顔はちょっと邪なPの欲望にも見える。
そこを目指すために、Pは千早を「アンダースタンド」する。
千早の不器用でささくれ立った部分を丸ごと受け止めるわけだ。

 ここで気付くのは、cha73がプロデュースしたAランクに届いた千早も
思いっきり甘やかされていたのだということだ。
営業もオデもやらず、好きなレッスンだけを続け、無理にテンションも上げず
追加レッスンもバンバンやると。で、力がついてきたら千早の方から
メールで合図がくるわけだ。いけますと。あとは勝つだけ。
勝てばテンションも上がる。ランクもあがり、気付けば千早はデレている。
強引にコミュニケーションをとったりテンションを上げようとしたりしない。
千早が納得いく歌を歌えるまでオデを受けさせない。
それって千早の望み通りだったんじゃないか。

 面白いのは、低ランクの営業でコミュを見れば見るほど
千早のプロデュースは難航し、名物千早スパイラルが始まったりする。
そのかわり千早の重要な情報を知ることとなり、Pは千早にハマっていく。
この「アンダースタンド」という作品ではその茨の道をPが歩んでいる。

 そうなってくると、千早が見せる笑顔の意味も違ってくる。
Fランクの千早はほとんど笑わない。笑える理由がないから。
「東京」の千早が正しい姿なんですね。
でも「アンダースタンド」の千早はやけに笑顔を見せる。なんで?
小さな会話の積み重ねが成果として現れているからだろうな。
千早は「そうですか? 別に、これまでと同じだと思いますが」と言うだろうけど。
本人も気付いていない変化なんじゃないかな。
音Pの千早はそんな風に本人が気付かないうちに笑っている。
それを見て音Pはひとりほくそ笑んでいる。そんな気がする。

 ひとつだけ疑問というのかな、謎なのは
どうしてこの作品で千早にステージ衣装を着せたのかということ。
衣装がよかったから、と言われると身も蓋もないんだけどもw
こんだけP目線の曲であるならジャージじゃないか? と。
間奏あたりでオデ合格→衣装という流れとか。
なんでかっていうと、やっぱFランクの千早という前提があると
この千早は笑顔すぎると感じるんですね。
 もっとも、自分がFランクの千早はジャージ姿に真実があると
勝手に思いこみ過ぎているだけなのかもしれませんがw
できれば、音Pに返信で衣装のことについてアンサーがほしいです。
こだわりあってこその内向き作品ですからね。



=疲れた? 残念、ここから第3ラウンドだ=

 まだだ、まだ終わらんよ! こんなお題もあるんだもんげ。

「アイマス」内の千早と「アイマス」以降のあなたの千早について。

 音Pはこれまで語り手サイドだっただけにホント欲張りだなw
絶対大きい方のつづらを選ぶタイプだ。間違いない。

 このお題って、2つの意味にとれるんだよね。
「アイマス」以降ってのはニコマスのことなのか、
それともエンディング以降のことなのか?
判断がめんどくさいので両方書くよ。もうw


 ニコマスという、原作からさらに広げられた世界における千早。
自分はむしろこっちから千早を知った者なので、そっちがスタンダードだった。
ニコマスを知ったのが07年5月ぐらいでアイマスやったのが07年8月だから。
千早をプロデュースしたのはもうちょっと遅いかな。
ミンゴス成分を除けば、当時は両者にそんなにブレはなかったと思う。
トンデモ千早が登場するのはもうちょい後だったはずだ。

 アイマスとニコマスの一番の違いはアイドル間の関係が掘り下げられたことかな。
ドラマCDやレディオをベースに千早は
春香=対照的な親友
やよい=高槻さんの壁
美希=尊敬されている
あずささん=あえてノーコメント

といった原作中では見られない世界が広がっていった。
多人数が作っている作品群だから、作者によって微妙な差異はあれど、
すべてはあり得べき幻想=並列して存在するものとして自分は楽しめている。
それらによって、cha73Pの千早がどう変わったか?

 表情が豊かになりましたね。こんな顔とか。
chiha1©じあめさん












 よほどの人でない限り、全アイドルの全表情なんて知らないもの。
知ってる人がこれ! と見せるものからわかる新たな魅力もある。
自分が一番見ている真でも、本編あんだけやってもまだ気付いてなかった
新しい一面をPさんたちの作品で発見することがあるくらいだから。
無印やれ! の一言で片付けてはいけないものが、
ニコマスにはすでにあると思うな。
はるちはは人類の宝。



 でもって、エンド以降の千早のこと。
千早の洋楽コラボPVを見ると、その後の千早をイメージするかな。
でね、千早ってすぐ結婚しちゃうと思うんだな。
海外行くでしょ? 特にアメリカでは家族ってもんが重要視される。
そういう質問も受けるだろう。その時千早は絶対に欲しがるはずだ。
これが私の家族です、と自信を持って言える存在を。
そしてアイドルから歌手に転向するわけだ。
そこから先はご想像にお任せしますw

 春香、雪歩、真はずっとアイドルだろうな。
律子は起業、あずささんは寿、伊織は女優、亜美真美はバラドルかw
やよいと美希はわからんwww
そう考えると響ってアーティストになってそうだな。
千早と合うのはそのへんに鍵があるのかもしれない。

 音Pの千早はまだFランクだからわからんけど、
今の調子だと結婚早いだろうなw



=やっとまとめ的な何か=

 ここまで読んだ人、乙w
もはやまとめに何を書けってんだ、みたいな状況ですがねw
ぶっちゃけ、こういうこねてこねてこねまくる作品は自分の主食です。
深読みのしすぎで斜め上に突き抜けるのがcha73流ですから。
とりたてて飾り付けていないダンス映像でも、
こんだけ厚みのあるものが表現できるわけですよね。
頭痛のタネとしてはその「厚み」が逆に間口を狭くしていることでw
Tボーンステーキよりスライスしたハムの方が食べやすいに決まってるんだ。
でも食いたくなるじゃない、ステーキ。毎日食えるわけじゃないけどw

 正直に言うと、この作品は初見の時に「こりゃちょっとコミュ多すぎだろ」と
若干の胸焼け感があったんですよ。
ダンスPV、楽曲のPVとして見るにはヘビーだなあと。
この曲を歌詞暗記してるほど好きな自分でさえそう感じたわけで、
ふらっと見にきた人にはことさら重たいだろうなと思います。

 でもね、食うのがめんどくさいものって美味しいんだよ。
胡桃を割るのめんどくさいじゃん。イカおろすのめんどくさいよね?
フグなんて毒あるし、うまいシチューは1日煮込むんだぜ。
もっと言えば、本当にうまいもんは産地に出かけていかなきゃ食えない。
そこまでして食おうとするのを物好きというw


でも好きなんだからしょうがないな。 


 で、ガツガツと食ってみたらこんな記事ができましたと。
歌詞はつけた方がいいんじゃないかな。
歌詞とコミュのシンクロっぷりがハンパないからね。
ダンスを軸に見るより、歌を軸に見る作品なのね。
そういうガイドをわざわざつけるのってダサいのかもしれないけど、
作り手の美学が許すならつけるべき。それくらいは。
それで拾える視聴者が増えるならいいじゃない?
自分には必要ないけど、ってとこがまたなー。言いにくいよなーw


 さて、これであとは柏城Pがどう作るかだ。
この曲が似合うのは千早の他にあと2人。はてさてw












P.S 投稿して、寝て起きて読み直した。
ナニコレ全然まとまってねえ!!w
途中で水マフの考察なんかに手ぇ出した結果がこれだよ!


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