ウールブレスについて
September 13, 2011
久しぶりにウールブレスの話

それはどういうことかというと、機械管理された空間への危機感にほかならないと思っています。
大震災以降、エネルギー消費に関して多くの議論がなされてきました。
その中で、従来の『省エネルギー』というものに対しての、認識の変化が出てきたのではないかと考えるのです。
つまり、電力によって支配されている生活を、もっとフリーな立場で考えることの必要性が叫ばれ始めているのではないでしょうか?
今叫ばれていることは・・・
原子力や火力に頼る電力生産から、太陽光・風力に変換しよう!
簡単にできると思います?
むろん、その方向に向かなければいけないことは解っています。
我々「今」を生きるものにとって、新エネルギーの必要性とその開発は避けられるものではありませんが、すぐに恩恵を受けられるものではないということを認識することが大切でしょうね。
太陽光も風力も、生産性(製造から買い替えまで)という観点からはペイするものではないので、これを無理やりに進めるということは、簡単に言うと補助金等の垂れ流しと、その利権を助けることにしかならないことが想像できます。
大震災以降、電気の重要性と必要性(もちろんその他ライフラインもですが)が叫ばれてきましたが、観点がずれているようにしか思えないのです。
電気の生産からの考え方は、原子力からの脱却と転換。
電気の消費からの考え方は、省エネルギー。
生産の立場からは、前段にも述べた通り、すぐには変わらないし、スピードを高めるためには無理が出てくるということです。
そして消費の立場からの考え方が実は複雑なんです。
省エネルギー・・・この魔法の言葉で、日本国民はどれだけ惑わされているか?
省エネルギー商品・エコポイントなど、日本の景気拡大策にどっぷりとつかった政策が『省エネルギー』なんですね。
縮小する日本の中で、これからも景気拡大を消費拡大に置き換えてまい進できるわけがないでしょう?
景気というものは経済を数値で判断しているにすぎないので、国民の意識上の度数ではないということを認識することが必要になります。
ブータンではないですが、国民幸福論的なものを打ち出して、物質的な充実度よりも精神的な満足度を考えるべきときじゃないでしょうか?
長々と書く連ねましたが、
我々にとって、リスクなき次代への受け渡しが出来る省エネルギーとは?
つまり、電気の「リデュース」しかあり得ないのです。
なるべく使わない、使うことを制限する・・・では受身の考え方で、長続きしないですよね。
『電気を使わない喜びを知る』
これが一番しっくりしますね。
これを考えていきましょう!
ということで、ウールブレスも注目されているのですよ。
August 24, 2011
羊毛断熱材ウールブレス用遮熱シート

いつも羊毛断熱材ウールブレスをお使いいただきありがとうございます。
調湿できる・湿気と共存できる、羊毛断熱材ウールブレス
遮熱しつつ放湿・ 防水できる 『遮熱シート』
この二つの考え方は、相性がバッチリです!
ムラモトは、羊毛断熱材ウールブレスと、遮熱シートの良さを最大限に表現した 『ヒートバリアシート』 を製作しました。

性能もちゃんと評価されたものですよ!

ウールブレス用遮熱シート
0.2mm×1000mm×50m巻き
7800円/本(送料・消費税別)
送料 500円/本(参考価格)
特別サービス
10本以上お買い上げの場合には送料は当社負担
May 20, 2011
ウールブレス倉庫完成!

MAXコンテナ2台分が収納出来ます。

この旭町倉庫の他に押水物流倉庫にも、コンテナ8本分の在庫が出来るようになっていますので、年末年始にご迷惑をおかけした「欠品」の心配も解消されました。
現在ウールブレスは、毎週コンテナでオーストラリア・ニュージーランドから入荷しています。
入荷は順調で、どのような形でも対応させていただけます。

当社ではお客様に、余分な在庫と在庫を現場に運ぶ(2度運び)の手間を極力抑えてもらうために、現場への即納体制を強化しています。
最速では、当日の夕方5時にご注文をいただけると、翌日の昼前後に現場に配送できることが出来るのです。
この最速パターンは、本州の都市部に限るのですが、本州内であれば翌日夕方までに、四国・九州であれば翌々日には現場へお届けすることが出来ます。
この最速配送システムにより、お客様には在庫のご負担ゼロ!をお願いできるのです。
どうか最初の注文は少なめに!足らない場合でも、最速配送システムにより翌日配送が出来ますので、材料を余らす心配もございません。
安心してご注文いただけることをお願い致しております。
急な注文や、大量の注文にも即応できます。

今日は完全営業モードでした!
May 07, 2011
書くべきか?悩みました
March 30, 2011
断熱材は?

ウールブレスとウールボードで、12種類の羊毛断熱材を扱っています。
そのうちの主力商品7品目については、本社で即納体制を取るべく、管理倉庫の改修に入っているのです。

そんなに大きくはないのですが、ここに約2.5コンテナ分のウールブレス7種類が3段ラックで入ることになります。
押水物流倉庫には、すでに6コンテナ分が収まるラックを作ってあることと、広い倉庫に平積み分を合わせて8コンテナ分が収容できるようになっています。
そうすると、本社と押水物流倉庫を合わせて、10コンテナ分の在庫を持って供給に当たることが出来るようになります。
もちろん、これだけの断熱材の在庫があっても、毎月22日の「ムラモト銘木市」は出来るんですよ。
ところが!
去年の年末から今年の年始に起こった、断熱材不足によるウールブレスのバカ売れ状態が収まりを見せ始めたころに今回の大震災があり、 いろんな断熱材の製造工場が被災されました。
ということで、またもやウールブレスに品薄感が出てくるようになりました。
現在の在庫状況は、先ほどのMAX10コンテナには程遠いものがあります。
多分5コンテナほどしかないと思っています。
しかし、ニュージーランドからの輸入は順調で、毎週コンテナが入港しています。
本日も2コンテナが押水物流倉庫の方に入荷しています。
ただ、現在は入荷と出荷のバランスが出荷の方に若干傾いていますので、このままの状態だと近い将来「ごく短期間の欠品」も予測されます。
ご注文はお早めに!
ということで、久しぶりの営業ブログでした。
January 13, 2011
住宅の耐久性と断熱材の関係
しかし、断熱材を住宅の壁にたくさん入れれば入れるほど、室内側と外壁側に温度差が表れて、湿気による結露が発生しやすくなってきます。
結露は一番弱い(温度差の大きい)場所に、集中的に発生する性質を持っています。
近年、結露対策としてサッシのペアガラス化などで、目に見える結露は少なくなってきましたが、結露しやすい環境が見えないところに移ってきたことを理解しなければなりません。
住宅エコポイントで内窓サッシを取り付けただけで、「窓の結露が無くなった!」と思っているのはぬか喜びです。
湿度環境を変えずに窓だけを変えれば、結露が現れるところが窓ではなく次に弱いところに現われるのですよ!
その次に弱いところがほとんどといっていいほど壁内なんです。
つまり、壁内結露(内部結露)の可能性がずっと大きくなってきたのです。
内部結露の危険性
断熱材が水分を含むと断熱性能が落ち
主要構造部材(木材)が腐り、強度が落ちる
カビの発生により、健康被害が出やすい
断熱材を多く入れて室内温度環境を良くすることは、壁内結露の発生を増大していることにもつながるので、これを解決するために「高気密・高断熱工法」という考え方が出てきています。
湿気の移動を気密施工(ポリエチレンシート等で住宅全体をくるむ)によってふせぎ、結露する原因を遮断するという考え方です。
このポリエチレンシートが「JISA6930」という高規格でも耐久年数は50年となっていることが問題なのです。 ※この規格でも製造しているメーカーはごく一部
長期優良住宅などに代表されるこれからの日本の住宅は「50年以上持たせる」ことを標準として、様々な工夫がなされています。
そこに50年までしか持たない工法を採用する矛盾を考えなければなりません。
50年経てば大規模な断熱改修を実施するので問題ないという考え方ならOKですが、断熱改修ほどお金の掛かる工事はありません。
結論的には、「50年以上メンテナンス改修しなくてもよい内部結露防止に責任が持てる断熱方法」がベストということになります。
住宅断熱における結露防止の方法は、気密による強制的な排除方法と、結露させない湿度調整を素材が持つ調湿性で自然に行う方法があります。
この吸放湿する素材での断熱方法こそ、日本が昔から採用していた「土壁・板壁」なのです。
素材が持つ調湿性能は、一見ローテクですが、歴史の裏打ちがある安全確実な方法です。
羊毛断熱材ウールブレスも、羊毛の持っている「調湿性能」(繊維系ではNo,1)によって、壁内結露を防ぎ、万が一にでも結露を起こしてもすぐに吸湿して、カビや腐朽菌の発生・成長を封じ込めることができます。
高温多湿の日本の気候風土で、湿気をないものだと仮定する断熱方法よりも、湿気の存在を容認し上手く付き合っていく方法が自然体です。
December 04, 2010
断熱材不足 中間報告
今年の7月ごろから兆候が出てきて、10月半ばで全国的に広まった断熱材不足。
12月に入っても、市中に出回る断熱材の量は2カ月遅れ。
やはり1月末までこの混乱は続くのでしょうか?
このブログの閲覧履歴を見てみると、本当に興味深いものが見えてきます。
10月のキーワード検索上位は
1、ムラモト
2、ウールブレス
3、断熱材
4、品薄
5、グラスウール
6、欠品
7、欠点
8、材木
9、価格
10、●田麻美
と、断熱材が品薄なの?・・・でも、ムラモトやウールブレスが気になって調べる人が圧倒的に多かったのです。
これが11月になると
1、断熱材
2、欠品
3、不足
4、グラスウール
5、品薄
6、理由
7、ロックウール
8、断熱材不足
9、ウールブレス
10、欠点
ムラモトは11位でした。
断熱材の情報を探しまくっていることが判ります。
ムラモトとしても、羊毛断熱材ウールブレスを欠品させるわけにはいかないので、日々豪州・NZと連絡を取りながら、コンテナの積み荷の中身を微調整しながら、入荷の安定に努めています。


本日現在の予約状況と在庫状況、入荷状況は
予約状況
爆発的に予約が入っています。
もちろん今までのお客様以外の「緊急避難的注文」が多くなっています。
近着のコンテナは予約で埋まり、次着に若干の余裕がある程度です。
数量が多い場合は次々着の待ちになることもあります。
在庫状況
押水物流倉庫にコンテナ7〜8本分の在庫を持っていることが通常なのですが、このところ約4本分と減っています。
しかしこの量では、ウールブレス・ウールボード合わせて10種類以上のラインナップがあるので、種類ごとの在庫量としてはかなりひっ迫しています。
本社(金沢市旭町)に直接コンテナを着けて、運送屋さんに待機してもらい、その日のうちに全国に出荷している状況です。
昨日の本社の在庫状況です。 少なっ!

これは昨日ですべて出荷してしまいました。
今日、コンテナ3本入ります。
入荷状況
入荷そのものは順調です。
12月と1月は、過去最高の入荷量になると思います。
・・・が、出荷量が均衡しているので、予断を許されない状況に変わりはありません。
先週、無理を言って年末着のコンテナ1本を追加したのですが、焼け石に水状態は変わりません。
とにかく、この状態は1月も続くものと思われます。
November 16, 2010
断熱材考 その2
住宅に良く使われる断熱材『グラスウール』『ロックウール』のうち、ロックウール断熱材製造最大手の日東紡が、昨年生産を中止しました。
ロックウール断熱材のおよそ7割ものシェアを誇るガリバー企業でした。
生産を中止した理由は、おそらく資材の高騰と製造コスト・物流コスト増大などのコストを、売価に反映できなかったものと思われます。それとロックウール(岩綿)は、アスベスト(石綿)との違いを消費者に正しく認識してもらうことが出来なかったことも理由の一つだと思われます。
それでも市場がロックウールを認知し評価しているのならば、最大の問題点でもある適正価格での販売ができているはずで、このような結果になることはないのだと思います。
つまり、市場が断熱材にロックウールはいらないと判断されたのだと思います。いらないと判断された理由はいくつかあると思うのですが、近年の高断熱高気密化住宅の気密化にとって、ミネラル系(グラスウール・ロックウール)断熱材は施工面での不利がたたったのだと思います。
繊維系ミネラル断熱材は、充填断熱で室内側に防湿シートを施工するという、気密化が一番難しい工法を取らなければならないという不利が、気密住宅を推進しているグループから敬遠され始めてきたのです。
しかし、充填断熱の工法は一番シンプルで理にかなったものなんです。
従来からの伝統工法や在来工法でも充填断熱が採用され続けました。
ではなぜ繊維系充填断熱工法から外壁断熱や発泡系充填断熱工法に変わっていったのでしょうか?
問題は断熱方法じゃなくて、断熱素材が日本の高温多湿の気候風土に合っていなかったということに尽きるのです。
つまり、より断熱効果を高めるために熱抵抗値の高いグラスウールやロックウールに厚みを増やしていった過程において、壁内結露が起こってしまい、その事後策として発泡系や外壁断熱に流れていったのですね。
当初の断熱材の選定に、ミネラル繊維系断熱材ではなく吸放湿性がある断熱材を選定できていれば、日本の住宅に無意味な高気密高断熱などという工法が蔓延することはなかったと思っています。
今も昔も日本の木造住宅は、調湿・透湿があるほうが長持ちもし、風通しを楽しみ、四季の移り変わりを肌で感じる住まい方が出来るので、良いに決まっています。
気密をして、湿気の流れを完全に遮断する「高気密高断熱」の考え方は、理論は合っています。間違いではありません。でもあれは鉄筋コンクリート住宅に向いている工法です。
木造住宅でこの理論で建ててしまうと、最初のうちは気密がしっかり取れているので、結露の問題は出ませんが、20年以上経ったときに気密化工事が最初のクオリティーを保たれているかが問題なのです。
気密によって結露を防止している工法が、気密が取れなくなれば、通常の断熱工法以上に激しく結露する危険があります。木造住宅の耐久性は、使用する木材が腐朽に強いかどうかの樹種の選定と、木材を腐朽させる菌の繁殖をどう止めるかにあります。
繰り返しますが、気密による木造住宅の耐久性は、その気密化がどれだけ持つのかに掛かっているのです。
ちなみに気密化をするときにどれくらい注意が必要かということと、長期に亘ってその性能を維持することがどれだけ難しいかを検証してみましょう。
まず、一番大事な気密化工事について。
住宅は職人の手仕事です。気密化工事も手仕事で行われます。つまり、人間が行う仕事の正確さにはばらつきがあることが問題なのです。人それぞれの能力の差で気密性能が変わってしまうことが問題。
工事期の施工不良は、竣工時に気密測定をする住宅会社の場合はクリアされますが、まだ住む前までの性能が保障されたに他なりません。
住み始めてからの気密はどう変化していくのでしょうか?
気密化は主に、気密シートによるものと現場発泡によるものがあります。
どちらも石油化学系のものです。
気密シートとはポリエチレンという、エチレンが重合した最も単純な構造を持つ高分子であり、耐環境応力亀裂性が低く、長期(20年以上)の使用に耐えられる素材ではないことが分かります。
現場発泡系も、吹付による現場発泡で隙間なく施工できると謳っていますが、発泡したものは必ず縮みます。縮めば隙間が出来て気密が取れなくなってしまいます。
つまり、「気密」という人為的な工法は必ずほころびが出てきてしまい、超長期の使用に耐えられるだけの保障は出来かねるということに尽きるのです。
気密が気密でなくなり結露しだすと、それを止めることは不可能で、後はただただ結露が腐朽菌の活動を増幅させて、住宅の耐久性を著しく損なうことにつながってしまいます。後々の補修・改修に莫大な費用が生じてしまうのです。
此処まで気密のことで大分時間を使ってしまった・・・。
此処からが本題!
まず結論じみたことから・・・。
気密という人為的な工法を取れば、超長期に亘っての断熱効果や結露防止は難しいことが分かったと思うのです。
ではそうじゃない『呼吸(調湿)出来る素材』での断熱だとどうでしょうか?
最大のアピールポイントは、調湿によって結露環境にさせない!ということなのです。
結露する条件は「湿気の移動」と「温度と湿度の相関関係」です。
気密化は「湿気の移動」を止めることによって結露させないとしています。
調湿断熱材は「温度と湿度の相関関係」を利用することで結露させないのです。
内外の温度差とそのときの湿度の相関関係で結露は起こります。
調湿性能の高い断熱材を使うと、その相関関係を結露しにくい環境にその素材の特性として行ってくれるのです。
人為的なことを行わずして、自然界で培われてきた各素材の物性・特性を利用させてもらう考え方なので、その効果は長期に亘って維持されるのです。
調湿出来る特性を持った断熱材は
「羊毛断熱材」
「セルロースファイバー」
「炭化コルク」
「杉皮ボード」
などがあります。
上記の中でも、その調湿性能は色々ありますし、同じ調湿断熱材にも数ブランドずつありますので、しっかりとその特性である「調湿性能」が発揮できるものを選ぶことが大事です。
弊社はその中でも、調湿性能が最も高い特性を持った羊毛を使って『羊毛断熱材ウールブレス・ウールボード』を製造販売しているのです。
羊毛が持っている高い調湿性能によって、たとえ温度と湿度の相関関係において結露が生じるようなことがあっても、すぐに吸湿がはじまり、結露環境を長く維持できなくすることが出来るので、結露が招く腐朽菌の繁殖も極限まで押さえることが出来るのです。
そして、この効果が羊毛の持っている物性・特性のおかげで半永久的に持続できることが、住宅の耐久性において高い効果を期待できるのです。
人為的な工法ではなく、自然が身につけた特性による断熱材がもたらす素晴らしさを理解できると思っています。
November 11, 2010
断熱材考
各種断熱材が市中から姿を消して久しいですが、ここにきて気付いたことがあるので書きとめてみたいと思います。
断熱材が不足・欠品した理由は以下で推測していますが、
断熱材が品薄
断熱材不足 その2
断熱材関連 その後
断熱材の品薄報告
この住宅産業界が抱えている、根本的な根の深さが浮き彫りになったのではないかと思っています。
どんな根っこか?
良い根っこのわけないですよねぇ・・・如何に消費者の方に向いていないかという根っこです。
どういうことかというと。
断熱材の欠品理由は上記から判るのですが、その背景は実に自分勝手な家づくりをしているのかが、如実に表れたということです。
だって考えてもください。
これまでも住宅各社は、「高断熱住宅」「省エネルギー住宅」「エコ住宅」などと声高に叫んでいたわけですから、当然高断熱な住宅を作り続けているはずなんです・・・消費者が思うに。
等級4を満たす指標である「次世代省エネルギー基準」は平成11年に定められたわけです。ナント11年前!
11年も前に定められているのだから、当然一般消費者も、
次世代型=等級4=エコポイント対象=ほとんどの住宅会社
という方程式は周知の事実だと思っていたわけです。
・・・ところが欠品???おかしくないか?
住宅建築数そのものは大きく増えたわけではないのです。
エコポイント対象断熱材(高断熱材=等級4)を使う住宅が増えたということなんですよね。
私は断熱材メーカーが「エコポイント適応商品」の大量受注によって需給バランスが取れなくなって、メーカーの製造計画に狂いが出た結果だと推測したと書きましたし、そう思っています。
だとすれば、メーカーが通常作っていた商品は、エコポイント適応(つまり断熱等級4)じゃない商品を作っていたということになるでしょ。
当然メーカーは売りたい商品を作っているわけではなくて、売れる・求められる商品を作っていたわけだ!
つまり、エコポイントが実施されるまで住宅会社は、決して消費者が思っているような高断熱住宅を作ってはいなかったということになる。
最近の消費者は、住宅各社のCMや広告によって、少なくとも「今の住宅は高断熱住宅や」という認識は出来ていたと思うので、業界としては消費者心理を先読みしつつ、結果は後から出せばいいといった考え方になっていたのではないかなぁと思うのです。
もちろん住宅会社全てのことではないことはお断りしておきます。
また、私が次世代省エネルギー基準がどうしても必要であると言っているわけではなく、断熱の性能は、地域や工法・住まい方によって変化して当然なので、お上が作った基準(必須ではない)を守る守らないということ自体どうでもいいことだと思っています。
エコポイントが発動した途端に高断熱材が売れることに疑問を呈しているのです。
本当に質の良い住宅づくりを目指し実践していたならば、エコポイントが出たからといって、断熱材の使い方・考え方を変えるのかが判らない。
『エコポイントじゃなかったら売れないから』
『エコポイントだと売れるぞ!』
『エコポイント対応住宅を作れ!』
話は単純!
大方の住宅会社は高断熱住宅を作っていなかった。
しかし、アピール的には高断熱(省エネ)を謳っていた。
エコポイントが発動した。
等級4の断熱材が強制的に必要になった。
低断熱材を高断熱材に切り替えた。
断熱材メーカーは不意を突かれた。
(メーカー擁護ではないのですが)
断熱材が消えた。
こんなことは、住宅建築業界においては山のようにあることです。
たまたま分かりやすく断熱材で浮き彫りになりましたが、多くの住宅会社は「自分たちにとって都合のよい住宅づくり」をしています。
消費者は、良い家・普通の家・あたり前の家を買う時でも注意が必要だということです。
何度でも書きますが…
消費者には自己責任が必要です。
もう少し「自分のことは自分で守る」ことを真剣に考えないと。
日本も欧米型の経済に変化しています。
「だまされるよりだます方が悪い」 から
「だますよりだまされた方が悪い」
日本の昔からの考え方では理解できないようなこのような商慣習が増えています。
当然悪いことをするわけではないのですが、「告知義務のないこと」「法律で定められてないこと」「不正一歩手前」はどんどんやる!という方向性が出てきたよ!ということです。
つまり、消費者からすると不利益だが、作り手側からみると利益。
倫理観・コモンセンスとでもいうか、人としてどうなの?ということばっかり!
でも、こんな世の中ですけど、賢く生きていかなきゃいけないんですよね。
これからの注意事項
エコや環境をことさら強調する会社
太陽光や地熱・風力がお得だという会社
裏づけを取ってください!お願いやから。
November 06, 2010
年末にかけて
今日もTEL&FAX&Mailは「ウールブレスを扱わせてもらえませんか?」等の断熱材関係の問い合わせばっかり!
ウールブレスをお買い上げ戴いているユーザーの皆様へ
多分この断熱材不足は3月ごろまで続くと思いますが、ウールブレスは絶対に欠品させません!
今後ウールブレスを検討中の皆様へ
来年の1月末までの必要本数をお知らせください。場合によってはご希望に添えないこともあります。
昼ごろに、大手の建材問屋さんのミニ展示会へ
荷動きが悪そうやなぁ・・・。
相変わらず、「断熱材がない!」っていう話題ばかりやし、輸入フローリングも一部に欠品が出ているし、その補充も遅々として進めへん。
とにかく、「カンバン方式」かなんか知らんけど、市中に在庫がなさすぎ!
流通業としての役割の一つである「安定供給」を忘れてないかい?
物を持っているものが制する・・・という流通業としての本分が再認識されるんじゃないかな?
今日はその後、旅行会社に年末にかけての諸々なチケットをもらいに行ってきました。
九州2泊3日のチケット
東京1泊2日のチケット×3
東京3泊4日のチケット
東京4泊5日のチケット
大阪1泊2日のチケット
東京1泊の宿泊×5
東京2泊の宿泊×1
JR東京往復券×3
ビックサイトで11月と12月のイベント参加をするので、社員が代わる代わるでの東京通いが多くなっています。
イベントに持ち込む荷物の関係で、ハイエースも大活躍してもらわねば…。
車・JR・飛行機をフル活用です。
とりあえず、私の今月の予定は
8日・9日 仕入れ 東京
10日・11日 打ち合わせ 輪島
15日 仕入れ 岐阜
16日 打ち合わせ 大阪
17日 打ち合わせ 浜松
18日・19日 ジャパンホームショー 東京
20日・21日 慰労 伊豆
22日 ムラモト銘木市 押水物流倉庫
25日 ヤマトタテル 大阪
26日 仕入れ 大阪
27日 仕入れ 三重
29日 流季の会 勤労者プラザ
あかん!詰め込み過ぎ!!!
November 05, 2010
断熱材の品薄報告

旨かったぁ。
でもその後の2次会から3次会。帰ったのが2時半。
一昨日も2時半・・・。
二日酔いが連続でもう限界です。
しばらくはおとなしくしてます。
・・・ということで、二日酔いで頭が回らない中、精いっぱい仕事しようっと!
断熱材不足が続いています。
当分鎮静化しないというか、情報によると来年のGW(グラスウールのことじゃなくてゴールデンウィークのこと)ぐらいまで続くということだそうです。
まぁそれは大げさとしても、けっこう深刻な状態に陥ってますね。
しかし断熱材業界はしたたかで、これを契機に安いだけの低断熱商品の一掃と、高断熱仕様の商品の拡充と、一番大事な「値上げ」を、一気に仕掛けようとしているそうです。
ある意味のカルテルだと思います。
まぁ、同じ断熱業界に身を置く者としては、断熱材の性能が上がることと、世間的に断熱の重要性が認知されることができるのでうれしい限りではあります。
断熱つながりの話を一つ。
冬になると除湿器の需要が上がるというのが、ここ北陸では当然のことでした。
電気屋さんやホームセンターに行っても、暖房機の横には必ず「除湿器」がセットのように陳列されているのが常識でした。
ところが、最近の売り場を見てみると、なんと「加湿器」が鎮座しているじゃないですか!
それも、除湿機が二種類ぐらいしかないのに、加湿器は十種類以上!・・・いつのまに?
湿気を語るときに悪者扱いされていた、「湿度が上がる」ということを、機械を使ってでもしなきゃいけなくなった最近の住宅???
おかしくないか?
そうなんです・・・おかしな住宅ばかりが建っているのです。
これが『高断熱高気密住宅』の弊害が如実に表れた一例です。
どういうことかというと、
高気密高断熱住宅はその構造から「超過乾燥住宅」になることが予想されていた住宅でした。
それでも世間的に「湿度は悪」という考え方があったので、湿気がない住宅は歓迎されていた節があります。
ところが、実際に住んでみると湿気がない住空間というものが、どれくらい大変なことなのかが判ってきました。
そりゃそうです。
髪の毛や肌がカサカサ、乾燥肌。
アトピーやアレルギー反応が出た。
ウイルス性の風邪をひきやすくなった。
今まで日本人にはあまりなかったこのようなことが、今では現代病とまで言われるようになりましたが、その原因が住環境にあることに間違いはありません。
これこそがこれからの住宅!という触れ込みで高気密高断熱住宅というものがもてはやされてきましたが、この辺で方向転換が必要になってきたということでしょう。
過乾燥を解消させるために加湿器を使うという、一見ごもっともな対処方法だと思うことが、次なる悲劇を引き起こす引き金になるということに気づいてほしいのです。
加湿機にはいろんな種類があります。
超音波式
使用するうちに内部にカビが発生することが多いです。
加熱式
過加湿になりやすい。
ハイブリッド式
湿度調整能力がある。
最近のはやりは「ハイブリッド式」ですが、これも湿度調整能力があるといっても、湿気は温度の低いところ(たとえばタンスの裏側)に表れるので、機械周辺の湿度をいくら管理しても、その部屋や家全体の湿度を管理できるわけではありませんから、結露を招くリスクからは逃れられません。
住環境を対処療法で整えるという考え方はやめていただきたいのです。
都合が悪いことを、根本から改めないで対処する。
こんなことがいいわけないじゃないですか!
せっかくの終の棲家や、世代を渡って住み続けられるわが家を、歴史や実績のない新工法「高気密高断熱住宅」に任せるのですか?
湿気を忌み嫌い、ないものとしての住空間を作り、加湿器によって湿度を調整するような、人工的に管理されなければ住めないような家に、貴方は住みたいですか?
日本には、千年以上に亘るゆるぎない「和建築」があるのです。
伝統工法といわれる古建築だけではなく、日本の気候風土に合ったというよりも生き残ってきた「湿気と共存する家」の考え方です。
自然にゆだねる
自然と共に
住宅会社のチラシを見ると、このような文字だけが白々しく踊っています。
家を買うのは貴方です。
貴方の自己責任で家を買うのです。
業者は売るために家を売るのです。
業者に融合しては良い家は手に入りませんよ。
November 02, 2010
断熱材関連 その後
ムラモトとしては、継続的なウールブレスの使用者に対して迷惑がかからないようにすることが、最優先になります。
とはいえ、この騒ぎは本当に異常ですねぇ。
このブログのワード検索にも如実に表れています。
今までは
ムラモト ウールブレス 銘木 材木 カルクウォール
この辺のワードで検索されていたことがほとんどでしたが
ここ1週間は
品薄 原因 グラスウール ロックウール 不足
グラスウール断熱材
これが何と上位を占めているんです。
まぁ、短期的な品不足に違いないと思うのですが、それでも2ヶ月〜3ヶ月は要注意です。
昨日もその関連の案件だけで10件ほど連絡がありましたが、その中でもこんなことが・・・
「ウールブレスの資料がほしいんです。」
「それ以外にもウールブレスの良さを詳しく教えてください。」
「施工方法についても詳しい説明を・・・。」
「NET価格について教えてください。」
ここまでのやり取りに3日間で3時間以上費やしています。
そして、最後の価格について尋ねられた時に
「当社では正式にお見積もりをさせていただく時にNET価格をお知らせさせていただきます。」
「あっそう・・・ウールブレスはお宅だけが取り扱っているわけじゃないですよね。じゃぁよそで聞きます!」
この時点でキレました。
「これまでに懇切丁寧にお教えしたことを抜きに、このようなやり方をして、人としてどうなんですか?」
「貴方が相手からこのようなことをされて、どんな気持ちがします?」
「うちはこれ以上かかわりませんので、どうぞ他の代理店で・・・。」
・・・やっちゃいました。
でも全然後悔してません。
だって、自分がこれを他の人にやってるところを想像したら、とてもじゃないが自分自身が耐えられない。
断熱材不足の混乱時だからこそ、人間性が出るんですね。
決して驕っているわけではありません。
PS.
良く読み返してみたら、愚痴になってますねぇ。
人と比べられたり、安値比較をされることがいやではないんです。
そんなことは全然気にしないです。
そうではなくて、同じウールブレスを売っている仲間に対して、疑心暗鬼な気持ちに陥りたくないのです。
もし、これだけ丁寧な説明をしたにもかかわらず、当社へ発注がなかったら、人間が出来ていない私は「うちよりも安く売っているのか?なぜうちに来ないんやろう?」という気持ちに陥ることがいやなんです。
結果的に相見積もりを仕掛けられることは仕方がないことだとは思うのですが、面と向かって「他社の見積もりと見比べてみます」と言われると・・・私は引きます。
私や、スタッフ・会社を信用・信頼していただける人との仕事しかできないんです。
基本的には・・・
心が弱い人間なので(^^;
いや、わがままなんかなぁ?
October 29, 2010
断熱材不足 その2
世の中に断熱材が不足している理由。
まず、ロックウール業界のNo1シェア(最盛期7割)だった日東紡が去年のうちに撤退したにもかかわらず、不景気なのでその分の増産をロックウールメーカー各社が行わなかったこと。
今年3月からの「住宅エコポイント」は唐突に始まった印象だが、断熱材メーカー各社もエコポイントでの需要拡大を予測し得なかったこと。
そのエコポイント対象が、次世代断熱基準でもある等級4を満たさないといけないために、従来よりも厚めや密度の高い商品に流れたため、工場の生産性が落ちた。
特に、価格が一番安いグラスファイバーに需要が集中し、一気に引き締まった。
需給のバランスがいったん崩れると、メーカーは最大のお客様である大手ハウスメーカーへの供給を優先するあまり、地方や建材問屋さんへの供給が滞ってきた。
中間流通業者も極力在庫を絞る経営方針なので、垂れ流し状態で水がめの役割ができず、土石流の勢いで品薄感が流れた。
断熱材という一商材で、工程管理が遅れることを懸念した住宅会社は、その時点でまだ製品に余裕のあった発泡系や現場発泡、セルロースファイバーなどに流れ始め、それらもあっという間に品薄や施工工事としての予約で埋まってしまった。
そしてこのような事態になってしまった・・・というのが私の推測。
今現場ではどうなっているのか?
少し前までは、プレカット発注時に断熱材も一緒に発注をかけておくことが有効だとされていたが、現時点ではメーカーが新規に受注を受け付けないことが判明しているので事前予約も怪しい。
規模が小さなところを中心に、施主様に工事が遅れる事態を認識してもらい、竣工を先延ばしにさせていただく。
ただ、請負契約時に延滞・遅延契約を結んでいるところは、工事が遅れれば遅れるほど違約金が発生するので大変だろう。
また、遅れれば遅れたでもいいというところはさておき、遅れた分の遊ばせている人件費や工程管理の遅れから生じる様々な不具合が、経営に重くのしかかることも否定できないところではある。
結論。
今現在の対応策としては、正直対処療法しかないので、他の断熱材への切り替えと延滞にかかる経費とのバランスを見て判断することしかできないのではないでしょうか?
断熱材メーカー各社の動向を推測するに、年末までは需給が締まった状態が続くはずだし、その後も生産調整をしながら価格の安定を目的としたわずかの値上げを打ち出す可能性が高い。
住宅会社各社はこの経験をプラスと考え、施主へのアピールとして、建物そのものに対しても、仕様や工法の見直しをすることを切に願います。
現在当社でも、新規のお客様が増えていることと今回のことは関係性があると思っているので、千載一遇のチャンスととらえ、ウールブレスの普及促進に努めたいと思っています。

PS.
そうは言っても、オセアニアからのコンテナ数も決まっているし、工場の生産性も限界があるので、むやみと受注を増やせるわけもなく、従来からのお客様を最優先に考えながらやっていかないと・・・。
October 28, 2010
断熱材が品薄
世に言う「グラスウール」「ロックウール」の品薄状態が続いているようだが、当社には何の関係もないことやなぁと思っていたが・・・。
ここでちょっと言いたいことが・・・
「グラスウール」は「グラスファイバー断熱材」と呼んでほしい。
「ロックウール」は「岩綿断熱材」と呼んでほしい。
ぜ〜たいにウール(羊毛)じゃないんやから!
・・・で、ホンマに品薄状態が続いていて、その影響がすでに発泡系や現場発泡系、セルロースファイバーなどにも影響が出ていると知って、ちょっとあわててます。
というのも、ここ最近急にウールブレスの問い合わせが多くなってきたことと、実際に新規の取引が増えたこと。
実は、この事態を予測してウールブレスの在庫と発注は多めにしてあります!
さすが自分! 自画自賛!
今までのユーザーさんにご迷惑をかけることがなく、新期のユーザーさんを遠慮なく獲得していけるだけの余裕があります。
そのひみつは・・・
あたり前やけど、オーストラリア・ニュージーランドでの工場で作っているからこそ、日本国内の状況に関わらず計画生産を続けられるからです。
当社契約の生産工場はオセアニアで1番の工場にてOEM生産させています。
まぁ、今年の春まではオーストラリア・ニュージーランド版エコポイントというものがあって、それまでは日本向けの羊毛断熱材の生産量維持には結構苦労してたんです。
そりゃオーストラリア・ニュージーランドも、自国内向けの商品を優先したいですから。
でも、その経験があって今回の日本での断熱材不足を、少なからず予測して仕入れをしているということです。
各種断熱材製造メーカーさんも、一生懸命に増産に励むのでしょうが、年内の断熱材不足はなかなか解消されないでしょうねぇ。
だから!
ウールブレス買ってください!
なんちゃって (^^;






