2009年10月12日

RidgerPの「宝野ハルカ MA66」について1万3千字書いてみた

打ち首の覚悟はできた。じゃ、行こうか。


 この記事は挑戦です。
RidgerPのコレについて、思いっきり書くという挑戦。



 何が挑戦なのかというと、やっぱちょっと恐いから。
文句なくすごい作品ですからちゃんと書ききれるか不安だし、
ファンも多いのでヘタなこと書いたら即火だるまだろうし。

 普通は「恐い」なんて少しでも感じたら記事なんて書かないですよ。
そんなの誰だってそうなんじゃないだろうか。
ところが今回、それがこの記事を書く理由になりました。

 軽く経緯について触れておくと、
adobePの「褒め方貶し方」という記事がありまして。
簡単にまとめるとadobePの意図は
「いい動画には力込めた記事で応えようよ」ってことだと思うんですね。
で、この「アイドルマスター 宝野ハルカ -MASTER ARTIST 66-」は
みてれぅチャンネルで捕捉すると160近いブログで取りあげられていると。
それを見ていくと、その多くが「すごい」「最高」といった
短い言葉で紹介されていて、ドカンと書いた記事があまり無いと。

 ホンマかいなと、自分もブログを片っ端から巡ったわけです。
すると確かに、グワッと書いてある記事になかなか出会わない。

 自分としても「あれっ?」と思うところがあって。
RidgerPといえばニコマスでも信者を自称するほどのファンがいて、
新作登場でお祭り騒ぎになるほどのPです。
現に160近いブログで紹介されるなんて、ちょっとした事件ですよ。
 それなのに、「お前は何を言ってるんだ!?」って言いたくなるような
濃い記事はあがっていない。こりゃどういうことだ?

 でね、気付いたんですよ。
名付けて「RidgerPの憂鬱」……なんてな。


=RidgerPの憂鬱=

 ニコマス動画を一番楽しんでいる時って、どんな時だと思いますか? 
それは「うおー! すげー!」「かっけー!」「かわええええええ!」
といった歓喜の声をモニターの前であげながら、
他人にはとても見せられない顔をしている時です。
 言わば、動画に完全に魅了されているヘブン状態ですね。
この状態の時は至福の時であり、ずーっとそのままでいたいもんです。
しかしそれが「RidgerPの憂鬱」を引き起こすわけですよ!

 つまりRidgerP作品に濃い記事がないのは、
みんなヘブン状態をやめたくないってことなんです。
特にブログ記事というのは即時性が求められますから、
見てすぐ書くことになる。そこでいきなり脱ヘブンするなんて、
もったいないじゃないですか。
だからみんな「すげー!」「最高!」になっちゃうんではないかと。


=そして記事を書く恐さ=

 今でも自分で感じているのですが、
RidgerP作品の記事を書くのは難しいです。
理由は
1【動画がすごすぎて理解しきれない】
2【ファンが多く、滅多なことを書けない】
3【脱ヘブンしたくない】
この3つですね。

 これだけのハードルがあれば、必死に記事なんか書かないで
動画みて2828していようって思っちゃいますわ。
でもそうやって回避されちゃうのって、作り手にとって不幸ですよね。
どんな人だって、力一杯やったことに対しては反応が欲しいじゃないですか。
確かに「最高です!」とか「言葉になりません」ていうのも反応だけど、
もうちょっと、何かあってもいいんじゃないかと。
だから思いっきり書くことにしました。


 それに今回、自分はある理由で強制脱ヘブンしちゃったもんで。
 その理由がコレ。
 r1
嫁の名を言ってみろーッ!



 もしかしたら、とは思ってた。
RidgerP作品における真の出演率は全アイドル中1位だもん。

だがッ! RidgerPだからって「どうぞどうぞ」なんて言うと思うなッ!
阻止だッ! 断固として阻止するッ!


……ま、P一流のジョークかもしれないし、熱くなるのもアレですが。
そんなわけで自分は真を狙うRidgerPが気になって脱ヘブンしました。
だったらもう、書こうじゃないかと。

 動画のすごさは理解しきれてないですよ。
そこは不安というか先に土下座しておこうってレベル。
滅多なことを書けない、ってのはあえて虎の尻尾を踏む覚悟で。
最初に打ち首の覚悟はできた、って書いたのはそういうことです。


=前振り終了 じゃあ地獄の一丁目、いこうか!=

 何からいくかっていうと、当然「天海春香」からですよ。
これはRidgerPの動画である前に、春香の動画でしょ?
もしかしたら勘違いしているニコマス歴の浅い人もいるかもしれないので
念のため書いておくと、
RidgerPはスーパーな映像作家さんだったわけではありません。
デビュー作知ってる? これだよ?


 日付と楽曲をよく見るんだ。神バですよ神バ!
映像作家さんがアイマスMADを作ったんじゃない。
アイマスPがMADを作ったんだよ!
それを考えると、Pの作品が映像がスゴイだの技術は一流だのと
アイマスやアイドルとかけ離れた部分で評価、賞賛されるのって
ものすごく間違ってるって思いませんか?

「RidgerPの動画はすごい」って言われるより、
「RidgerPの○○(←アイドル名)は素敵」と言われたいはずなんだ。
でも、あんま言われないよね。例外は太陽のあずさくらいだろうか?


 そういうのもあって、まずは春香にスポットを当てていきます。

 初見の時は怒濤のような12分に圧倒されるばかりだったけれども、
3回目くらいかな? そのへんから
この作品の春香像っていうのを意識するようになった。
 念のため過去のRidgerP作品の春香を見直しておくと、
「春香覚醒カタルシス」と「阿修羅姫」がある。
「美希は無限大」のサイドにもいるけど、これは考慮しなくていいかな。

 過去の2作はいわゆる黒春香、春閣下だ。カタルシスでは赤から黒へ
衣装替えで変貌していく春香が描かれている。
この2曲でのユニット構成が同じという点から察するに、
RidgerPの描く春香は今作でも過去と変わっていないと思う。
 冒頭で「宝野ハルカ」とつぶやく春香は、
少なくとも外見上は閣下的な何かではない。擬態の可能性もあるが、
RidgerPの描く春香は1色ではなく、色が変わっていく存在なのだろう。


◆1曲目◆
 1曲目の「禁じられた遊び」ではパンゴシを着て城壁の上で踊る。
kinji
正装

春香のソロであること、少し倒錯気味の愛情をぶちまける歌であること、
このへんから恋を禁じられた原作の春香のイメージを感じたりする。
それと同時に、

その時知るでしょう 永遠の意味を
迷い込んで悟れよ 巡る愛の歴史を

 という、実に不穏なワードが放たれている。
自分はこの1曲目でのワードがこの作品の全体像を支配しているように思う。
そのワードを発したのは春香であり、
つまりRidgerPの春香とはそういう存在なのだと。
それを出発点として、続きを見ていこう。


◆2曲目◆
 2曲目は「好きなのに」という明るい曲だ。
アリプロには詳しくないが、Voは同じ人だということはわかる。
まあメドレーだし変化球かな、とも思うのだが、
自分は繋がりを考えてしまう性分なので余計なことにもあえて触れよう。

 春香、やよい、亜美というトリオは初の組み合わせで、
背後にはなにやら仲の良さそうなゆきまこが見える。
単純に「春香が真に横恋慕」という図式で見ていいのか悩むところだ。
真は俺の嫁って書いてあるしなあ……よもや俺=春香ではないだろうとw
 それにこのパートの春香と洋館や城壁の春香はどうも結びつかない。

 誰だったか、この動画は大がかりな舞台装置を使ったミュージカルだと
評していたけども、その線でいくとこのネコ耳春香は闇に堕ちる前で、
堕ちた理由はやっぱりゆきまこにある、ということになりそうだ。

 club-jamoraさんがゴシックホラーの観点から〜という記事で
これは春香による乗っ取り劇だ、ということを書いておられます。
正解不正解はともかく、この作品を面白くしている装置のひとつに
ゆきまこがあるのは間違いない感じがしますね。
sukinano
出番の多いゆきまこさん

 見たところ、「好きなのに」でゆきまこは結婚し、
のちに出てくる洋館に住むという流れがありますね。
ゆきまこの衣装もドレスとタキシードそのままだし。


◆3曲目◆
 3曲目は「阿修羅姫」です。黒春香2作目として過去作がありますね。
ユニット構成は春香、千早、美希で、過去作と同じ。
衣装は春香だけハカマグローブに十字架と、厨二全開です。
曲のイメージとの合わせもあるでしょうけど、
パンゴシに至るまでの過程としてラフタイム→ハカマという段階が
踏まれているのかなと。そうは言っても何やら人斬ってるっぽいですがw
機嫌が悪いというか荒れてますねw

 過去作との比較だと、今回は「目が逢う瞬間」のダンスで
春香と美希、千早の動きがバラけているのが印象的です。
ちょっと面白いのが、ここの春香はインカムをつけていること。
これのお陰でいわゆる春香がガチでヤバイ人ではなく、
あくまで芝居か歌劇での出来事なのだということがわかります。
ashura
マイクで歌ってます

いや、春香に限ってはインカムすら騙しではないかと思わせるかも?
「お芝居だと思った? バカね……!」なんて。
そしてここで、またひとつ気になるワードが出てきます。

夜叉般若の面 華の貌 あなたに逢うのはどっちの私

1、2、3曲と、違う貌を見せる春香。
1曲目の城壁は7曲目の舞台でもあり、
衣装もパンゴシで同じなので1曲目は前置きパートなのでしょう。
2曲目が実質スタートで、3曲目で荒ぶる者、というか
愛に狂った何者かになった。そんな印象がここまでであります。
そして次の曲でまた新たな姿を披露してくれます。


◆4曲目◆
 4曲目「GOD DIVA」です。プロデューサーさん! GODですよ! GOD!
てなもんで、春香はもはや黒やら閣下やらというものですらなくなります。
なんかハルカロイドが出てきますし、大きな見所「電車消し」が炸裂。
超人的な力を持つ何かに春香は変貌しています。
god
タネも仕掛けもありません

 damehumanoidさんはこの場面を「電車をぶつけるPとそれを消すアイドル」
という、この作品がとんでもない次元で成立していることを
うまいこと表現しておりましたが、歌がまた何とも上から目線というか、
神性を感じさせる言葉で、超然的な歌詞と映像が見事に釣り合っている。
この曲はただ踊っているだけでは歌に映像が負けますよね。
それをさりげないダンスの仕草で電車消しという神業をやってのけ、
この春香、すでに人間じゃねえ! と感じさせてしまう。
 最初は暗い場所で踊らせて、このパート地味だなと思わせておいてパッ、と。
「油断した? ダメよ、私を誰だと思っているの?」
なんて春香とRidgerPが揃ってニヤリ笑いする姿がなぜか目に浮かぶ。

 でも、ここで出てくる真と雪歩は何なんだろう?

他人の不幸は 無情に滴る蜜の味で

という歌詞の部分で出てくるあたり、
春香の2人に対する負の感情を次へ引っ張る「装置」として登場するのかな?
もはやこの超人春香が何をやっても驚きはしないので、
それこそ2体現れるハルカロイドはゆきまこを人形にしたものだ、
なんて風にも見えたり。春香は一体、どこへ向かっているのだろう。


◆5曲目◆
 5曲目の「嵐ヶ丘」で、冒頭の洋館に戻ってきます。
春香はメイド服。衣装は冒頭ではVo服だったっぽいので違っている。
タキシードのあずりつは執事のイメージだろうか。
根拠はないけど、2人が春香を抑えているような感じだ。
洋館ではゆきまこが踊り、春香は歌に未練を込める。
雨は止み、稲光が照らす。春香の感情の変化なんだろうな。
arasi
直撃しても平気!

感情が天候を変えるんだから、春香は確実に人類を超越している。
ここで惨劇が起こらなかったのは、あずささんとりっちゃんのお陰じゃね?


◆6曲目◆
 6曲目「赤と黒」。しかしよくもまあ春香らしい曲がこんなにあるもんだ。
ここはのっけからハルカロイドが現れ、金属的なステージで
赤衣装の春香が踊る。背後には炎。焦がれる想いと共にいきたいという歌。
それにしても曲チェンジのたびに感情の起伏が激しい。
それを難なく表現できるのは春香以外にはありえない。
この動画は春香あってこその、なんでしょうね。
akakuro
画面から消えてみたり

 でもって、ここで不思議なワードが出てきます。

はかない幸せより もっと大事なものを
この手につかむと 信じているから


 あれ? 今まで真に未練たらたらだったのに、もっと大事なもの?
なにやらすごくイヤな予感がするじゃないですか。
そして場面はあの城壁へと進みます。


◆7曲目◆
 7曲目「亡國覚醒カタルシス」ですなあ。
1曲目と同じ場所で、パンゴシ春香がゆきまこと量産型ナイトメアと共に踊る。
そりゃ初見では何がなんだか、ですよ。どーなってんのコレ??? と。

 で、何回も見て考えると、1曲目は予言というか未来予定を示唆し、
2曲目からの遍歴で春香は変化していくわけですね。
「好きなのに」で失恋し、
「阿修羅姫」では鬼と華、あなたと逢うのはどっち? と荒ぶる感情が目覚め、
「GOD DIVA」で幸せな2人を呪い、超越者の力を得て、
「嵐ヶ丘」でいまだくすぶる慕情に心が荒み、
「赤と黒」にてそれを乗り越え、幸せより大事なものを掴むと言う。

 1曲目「禁じられた遊び」でのワードにあった
その時知るでしょう 永遠の意味を
迷い込んで悟れよ 巡る愛の歴史を

 その時、というのが「亡國覚醒カタルシス」で到来する。
もはや春香は真と雪歩を見ていない。気にも留めてさえいない。
春香が手に入れたのは世界だ。
生と死の輪廻の外から罪と罰を繰り返す世界と時を掌の上で弄ぶ、
完全なる超越者として覚醒したわけだ。
こうなってしまえば、もはやゆきまこなんてどうでもいい。
舞い降りるナイトメアたちとゆきまこは等価値で、春香の視界にすら入らない。
唯一春香だけが世界の上に存在する絶対者として君臨するのだ。
boukoku
雪歩? 誰それ?



◆8曲目◆
 でだ。そんなものになっちゃって春香はどーすんのと。
それが8曲目「薔薇獄乙女」ですね。
inkamu
ボーナストラック? ホントに?

何度だって生まれ変わる
逃げてるのか 追ってるのか わからなくなるまで 
私を視て もっと捕らえて 燃えて紅蓮薔薇地獄
いきたいのか 堕ちたいのか もうわからないけど
これが愛で苦しみならば 終焉がほしいですね


 全能春香は輪廻する時の中で何度も生まれ変わり、愛を求め続ける。
愛に飢え、満たされぬまま転生を繰り返す、愛の悪魔だ。
終焉がほしいですね、とは本音かそれとも、戯れの言葉なのか。
それすらもう、春香自身にもわからなくなっているのかもしれない。


=という春香だったのさ=

 まーその。こじつけくせえー! と言われたらそこで試合終了ですがw
自分が受けとめたこの動画の春香はこんな感じであります。
曲、場面それぞれに独立したものでありながら、
春香という存在によってひとつの流れを形成していると。
黒とか白とかどうでもよくなるほどスケールがでかいですね。
この世界を丸呑みするような春香、というのは
手前味噌ながら自分のニコマスの春香のイメージと符号しています。
あらゆる色を呑み込んだ万能な春香、というやつですね。
こんな春香、誰も考えたことなかったんじゃない?


 勝手な想像になるけども、もしかしたらRidgerPは
黒春香の抹殺を企てたんじゃないか、なんて。
黒春香も白春香も、黒だ白だのうるさい連中も、
みんなまとめて見下す究極の春香を生み出してしまう。
いや、それがいいのか悪いのかわかんないけどw

 もしかしたらみんなこの動画に対して歯切れが悪いのって、
この春香が記憶の中に存在しない春香だから、だったりしてね。



=地獄の二丁目 動画の見所みたいなもの=

 はい! ここから二丁目ですよ。まだ終わらないからねー。
動画の話に入りましょう。まずは見所はどこか? ってことから。

 全部。なーんて言うのはダメなんでしょうね。
1個選べと言われたらやっぱ電車かなあ?
あそこで人外になっちゃったという意味でターニングポイントというか、
あれがなかったら亡國での超天海がますます意味不明になっちゃうので。
 それから、最初の「宝野ハルカ」って喋るところの衣装。
あれはどこの何に関連付けすべきか、やっぱりわからない。だから気になる。
ゆきまこが住む(?)洋館にひとりでいるのも怪しい。
冒頭の部分は見れば見るほど謎が深まる。

 そこで考えた結論が、コレだ。

この動画の冒頭+8曲の全9パートはどれも転生した春香の一場面であり、
すべて全能春香が演じた気まぐれな戯れである


 1曲目の「禁じられた遊び」と3曲目「阿修羅姫」でインカムをつけてるから
これはステージセット上で演じられたミュージカル的なもの、
と思わせておいて、実は全能春香の遊びだったんだよ! な、なんだっ(ry

 そうすると、あちこちに出てくるゆきまこも不自然じゃなくなる。
だってゆきまこも全部春香が転生させたんだから。

 ある時、春香は比較的おとなしめに女子高生をエンジョイしていた。
その時、真を気に入ってモーションをかけてみたのだが、
なんと真は雪歩を選んだ!

「やってくれるじゃないのあなたたち……」

哀れなゆきまこは愛に飢えた悪魔、全能春香を刺激してしまい、
春香を覚醒させてしまう。繰り返し転生までさせられた挙げ句、
2人とも春香の意のままに踊る木偶にされてしまうのだった。

 ……厨二全開だって? それは言う相手が違うw

 ちょっとだけ全能春香vs太陽神あずさ、なんてのも想像したw
でも春香に負ける要素があるとは思えないんで、なあー。


 それから、見所といえばやっぱり「亡國覚醒カタルシス」最後の、
リッジャークロス(仮名)ですよね。
kurosu
いないいないばぁじゃないよ

 RidgerP作品の特徴として「強烈に印象に残る1シーン」があり、
それがだいたいラストに配置されているように思います。
リッジャーターンしかり、「美希は無限大」の迷走逆回ししかり、
「Smile」の真を見送るあずさ&雪歩しかり。

 その名場面に向かって、動画が進んでいき、余韻を残す。
変な表現ですが「プロレス的」なんですよね。
最後にウエスタン・ラリアットがドーンと決まって終了! みたいなw
「水戸黄門的」とはちょっと違う。ワンパターンじゃなくて、
何かアドリブ感があって。毎回同じだったら、
とっくに誰かマネできてると思うんですよ。そんな簡単じゃないでしょう。

 そのラストへのプロセスが複雑というかややこしいから、
みんなうまいこと記事が書けないのかもしれない。
どうしても分かりやすい部分的な演出とかダンスとかに目が行って、
RidgerPが本当に表現しようとしているものが何なのか、気付かないとか。
普通はそういうややこしいことをやってる人は埋もれますよね。
評価されにくい。RidgerPが違うのはキメ技の破壊力と、
地力、キャリアなのかなあ?

 特にキメ技の破壊力ですよね。これがあるからみんなもう一回見たい!
ってなって、何回も見ているうちにややこしさに慣れていって、
ややこしいことをややこしいまま「いいもんだ」と感じるようになる。
誰が呼んだか「大魔導」とはうまいこと言ったもんですw

 エラそーなことを書いてますが、自分もそうです。
ややこしいことをややこしいまま「いいもんだ」と感じています。
動画を作る人はそうもいかんのでしょうけど、
見る側にとってはそれが一番幸せじゃないですかね。
無理に理解しようとして動画を解体する作業をやってしまうと、
動画を見るのが楽しくなくなっちゃうので。
研究するのが楽しいって人もいそうですけど、自分はナシでいいです。

 リッジャークロスの話に戻りますと、
この記事の春香を軸に書いていくというアイデアは
やっぱりこの名場面から思いついたものです。
「この春香は何者だ!?」という好奇心が湧いて。
baraotome
なにものだ!

 するとメドレーの歌の構成、何回か出てくるゆきまこなど、
いくつか手掛かりらしきものが見えてきて、
その正体が(自分なりの結論ですが)見えました。

 しかしながら、このカッコイイ春香はアイマスの春香とは
かけ離れすぎていないか? という意見もありそうですよね。
そこを考えるといやこれ全部演技だから、と
言い切ってしまった方が収まりがいい。
見方は人それぞれなので、好きな解釈でいいんでしょう。うん、それだ!



=地獄の三丁目 ダンス=
 はい先生! 苦手科目です!
ダンスシンクロを語るのが大好きな人に丸投げだ!
とやってしまいたいのですが、他力本願はダメだな。
援軍はないと思え! の精神でやろう。

 見所と同じで、一番いいと思ったとこから。
「好きなのに」の どういうつもりなの?のところ
「阿修羅姫」の最初の美希と千早が左右から来るところ
「GOD DIVA」の電車止め
「赤と黒」のハルカロイドの足の点滅部分
「亡國覚醒カタルシス」の9:44のナイトメアシャキーン
「薔薇獄乙女」は全体的に気持ちいい。


 あと印象的なのは「I want」の「そこに跪いて!」を使わなかったこと。
普通の発想だと絶対使うよね。カッコいいんだもん。でもなかった。

 ちょっとね、RidgerPが誰でどんな場面で
「そこに跪いて!」を使うか楽しみなんですよね。

こんなこと書いたらプレッシャーかけんな! って怒られちゃのかなw

 ダンスはこんなもんで勘弁してください。ギブギブ!



=地獄の四丁目 あと何か気付いたこと=
 もはや見出しからヤケクソ気味になっていますが、あれこれと。

【その1】
 冒頭のパンゴシ春香、バルコニーにいるっぽいのだが、
何か妙じゃね? ここではメイド服のはずだし、
洋館の中にはVo衣装の春香がいるし。
つまりこの洋館の部分には3人の春香がいる。
一体どれが本物???
もしやあずささんとりっちゃんを一皮むいたら「げえっ! は(ry」なの!?

【その2】
「禁じられた遊び」での一瞬。これは全能春香憑依前の素体なのか!? 
r4
私は誰?

【その3】
「禁じられた遊び」の跪いてお舐めよのところのゆきまこ、
衣装がDa衣装。「亡國覚醒カタルシス」でのパンゴシと違う。
パンゴシは隷属の印なのかな?

【その4】
「禁じられた遊び」で最初はトゲ装備の春香だが、
城壁の上でソロになってからはトゲ装備がなくなっている。
ちなみに「亡國覚醒カタルシス」では
インカムとガーターリングがなくなっている。
「薔薇獄乙女」ではインカムだけ復活。
この細かい差は何なのだろう?
……それぞれその場面用に素材別録り、ってことよね?

【その5】
「好きなのに」の背後にいるゆきまこがエロい!
ゆきまこはホテルにしけこんでからゴールイン。デキ婚か!?
bed
バレてーら
そりゃ春香じゃなくたって阿修羅姫になりそうだわw
やっぱ斬られてるのゆきまこじゃね?


=地獄の行き止まり よし、あとがきだ!=
 どーですかね。まあまあ絞り出しました、よ?
しつこいようだけども、誰得記事です。
こんな長いの誰も読まねーよ感満点ですねえ。
でもま、こんな記事が1個ぐらいあってもいいでしょう。
いや、2個あってもいいよ? 書く? 書こうぜ? いや書け!

 だってさ、もしかしたら160あったというこの動画のブログ記事の
全文足してもこっちの勝ちかもなんだぜ? それでいいのかい?



1:一番好きなシーン
2:一番気に入ってるダンスの部分
3:よくわかんないけど気になる部分
4:あふぅれる想い(あれば)


 もうアンケート式でいいや。4つ書いて! 書けるだけでいいから!
自分のブログでもいいし、ここのコメ欄でもいいよ。
それが御本人の目に届くかどうかは知らない。
でもいいじゃんか。ダメもとでいこうよ。

 こんな記事を読むぐらいだ、心意気ぐらいあるっしょ?



おわり!



あと「Smile」が一番好きだあああああ!


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この記事へのコメント
あとがきのあとがき。

なんか前はブログの最大字数が約1万6千字だったのに、
1万3千字程度に減っていてブチキレそうになりましたw
なので画像など字数を食う要素もあるので文章だけだと1万ぐらいです。
3千字ほど削って没にしております。ちぇー。
Posted by cha73 at 2009年10月12日 06:48
こんちゃーす!
お調子もんが乗っからせていただきました!
http://d.hatena.ne.jp/damehumanoid/20091012/p1

今言葉にできたのはここまでかな。
まだまだいろんなもんが頭も心も渦巻いてるけど。
Posted by damehumanoid at 2009年10月12日 13:24
ニコマス界隈は評論不在、というより、元々求められていないのだろうか?
とも思っていましたが、何のことはない自分の見て廻っている範囲が狭い
だけで、ちゃんと物する人はいるんですね。damehumanoid様のブログも
ブクマさせていただきました。

先日ぎみっくPのまこ単ラストを見たところだったのですが、小市民的な
ささやかな幸せの喩えとして「ゆきまこ」があって、彼らを比較として、
より大きな何ものかを目指した春香がくっきり際立つのかもしれないなと
思いました。

しかし、cha様といい、今日もランキング占拠中の真広告委員会といい、真
ファンの方々は良くも悪くも「過剰」という印象がありますねぇ。
# cha様があの委員会のメンバーだったとしても自分は驚きませんw
Posted by 通りすがり at 2009年10月12日 19:02
>>だめひゅさん
反応速いw 自分もこんだけ書いてもまだ何か、
パカッと割れて中から何か出てきそうな気がしていますよ。
良くも悪くもサイクルの早いニコマス界、瞬発力は大事だよね。

>>通りすがりさん
あの委員会は謎ですw
自分もいつも口あんぐりって感じで見ておりますよ。
広告をやろうと思ったら、ああなっちゃう気持ちもわかるんですけどね。
家計を考えると無理ですwww

まこ単との対比は、わかりやすいなあ。
本来の春香はむしろああいう小さな幸せを求めるタイプでしょうけど、
出会ったP次第では、ってところでしょうか。
大魔導と出会ってしまったら、こうなりました、みたいなw

自分の書いてるのは評論とは呼べないものですけど、
面白いこと書く人はこの界隈にもいるもんです。
楽しみかたもいろいろ、ですよね。
Posted by cha73 at 2009年10月13日 01:04
もう相変わらずすごい文章量ですねぇw
でもしっかり読ませていただきました なるほどなるほど

で、私も動画を何度も見ながら深夜のテンションに任せて書いてきましたのでご報告をば
http://spy108-blog.seesaa.net/article/130342619.html

書いた本人は楽しんで書けたので満足していたりしますw
Posted by spy108 at 2009年10月15日 20:24
>>spy108さん
宿題乙です!w
読んできましたよ! 面白かったよ!
なんかホント、無茶ぶり気味ながら
この記事の最後に書こうぜ!
って書いてよかったなーって思います。
マイリスト将軍最高や!!w
Posted by cha73 at 2009年10月16日 01:18
遅ればせながら、追随しました〜。
http://gregor.blog63.fc2.com/blog-entry-474.html
ですが、今回、すごい歯切れ悪いです・・・。

その、“追随した”という事実をもって、
先だってのエントリ「ニコマスブログ考(想?)」へ賛同することへの表明とさせてください。
では〜。
Posted by グレゴール at 2009年10月18日 04:56
>>グレゴールさん
 記事ありがとう! そんなステレートなあなたが好き!
Posted by cha73 at 2009年10月18日 23:11

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