この記事は、Board Game Design Advent Calendar 2016』(http://www.adventar.org/calendars/1778)の12日目の記事です。前日は桜遊庵さん(@o_u_an)の『同人ゲームを製作してゲームマーケットに出展すにあたって必要なこと』でした。

どうも、青の騎士と申します。
初めての方も、そうでない方も、どうぞよろしくお願いします。

さて、蒼々たる方々が記事投稿されるこのデザインカレンダーですが、私も簡単ですがライトユーザー&ファミリーユーザー層の視点で、自分の持ってるボードゲームの中でコンポーネントにこだわりや面白みのあるところについて書き綴ってみようと思います。

コンポーネントってなに?
今では”ボードゲーム”という単語が定着しつつありますが、皆さんは”ボードゲーム”で遊ぶ場合、どのようなアイテムで遊んでいますか?

勿論、”ボードゲーム”というからには、ゲームボード、いわゆるゲーム盤がありますね。
そして昔からの定番は、駒とサイコロでしょうか。
駒は、ポーンと言われている、チェスでもよく見る形のものが多いかもしれません。

あとは何でしょうか?カード?トランプ?厚紙のタイル?いろいろ出てきますねぇ。
面白い形のコマもありますし、金属製のメダルを使ったり、中には紐やローソク、香水なんてのもあるようです。

そんな多くの種類を持つアイテム。 遊ぶゲームを構成するアイテム、内容物のことをコンポーネント、と総称していると私は思っています。ま、この辺は言葉の定義の問題なので、特に細かい点は気にせず。

今回は素材や美しさだけでなく、楽しいギミックやそれでしか遊べない特別性を持っているコンポーネント・デザインを持ってるゲームを、自分の持っているゲームの中からいくつかご紹介してみたいと思います。


どれが本物?見極めが難しいボードとコマのゲーム。『ミスターダイヤモンド』
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ボード上にある本物のダイヤモンド=取れるコマを探す。
ただこれだけのルールなんですが、専用のボードとダイヤモンドを表すコマのデザインで、大人でも攻略を難しくしている作品です。
プラスチックでできている八角形のボードにいくつかのダイヤモンドコマが固定されます。それ以外のダイヤモンドコマはボード内の空いてるところに置くだけです。
そして、プレイヤは目を瞑って他の人にグルグルとボードごと回転されてゲームを始めるわけですが、正八角形なので回転されて元の配置が分からないだけでなく、ボード上の固定されたものと、そうでないものとの区別が一切つかないのです!
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この演出がしっかりできているのは、ボード表面やコマの表面の仕上げがエンボス、すりガラス状の加工がされている点です。
ツルツルの表面では、傷や光の受け具合で個別認識がされやすくなってしまうので、光沢消し効果のように加工をしておくことで、ゲームしやすい環境にもなっていて面白いと思います。


何枚載るかな?どうやって落とそうかな?と悩むゲーム。『宝の滝』
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箱がコンポーネントの一部になっているゲームは、ナイアガラの滝など他にもあるわけですが、このゲームの面白いところは滝の先の所までがゲームを一体になっているところです。
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しかも、川の流れが2種類のチップによって表現されているので、自分で狙ったようにできない所もあったりして、運だけでなくテクニックのようなものまで求められているかのような仕掛けではないでしょうか。
しかも置く枚数はサイコロによって決まるので、大きいチップばかりになってしまうとなかなか大変です。


木の重量感と緊張感。『ラスト・オブ・ピラミッド』
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このゲームは、JOYというサークルさんで購入したものです。
単純に木製キューブなパーツを積み上げていき、最後の1個を置いた方が勝ち、という単純なルールです。
このゲームは木製のパズルチックなものしかありません。
このパーツ一つ一つが丁寧に面取り処理され、綺麗に加工されています。
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しかもこれ、大きいバージョンなので、それなりにズッシリとした重量感があるので、積み上げて置く時の安心感と、置く場所が合ってるのかという緊張感が心地いいです。
ボドゲ界隈は木製駒が人気ですが、個人的には手作り感あって綺麗に加工処理されていつつ、ゲームとしても味わい深いこのゲームは、なんとなく紹介したかったりします。(だから書いたわけですですがww)


可愛いわんちゃん大行進。『犬の散歩』
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ゲームの世界でも、精巧なフィギュアは人気がありますねぇ。
大抵はRPGキャラクターや乗り物系が多いと思いますが、動物も一角をなしてる気がします。
このゲームもその一つで、犬の人形が一杯。
これを並べて得点を競うわけですが、ただ並べて眺めているだけでもいいかもしれません。
結構細かいところも彩色しているので、良くできてるなぁと思います。


ツルツル鏡の氷で確認。『マーレポラーレ』

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セレクタ社のゲームは、子供向けのゲームが主ですが、面白いギミック、仕掛けがたまにあるのも特徴かなと思います。
このゲームは、メニューに従って魚の種類と数を集めてくるのが目的なのですが、メニューは最初に見たらその後は見れません。

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が、面白いのは、忘れちゃったときに鏡の氷タイルの上でなら見れるのです。鏡越しに。
この反射させて内容を確認する所は面白い仕掛けですね。
実はこの鏡の氷タイルがあるからこそ、覚えることと、忘れちゃったときの救済策が、この世界観のルールとしてシックリしている気がします。

こういうちょっとした仕掛けって、子供だけじゃなくって大人でもワクワクしてしまいますね。


っと、ウチにあるいくつかのゲームでご紹介しました面白い仕掛けや特徴のコンポーネント、いかがでしたか?
今回はこれで終わりですが、まだまだ多くの面白い、珍しい仕掛けや美しいコンポーネントを持つゲームがあるでしょう。
これをご覧になった皆さんは、どういったものを知ってますか?

楽しいゲームを演出する様々なコンポーネント。
たまにはそんな楽しさや面白さを盛り上げるコンポーネントの美しさや不思議な仕組みにも目を向けてもらえたら嬉しいです。

最後に、ここまで読んで頂き有難うございました。
あなたのゲームライフがこれからも楽しいひとときでありますよう。