逆境をプラスに変える 吉田松陰の究極脳

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お~~~いきなり寅次郎が黒船に乗り込んでしまったところから始まりました。

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寅次郎、すんごい顔して密航していますが・・・この件は・・・もう終わり・・・??
ちなみにこの密航を企てるに当たっても・・・
下田に潜伏して密航の機会を待っていました。
ここだけでもいろんな話が作れそうですが・・・
OPが終わった瞬間にこの始末。。。

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あ~、もしかすると、この作品の最大の見どころかも知れないのに・・・??
寅次郎は下田から江戸に送られ・・・伝馬町の牢に入れられてしまいました。

おお・・・怒り狂っている文之進が、佐久間象山(八重の桜)に見えてしまう。。。
ここでもプチ混乱発生。。。
最近のドラマで思うのですが・・・”人気がある”と、どこでも使うということ。。。
やっぱりその役が抜けきってからの新しい役をしてほしいの。。。

長州の家族は・・・寅次郎に翻弄され・・・色々な想いを感じていました。
まあねぇ・・・まだまだ小さい文にはどうすることもできないことなのですが・・・だからこそ、もっとガッツリ描いてほしい。。。

とりあえず、責任をとって腹を切ろうとした梅太郎に・・・
”おまえさま・・・
 お帰りになられてからずっとせわしかったんで、言いそびれちょりました。。。
 「おかえりなさいませ」
 よう・・・お戻りになられました。
 ほんに・・・ご苦労さまでございました。”

”ん・・・”

梅太郎と亀・・・このシーンが良かったですね。

これぞ、武士の妻って感じです。
言葉にしなくてもわかるってところが、控えめで・・・でも”自害するかどうか”追求しないところが優しくてとっても良いです。
日本人的ですよね。

「寅次郎は長州の宝ぞ・・・」という敬親。。。これ一辺倒で突っ走るんだろうか・・・??

お・・・
「初めから述べてみよ。。。」と、番所で寅次郎が企てた密航について話し出しました。
やってくれるんだ・・・良かった。。。

1854年・・・下田に来たペリーの船、ポーハタン号に乗り込みます。
小舟に乗って同行するのは、一番弟子の金子重輔。
目的は・・・敵を知るために・・・!!

ちなみにこの時、ペリーは熱心なこの青年たちに感激し、連れていきたいと思っていました。
が・・・条約も締結し、幕府に対して波を立てるのもどうかなあ・・・??と思ったので・・・
懇願する寅次郎と重輔を・・・
”大目に見てあげてね”と、幕府に引き渡したのでした。

で・・・やっぱりこの国の行く先を愁いでいた寅之助。。。
国禁を犯し・・・処罰されるのを覚悟で番所に名乗り出たのでした。


お・・・伝馬町の牢で・・・罪人相手に説教し、粋がっている寅次郎ですが・・・
当時は牢名主がいて・・・お金を包まないと駄目でした。
そう・・・牢名主にお金を包んだら厚待遇だったの。。。
最初、お金を持っていなかった寅次郎は・・・最下層に置かれたそうですが、江戸藩邸から金子を用意してもらってなんとか頑張れたと言われています。

ま・・・この牢でも講義したっていうから、ほんと日本の行く先ばっかり考えてたんでしょうね。

萩では・・・トラブルばっかりの杉家に冷たい人々。。。
文は・・・なんだか父・百合之助の様子がおかしいことに気付き・・・。
もうすぐ生まれてくる寿の子に駕籠を作ってくれるように頼むのでした。

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何を考えている??百合之助??

そして・・・
寿は男の子を出産・・・篤太郎の誕生でした。
お・・・まさに赤ちゃんです・・・かわいい。

そこに帰ってきたのは小田村伊之助・・・寅次郎の知らせを・・・国許での蟄居を伝えに”杉家”に帰ってきたのです。
寿も”杉家”で暮らせばいいのに・・・。
生まれた子供よりも寅次郎の心配をする伊之助・・・。
でも・・・寿に会いに行っていないことより、寅次郎が伊之助に思われて幸せだと喜ぶ母・滝っておかしくない・・・??

公儀に許されて帰ってきたとはいえ・・・
寅次郎は国禁を犯した大罪人・・・長州藩としてはどう裁く・・・??


そして父・百合之助は何を想う・・・??
って・・・父が孫に会いに行ったり、孫に書物をやると言ったり、孫にお守りをあげたり・・・
フラグはたくさん立っているのに、なんでみんな分かんないかなあ・・・。
父の本心を!!

そう・・・気付いたのは文のみ・・・
って、滝さんお気楽すぎないかい・・・??

そのくせ、父は文に・・・寅次郎を支えて守れという・・・
そうか・・・滝さんが当てにならないからか・・・??

寅次郎は・・・野山獄につなぐというお達しが出ました。
そして・・・父・百合之助には、育役を続けよというお達しが。。。
父上の切腹願いは差し戻されたのです。

「生きてつかあさい」は長兄と・・・父だったのよね。。。
だって、寅次郎は自業自得・・・。

帰ってきた寅次郎は野山獄に・・・身分の低い金子は岩倉獄へと収監されました。
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あんなに旅に出るのが好きな子だったのに・・・みたいなことを滝さんが言って・・・
そんな兄のために書物を運ぶという文。。。
ほんと、助かっただけでもありがたいのに、やっぱちょっとずれてますよね。。。

gokuこの野山獄と岩倉獄・・・

どうしてできたのか・・・??
昔・・・岩倉さんが酒に酔っぱらって野山家に斬り込んでしまいました。

で・・・長州藩は野山家に岩倉孫兵衛を幽閉・・・斬首の刑にしました。
が、喧嘩両成敗ということで、両家はお取り潰し、屋敷は没収され・・・
牢獄として活用したのでした。

ちなみに、斬り込んだ岩倉側に非があるので、士分の者を収容する場合に上牢・野山獄、庶民を収容する場合に岩倉獄となったのです。


寿が・・・
野山獄からは帰ってこれない・・・みたいなことを言っていましたが・・・。
実はこの野山獄、寅之助が入った時は全部で11人・・・士分は2人だけで、他の9人は家族の申し出によって借牢されたものでした。

そして寅之助の場合も・・・
渋々百合之助が借牢届をだして・・・それを藩が受ける形になっていました。

”入ったがさいご出ることのできない牢”は、家族から申し出て無期限に入牢させられる・・・そこに”出られない”があって・・・

拷問は無く、囚人同士の交流有、親族も出入り自由、差し入れ自由・・・ただ・・・刑期の終わりのない希望のない生活をしていたのです。

ただ・・・岩倉獄の環境は劣悪で・・・着物や食べ物も満足に支給されていませんでした。
もともと江戸から搬送されてくる間に体調を壊していた金子・・・この岩倉獄で無念の死を遂げています。

とりあえず・・・ガンガン行く寅次郎に怒ることなく、責任をとってやろうという・・・本当に甘い人たちの集まりですね。
怒り狂っていますが、文之進おじさんの方が正しいよ・・・きっと。。。
怒っても、怒っても足りないことをやっているのだから・・・松陰先生は。。。

なんか、突っ走って・・・突っ走って・・・
あと5年・・・ほんともうすぐ死んじゃいますよ・・・。
松陰先生。。。
でも・・・文さんはなんと大正10年まで生きるそうなので・・・
これぐらいのペースでないと駄目なのだろうか・・・??

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