January 2009
January 31, 2009
今年・・・4回目?
昨日は名古屋の営業くんと、最初は『あかまんま』
此処は大衆割烹なのですが、寿司が絶品です。
来るといつも最初に「旨いところ握ってよ!」と言って、寿司をパクつきながら酒を飲んでます。
それと昨日は牡蠣の味噌鍋も旨かったなぁ。
その後『四井家』『ラッシュ』と私の片町通いの王道をハシゴして、ママさんたちから散々「今年初ってどういうこと?」となじられながら呑んでました。
そういえば、今年何回も片町に来ていますが、なじみの店に行ったのは昨日が最初です。
帰りが早くなってきているのも一因かな?
去年までの「呑んだら2時3時は当たり前!」という呑み方から、午前様になったら帰る・・・という風に変化してきました。
January 30, 2009
昨日の続き
昨日はミネラル系の断熱材はもう駄目という話と、発泡系も終焉した方がましという内容の書き込みをしました。
じゃぁ、何がいいかということ・・・。
昨日も少し触れましたが、呼吸(調湿)出来る素材での断熱材が一番理にかなっています。
気密をして、湿気の流れを完全に遮断する「高気密高断熱」の考え方は、理論は合っています。
間違いではありません。でもあれは鉄筋コンクリート住宅に向いている工法です。
木造住宅でこの理論で建ててしまうと、最初のうちは気密がしっかり取れているので、結露の問題は出ませんが、20年以上経ったときに気密化工事が最初のクオリティーを保たれているかが問題なのです。
気密によって結露を防止している工法が、気密が取れなくなれば、通常の断熱工法以上に激しく結露する危険があります。
木造住宅の耐久性は、使用する木材が腐朽に強いかどうかの樹種の選定と、木材を腐朽させる菌の繁殖をどう止めるかにあります。
繰り返しますが、気密による木造住宅の耐久性は、その気密化がどれだけ持つのかに掛かっているのです。
ちなみに気密化をするときにどれくらい注意が必要かということと、長期に亘ってその性能を維持することがどれだけ難しいかを検証してみましょう。
まず、一番大事な気密化工事について。
住宅は職人の手仕事です。気密化工事も手仕事で行われます。つまり、人間が行う仕事の正確さにはばらつきがあることが問題なのです。人それぞれの能力の差で気密性能が変わってしまうことが問題。
工事期の施工不良は、竣工時に気密測定をする住宅会社の場合はクリアされますが、まだ住む前までの性能が保障されたに他なりません。
住み始めてからの気密はどう変化していくのでしょうか?
気密化は主に、気密シートによるものと現場発泡によるものがあります。
どちらも石油化学系のものです。
気密シートとはポリエチレンという、エチレンが重合した最も単純な構造を持つ高分子であり、耐環境応力亀裂性が低く、長期(20年以上)の使用に耐えられる素材ではないことが分かります。
現場発泡系も、吹付による現場発泡で隙間なく施工できると謳っていますが、発泡したものは必ず縮みます。縮めば隙間が出来て気密が取れなくなってしまいます。
つまり、「気密」という人為的な工法は必ずほころびが出てきてしまい、超長期の使用に耐えられるだけの保障は出来かねるということに尽きるのです。
気密が気密でなくなり結露しだすと、それを止めることは不可能で、後はただただ結露が腐朽菌の活動を増幅させて、住宅の耐久性を著しく損なうことにつながってしまいます。
後々の補修・改修に莫大な費用が生じてしまうのです。
此処まで気密のことで大分時間を使ってしまった・・・。
此処からが本題!
まず結論じみたことから・・・。
気密という人為的な工法を取れば、超長期に亘っての断熱効果や結露防止は難しいことが分かったと思うのです。
ではそうじゃない『呼吸(調湿)出来る素材』での断熱だとどうでしょうか?
最大のアピールポイントは、調湿によって結露環境にさせない!ということなのです。
結露する条件は「湿気の移動」と「温度と湿度の相関関係」です。
気密化は「湿気の移動」を止めることによって結露させないとしています。
調湿断熱材は「温度と湿度の相関関係」を利用することで結露させないのです。
内外の温度差とそのときの湿度の相関関係で結露は起こります。
調湿性能の高い断熱材を使うと、その相関関係を結露しにくい環境にその素材の特性として行ってくれるのです。
人為的なことを行わずして、自然界で培われてきた各素材の物性・特性を利用させてもらう考え方なので、その効果は長期に亘って維持されるのです。
調湿出来る特性を持った断熱材は
「羊毛断熱材」
「セルロースファイバー」
「炭化コルク」
「杉皮ボード」
などがあります。
上記の中でも、その調湿性能は色々ありますし、同じ調湿断熱材にも数ブランドずつありますので、しっかりとその特性である「調湿性能」が発揮できるものを選ぶことが大事です。
弊社はその中でも、調湿性能が最も高い特性を持った羊毛を使って『羊毛断熱材ウールブレス・ウールボード』を製造販売しているのです。
羊毛が持っている高い調湿性能によって、たとえ温度と湿度の相関関係において結露が生じるようなことがあっても、すぐに吸湿がはじまり、結露環境を長く維持できなくすることが出来るので、結露が招く腐朽菌の繁殖も極限まで押さえることが出来るのです。
そして、この効果が羊毛の持っている物性・特性のおかげで半永久的に持続できることが、住宅の耐久性において高い効果を期待できるのです。
人為的な工法ではなく、自然が身につけた特性による断熱材がもたらす素晴らしさを理解できると思っています。
January 29, 2009
ミネラル系断熱材の終焉の前兆か?
ミネラルとは
ミネラル(mineral)という言葉は、mine(鉱山・鉱石など)に由来しています。地球上に存在する118種類の元素のうち、水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)のように、たんぱく質・脂肪・炭水化物の主要構成成分になっているものを除いた114種類の元素をミネラルと呼びます。
主要なものは(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素・リン・ケイ素等)
グラスウールの原料であるガラス繊維は石英(ケイ素と酸素の化合物)
ロックウールの原料である岩綿は(ケイ素とカルシウム)
ちなみにアスベストの原料である石綿は(ケイ素とマグネシウム)(ケイ素と鉄)
いずれも無機質系の繊維です。
住宅に良く使われる断熱材『グラスウール』『ロックウール』のうち、ロックウール断熱材製造最大手の日東紡が、生産を中止するという情報が飛び込んできました。
ロックウール断熱材のおよそ7割ものシェアを誇るガリバー企業です。
生産を中止する理由はまだ分かりませんが、おそらく資材の高騰と製造コスト・物流コスト増大などのコストを、売価に反映できなかったものと思われます。
それとロックウール(岩綿)は、アスベスト(石綿)との違いを消費者に正しく認識してもらうことが出来なかったことも理由の一つだと思われます。
それでも市場がロックウールを認知し評価しているのならば、最大の問題点でもある適正価格での販売ができているはずで、このような結果になることはないのだと思います。
つまり、市場が断熱材にロックウールはいらないと判断されたのだと思います。
いらないと判断された理由はいくつかあると思うのですが、近年の高断熱高気密化住宅の気密化にとって、ミネラル系(グラスウール・ロックウール)断熱材は施工面での不利がたたったのだと思います。
繊維系ミネラル断熱材は、充填断熱で室内側に防湿シートを施工するという、気密化が一番難しい工法を取らなければならないという不利が、気密住宅を推進しているグループから敬遠され始めてきたのです。
しかし、充填断熱の工法は一番シンプルで理にかなったものなんです。
従来からの伝統工法や在来工法でも充填断熱が採用され続けました。
ではなぜ繊維系充填断熱工法から外壁断熱や発泡系充填断熱工法に変わっていったのでしょうか?
問題は断熱方法じゃなくて、断熱素材が日本の高温多湿の気候風土に合っていなかったということに尽きるのです。
つまり、より断熱効果を高めるために熱抵抗値の高いグラスウールやロックウールに厚みを増やしていった過程において、壁内結露が起こってしまい、その事後策として発泡系や外壁断熱に流れていったのですね。
当初の断熱材の選定に、ミネラル繊維系断熱材ではなく吸放湿性がある断熱材を選定できていれば、日本の住宅に無意味な高気密高断熱などという工法が蔓延することはなかったと思っています。
今も昔も日本の木造住宅は、調湿・透湿があるほうが長持ちもし、風通しを楽しみ、四季の移り変わりを肌で感じる住まい方が出来るので、良いに決まっています。
この辺で、ミネラル系断熱材と発泡系断熱材の全廃を考えていかないと、日本の木造住宅文化は200年後には悲惨なことになっていると思います。
あくまでも私の個人的な考え方ですが、ロックウールの生産中止は消費者の利益につながる第一歩になったと思っています。
January 28, 2009
金沢は快晴だが・・・
・・・でも、弊社押水物流倉庫は雪の中・・・。
30センチは積もっているそうです。
ここ2日間は4トントラックが入れなかったらしい。
能登の輪島や七尾はもっと積もっているらしく、除雪が大変そうだなぁ。
輪島の「山くん」「レッドキング」
七尾の「関ちゃん」
大変だと思いますが、除雪頑張って!
・・・で、金沢の平野部の中では一番の豪雪地帯といわれている我社がある旭町は、何にも雪がありません。
なんと珍しいことでしょう。
おまけに快晴!ピーカン!
昨日までの2日間大阪と奈良に行っていたので当たり前の天候ですが、金沢の冬にこの天候だととてもラッキー!
ありがたく仕事させていただきます。
・・・でもデスクワーク(^^;
January 27, 2009
へとへと・・・
今年お初のマージャンで盛り上がり、家に帰ったのが明け方5時・・・。
日曜日は朝7時半に起きて、孫を連れてショッピングセンターにウインドーショッピング。
夜は、独演会を延長に次ぐ延長で5時間以上もしゃべくり通した姉御を誘って、魚が旨い居酒屋で日本酒で一杯・・・のつもりが、河岸を変えていつものバーで午前様ぎりぎり。
夜家に帰ってから、翌日からの用意や資料まとめをして、寝たのが2時半。
朝4時半に起きて、大阪まで吹雪の中を高速道路をかっ飛ばし、丸一日立ちっ放しでせりに参加。
大阪市内の夕方の渋滞の中、なれない道を富田林の女房の実家に向かい、一人寂しくコンビニのお弁当を食べて、寝ればいいものをネットサーフィン三昧。
結局寝たのが3時で、起きたのが7時。
今日は、電車で奈良のウールブレスの総輸入元に行って、Jパネルとウールブレスでの防火構造認定の実験の報告と、今年一年のウールブレスの戦略会議をしてきました。
奈良から実家まで、凄まじいラッシュアワーを経験し、電車の中では両手を上げて痴漢と間違われないようにするなど、都会のサラリーマンの気分を味わいつつ、もみくちゃになりながら実家へ。
今日の朝一番で金沢から電車で来て、両親の様子を見に来ていた女房と合流して、さっき金沢まで帰ってきました!
とりあえず疲れました。
January 24, 2009
かなりの問題発言?
世の中の不況感というものが一段と鮮明になっている中で、私はいつもいつも皆に『もっと頑張れ!』『止まるな動け!』と、鼓舞してきました。
私自身は、これまでもこれからも常に前向き人間でいようと思い、またそのためには『有言実行あるのみ!』と、行動してきました。
しかし、さすがに最近はこの市況を把握し、また先週の東京での鵜澤さんの講演の内容からして、業界は微妙に軌道修正せざるを得ないのかなぁと思い始めてきました。
つまり、縮小する市場がこれからも続く限り、業界としての適正な供給体制を保つためには適正な業界規模でなければいけないのだということです。
現在各会社の営業方針はどのようなことが元になっているのでしょうか?
A 資金力があって行動力もあるところ
(うらやましい)
B 資金力があっても動かないところ
(そのままキープ(^^;)
C 資金力があっても動けないところ
(後継者問題?)
D 資金力がなくとも行動するところ
(頑張れ!)
E 資金力がなくても行動せざるを得ないところ
(ちょっと不安?)
F 資金力がなくて動けないところ
(かなり不安)
G 資金力もなくて動かないところ
(即退場!)
実際にはもっと細かく分かれるのかもしれませんが、各々で対応が違って当たり前ですよね。
自社のおかれている環境に沿って、適切な行動をすることがこの先少なくとも1年間は求められます。
つまり、無茶する時ではないということです。
私のところはDかEの微妙なところですが、というかほとんどのところがこの位置にいると思っているのですが、会社の売り上げ規模を適正水準に穏やかに下方修正することが望まれるのではないでしょうか?
こんなこといいながら、私のところは今年も前年比アップを狙っているのです。
おかしいですか? おかしいですよね。
でも、当社が扱っている商品群は、まだまだ市場開拓余地のある成長分野だと思っているので、縮小する業界の中でも常に前向きに行動あるのみの精神で突っ走れるのです。
えらそうだと思わないでください。
私でも、成長が見込めない商品をがむしゃらに売ろうとすることはしません。
各商品に愛着と確信があるからできるのです。
縮小する業界規模に無理やり抵抗する無駄は避けてください。
売り上げが落ちることは想定の範囲なのです。
その中で生き残っていくためには
競争力のある商品
魅力ある提案力
先を見据えた経営判断
が必須です。
これが出来なければ・・・ひたすら耐えて耐えて耐え忍んでください。
冗談や馬鹿にして言っているわけではありません。
本当のことだと思います。
January 23, 2009
January 22, 2009
暇じゃないぞ〜と強がる・・・
22日
福島からかっこいい住宅を手がけている谷津君が来社。彼とは2年前にオーストラリアに一緒に行った仲です。ウールブレスのヘビーユーザーでもあります。
なんせかっこいい住宅を建てるんです。
By TDF
24日
石川県木材青壮年会の新年会
わたしはOBなのですが、あつかましくも参加してきます。
今年の全国会員金沢大会までは気が抜けませんね。
25日
大阪の姉御が金沢の隣町の津幡町でコンサート
その後深夜までよもやま話で花が咲くでしょう!
26日
大阪銘木市に今年最初の買い付け
もうほとんど今年前半の買い付け作業は終わっているので、見学がてら軽〜い気持ちで見てきます。
27日
奈良へウールブレスの総輸入元へ新年のご挨拶。
今年もウールブレスは伸ばします!
木造住宅のスタンダードな断熱材になるまで・・・。
29日
富山の(株)江守の社長に住まい'SDEPO.の話。
今年の全国木青連の会長でもある江守君と、富山での住まい'SDEPO.事業展開の打ち合わせです。
31日
富山の江守建材工業にて、住まい'SDEPO.事業説明会。
建材を売っていた会社が金融や住宅検査を手がけるのは大変かもしれませんが、キット営業的にもプラスになりますので頑張ってくださいね。
2月4日
西東京市で、SAREXでも中心メンバーの「岡庭建設」を表敬訪問&ウールブレスの説明に、ヤマトタテルのメンバー6人でお邪魔します。
ソーラーシステムを使った住宅を数件見学に行きます。
5日
東京江戸川区の東京町家の会「田中工務店」を表敬訪問&ウールブレスの説明に、ヤマトタテルのメンバー6人でお邪魔します。
ソーラーを使った住宅が得意で、今回は伊礼智が手がけた住宅を中心に見学してきます。
6日
他のヤマトタテルのメンバーは、同じくメンバー企業の新日本石油(床暖房でお世話になっている)へ表敬訪問なのですが、私は両国で住まい'SDEPO.の戦略会議で7時間のロングラン会議。
January 21, 2009
大統領就任演説を聴いて
少々寝不足気味です。
大統領就任演説をちょっとだけ聴いていました。
概略
『我々が危機の最中にいることは、現在では明白だ。我々の国家は、暴力と憎悪の広範なネットワークを相手に戦争を行っている。我々の経済は、ひどく弱体化している。一部の者の強欲と無責任の結果であるだけでなく、厳しい決断をすることなく、国家を新しい時代に適合させそこなった我々全員の失敗の結果である。家は失われ、職はなくなり、ビジネスは台無しになった。我々の健康保険制度は金がかかり過ぎる。荒廃している我々の学校はあまりにも多い。さらに、我々のエネルギーの消費のしかたが、我々の敵を強化し、我々の惑星を脅かしているという証拠が、日増しに増え続けている。
政府が出来ること、やらなければならないことはあるが、究極ではこの国が頼るのは、米国の人々の誠実さと決意しかない。われわれが立ち向かう挑戦は新しいものかもしれないが、成功がかかっている価値観(勤勉、正直さ、勇気、フェアプレイ、忍耐、好奇心、忠誠と愛国心)は変わらない。
われわれが現在、必要としているのは新たなる『責任』の時代である。
一人ひとりが自分自身と自国、世界に義務を負うことを認識し、その義務をいやいや引き受けるのではなく喜んで機会をとらえることだ。
酷寒の中、希望と美徳しか生き残ることができない時、共通の脅威に気づいた町も田舎もそれに立ち向かうために進み出た、と未来の世界で語られるようにしよう。』
すでにもう名演説と賞賛されています。
では歴代の大統領の中でも、困難に立ち向かった時代の演説はどういう内容だったのでしょうか?
リンカーンの『ゲティスバーグ演説(南北戦争時)』
1863年11月19日
『八十七年前私たちの父祖はこの大陸に新たなる国家を打ち立てました。自由を原点として懐胎され、人はみな平等であるとの命題に捧げられた国家です。
今私たちはたいへんな内戦の渦中にあります。その国家が、あるいはそのような原点をもって懐胎され、そのような命題に捧げられた国家一般が長らえることができるかどうかが試されているのです。
中略
私たちの前には大いなる責務が残されています。名誉ある戦死者たちが最後まで完全に身を捧げた大義のために、私たちも一層の献身をもってあたること。これらの戦死者たちの死を無駄にしないと高らかに決意すること。神の導きのもと、この国に自由の新たなる誕生をもたらすこと。そして、人民の、人民による、人民のための政府をこの地上から絶やさないことこそが、私たちが身を捧げるべき大いなる責務なのです。』
J.Fケネディ大統領就任演説(東西冷戦時)
1961年1月20日
『今日のわれわれの勝利が、政党の勝利ではなく自由の勝利だということを祝おう。中略
世界は大きく変貌している。人類は、あらゆる形の貧困とあらゆる形の人間の生命を根絶させる力を手にしたからである。中略
敵であろうが味方であろうが、全ての国に知らせよう。われわれは自由が生きのび勝利をおさめるためになら、どんな対価も支払い、どんな重荷にも耐え、どんな困難にも立ち向かい、味方を支持し、敵には対抗するということを。われわれはこのことを固く誓うし、それ以上の用意もある。中略
世界の長い歴史の中で、自由が最大の危機にさらされている時に、自由を守る役割を与えられてきた世代はごく少ない。私はこの責任からしりごみするものではない、私はそれを歓迎する。われわれの誰かが自分の立場を、他の人もしくは他の世代と交換するだろうなどということを私は信じない。こうした努力にわれわれが捧げるエネルギー、信念、献身こそがわれわれの国家を、そして国家につかえるわれわれを照らしだすのである。そしてその明かりから発せられる輝きこそが、本当に世界を照らしだすのである。
そして、わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。
最後に、あなたがアメリカ市民であろうが、世界の市民であろうが、われわれがあなたに求めるのと同じ高い水準の力と犠牲をわれわれに求めて欲しい。良心を唯一のたしかな報酬とみなし、歴史がわれわれの行動に最終的な判断を下してくれることを信じて、神の祝福と助けをもとめながらも、この地球上では神の仕事はわれわれ自身でなしとげなければならないということを肝に銘じて、われわれの愛すべき国を導くために前進しよう。』
リンカーンの時には、南北対立の中で如何に融和を進め、未来に向かって皆で頑張ろう!というものです。
ケネディーの時には、東西冷戦時代でキューバ危機が引き金となり、第三次世界大戦が現実のものとして認識できるだけの危機感の中で、自由を守るための努力を皆で勝ち取ろう!というものでした。
オバマも、キリスト教とイスラム教の対立軸の中で、自由主義を守るべく、国民のみならず世界で共通認識を持てる人たちと共に困難に立ち向かおう!というものです。
国民に語りかける内容が、その時々の世相の違いはありますが、Weを多用しながら(常に全員の参加をよびかけ、団結を強くよびかける)すべての人に対して語りかけている強い意志が感じられます。
日本にはこうした演説が出来る人は少ないと思います。
ある種のカリスマ性とその人の魅力とちょっと作為的なオーバーアクション・・・。
一人居ましたねぇ・・・小泉さんが・・・。
小泉再登板を願ってはいませんが、日本でも国民の気持ちを一つにまとめられるだけの度量を持った人が現れて欲しいです。
政党間の綱引き合戦にばかり明け暮れている人たちにはうんざりです。
米国は二大政党制が定着して、その時代に即した政権交代が行われていますが、日本の自民党と民主党にその役割が出来るとは、もはや誰も信じていないのではないでしょうか?
それならば、「救国内閣」を作るべく、戦前の大政翼賛会のようなファシズムに突き進むものとは違う、真の国民のために大同団結出来る政党が誕生するべきではないでしょうか?
今我々が望むもの・・・
強力な経済の建て直し
本当に出来る「行政改革」
風通しの良い政治・社会
今の政党で出来ますか?
本当に情熱を持った指導者の下に、行動力のある強固な政治によって、保守的な官僚主導型経済システムを打破しようではありませんか!
・・・ん?
話が変な方向に行ってるか?
January 20, 2009
ちょっと営業
ブラックウォールナットが品薄になりつつあります。
2月後半には一部ご迷惑が掛かるかもしれません・・・。
出来れば早めのお手当てを・・・。
カリンフローリングは欠品危険水域を越えました!
次回入荷のめどは立っておりません。
自社OEM商品ではありませんが、他社製品は都合がつきます。
杉の羽目板が品薄です。
入荷を急ぎます。
桧の上小フローリングも品薄です。
手配済みです。
ウールブレス N−100とウールブレス V−200R
2月中の欠品が予想されます・・・。
出来れば早めのお手当てを・・・。
通常一番人気のV−100R・V−60R・V−60FR
上記3品はたっぷりとございます。
ウールボード WB-260-45
在庫が減っています。
WB-260-60・WB-430-45・WB-430-60
上記3品は十分な在庫量があります。
弊社OEMフローリングは3月から順次入荷いたします。
各種ウールブレスも3月から順次入荷いたします。
各種リボス製品は2月も順次入荷いたします。
無垢テーブル板等は、2月末の銘木市に向けて準備万端です。
いずれにしても、3月までは新規入荷が少ないためにご迷惑が掛かることが多々あると思いますので、早めのお手当てをお願いいたします。
January 19, 2009
不況になると・・・
これだけ世の中に不況感が漂っていると、社会主義思想が首をもたげ始めてくるそうだ。
社会のシステム自体が統制の取りにくい自由主義だと、大手メーカーから中小企業までが、勝手な目線と経験で自企業の生き残りをかけた戦いを始めてしまうので、司どる立場(お上)のところとしては非常にややこしくなってしまう。
つまり、景気のいいときには何をしていても勝手に経済自体が拡大していくので、税収や所得も含め問題は少ないことは容易に理解できると思うのです。
不景気になると、経済が縮小していく中で舵取りをしなければいけないので、バラバラに動く各企業や業界を放置したまま経済を立て直すことが困難になります。
そこで政府というかお役所は、各種規制をかけて体力と対応力のある一定の企業を都合のよい着地点に導き始めるのです。
それがまさに社会主義化です。
自由主義というものは、必要最小限の倫理的な取り決め以外は、個々の判断と世論の動きに任せるということに他なりません。
当然数年前まで叫ばれていた『規制緩和』もその流れの一つです。
大人になれば、規則で縛らずとも独立独歩で歩き始めてこそ一人前です。
本来人間的にも社会的にも開かれたところはその方向性で間違いないはずです。
それが最近はどうでしょうか?
傷害犯罪が起こると一様に銃刀法を強化
学校で問題が起こると入校規制
建築で問題が起こると法規強化
いや、建築をはじめとした各業界では問題が起こらなくても規制強化が叫ばれ実施されています。
いったい誰が法規制の強化で犯罪が減ったり、暮らしが豊かになったり、安全になったりできると思っているのでしょうか?
ほとんど居ませんよね?こんな対処療法で問題解決が図られると思っている一般市民は。
よくよく考えてみると、官民一体となって全ての事柄を規制によって統治しようとしている方向に流れていると思わないですか?
規制緩和を叫びながら、一方では都合のいいこと(お上や一部)には規制強化する。
緩急を使い分けることが悪いことだといっているわけではありません。
本当に必要なものと必要ないものの判断を、することできるところがないに等しくなってきていることに不安を感じるのです。
どこが規制緩和を判断し、規制強化を叫ぶのですか?
政権交代や維持したがっている政党ですか?
官僚に首根っこを押さえられていることに我慢ならない政府ですか?
逆にコントロールしたがっている官僚ですか?
ロビーストを使えるような圧力が掛けられる業界ですか?
違います!一般市民が訴えていくものなんです。
そんなことできっこないと思っている方々が大半でしょうが、過去に市民の力で国を動かした例はいくらでもあるのです。
それはどうして行うか?一般市民が中心となったクーデター?
そんな恐れ多いことを思っているわけではありません。
個人が倫理的に正しいと思うことと、自分自身の客観的な判断を選択し続けるだけで、世の中は変われます。
企業の論理や、役所の論理、政治の論理は彼らの勝手な論理です。
誰もが皆上手いことを言うものなのです。
主観で物を判断するのではなく客観的に物を診なければ、世の中にごまんと溢れた情報を的確に処理することは出来ません。
昨日も書きましたが、『所有価値』ではなくて『利用価値』なんです。
社会主義思想には、所有価値はありませんが利用価値も見出すことは出来ません。
画一的な商品と画一的な使い方と画一的な生活が求められるからです。
こんな世の中だからこそ、正しい情報を見極める目と心を持ってください。
だましのテクニックは日々進化しています。
でも真実は普遍なんです。
何が真実か?
心豊かに暮らすということです。
January 17, 2009
これからの住宅資材業界は?
まずは鵜澤 泰功氏とは?
日本モーゲージサービス社長
つまり、我々住まい'SDEPO.がお世話になっているフラット35のローンを提供してくれる会社。
ビルダーズシステム研究所社長
OMソーラやビッグフット、FPの家など、名だたる住宅会社をコンサル。
ハウスジーメン前社長
住宅瑕疵保険を扱い、建築途中の物件の検査や保障をする会社。
『住宅は金融商品である 』著者
去年一緒にベトナムホーチミンへ一緒に旅行した仲であります。・・・そんなこたぁどうでもいいんだが。
彼が語るには・・・
これから第三次産業革命が始まります。
第一次産業革命
18世紀石炭燃料による産業革命でイギリスが覇権
第二次産業革命
20世紀石油燃料による産業革命でアメリカが覇権
第三次産業革命
21世紀再生可能エネルギーによる産業革命
多極化・無極化による時代へと変貌
そのキーワードは
『グリーンニューディール』
国連の潘基文事務総長が訴えていた標語で、米ルーズベルト大統領が実施した景気対策になぞらえ、クリーンエネルギーを中心として世界経済を再建しようとする試み
オバマ次期大統領も、「グリーン・ニューディール」政策の一環として、クリーンエネルギー経済によって500万の新しい雇用を創出し、そのために10年間に1500億ドルを投資していくことを約束した。
これをつまり住宅産業業界に置き換えて考えてみる。
200年住宅(超長期モデル住宅)
太陽光発電・木材バイオマス・地熱など
円高による輸入建材利用
住宅資材のモジュール化
小さな家・リノベーション住宅
上に記された方向性がヒント!
紐解いてみようか?
200年住宅(超長期モデル住宅)
いわずと知れた悪名高き補助金事業(・・・と、私は思っている)なのだが、これを上手く利用しようとしている建築業者が多いのも事実。
国が担保した補助事業の基準に合った内容の住宅を建てることで、顧客が安心して購入できる。
しかしこの方向性で住宅会社が助かるかどうかは別の問題だし、私が言っているように長期耐久性住宅を気密化によって担保することの危険性は解決していない。
中途半端な業者の淘汰には都合がいいが、早晩タマちゃんやレオちゃんやアイフルちゃんとも同列で争うことになる。
太陽光発電・木材バイオマス・地熱など
これは顧客の嗜好性とも関係してくるところなので一概には言えませんが、推進することで企業イメージは良くなります。
これを使って光熱費が安くなる・・・なんてアプローチでは底が浅い!
環境改善とお客様の充実した生活をリンクさせることが大事。
円高による輸入建材利用
円高の時代には有効ですが、ウッドマイルやトーレサビリティーの問題点を解決できるかが鍵です。
住宅資材のモジュール化
これも大事なことです(数量を維持する人たちには)が、住まう人は個性を大事にしたく、人との差別化によって自分の存在感を確認できるというサガを持っているので、画一的な商品構成で安価に早くという商品ではいかがなものか?
小さな家
小さい家なら消費エネルギーも小さいので燃費は良い。
小さな家には無駄なものが入らない。
小さな家ならお互いの距離感が再確認できる。
小さな家ならコストパフォーマンスに優れる。
ローコスト住宅ではなくロープライス住宅。
快適さや気持ちよさは大きさではない。
リノベーション住宅(再生中古住宅)
存在価値の確認。
市場の創造と拡大。
物を大事にする心。
鵜澤氏は「本当に良い家とは右脳を刺激する住宅です。感性のマーケティングの勝者が市場の勝者となる。」と言っていますが、消費者の感性が正しく形成されていることに本質があります。
正しい感性で物事を判断できる消費者を育てたい!
これまでと今後
産業の方向
これまでは、所有価値を見出し、住宅を売り切ることで商売し、新築とリフォームは各々専業ビジネスとして確率。
これからは、住宅で何をするか感じるか(利用価値)を伝え、リノベーションを活用しつつストック循環ビジネスを形成。
商品
これまでは、流行と見栄の売り切り商品。
これからは、感性と高性能な商材で、歴史を作る仕組み。
競争力
これまでは、「営業マンの数」×「有効訪問回数」
これからは、「商品力」×「コンサルティング」
経営指標
これまでは、「顧客満足度」
これからは、「顧客満足と社会・環境満足とのバランス」
実際に行動に移すことが最大の問題。
机上の空論では駄目です。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」
封建の世から目覚めたばかりの幼い日本国家が、そこを登り詰めてさえ行けば、やがては手が届くと想い焦がれた欧米的近代国家というものを、「坂の上にたなびく一筋の雲」に例えた切なさと憧憬をこめた題名である。
今の住宅産業界には、この淡くも切ない想い焦がれ手にする果実というものが何であるかが実感できないところに不幸がある。
現在の住宅産業界における坂の上の雲とはどういうものかをイメージしつつ、環境変化に対応し大きなビジネスチャンスと捉え行動できるところだけが、未来の果実を掴み取ることが出来るのではないでしょうか?
今の日本を憂い、正しい方向性に持っていこうとする力が欲しいです。
誰のためでもなく、世に生きとし生けるもの全てに対して。
う〜ん、相変わらず支離滅裂・・・。
January 16, 2009
今年初の片町も・・・
昨日の夕方から、石川県木青会のOBが集まって、現役会員から5月末に行われる全国会員金沢大会の協賛金集めの中間報告。
いい線まできたかな?
これで現役会員も、予算のことばかり気にして大会運営をすることはなくなるんじゃないかな。
久しぶりの片町・・・なんと今年初!
五郎八という、割烹居酒屋です。
まぁ宴会料理で団体料金だったから、いつもよりはたいしたことなかったけど、個人で来て旨い物注文したときの実力はかなりのものです。
いつもなら勢いに乗ってスナックへ・・・のはずなのですが、東京での朝一番の会議に間に合わせるための「寝台特急北陸」の時間が迫っていたのでパス!
ザンネン!本当の意味の片町はお預けです。
朝6時過ぎに上野に着いて、定番の東泉の風呂にゆっくりと浸かって・・・
住まい'SDEPO.戦略会議が10時から5時までみっちり!
MSJ(日本モーゲージサービス)社長の鵜沢さんに、たっぷり3時間に亘って「業界のことを今までと現在、これからは・・・」というような内容で講義していただきました。
結構参考になったので明日このことについてアップしたいと思っています。
長時間の会議と講義にへとへとになりながら、最終の新幹線に乗り込み金沢へ・・・。