2010年09月29日
ラ・メゾン・アンシェンヌ
鎌倉七口の1つ、極楽寺坂切通し。
切通しと言うくらいですから、道の両側は崖になっているわけです。
そんな場所にカフェがあるという話を聞きました。
江ノ電に乗って関東の駅百選に選ばれた「極楽寺駅」で下車します。
駅前の坂を少し進むと、アジサイで有名な成就院の階段が見えてきました。
その向かい辺りに、いくつかの看板がありますが、ここが今回の『ラ・メゾン・アンシェンヌ』の入口になります。
(江ノ電極楽寺駅の駅舎) (成就院向かいあたりの入口)
つづら折りの細い階段が終わり、さらに写真左のような路地を進みます。
後からもらった案内には『ラ・メゾン アンシェンヌ』は『古い家』という意味とありましたが、昔懐かしい造りの古民家がありました。
入口の前には前輪が大きく、後輪が小さい初期の自転車が飾ってありました。
ガラガラと戸を開けます。
(坂の上の小路) (古い家というCafe)
出てきたのは外国人の女性。
声をかけてみましたが、ちょっと日本語がわからないようです。
そして目の前の急な階段から男の人が下りてきました。
この人も外国人です。
「イラッシャイマセ。ドウゾ。」
1階は洋服や雑貨などの店で、カフェスペースは2階です。
この人に付いて階段を上ります。
アンティークな調度が並ぶ部屋からは、緑の山が見えます。
テーブルには何故か扇子が置かれていました。
先ほどの男性はオーナーのシルバさん。
この店が載った雑誌を見せてきれたので名前がわかりました。
イタリアの人です。
(2階のカフェの様子) (窓からの風景)
シルバさんはこの店のほかにも長谷と東京に店を持っています。
長谷が『アンビエンテ』で、東京が『サラ・ダ・ローザ』という名前です。
「大変ですね。」
と言うと、
「小サイ店デスカラ。」
と答えます。
しかし、驚いたことにさらに本業があって、これがパリコレやミラノコレにも出品しているアパレルの会社だそうです。
シルバさんが奥から無造作に取り出してきたのが写真右の見本帖です。
1600年代のものだそうで、値段がつけられないほどの貴重なものとのこと。
そんなことを話していて、すっかりオーダーを忘れていました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
food
・野菜のバーニャカウダ 1000円
・サンドウィチ 650円
・ピザトースト 650円
・自家製バジルペーストの五穀米リゾット 1200円
・地元産天日干しシラスと鎌倉キャベツのサラダ付き 1200円
・ハーブをポモドーロソースのスパゲッティサラダ付き 1200円
・自家製バジルペーストのジェノベーゼスパゲッティ 1200円
サラダ付き
・ライスにほんのりローズの香るチキンカリー
・本日のフォカッチャと具だくさんサラダのセット 1100円
・厚切りトーストと具だくさんのサラダセット 1000円
−−−−−−−−−−−−−−−−−
写真右がシルバさんおすすめの『自家製バジルペーストの五穀米リゾット』
アンチョビの味とバジルの香りのシルバさんオリジナルのリゾットです。
この料理もオーナー自らが作ってくれます。
「ジャムヤセッケンモココデ作ッテマス。」
イタリアと日本で大きなアパレルの会社をやりながら、こんなゆっくりした場所でジャムを作っているというのが不思議な感じです。
話しているうち、日本のお寺や神社も好きだということがわかりました。
「権五郎神社ナンカイイデスネェ。長谷寺ノヨウナノハアマリ好キジャナイデスケド。ドコカイイトコロハアリマスカ?」
「鎌倉五山のお寺には行きましたか?」
「イッテマセン。」
「それから、鎌倉らしいと言ったら『覚園寺』なんかもいいし。」
「イイデスネ。後デモウ1度教エテクダサイ。」
その後注文したハーブティーを飲んで、下の階に行きメモにお寺の名前を書きました。
そして、会計のついでに自家製のジャムを購入します。
『マンゴーとキャラメルのジャム』です。
「黒イ方ガオイシイデス。」
「・・・・。」
同じジャムでも少しずつ色が違うのですが、一番黒いものを購入しました。
『黒イ方ガオイシイ』と言うのが最初はよくわかりませんでしたが、家で食べて見ると・・・。
『キャラメルとマンゴー』という名前から甘いジャムを想像していましたが、このジャムはキャラメルを黒くなるまで煮詰めた、少し苦みのある大人のジャムです。
※不思議な魅力のシルバさんですが、いくつもの店や会社があるので、ここで会える機会があればラッキーということになります。
(1600年代の生地見本帖) (バジルペーストの五穀米リゾット)
+++++++++++++++++++++++++++++++++
● 極楽寺「ラ・メゾン・アンシェンヌ」カフェ・雑貨
鎌倉市極楽寺2−1−13
TEL 0467−81−4040
営業時間 10:30〜17:00
定休日 無休
http://la-maison-ancienne.com/
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切通しと言うくらいですから、道の両側は崖になっているわけです。
そんな場所にカフェがあるという話を聞きました。
江ノ電に乗って関東の駅百選に選ばれた「極楽寺駅」で下車します。
駅前の坂を少し進むと、アジサイで有名な成就院の階段が見えてきました。
その向かい辺りに、いくつかの看板がありますが、ここが今回の『ラ・メゾン・アンシェンヌ』の入口になります。
(江ノ電極楽寺駅の駅舎) (成就院向かいあたりの入口)
つづら折りの細い階段が終わり、さらに写真左のような路地を進みます。
後からもらった案内には『ラ・メゾン アンシェンヌ』は『古い家』という意味とありましたが、昔懐かしい造りの古民家がありました。
入口の前には前輪が大きく、後輪が小さい初期の自転車が飾ってありました。
ガラガラと戸を開けます。
(坂の上の小路) (古い家というCafe)
出てきたのは外国人の女性。
声をかけてみましたが、ちょっと日本語がわからないようです。
そして目の前の急な階段から男の人が下りてきました。
この人も外国人です。
「イラッシャイマセ。ドウゾ。」
1階は洋服や雑貨などの店で、カフェスペースは2階です。
この人に付いて階段を上ります。
アンティークな調度が並ぶ部屋からは、緑の山が見えます。
テーブルには何故か扇子が置かれていました。
先ほどの男性はオーナーのシルバさん。
この店が載った雑誌を見せてきれたので名前がわかりました。
イタリアの人です。
(2階のカフェの様子) (窓からの風景)
シルバさんはこの店のほかにも長谷と東京に店を持っています。
長谷が『アンビエンテ』で、東京が『サラ・ダ・ローザ』という名前です。
「大変ですね。」
と言うと、
「小サイ店デスカラ。」
と答えます。
しかし、驚いたことにさらに本業があって、これがパリコレやミラノコレにも出品しているアパレルの会社だそうです。
シルバさんが奥から無造作に取り出してきたのが写真右の見本帖です。
1600年代のものだそうで、値段がつけられないほどの貴重なものとのこと。
そんなことを話していて、すっかりオーダーを忘れていました。
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food
・野菜のバーニャカウダ 1000円
・サンドウィチ 650円
・ピザトースト 650円
・自家製バジルペーストの五穀米リゾット 1200円
・地元産天日干しシラスと鎌倉キャベツのサラダ付き 1200円
・ハーブをポモドーロソースのスパゲッティサラダ付き 1200円
・自家製バジルペーストのジェノベーゼスパゲッティ 1200円
サラダ付き
・ライスにほんのりローズの香るチキンカリー
・本日のフォカッチャと具だくさんサラダのセット 1100円
・厚切りトーストと具だくさんのサラダセット 1000円
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写真右がシルバさんおすすめの『自家製バジルペーストの五穀米リゾット』
アンチョビの味とバジルの香りのシルバさんオリジナルのリゾットです。
この料理もオーナー自らが作ってくれます。
「ジャムヤセッケンモココデ作ッテマス。」
イタリアと日本で大きなアパレルの会社をやりながら、こんなゆっくりした場所でジャムを作っているというのが不思議な感じです。
話しているうち、日本のお寺や神社も好きだということがわかりました。
「権五郎神社ナンカイイデスネェ。長谷寺ノヨウナノハアマリ好キジャナイデスケド。ドコカイイトコロハアリマスカ?」
「鎌倉五山のお寺には行きましたか?」
「イッテマセン。」
「それから、鎌倉らしいと言ったら『覚園寺』なんかもいいし。」
「イイデスネ。後デモウ1度教エテクダサイ。」
その後注文したハーブティーを飲んで、下の階に行きメモにお寺の名前を書きました。
そして、会計のついでに自家製のジャムを購入します。
『マンゴーとキャラメルのジャム』です。
「黒イ方ガオイシイデス。」
「・・・・。」
同じジャムでも少しずつ色が違うのですが、一番黒いものを購入しました。
『黒イ方ガオイシイ』と言うのが最初はよくわかりませんでしたが、家で食べて見ると・・・。
『キャラメルとマンゴー』という名前から甘いジャムを想像していましたが、このジャムはキャラメルを黒くなるまで煮詰めた、少し苦みのある大人のジャムです。
※不思議な魅力のシルバさんですが、いくつもの店や会社があるので、ここで会える機会があればラッキーということになります。
(1600年代の生地見本帖) (バジルペーストの五穀米リゾット)
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● 極楽寺「ラ・メゾン・アンシェンヌ」カフェ・雑貨
鎌倉市極楽寺2−1−13
TEL 0467−81−4040
営業時間 10:30〜17:00
定休日 無休
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