October 12, 2004

湯布院コンサート

b7fd7622.JPG好評のうち、無事終了いたしました。台風は追っ払えましたが、当日は直前まで雨があがらずパフォーマンス開始までとても心配でした。でも、本番中は何とか持ちこたえてくれたので、運の強さが実証された感じです。(苦笑)途中、雨のサウンドエフェクトを再生した時にいきなり本物の雨が降り出したり、同じ事が雷で起こったりと、不思議な体験ができましたが、(大汗)最後まで無事ステージを終えることが出来ました。(図解)

写真は開演前のステージからの映像です。音は嫌な反射が無く、かといってデッドすぎるわけでもない、理想的な空間です。美術館はとてもユニークな構造で3日いても全く飽きませんでした。温泉好きには足湯がお勧めです。隣のケーキ屋さんのロールケーキは絶品だったのですが3時頃に売り切れてしまうので、デザートはさっさと喰いに行きましょう。

今回の教訓: 余分なアクシデントを誘発しそうなサウンドエフェクトは野外では避けること、、、、でしょうか、、、、。あとは、ケーブルのバックアップは完璧にしないとなあ。

yufuInn01ロシアマフィアの三下ではありません。(汗)やすすきいがテラスで黄昏れいている図です。背景が無国籍なので、被写体の胡散臭さがより強調されてしまっていますが、非常に過ごしやすい場所です。

yufuInn02ポータブル蓄音機をリワインドする音響の笠木師匠の図。今回、何故か持ち込んでしまいましたが、オープンエアでの再生は正解。室内では人間の声域が強調されたチューニングが耳障りなになることがありますが、オープン環境ではそれがプラスの方向に働くようです。

yufuInn03こうやってみんなで黄昏れていました。曲はドリス・デイの「アゲイン」、最高です。ジャンゴかグラッペリが早急に欲しくなりました。(汗)

yufuInn04テラスからステージを見る図。位置関係はこうなります。手前にスピーカーが設置されています。

yufuInn059日、楽器を展開する図。このように、終始曇っておりましたが、コンサート終了後の11日は晴れてしまいました。(苦笑)

yufuInn06物見櫓から美術館を見下ろした図。綺麗な円を描いてSPがセッティングできるロケーションだということが解ります。本来は真ん中で演奏したかったのですが、雨のために願いは叶いませんでした。自動演奏させてチェックだけは行いましたが、音は素晴らしかったです。

yufuInn07テラスから逆サイドにかけての図。ユービン・ポストがお洒落ですね。ここから手紙が出せるようです。

物見櫓の図。↓

yufuInn08ここで、聴きたかった。(無理)リスニングポイントを色々変えられるので面白そうですね。

yufuInn09今回お世話になったスタッフの行重さん。現地を色々と案内して貰いました。これは、早朝にお会いしたときに撮った写真です。プログレと車談義に花が咲きました。

yufuInn10住人のトラちゃん。居候ですが、愛嬌がある猫です。が、、、気まぐれなひと(猫)で初日は僕で暖を取っていたにもかかわらず、2日目はシカトされてしまいました。女心は理解不能です。

yufuInn11荷物の一部。ヨーロッパ旅行キットが(ルフトハンザのステッカーがその名残です)いつの間にか機材運搬キットに変身しております。怪しいですね。

今回はとてもたくさんの収穫がありましたが、なにより、ロケーションの妙と言いましょうか、予想を遙かに超える音質でギグを行うことが出来ました。極端な話、音楽の演奏を含めた部分でどれだけ完成度の高いモノを構築しても、場所がスカタンだった場合は全てが無に帰すこともあるのです。素晴らしい音響環境を与えてくださった、由布院美術館の皆様に感謝いたします。

channel_D at 06:12│Comments(4)TrackBack(1) Live Information 

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1. Again  [ Audio-Visual Trivia for Movi... ]   December 23, 2004 10:51
ドリス・ディのアゲインを聴いて下さい Doris Day sings Again Again, this couldn't happen again This is that once in a lifetime This is the thrill divine もう一度 二度とは起きない 人生に一度の 素敵なこの戦慄を 50年代から最も好かれるアメリカ女

この記事へのコメント

1. Posted by ぱぱ   October 13, 2004 21:33
ほんとうに、とても良いところでした。
音響環境もさることながら、静寂の中から聞こえる、水音や虫の声、雨音さ
えも、その純粋な自然音には実に感動しました。
落ち着いてそういった音を聞くことが出来るのは美術館の建築やデザイン、
管理する方々の心がこもっているからだと思います。
テラスで聞く蓄音機は絶品でしたね。
電気音響の仕事してる自分のアイデンティティが危うく崩れかけました。
本番時の音を聞いて立ち直りましたが。(汗
また行きたいですね。蓄音機もって(笑)
2. Posted by やすすきい   October 14, 2004 06:58
おお!珍しくコメントが入っています!とおもったら師匠でしたか。
毎度のサポート有り難うございます。美術館はとても良いところで
したね。普通に旅行していても素晴らしい環境には滅多にお目にか
かれるモノではありませんので、これで今年分の運を使い果たして
しまった様な気もします。(汗)KYMAのトラブルはケーブルを
交換したあとは再現しておりません。次回のギグにはカード込みの
フルセットバックアップ体制で臨みます。ということで、次回もよ
ろしうおねがいします。
3. Posted by marisco   October 15, 2004 10:17
お疲れさまでした。
只今、別府の松美ホテルからアクセスしております。
タイミングが合えば是非拝見したかったのですが
あいにく宮崎に滞在しておりましたので
とても残念でした。
色々なコメントを爆笑しながら拝見しましたが
こんなにも価値のあったギグだったなら
無理矢理にでも見に行くべきであったと
今更ながら後悔しております。
次回湯布院美術館にて同じような機会があれば
必ず行きますので
その時は連絡頼みます。
今回は高橋館長には会いませんが
別府には今年もう2〜3回は訪問するので
機会があれば館長のコメントも収集しておきます。

何はともあれ
大成功おめでとうございました!

4. Posted by やすすきい   October 15, 2004 11:20
コメント有り難うございます。ギグの成功は運半分なところもあるので、
反省すべき点も多々あるのですが、最大の問題は僕の宣伝能力の拙さに
あると思います。今回は、コンサートの中にレクチャーを組み込むこと
で、少しでもお客さんとの距離を詰めることを目指しましたが、やるだ
けの効果があったようで、演奏中の反応がいつもより良かったと思いま
す。あと、やはり強力だったのは舞の古澤師匠の存在でしょう。音響的
に凝ったことをやっていても、イマイチ一般に浸透するには時間が掛か
ってしまいます。音は表現方法としては二次的なモノになるからだと僕
は理解しているのですが、視覚に直接訴えるダイレクトな肉体表現は手
法としては最強なのです。従って、今回の様なコラボレーションの場合、
音楽が主張を強めすぎると、お互いを殺し合うことになってしまうので、
僕の方は表現をセーヴする必要があります。演奏しながら、場の調和を
目指すという難易度の高い表現への挑戦ですが、満足の出来る結果を出
す為にはよりいっそうの精進が必要だと痛感しております。(汗)

イベントは是非継続させたいというのが関係者一同の総意なので、来年
度になんとか発表の機会を設けたいものです。

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