偉人列伝 リンドバーグ~ガガーリン他(DVD)

価格:3,312円
(2014/12/5 17:38時点)
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人類が昔から憧れた未知の世界・・・
その道の世界を初めてとんだ男の言葉は・・・
「地球は青かった」でした。

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人類初の宇宙飛行士ユーリ・アレクセーヴィッチ・ガガーリン・・・1934年3月9日ソビエト生まれ。
身長157センチ体重70㎏でした。
当時の宇宙船は小さかったので、宇宙飛行士は小柄で強烈な重力に耐えられる強靭な肉体が必要でした。
宇宙服は今も基本的には変わっていません。


墜落した戦闘機

現在のロシア西部・クルシノ村でガガーリンは生まれました。
両親は農場で働き、子供たちはお手伝いをし・・・質素な生活でしたが、幸せな生活を送っていました。
明るく活発なガガーリン・・・そんな生活が一変します。

1941年ドイツ軍がソビエトに侵攻!!
村は占領され、村人たちは追い出されました。
戦争の悲劇は、ガガーリン家にも・・・。
兄と姉がドイツ軍に連れて行かれてしまいました。
弟もドイツ兵に暴行を受け殺されかけます。
恐怖と悲しみの中・・・決定的な事件が起きます。

ある日・・・村の外れにソビエトの戦闘機が墜落します。
ガガーリンの目に飛び込んできたのは傷ついた戦闘機!!
勇敢に戦ったパイロットに感動します。

「空を飛びたい・・・!!
 勇敢な人間に・・・!!」

愛する家族と祖国と守りたい!!

戦争は終結し・・・21歳となったガガーリンは・・・
空軍パイロットをめざし、1955年オレンブルグ航空士官学校に入学します。
そこには、ガガーリンを夢中にさせる出会いが待っていました。
プロペラの戦闘機とはケタ違い!!
”ジェット戦闘機ミグ15”です。
音の速さに迫るモンスター戦闘機です。

しかし、その高性能は、パイロットに大きな負担となります。
10倍近くの圧力がかかり、気を失えば墜落・・・死・・・。
選ばれた者だけが乗ることを許される戦闘機なのです。
ガガーリンは極限の世界にのめり込んでいきます。

2年後・・・
1957年10月4日、人工衛星スプートニク1号打ち上げ成功。
人類は初めて宇宙空間へと飛び出したのです。
その能力は、速度、高度・・・すべてがミグが足元にも及ばない性能でした。
地球の重力の壁を突破するほどの・・・!!
快挙に世界中から驚きの声が上がります。
ロケット・宇宙への憧れ・・・ガガーリンは、胸の高鳴りを抑えきれませんでした。


男惚れする笑顔

ガガーリンの写真の多くは、輝くような笑顔です。
世界初の宇宙飛行士という幸運を手繰り寄せたのは、この笑顔でした。
スプートニク1号の成功から3年・・・
ソビエトは1960年にボストーク計画をスタートさせます。
当時は資本主義陣営・社会主義陣営が激しく対立していた冷戦時代・・・。
熾烈を極めたのが、大陸間弾道ミサイルの開発競争でした。
大陸間弾道ミサイルは、核弾頭などを搭載し、宇宙空間へ打ち上げて遠くの敵国へ打撃を与えるミサイルです。
その大型ミサイルに宇宙船を搭載すれば、人類は宇宙へと行くことができる・・・!!
人間ミサイルのようなもので、宇宙開発と兵器開発は表裏一体でした。

人間を宇宙へ!!
ソビエトは候補として空軍から20名を選抜します。
そこには、25歳のガガーリンの姿もありました。
選ばれるのはただ一人・・・!!

肉体の頑丈さが必要とされ・・・訓練が続きます。
命がけ・・・一歩間違えば取り返しのつかない事態が待っていました。
その中で、ガガーリンには特徴がありました。
周りの人を和ませる笑顔。。。いつも笑顔でした。

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そんなガガーリンの笑顔に惹かれたのが・・・
ロケット・宇宙開発設計技師長のセルゲイ・コロリョフでした。
ソビエト政府はロケットを兵器として開発していましたが、コロリョフは人間の活動を宇宙へ広げたいと思っていました。
その実現のためには、政府にも意見する絶対的なリーダーでした。

宇宙船の試作機に乗るとき・・・ガガーリンは無意識に靴を脱いで乗りました。
靴を脱ぐことで、宇宙船と技術者に尊敬を示したのです。
そんな人柄と屈託のない笑顔で、仲間の心を掴んでいきます。

コロリョフはガガーリンを特に気に入っていました。

「彼は、開かれた心をもち、話し方にも品位がある。
 これはとても重要な資質だ。
 かれを最初に宇宙に送ろう。」

厳しい訓練中も、絶えることのなかったガガーリンの笑顔に、仲間の期待が託されたのです。

1961年4月10日・・・ガガーリンを宇宙飛行士第1号に決定!!
ガガーリンの肩に国家の威信が・・・!!

2日後・・・4月12日、バイコヌール宇宙基地で・・・ボストーク宇宙船に!!
出発の数分前・・・

「私がこれまでの人生で経験した全ては、この時のためだった。
 初めて飛び出す宇宙と、1対1の決闘を行うのだ。
 人類が昔から夢見たことに初めて挑む。
 これ以上の大きな幸福が望めようか・・・!!」

史上初めての宇宙空間・・・
2時間で地球を回って帰還する・・・。
ボストーク計画・・・先頭に宇宙船があり、ガガーリンの乗る帰還船は直径2.3m・・・小さなカプセルでした。
発射後3分で高度100キロとなり大気圏を突破し宇宙空間へ!!
宇宙船は速度を上げて、地球の重力とつりあうところで周回し、70分間で地球を1周し、ソビエト上空へ帰ってくる・・・というものでした。

1961年4月12日午前9時7分、ボストーク1号打ち上げ。
ガガーリンは、最大で地球の5倍の重力に晒されます。
打ち上げから2分半・・・初めて見る地球が・・・。

高度180キロ・・・人類は、初めて宇宙空間に人間を投入することに成功!!
ガガーリンは地球の重力から解放され・・・無重力へ!!

「私の飛行は、宇宙への道に記された最初の一歩だ。
 ソビエト国民は、この道を辿り、さらに遠く深く、宇宙を究めていくだろう。」

ソビエト上空へ戻ってきて・・・帰還体勢に入ります。
速度を落とし、大気圏突入!!
しかし、ガガーリンに危険が迫っていました。
計画では帰還船が切り離され大気圏突入・・・高度7000mで座席ごと射出されパラシュートで下りてくるというものでしたが・・・
ケーブルが切れずに切り離しに失敗・・・バランスを崩して回転し始めます。
完全に制御不能・・・!!

意識を失いかけたその時・・・!!
大気との摩擦でケーブルが切れ・・・高度7000mで出ることができました。

地球の重力に引かれるように落下・・・祖国へと帰ってきたのでした。
1961年4月12日10時55分、ガガーリン帰還。


許せなかった打ち上げ

宇宙の旅から二日後の4月14日、モスクワに到着!!
世界初の宇宙飛行士を見ようと、赤の広場は人でいっぱいでした。
人々は、若き英雄の誕生に熱狂しました。

ガガーリンは世界各国を訪問し・・・宇宙からは離れていきました。
一方アメリカは・・・10か月後の1962年2月20日にアメリカで友人の地球周回(3回)に成功。
宇宙開発競争は新しい方向へ・・・ほかの天体に人類を送り込む夢へと変わっていきました。
ソビエトは1964年、ソユーズ計画に着手。
人間を月に送ろうというものでした。
実験や生活のできるブロックを造ります。
ソユーズは、人類の活動領域を宇宙へ・・・しかし、1966年1月14日コロリョフ死去。
宇宙への夢を追い続けた男の死でした。

ガガーリンは、宇宙開発の現場に戻ってきました。
「コロリョフの灰を月に持っていかなければ・・・!!」

1967年4月23日・・・ソビエトの革命50周年・・・国家の記念日にソユーズは打ち上げられることになります。
花を添えるために・・・。
ソユーズ1号のために選ばれたパイロットは・・・ガガーリンの親友ウラジミール・コマロフでした。
ガガーリンも開発には深く関わっていました。が・・・ガガーリンは、ソユーズに200以上の欠陥があることを知るのです。
このまま予定通り打ち上げれば・・・
打ち上げを延期させるために、問題点を記した報告書を作成します。
しかし・・・ガガーリンの報告書が政府の上層部に届くことはなかったのです。
国家の威信を示す記念日を遅らすことなどありえなかったから。。。
政治的な圧力が・・・!!

1967年4月23日午前3時・・・ソユーズ1号打ち上げ。
コマロフを乗せ宇宙へ・・・!!
ガガーリンの不安は的中し・・・ソユーズは様々なトラブルに見舞われ・・・最後はパラシュートも開かずに・・・
4月24日ソユーズ1号は地上に激突し大破。
コマロフの遺体もみつからないほどの大破でした。

一体誰のために宇宙へ挑むのか??
ソビエト政府とガガーリンとの間には大きな溝ができていました。

宇宙飛行士訓練センターには、ガガーリンが使っていた部屋がそのまま残っています。
ソビエトが宇宙計画の立て直しを図る中、ガガーリンは宇宙飛行士育成のセンターの副所長となっていました。
しかし・・・ガガーリンは、自ら訓練用シュミレーターに乗り込んで改善点を探します。
教室に足を運び、生徒に直接講義もしました。
現場のひとりとして力を注いだのです。

ソユーズを安全かつ完全なものに・・・!!
宇宙に挑んだ仲間の意志を次の世代へ・・・!!

ガガーリンは生きる意味を・・・
「あらゆる時代に人間にとって最大の幸福は、偉大な発見に参加することである。」
と言っています。

しかし、ガガーリンの志は・・・突然幕切れ・・・
1968年3月27日、現場にこだわるガガーリンは、自らミグ15の操縦桿を握り、訓練飛行に飛び立ち・・・帰らぬ人となりました。
享年34歳・・・。
乱気流に巻き込まれ・・・一瞬のうちに地上に激突したのでした。

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2011年4月5日・・・
ガガーリンの初飛行と同じ発射台にあったのは・・・ソユーズロケット・・・ガガーリン号。

そのガガーリン号に乗るのは、かつてのライバル・ロシアとアメリカの宇宙飛行士。。。
ガガーリンの志は、国境を越えて今も受け継がれています。






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