ぐるっとまわった。

どっどっどっどっー。ばんっ。

38カ国、429日間の旅を終えて、日本に着地。

7転8倒どころか70転80倒くらいドタバタとみっともなく、ウロウロとキョロキョロと。

いろんなものを食べて、いろんなところで寝て、いろんなところで遊んだ。

世界は大きかった。

旅での心持ちを忘れないようにしたい。

とにかく楽しかった。

いろんなものに感謝したくなる。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

離陸。

たったったったったー。　ばんっ。

最後のパッキング。

バックパックをドカンと広げて、在るべきものを、在るべき場所へしまう。
何度となく繰り返してきた作業なので、考えなくても体が動く。
これは、ここへ。あれは、あそこへ。

いくつかのものは、旅を続ける人へと引き継いでもらう。
僕も誰かから引き継いだものを次へと渡す。
おもしろいことに、それを持っていくべき人がきちんと現れて、
その人のバックパックにきちんとしまわれていく。
繋がっていく。

旅の思い出をひとつひとつ大切に詰め込む。

そして僕も帰るべき場所へ、帰るのです。

愛国心のようなもの。

W杯"メキシコ-ウルグアイ戦"をソカロで大勢のメキシコ人たちと観戦する。

日本の試合はひとつも見れていないのに、メキシコ戦はすべて生で応援している。
あ、負けた。

旅行のいいところのひとつは、こんな大会が俄然おもしろくなることだと思う。
実際に今回訪れた国がたくさんＷ杯に出場している。

オランダのティムや、フランスのシェリルや、韓国のジョーや、
パラグアイでむちゃくちゃ絡んできた気のいいオヤジや、チリの魚市場の青年たちを思い出す。
"この1点で飛び跳ねて騒いでるんだろうな"、とか"乾杯してるに違いない"とか思う。

行ったことのある国は行ってない国より、応援してしまう。
フラフラとどうしようもない旅人を滞在させてもらったお礼に、ささやかながら勝利を願うのです。

最後のまち、メキシコシティ。

6/20 11:30 Huautla 発 → 20:00 Mexico city 着 ( Bus )

この旅、最後のまちとなるメキシコシティに到着。
さすがに大都会で公共交通機関が整っていて、快適に移動。

治安が少しばかり不安だったのだけれども、
まちじゅうにあふれているタコスの匂いをかいだらそんなの吹っ飛んだ。

そしてそしてとてもとても楽しそうな匂いがする。
鼻をひくひくさせて飛び出した。

シャーマンに会いに Vol.2 メキシコ編

6/18 7:30 Oaxaca 発 → 14:00 Huautla de Jimenez

シャーマンのイネスに会いにウアウトラへ。
山に囲まれたウアウトラは、心がすぅと落ち着くまち。

午後9時セレモニーの開始。

イネスの唄がはじまる。
ぼぅっとしてくる。
目を閉じる。

イネスに見守られている。
暖かい。

いろんな画が次々と浮かび上がってくる。
日本のことが浮かんでくる。家族のこと、友達のこと、昔のこと。
ぐるぐるぐるぐる。
考えがまとまらない。
ぐるぐるぐるぐる。

イネスが葉で体をさすってくれる。
良い香り。気持ちがいい。

脳みその中のキャンバスがドカンとひろがって、いろいろ描かれる。
おもしろい。

不思議な体験。言葉にするのは難しい。

オアハカ散歩。

オアハカのまちはとてもキレイで歩いていて楽しい。
すっと背筋をのばして歩く。

少しだけ色が淡い。良い感じの抜け具合。そんな印象。

石のカタチもステキに見えてくる。

メキシコ化。

6/15 17:30 Palenque 発 → 6/16 8:20 Oaxaca 着。

オアハカチーズをはじめ、美味しいものが多いことで有名なオアハカに到着。
食堂も、屋台も充実。
目と鼻がフル稼働で美味しそうなものをサーチする。

帰国を控えていて、ゆっくり滞在できないので、
食事する回数と食べたいモノの数が合わない。

結果、パツンパツンに無理をする。
少しづつメキシコ人に近づいている。お腹が。

雨の神だった。

今いる地域はマヤ文化が栄えた地域。

というわけでマヤ時代の遺跡チェチェン・イツァーや、パレンケ遺跡へ。

なんでもマヤには「チャック」という雨の神がいたらしい。
どうりで最近天気が悪い。

あ、明日の予報も雨だ。

メキシコ再入国、そして再びのスーパーリゾート。

6/11 12:55 Habana 発 → 14:30 Cancun 着。

キューバから再びスーパーリゾートに帰ってきた。

カンクンのお店の多さ・大きさにクラクラする。
ギャップがすごい。目の前の海を隔てた数時間前の景色と全く異なる。
資本主義と社会主義の違い。

高級ホテルゾーンを覗き見る。
キラキラしてまぶしくて見れない。

所詮10ペソ（80円）のタコスを高いとか言ってるヤツが軽々しく訪れてよい場所じゃなかった。
いつの日か、リベンジは・・・もういいや。