2006年08月

2006年08月31日

百苑 

日々、目まぐるしく変化する小町通りと違って、大町界隈には昔の面影を残す店舗がたくさん残っています。

茶舗、表具店、米屋さん・・・。
写真は店先の紺色の布に「太物 呉服」と白抜き文字で書かれた懐かしい雰囲気の染物店です。

写真右は老舗の和菓子店「大くに」の店舗です。
うどんの『百苑(ももぞの)』はこの店の向かいにあります。


百苑 染物屋百苑 大くに













店の小さな入口にアンバランスなほど大きく、『百苑』と書かれた看板。
『純手打ち きしめん』の幟。
使い込まれた引き戸。

懐かしい昭和の匂いがします。


そして、「氷きしめん」「純手打ちひやむぎ」「とろろざるきしめん」などの涼しげな短冊メニューとともに色褪せた写真が飾ってありました。

写っているのは、店内のテーブルでうどんを食べているリーゼントの青年。
よく見ると昔『いいとも青年隊』にいた久保田 篤(くぼた あつし)氏です。

こういうのも、店の雰囲気が伝わってきて・・・悪くありません。

店内はテーブル席と小上がりに分かれていました。
厨房兼事務室?には黒電話なども残っています。

情報誌がたくさん積まれているのは、それだけ取材が多い店なのでしょう。

百苑 店頭百苑 店内













さて、頼んだのは『きざみとろろ』です。

ざるの上にはきざみ海苔のかかった少し透明感のあるきしめん。
麺の幅は1cmくらいでしょうか。

薬味はしょうがと大葉とネギ。
手前の容器には『きざみとろろ』が一杯に盛られています。

「この中に薬味とつゆを入れて、召し上がってください。」

よく通る声で主人が付け加えてくれました。

テーブルに用意されている七味と山椒をつゆに入れます。
はじめはきざみとろろがで、つゆがあまり入りません。

幅広のきしめんをとって、とろろを絡め素早く口に運びます。

つるっとした食感は、そばとはまた違った爽快感がありました。
あっさりめのつゆも、喉越しをさらに良くしています。


つるつると済ませた昼食ですが、盆の外にまだ残っているものがありました。
追加のお茶を運んでくれた主人に聞いてみました。


「これは、蕎麦湯じゃなくって『うどん湯』っていうんですかね。」

「われわれは『釜湯』って呼んでますが。

「蕎麦湯みたいなものですね。」

「ええ、でもうどんには塩が入ってますから、少し違ってはきますが。」



麺はそばを選ぶことが多いのですが、このうどんのつるつる感も捨てがたいと思います。
『釜湯』を飲み干して外に出ると、まだまだ暑い日差しが照りつけていました。

百苑 とろろきしめん






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●大町「百苑(ももぞの)」 純手打ちうどん
   鎌倉市大町1−3−16
   TEL  0467−22−1922
   定休日  金水曜定休
   営業時間 AM11:00〜PM19:30
           (LO 19:00)    
   http://www.kamakura-momozono.com/

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chefcomi at 09:59|Permalink 鎌倉 | 蕎麦・うどん

2006年08月24日

権五郎

紅白の梅の咲く荏柄天神は、受験シーズンには訪れる人もたくさんいます。
しかし、参詣客の多くは鶴岡八幡宮の流鏑馬道を通り、路地を抜けて左写真のところから階段を上がっていきます。

通る人は少ないのですが、実はこの参道、金沢街道の方まで続いているのです。
右の写真がその金沢街道側にある鳥居です。

権五郎鮨 荏柄天神権五郎鮨 鳥居













金沢街道沿いに看板が出ていました。

「権五郎 丼物各種」

静かな参道の途中に、ネオン看板も見えます。
電光表示で「権五郎」と出てきました。

聞いたことのある名前ですが・・・はて?

権五郎鮨 案内看板権五郎鮨 参道と看板













洋風な建物の前の入り口に緑色の暖簾がかかっていました。

「権五郎鮨」

そうです。小町にあった鎌倉では老舗のお寿司屋さんの名前です。

メニューに『地魚握り』とあったので中に入ってみました。

権五郎鮨 店頭









ちょっと、普通の寿司店とは違って和洋折衷の店内にはおかみさんと若い職人さんがいます。

おかみさんの話では、「権五郎」は昭和27年下馬に店を開いたのが最初ということでした。
その後小町に移り、自宅であるここで商売を始めたのが1年前。

寿司を握っている息子さんが3代目になるそうです。

写真は看板の地魚握り
魚の仕入れは腰越。

今日はコチにヒラメ、カマスと鯵でした。
「権五郎」と焼印をおされた玉子焼きと赤だしの椀が付きます。

以前このブログで取り上げた西鎌倉「栄寿司」さんとは親しいそうです。



回転寿司が主流の昨今ですが、懐かしい老舗が残っていてくれるのは有難いことだと思います。


権五郎鮨 地魚寿司1







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●二階堂「権五郎」 鮨・お食事処
     
   鎌倉市二階堂3
   TEL  0467−22−1302
   定休日  水曜定休
   営業時間 AM11:30〜PM20:00
   http://www.nakamura-an.com/gongorou.htm

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chefcomi at 10:10|Permalink 鎌倉 | 寿司

2006年08月17日

炭林坊

左側写真は風早橋のバス亭、右は葉山トンネルを風早橋側から撮ったものです。

鰻の炭林坊はトンネル手前のマンション1階にありました。

観光スポットでもないこのあたりですが、結構飲食店が沿道にあります。
炭林坊の看板には「湘南うなぎ」のほか「蔵王鴨」、「葉山牛」、「筑波鶏」な
どいろいろ書き込まれています。

そんな、構えていない店ですが、知り合いの葉山グルメの行きつけと聞いて入ってみました。


炭林坊 バス停炭林坊 看板













暖簾をくぐると小上がりの座敷、正面にはカウンター、奥に1つだけテーブル席がありました。

オープンになった厨房の前のカウンター席に着きます。

少し驚いたのは、主人の格好。
白い上下の板前っぽい服装を想像していたのですが、目の前に居たのはPOL0のシャツを着た店主でした。


注文した『うな丼』は1260円と手頃な価格です。


炭林坊 店









目の前の木製の蒸し器に30分。
そのあと、真っ赤に焼けた備長炭の上に鰻を乗せて、渋うちわで扇ぎます。

お新香と椀をつけて、ようやく『うな丼』の完成です。


蓋をあけるとこんがり焼けた鰻が2切れ。

想像したより、甘さを抑えたあっさりとした味のたれで、35度を越える今日の暑さでもすんなりと入っていきます。
脂は乗っているが、これもくどくありません。

どこの鰻かと聞くと「焼津産」だと答えてくれました。

国産鰻をこの価格で、これだけの手間をかけて出していくのは素人目にも大変なような気がします。



カウンターにはキープされた焼酎などが並んでいました。


「このあたりの人が常連で来るんですね。葉山の人はお金持ちが多いからいいですよね。」


と言うと


「でも、みなさん口が肥えているから、変なものを出すとすぐいなくなっちゃいますね。」

主人は答えてくれました。




◎ショップカードから

当店の鰻は、湘南生まれ静岡県焼津育ちの鰻のみを使用しております。
大井川河口の寒暖差の少ない気候、南アルプスに降った雪が大井川の伏
流水として、約50年かけて、毎分3tもの水が湧き、その水を良質の
堆積土の池で薬品などに頼ることなく育った鰻で御座居ます。


炭林坊 鰻







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●葉山「炭林坊」 うなぎ
   葉山町堀内715−1
   TEL  0468−76−2987 
   定休日  水曜(定休日が祭日の場合は翌日に変更)
   営業時間 11:00〜21:00(LO 20:30)
  

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chefcomi at 10:43|Permalink 逗子・葉山 | うなぎ

鎌倉花火大会2

周囲が暗くなって、いよいよ花火が始まる頃には浜辺は一杯です。
ビニールシートを引く人、テントを張る人、水着の子供や浴衣のカップル。

さまざまな人が息を飲んで見守る中、アナウンスの後、最初の花火が打ちあがりました。

大きな花火が上がると、歓声の後「ドーン」という音が腹に響きます。

全部で2900発。

静かに見た「葉山花火大会」とは違った賑やかな花火を体験しました。

やはり、ゆっくりと見るのはいいものですね。

※写真はあまりうまく撮れなかったので、水中花火の1枚だけ載せておきます。


花火2

chefcomi at 09:57|Permalink 湘南・鎌倉 食関連の話 

鎌倉花火大会

鎌倉の花火大会は8月10日 由比ガ浜海岸で行われました。
今年はかまくら香茶庵さんから、海岸にある漁師さんの小屋の前に席を取ってあるので来ませんか?と話があったので行って来ました。

早めがいいですということで、坂ノ下のローソンに5時に待ち合わせです。

まだ、日があるうちに席に着きます。

左側、タンクトップに黄色い短パンのラフな格好の人が大塚社長。
真っ黒なのが、ここの顔役の方です。
右側の写真、この席からは真正面の海に花火が見えます。

冷たいビールに焼き鳥が付きます。
持ち込みもOKとのことだったので、始まる前にはすっかり出来上がってしまいました。


花火1花火3

chefcomi at 09:46|Permalink 湘南・鎌倉雑記 

2006年08月03日

COBAKABA (コバカバ)

左の写真は、湘南・鎌倉のシェフ御用達の通称「レンバイ」こと鎌倉市農協連です。
これより少し鎌倉駅寄りに、突如出現した木の香も新しい建物。

先日のお昼、大きく取った窓の中を覗くと、お客さんで一杯でした。

店名の「COBAKABA」という洒落た名前は何語なのでしょう?

Cobakaba 農協連COBAKABA 店













今日は、お昼前なのでまだお客さんは少なく、空席があったので入ってみました。

窓際の席は、鎌倉のメインストリート若宮大路がよく見えます。
店頭のメニューを覗き込む人も少なくありません。

利用しているのは、観光客よりも地元が多いようです。


店内には<本日の献立>として

日替定食、週替定食、月替定食が書いてありました。

どれも800円と気軽な値段です。


Cobakaba 窓から









オーダーしたのは「日替定食」でした。

<日替定食>
・ポークソテー
・根菜の煮物
・春雨の酢の物
 ごはん、みそ汁、つけもの

定食屋さんなので作り置きなのかと思っていたら、奥のキッチンで丁寧に1つ1つ作っています。

飾り気のない素朴な家庭料理で、あっさりめの飽きない味付けに好感が持てました。
毎日通っても、日替わり、週替わり、月替わりとあれば大丈夫でしょう。

「COBAKABA」という店名は、以前ここにあった「小林カバン店」から取ったとのことで、現在は娘さんがやっているようです。


注)昼過ぎは満席の時が多いようなので、午前中がおすすめです!
  テイクアウトもありました。



参考
コソガイレポート
http://kosogai.blog11.fc2.com/blog-entry-42.html


使っているパンは最近評判の「Panya Cotto」

Panya Cottoについて(こるぶろぐさんの記事)



Cobakaba 日替わり







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●若宮大路「COBAKABA」 カフェ&テイクアウト
   鎌倉市小町1−13−15
   TEL0467−22−6131
   定休日 火曜、第三水曜
   営業時間
   9:00〜19:00
   (LO 18:30)
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chefcomi at 11:03|Permalink 鎌倉 | 食堂
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