何が再び彼女を蟻地獄に陥れたのか…

そのきっかけを彼女は以下の通りに語りました。


一度は別れたものの、やはりどうしても好きな気持ちを抑えられない。

それは彼もそうだった。

奥さんが二人目の子を産むために実家に帰っている間、半同棲生活を送っていた。

(この時点であたしの表情の強張りを彼女は鋭く見抜きました。
「人にはいろんな考え方があるから、ぴよ子にわかってもらえるかわからないけど…」そう言って話を続けました。)


すごく悩み、もう一度例の信頼を寄せる占い師さんに見てもらいにいった。


占い師さんは、自分が新しい恋をしていることをオーラの変化から見抜き、彼の写真を見せたらこう言った。

「この人は前世あなたの夫だった人よ。」

と。

その時点で彼女は自分の不倫を肯定してもらえたと自信をもってしまったのでしょう。

その後も、彼は若い頃から遊んでいた人だから、今すでに家庭をもってしまったけど、過ちであった。

今の奥さんも悩み、二人目を作ったら変わると信じていたが、もう無理だろう。関係は破綻している。

彼はあなたに会ってあなた一筋になったでしょう。
彼もあなたといることを望んでいると。

そして、今世でのあなたの課題は、この不倫を乗り越えることだと言われたらしい。

彼女の瞳は美しく澄み渡っている。
悪意なんかなく、純粋に運命や彼を信じているのだろう。


しかしその瞳を見ても、あたしは
『それは違う!』という自分の考えを抑えることができなかった。

彼女が見失っているもの。

それは、自分以外の人の人生だ。


彼女には、以下のようなことを話した。


\蠅せ佞気鵑反対しても、決意に揺るぎはなかったか。

重大な選択をするのに、その根幹を"占い"という自分とは別次元のものに委ねてしまうことは、すなわち"責任逃れ"であると思った。
だから、彼女には、占い師さんがなんと言おうと、自分のやることは間違っていないと強く思っているのか、改めて尋ねた。


⇔ズЦ紂△修硫搬欧抱える人生の歪みに責任をもてるのか。

子どもは誰が引き取るの?と聞いたら、奥さんじゃないかと宣った。

正直、ふざけるな。甘いと思った。

それでは、彼女は家族から父親を奪うだけの悪者だ。

奥様は、彼女のせいで経済的なよりどころや子どもたちの健全な発育に必要な、養育環境を奪うことになる。

人の家庭を壊すとはそういうことであり、それ相応のペナルティを覚悟しているのかと問うた。
子どもたちは彼女を一生恨むかもしれないし、父親との関係を一生修復できないかもしれない。

グレたり、将来愛のある家庭を築くことができない心理的傷つきを抱えるかもしれない、

自分のしたことは自分に返ってくる。

今彼女がしていることは、いつか自分に降りかかる。
彼が離婚した後彼女と添い遂げようとする過程で、彼女は今の奥様のように
『浮気される』ことがあるかもしれないし、『浮気されてしまうかもという不安』が一生付きまとうであろう。
彼女が妊娠して里帰りしている間に、同じように彼は他の女の子のところに行ってしまうかも。

彼女は一人取り残されるかも。
自分がしていることはそういうことなんだと、自覚してほしかった。


と狃と彼が抱える社会から貼られるレッテル

"略奪愛"
隠していてもいつか周囲の知るところとなるだろうし、好奇の目に家族中さらされていくだろう。

不倫関係が露呈したら、彼も彼女も今の会社にはいられない。

奥様や子どもたちに支払う慰謝料や養育費もなんとかしなくてはならない。
自分たちの生活も苦しくなるだろう。


ざっとこんなネガティブ因子を直面させた。

きっと彼女自身全ての因子について、既に何度も思い悩んできたのであろう。
それでも人から言われたら、また何か思うことがあるんじゃないか……

そんな淡い期待を抱いて、泣きじゃくる彼女に心を鬼にして、言葉をぶつけた。


最終的に彼女は、
「もう一度考えてみる。」

と言った。
でもあたしは、
「考えなくても良いよ。だって今までさんざん考えてきたんだろうから。」
と伝えた。

だけど、これだけのネガティブ因子から、あたしはこの決断があなたに幸せをもたらすとは思えない。
あなたは本当に幸せになれるのか、それが一番大事だとあたしは思っていると話した。