2008年05月03日
マティスとボナールその2
「ホテルがある場所よく知らないんだ」というすーさんの言葉を聞きながら、錦糸町の街を適当に歩き始めた。
駅から少し歩いたところにホテルがちらほら見える。
ここでいい? という風にすーさんが見つめてきたのでいいよと心の中で思いながらついていった。
が・・・部屋は空いていない。
まだ21時なのになあ・・・といいつつ近くのホテルへ入りなおす。
が、また満室。
すごいな錦糸町〜と、ここまではまだ余裕。笑いながら次へ行く。
しかしその次も満室。また満室。
4〜5軒入っても空いている部屋がない。
すーさんをちらりと見ると、途方に暮れてゆくのが手にとるようにわかった。
真っ暗な道で明らかにホテルなんて何もないだろうという道をずんずん進んでいる。
これは方向転換しないと。
「すーさんすーさん、あっちへ戻ろう」
とホテルがたくさん並んでいる方へ戻った。
そしてまた2〜3軒入ったけどやっぱりダメ。
「GW前だからかな?」とすーさんがいうので
「多分・・・昔の連れ込み宿みたいな、古めかしいラブホじゃないと空いてないのかもね」なんていってたら、
「折り鶴」という、まさに今いってたみたいなひなびた旅館ぽいラブホがなんと目の前に! 蜃気楼か!?
蜃気楼でもいい。目が覚めないうちにといそいそ入ったら、
案の定、2部屋も空いていた。
しかも値段表示は4200円と出ているのに、フロントで3500円でいいですよ、とな。折り鶴やるなあ。
ほっとしたのもつかのま。
部屋に入ったとき、不謹慎と思いつつも私は爆笑してしまった。
昭和の香りが漂いすぎてる。
お風呂が石を張り詰めたタイルで、トイレは和式。鏡台もあった。
全てのサイズが昔の日本人仕様でこじんまりしてて箱庭みたい。
田舎のおばあちゃん家か、ここは。おばあちゃんの家でセックスするのか。
いや、おばあちゃんの家というよりは、戦後間もなくの集合住宅のようだった。
同潤会アパートのような日本人の小ささと古めかしさをしきつめた空間。
性の匂いが全くしない。
私がわーわーいいながら部屋をチェックしていたら、
すーさんが寄ってきて抱きしめられた。
けどまだチェックしたりなくて気もそぞろ。
ねえそんなことより浴衣見てよ。鶴マークだよ。
そんな感じで私が騒ぎすぎたからか、
ホテルか見つからなくて疲れたからか、
すーさんはその後なかなか勃たなかった。
でもそんなことはどうでもよくて、
とにかく大好きと思っていた。意味もなく。
黙っているのが耐えられなくて「大好き」と連呼してみる。
すーさんははじめに私の名前をずっと呼んでいた。
そして「会いたかった」とずっといっている。
そのうちにお互いが「好き」の言い合いになった。
すーさんは私の中に入ると、
「すごくぴったりしてキモチいい」という。
ぴったり合ってる。ずっとずっとしていたい、と。
私はそれを聞きながら、入ってるというのは、
素晴らしいことだなあ、なんてしみじみ感じていた。
23時ごろホテルを出て、駅に向かっていると
ふとすーさんが立ち止まって
「オレから何か与えてるものはあるのかな?」
といってきた。
急に何いいだすんだろうと思ったけど「あるよ」と答えたら、
「ほんと?」というので、「ある・・・と思う」と答えなおした。
与えられているものなんてあるのかな?
ないかもな。奪われてるだけかもな。どうかな。
もうここ何年も、不倫でしか恋愛していないので、
よくわからなくなってきたけど、
私は便利さでしか人を見てないのかもな。
人とずっとずっと恋愛していくのってしんどい。
そういう意味でつきあってるのかもしれないな。どうだろ。
でも「好き」というキモチは強くあるのだ。
それだけは、確信している。
駅から少し歩いたところにホテルがちらほら見える。
ここでいい? という風にすーさんが見つめてきたのでいいよと心の中で思いながらついていった。
が・・・部屋は空いていない。
まだ21時なのになあ・・・といいつつ近くのホテルへ入りなおす。
が、また満室。
すごいな錦糸町〜と、ここまではまだ余裕。笑いながら次へ行く。
しかしその次も満室。また満室。
4〜5軒入っても空いている部屋がない。
すーさんをちらりと見ると、途方に暮れてゆくのが手にとるようにわかった。
真っ暗な道で明らかにホテルなんて何もないだろうという道をずんずん進んでいる。
これは方向転換しないと。
「すーさんすーさん、あっちへ戻ろう」
とホテルがたくさん並んでいる方へ戻った。
そしてまた2〜3軒入ったけどやっぱりダメ。
「GW前だからかな?」とすーさんがいうので
「多分・・・昔の連れ込み宿みたいな、古めかしいラブホじゃないと空いてないのかもね」なんていってたら、
「折り鶴」という、まさに今いってたみたいなひなびた旅館ぽいラブホがなんと目の前に! 蜃気楼か!?
蜃気楼でもいい。目が覚めないうちにといそいそ入ったら、
案の定、2部屋も空いていた。
しかも値段表示は4200円と出ているのに、フロントで3500円でいいですよ、とな。折り鶴やるなあ。
ほっとしたのもつかのま。
部屋に入ったとき、不謹慎と思いつつも私は爆笑してしまった。
昭和の香りが漂いすぎてる。
お風呂が石を張り詰めたタイルで、トイレは和式。鏡台もあった。
全てのサイズが昔の日本人仕様でこじんまりしてて箱庭みたい。
田舎のおばあちゃん家か、ここは。おばあちゃんの家でセックスするのか。
いや、おばあちゃんの家というよりは、戦後間もなくの集合住宅のようだった。
同潤会アパートのような日本人の小ささと古めかしさをしきつめた空間。
性の匂いが全くしない。
私がわーわーいいながら部屋をチェックしていたら、
すーさんが寄ってきて抱きしめられた。
けどまだチェックしたりなくて気もそぞろ。
ねえそんなことより浴衣見てよ。鶴マークだよ。
そんな感じで私が騒ぎすぎたからか、
ホテルか見つからなくて疲れたからか、
すーさんはその後なかなか勃たなかった。
でもそんなことはどうでもよくて、
とにかく大好きと思っていた。意味もなく。
黙っているのが耐えられなくて「大好き」と連呼してみる。
すーさんははじめに私の名前をずっと呼んでいた。
そして「会いたかった」とずっといっている。
そのうちにお互いが「好き」の言い合いになった。
すーさんは私の中に入ると、
「すごくぴったりしてキモチいい」という。
ぴったり合ってる。ずっとずっとしていたい、と。
私はそれを聞きながら、入ってるというのは、
素晴らしいことだなあ、なんてしみじみ感じていた。
23時ごろホテルを出て、駅に向かっていると
ふとすーさんが立ち止まって
「オレから何か与えてるものはあるのかな?」
といってきた。
急に何いいだすんだろうと思ったけど「あるよ」と答えたら、
「ほんと?」というので、「ある・・・と思う」と答えなおした。
与えられているものなんてあるのかな?
ないかもな。奪われてるだけかもな。どうかな。
もうここ何年も、不倫でしか恋愛していないので、
よくわからなくなってきたけど、
私は便利さでしか人を見てないのかもな。
人とずっとずっと恋愛していくのってしんどい。
そういう意味でつきあってるのかもしれないな。どうだろ。
でも「好き」というキモチは強くあるのだ。
それだけは、確信している。
charinkoi at 01:11│Comments(0)│TrackBack(0)│