2005年10月17日

縦書きブログ構築サービス

ブックマークサービスに参加していれば一行のコメントで終わってしまうようなニュースなのだけれど縦書きブログ構築サービスというのがあるらしい。さっそくサンプルページを見てみた。

以前も縦書きで Web サイトを閲覧できるシステムというのがあったけれど、その頃はボクはネット全般にあんまり関心がなかったのでチェックしていなかったし、そのシステムはきっとそれほど画期的なものではなかったから現在普及していないのだろう。

ボクの知り得る知識では Web ページの縦書き表示というのは CSS の守備範囲であり、writing-mode プロパティの値を lr-tb にするという方法しか知らないけれど、この方法は Internet Explorer 5.5 が W3C の WSL の仕様を一部独自に採用したものだったはず。というわけで Safari は言わずもがな、Win 版の Firefox ですら表示できないという、いわゆる「使えねぇ CSS」の代表格だった。ちなみにマイクロソフトのこういう「やっちゃったもん勝ち」という姿勢はあんまり好きではない(ホントは大嫌いっ!)。

ひょっとしてボクの知らないうちに CSS3 が Web の世界を席巻していたのだろうかと一瞬不安になったりもしたけれど、サンプルページは SWF ファイルだった。どうりでフォントもきれいなはずだよな(ちなみに本文はモリサワのリュウミンを使ってるみたい)。Flash で作ったページの欠点はテキストがソースに存在しないので検索エンジンにヒットしないというものだったはずだけど、この縦書きブログは検索にもヒットするらしい。想像では SWF ファイルと一緒に RSS のようなデータを吐き出すのではないだろうか。

偉そうに予言するならば、この縦書きブログ構築サービスが普及するかどうかは Flash で作成したページ(特にテキストベースのページ)に対する世間の拒否反応がどこまで緩和されるかに懸かっていると思う。折しも Flash の新しいバージョンがかなり強化されつつ発売されたばかりだし、Flash = アニメーション作成ツールという図式ではなく、いよいよ Web ページ作成のツールとして本格的に認知されていくのかもしれない。

結論:ボクはどっちでもいいっす。  
Posted by chaka at 23:25Comments(3)TrackBack(0)net

2005年10月16日

体感!アートサーカス 横浜トリエンナーレ2005

朝の新日曜美術館は「アートシーン」の途中から見たので、午後8時からの再放送をもう一度見た。特集は「体感!アートサーカス 横浜トリエンナーレ2005」だった。

ほとんど知らない作家ばかりで、知ってるのはダニエル・ビュランくらいなものだった(それにしても彼の作品は相変わらずさっぱり良いとは思えないなぁ(笑))。と思ってたら今回のディレクション(ていうかキュレーターなのかな?)が川俣正だったのだけれど、彼の作品はなかったのだろうか? むしろ彼のが一番見たかったんですけどっ。

最近の現代美術によくありがちな「ワークショップ」という形態がボクは苦手で、ボク自身は今までもこれからも、密室で旧態依然とした平面の作品を作っていくだろうから、今回のトリエンナーレでの多くの作品の提示の仕方というのはあんまり興味がないし、ボクはそうした作品のよい理解者ではないだろうと思う。実際に番組で紹介した作品の多くは琴線には触れなかったけれど、ほぼ実物大のサッカーゲームの作品のコンセプトは面白いと思った。1チームをひとりで操作する卓上サッカーゲームのそれぞれの選手を一人ずつで操作する。つまり現実のフットサルくらいのメンバーでゲームを行うのだけれど、あくまでも自分がプレーするのではなくプレーヤーの人形を汗だくになりながらつまみ(卓上ゲーム盤のそれが拡大されたもの)を操作するというメタなコンセプト。ゲーム盤やプレーヤーの人形そのものももっと凝ったものにすると(つまりマスプロダクト的にするとか、あるいはそれに対して批判的な仕掛けを見せるとか)素人っぽさがなくなって(それが売りではないわけだから)コンセプトがもっと明確になったような気がする。

一番感心したのは西野達郎という作家の作品だった(リンク先の作品は聖堂の脇にプレハブを建てたもの。端正な歴史的建造物に抗うような野蛮な足場とプレハブの対比も面白いけれど、塔の先端にある天使のシルエットがプレハブの中の室内のインテリアとして取り込まれている)。パプリックなものをプライベートなものに取り込むという作家のコンセプトがとても明快で、川俣正の作品のテーマともやや近いような気がした。現物を見ていないけれど、実際の建物(やその一部)の取り込み方に緻密さやユーモアがあって、なるほどと思わせるものだった。それにしてもこういう作品って、プロデューサーやプランナーのような能力も必要になってくるわけで、そういう能力に興味がない(というか単に能力がないだけなんすけど)ボクにとってはまるで違う世界の出来事のように思える。つまりこういう作品って「すげーなぁ」とか「面白いなぁ」とは思うんだけど、まあそれだけって感じもする。  
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ジグマー・ポルケ展

新日曜美術館の「アートシーン」で知ったのだけど上野の森美術館で「ジグマー・ポルケ展 〜不思議の国のアリス」をやってることが判明! 11月に川村記念美術館で開催される「ゲルハルト・リヒター展」もそうだけど、なぜ今ドイツ現代美術なのだろうか?(ポルケ展は「日本におけるドイツ年」に合わせての開催とのこと)

ポルケは日本で初めての個展らしい。「〜不思議の国のアリス」という副題もなにやらそそるものがある。それにしてもどちらも大好きな作家なのでなんとかしてどちらも見に行きたい。  
Posted by chaka at 18:47Comments(8)TrackBack(0)art