2019年06月19日

茶房 湖湖

以前、付属小学校の近くにちょっと気になる看板を見つけていました。

お昼も食べたので、ちょっと行ってみることにします。




八幡宮の3の鳥居をくぐって参道を進み、途中で参道と交差する流鏑馬道を右(東)に折れます。(写真左)


流鏑馬道の終わり、赤い鳥居をくぐると右側に石碑がありました。


『畠山重忠邸址」



鎌倉幕府の中心鶴岡八幡宮の周辺には、歴史の断片が残っています。

石碑の横にも路地がありますが、今回の店『茶房 湖湖』は、この次の路地にありました。


写真右は、その路地の入口にある案内看板です。


『和菓子茶房 湖湖(koko) 営業中 右折50m』


そしてもう1つ。

譜面台が置かれ『倉本正文 装画展』と書かれていました。

(流鏑馬道)        (路地の案内板)
湖湖 流鏑馬道.2湖湖 路地の案内板















案内に沿って路地を進みます。(写真左)

ご覧の通り、両側は一般の住宅が並ぶ静かな環境です。


遠くに気の看板が見えてきました。

店名が書かれています。


さらに店の前まで近づいて行きました。

木製の柵のところに、路地の入口にあったのと同じ『倉本正文 装画 展』の案内があります。


門の先の引戸は開いていて、手前にメニューの黒板、引戸の正面は階段が見えました。

階段の段ごとに細長い額装の絵が飾ってあります。

(湖湖の路地)       (店頭)
湖湖 路地湖湖 入口















中に入りました。

客室は左側になります。

写真左は、店内を写したものです。


Lの字のカウンターだけのこじんまりとした空間になっています。



「こんにちは。」

カウンターの中に上品な年配の女性が迎えてくれます。


どちらでもとのことで、奥の席に座りました。



「今、展示をやっているのでよかったら見ていってください。」


店の壁にたくさんの絵が飾ってあります。



「日本画なんですか?」

「顔料を使っていますが、装画といって日本画とは少し違います。」

「ずいぶん丁寧に描いてありますね。」


武将や江戸・明治などの情景が細やかに描かれていました。


「この画家さんとお知り合いなんですか?」

「主人なんです。ずっと舞台美術をやっていて、まあ、その当時は丁寧に描く必要はなかったんですが。」


思いがけない個展の作者との関係が出てきました。


オーナーだと思っていた人は、実はオーナーの妹さん。

オーナーであるお姉さんが和菓子を作っていると言います。



さて、注文です。

妹さんがメニューの書かれた小さな黒板をこちらに向けてくれます。


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和菓子とお茶セット  700円

・上生菓子

・本わらび餅

・草だんご

・豆かん

・抹茶ようかん

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生菓子の実物も見せてくれました。


「こんなものを作っているんですよ。」

「なるほど、だけど今日は暑かったので、『わらび餅』にします。」


もちろん『わらび餅』も自家製です。

(店内カウンター)     (倉本正文装画展)
湖湖 店内湖湖 倉本作品
















絵のことをもう少し聞いてみました。

「私のような素人には、絵の背景にあるストーリーなどがあるとわかりやすいんですけどね。」

「武将の方はないんですが、こちらの方は主人が書いたメモがあるんです。ただ、面倒なので聞かれない限り読まないですけど。」(笑)



そう言って持ってきてくれたのはメモの束です。

その中の1枚を見せてもらいました。

メモには小さな絵のような文字が丁寧に書かれていました。



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”大つごもり”

樋口一葉・作/久保田万太郎・脚色

大晦日の夜・・・・
商家の下女おみねは、窮した伯父から
・・・幾らか用立ててくれと頼まれ、せっぱつまっている
”ドラ息子”石之助のとった気まぐれなある”事”が・・・おみねに・・・・思いがけない
救い・・・幸運をもたらすことに・・・。

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絵と照合してみます。

なるほど説明があるとなんとなく分かりやすく感じます。



わらび餅とお茶が出てました。(写真右)

茶葉は、最近メディアにもよく登場する小町通りの『枝村園』が厳選した煎茶とのこと。


温かいお茶を一口。


お茶の香りが鼻孔に広がり、ゆったりとした気分になってきます。



黒い皿に入ったわらび餅にはきな粉がかかっていました。


「黒蜜はお好みでわらび餅にかけて召し上がってください。」


小さな容器を傾けてわらび餅に黒蜜をかけます。


わらび餅のつるりとした食感と黒蜜の濃い甘さがたまりません。


ここが実家だという妹さんと鎌倉の昔話をしていると、お茶は四煎めになっていました。


長居もこれ以上は迷惑でしょう。



「ご馳走さまでした。」

「有難うございました。また、よろしければお寄りください。」

支払いを終えて玄関を出ます。


知っておくと面白い店、また立ち寄ってみたいと思います。

(久保田万太郎解説)    (わらび餅と煎茶)
湖湖 解説文湖湖 わらび餅












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●雪ノ下「茶房 湖湖」(茶房)
   電話 0467−91−7796(営業時間のみ)
   鎌倉市雪ノ下3−3−9
   営業時間 12:00〜16:00
   定休日  月・火・水曜日
   
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