TPP年内妥結に「大きな進展」首席交渉官会合閉幕

2013年11月25日(月)20時6分配信
 
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アメリカのソルトレークシティーで開かれていたTPP=環太平洋経済連携協定の首席交渉官会合が24日、閉幕しました。日本政府は、年内妥決に向け「大きな進展があった」としていますが、農産品の関税交渉は依然、厳しい状況です。

大江博首席交渉官代理:「日本が参加したマレーシア以降の会合のなかで、一番大きな進展があった。まとめるムードに今回、入ったのではないかと」

首席交渉官の会合は19日から6日間にわたって開かれ、合わせて18の議題が取り上げられました。これまで最も難航していた著作権や特許の保護期間などを巡る「知的財産」分野についても、100以上あった論定が絞り込まれ、進展があったとしています。

ただ、日本にとって最大の難関である関税の交渉について、大江首席交渉官代理は「日本の提案は各国の水準からみてかなり低いものだと言わざるを得ない」と述べ、厳しい立場に立たされていることを明らかにしました。来月7日からシンガポールで開かれる閣僚会合に向け、さらに調整が続きますが、関税分野でどう決着を図るのか、日本は最大の正念場を迎えることになります。




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