2007年04月05日

サンマリオ HOTTA

Vol 0090              2005.7.1 

〜 夏間近 江ノ島シラスをピラフで味わう  〜

●「サンマリオ HOTTA」 レストラン&バー
   鎌倉市長谷2−1−7
   TEL 0467−24−9497
   定休 月曜 
   11:30〜23:00
   http://kanko.tabimado.net/kanko/go/resource$id=ADGR067272

<ひとこと>
  中年サーファーであるマスターが、湘南ムードを漂わせてくれる江
  ノ電由比ガ浜駅前のスナック風喫茶店です。
  腰越のシラスを使ったピラフなど海の匂いを感じるメニューが一杯
  です。
  
サンマリオ HOTTA








<そのときのメルマガです>


〜 由比ガ浜駅近くの海を感じるランチ 〜


ちょっと前に「散歩の達人」という情報誌が発行されました。
湘南・鎌倉の特集は数多いのですが、この雑誌の鎌倉特集は地元在住の
者にも壷を突いた内容だったのでちょっと驚きました。

今までの鎌倉特集では、絶対載らなかった多分私だけのアングルと思っ
ていたカットもいくつかあって、嬉しい気分と残念な気分が半分半分。

その「散歩の達人」に載っていた店の1つがこの「サンマリオ HOT
TA」です。


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本には11時30分からとあったが、12時近くになってもオープンの
気配がない。

江ノ電由比ガ浜駅からすぐのところにあるこの店の中は暗く、電気もつ
いていない。

もしかすると開店時間が違っているのかも知れないと思って、10分ほ
ど経って来てみると、店先には大きなアイスクリームの置物とメニュー
が出ている。


中では、しっかりと日焼けした中年のマスターが準備をしている。
「散歩の達人」ではサーファーと書いてあったがなるほどと思う風貌だ。

店内は電気もついているが、すでに真夏のような明るい日差しのところ
から入ってくるとほんのりと薄暗い。

カウンターに席を取って、メニューを眺める。
やはり、初回は本に出ていた「江ノ島沖シラスのピラフ」1100円を
オーダー。

「シラスは腰越(港)からですか。」

「ええ、江ノ島沖のものです。」

「この店雑誌にも出てましたよね。11時半からってありましたけど?」

「ああ、今日は遅れちゃって・・・・」


厨房は道路に面したところにあって、カウンターからは壁にかかったフ
ライパンが少しだけ見える。

Tシャツのマスターの背中が動いて、ピラフの焼ける音が聞こえる。
時折、地震のような揺れがくる。最初はちょっとびっくりしたが、原因
は、目のアイスクリームのフレーザー。

これが、店の前に出ていた大きなアイスクリームの置物と関係していた
のだ。


アーチ型の入り口は、開け放たれているので、往来を行く人達が間近に
見える。

外と中の明暗のコントラストが強く、トンネルから外を覗いているよう
な気分になる。

やがて、そのトンネルから吸い込まれるように2人の若い女の子が入っ
てくる。

「いらっしゃいませ」

マスターが眼を上げると

「奥でいいですか?」

と慣れた様子で、進んでいく。

カウンターとテーブル席2つと思っていた店内の奥に、さらにスペース
があるようだ。


カウンター越しに、出来上がったピラフにマスターが刻み海苔をかけて
ピラフの完成。

皿に盛られたピラフが運ばれてくる。

まずは、水を一口飲んで、アツアツのピラフに取り掛かる。
卵ときのこ、高菜(?)の漬物、そして江ノ島沖で獲れた新鮮なシラス
の入ったピラフは、シンプルだが海の香りがしてなかなかおいしい。


半分ほど食べた頃、奥から女の子が1人出てきてマスターに声をかける。

「生ビール、ありますか?」

そういえば、先ほど酒屋から樽が持ち込まれたのを見た。

「はい。」

「じゃ、2つお願いします。」


ピラフには水よりビールだよなとあらためて思ったが、口をついて出た
言葉は

「マスター、悪いけど、水もう1杯もらえる?」


由比ガ浜海岸から歩いて行ける距離。
一見、普通の店だが、充分に海を感じることが出来た。


◆湘南のグルメ本紹介◆

横浜・湘南の繁盛店
横浜・湘南の繁盛店―Special edition





夏至南風 (かーちばい)

Vol 0089              2005.6.24

〜 今日はお茶だけだけど本当は・・・ 〜                       
●「夏至南風」(かーちばい)琉球手作りガラスと沖縄そば&CAFE
  三浦郡葉山町堀内562−D棟
  TEL 046−875−5477
  http://kamakurasite.cool.ne.jp/kaachibai/kaachibait.html
  定休日 木曜
  カフェタイム 10:00-20:00
  お食事タイム 11:30-20:00(LO19:00)

<ひとこと>
  沖縄そばなどがメインですが、お茶も出来るとても葉山っぽい沖縄
  料理の店?です。
  庭もあり、雰囲気がゆったりしていることもあって、地元グルメの
  の間では有名な店ですが、場所はちょっと探しづらいかもしれませ
  ん。

夏至南風








<そのときのメルマガです>

〜 葉山の地元で人気のゆったりスポット 〜


葉山隧道というトンネルの手前に「ボンジュール 葉山」の看板。
ここを右折して、しばらく行って右に行ったところにあるらしいのです
が、それらしい案内看板は見当たりません。

適当なところで曲がって、川を渡って探してみると、駐車場の一角に「
夏至南風 P ⇒」が・・・

看板にはメニューがあって、お茶だけでもOKのようです。


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地元葉山をよく知る人たちのブログで高い評価の「夏至南風」

やはり、隠れスポットだけあってなかなか簡単にわかる場所にはなかっ
た。

あたりは全くの住宅地だ。


5台ある駐車場の奥に、一軒屋があって入り口の暖簾をくぐると沖縄民
謡が聞こえてきた。
蛇皮線の音に独特の音階、時折「ハイサー」とか「アイサー」とかの合
いの手が入る。

店の奥にはガラス製品などが展示されているが、これが「琉球手作りガ
ラス」なのだろう。

「お茶だけでもいいですか?」

「どうぞ、窓際の席で」
と若い女性スタッフが答えてくれる。

テーブルの上のカフェメニュー

今日は暑いので冷たい飲み物を見る

・アセロラジュース   690円
実は沖縄産!生のアセロラをそのまましぼりました。

・タンカンジュース   690円
少し苦味のある沖縄特産のみかん。本当においしいんです。

シークァーサージュース 580円
ご存知!沖縄でしか飲めないジュースです。
さっぱりしています。

そのほか、ラッシーや島バナナシェーク 600円

もちろん、コーヒー、紅茶、アルコール飲料もあるが、今回は本当にお
いしい「タンカンジュース」とプラス300円で黒糖とリンゴのパウン
ドケーキをつけてみる。


大きくとったガラスの窓越しに、ウッドデッキのテラス席が見える。
その先には、あまり余計な造作をしていない庭がゆったりと広がってい
る。

森戸海岸までそう遠くない。
風に乗った海の香りと逗子・葉山独特のゆるゆるとした時間。

冷えたタンカンジュースは、ほどよい酸味のあとの苦味が暑さを和らげ
てくれる。

黒糖とリンゴのパウンドケーキも、思ったよりさっぱりして、意外にジ
ュースとも合っていた。


「こんにちは!」
来店した若い男女のグループは、迷わずにテラス席に向かう。

夏の夕暮れなどこんなところで沖縄ビールで1杯もいいだろう。


 〜 うちなーおつまみメニュー 〜

・沖縄直送 ゴーヤ・ちゃんぷる

・夏至南風特製 焼きソーキ

・沖縄つまみの代表 海ぶどうときゅうり・アボガド・アーサのサラダ
 仕立て
・ミミガーときゅうり・玉葱のシークワーサー和え

・スクガラス豆腐

などメニューも豊富だ。


<今日の心残り>
やはり、ここで沖縄そばを食べないのは邪道?

店の説明書きをそのまま書いてみる ↓ 



・琉球沖縄そば(島らっきょと島のお茶つき)
そばといっても麺はラーメンのちぢれ麺とそっくり。かつおとこんぶの
だしにとんこつ塩味であっさりと仕上げます。

・ソーキそば(島らっきょと島のお茶つき)
ソーキとはやわらかく煮込んだ骨付き豚肉のことです。沖縄そばにソー
キを乗せるとこの名前になります。

・琉球坦端面々麺
夏至南風特製オリジナル!コクのある練りゴマに島のラー油でピリッと
辛く・・・でもあっさりしてます。

そういえば、テーブルにも島唐がらしの瓶があった。
次回は絶対!! 食べなきゃ。



「夏は混みますよね。」

「そうですね。でも予約も出来ますよ。」



梅雨が明けると「R−134」は動かない。
ここは梅雨明け前が狙い目かな。


◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南スタイルエリアガイド鎌倉逗子葉山
湘南スタイルエリアガイド鎌倉逗子葉山





葉山食堂

Vol 0088              2005.6.17 

〜 ジューシーなハンバーグと3つのソース 〜

●「葉山食堂」 洋食
  三浦郡葉山町堀内1758−8
  TEL 046−876−3272
  http://www.shonankaido.co.jp/data/search.cgi?mode=shop&db=ml&k=709
  定休日 木曜
  営業時間 11:30〜14:00、18:00〜21:00
  ※売切れ次第閉店

<ひとこと>
  御用邸と葉山大道の交差点のちょうど真ん中あたり。道のの左側の
  小さな黄色い建物が「葉山食堂」です。
  葉山牛を使った料理がいろいろ用意されていますが、トマトソース、
  デミグラスソース、和風ソースと3つのソースが選べるハンバーグ
  が有名です。

葉山食堂








<そのときのメルマガです>

〜 勝手に選ぶジューシーな葉山牛のハンバーグの味 〜


「ショップカードはありますか?」と聞くと、

「ショップカードはありませんがこれをご覧ください。」

と言って差し出してくれたのが「はやまカード」加盟店のご案内です。
http://www.hayama-card.net/(はやまカード)


このご案内チラシのお食事処の欄には「おいしい!その一言が聞きたく
て」「ピザ・パスタ、こだわりの店」「葉山の地魚をつかったプロバン
ス料理」などと各加盟店の紹介が書いてあります。

そのなかで

「幼児からお年寄りまで分かる人だけが来てくれる店」

というのが「葉山食堂」のフレーズになっていました。

わかったようなわからないようなフレーズですが、ここのハンバーグの
おいしさだけは分かるような気がしたので、帰りに「はやまカード」に
入会してしまいました。


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R134を鎌倉方面から進んで来て、御用邸の辺りで葉山大道方面に向
かって左へ曲がる。

御用邸と葉山大道の交差点のちょうど真ん中あたりの左側の小さな黄色
い建物が「葉山食堂」だ。

小さな「覗き窓」の付いた木のドアを開けると、葉山食堂の世界が広が
る。

高い天井に「井桁」状の梁、ゆるやかに扇風機が廻っている。
梁からは大きな茶色の柱が降りていて、木のテーブルが5つ。
柱は太いが、梁の木と違ってプラスチックみたいで人工物のようだ。

音楽はかかっていない。

背の高い女性が1人でフロアを動き廻っている。

テーブルに着くと、すぐに水と『朝日新聞』を持ってきてくれた。



● 葉山牛たたき丼<ランチ>
(サラダ、コーヒー付) \1,260
● ハンバーグステーキ<ランチ>
(サラダ、ライス、コーヒー付) \1,260
● 葉山ハヤシライス<ランチ>
(サラダ、コーヒー付) \1,575
● 葉山牛ビーフシチュー
(地ダコサラダ、ライス、デザート、コーヒー付) \2,000

メニューには葉山牛の文字が多い。


ハンバーグの評判を聞いていたのでハンバーグをオーダー。


「大盛り、中盛り、普通とありますが。」

「普通でお願いします。」

「ソースが3種類の中からお選びできます。トマトソース、デミグラス
ソース、和風ソースがありますが。」

「和風の大根おろし添えをください。」


3組ほどの客は、中年のカップルとオートバイの青年、それにおばあさ
んの二人連れ。

今回はみんなハンバーグをオーダーしたようだ。

静かな店内は、たまに聞こえる話し声と、厨房でのフライパンの音だけ。
それにジュージューと、かすかに聞こえる美味しそうな音。

いいにおいがしたかと思うと1組目のオーダーが運ばれる。
どうやら、トマトソースと和風ソースに見える。


葉山に流れる時間を朝日新聞を手にして、読むともなく過ごす。
本格的な夏がくれば、ここもよそゆきの雰囲気になってしまうかもしれ
ないなどと思いながら・・・・。


さて、2番目がこちらの番だ。

サラダに続いて、しっかりと焦げ目がついた正しい「洋食」のハンバー
グが到着する。

嬉しいことに箸も付いている。
一応ナイフとフォークで大きく切り分けた後は、箸を使うことにする。

醤油ベースの和風ソースにおろしを混ぜて1口。
焦げ目がカリッと、中は柔らかくて肉汁がしっとりとしている。

何ともいえない懐かしい味が口中に広がる。
よそ行きじゃないけれど、ちょっと贅沢な洋食の味。


前のテーブルのおばあさんの会話が聞こえる。

「ここのトマトソース。こないだはじめてだったんだけど、とってもお
いしいの。」


そうか「トマトソース」という選択もあった。
次回のお楽しみが出来た。


水のお替りを持ってきてくれたので質問。

「ハンバーグも葉山牛なんでしょ?」

「そうですけど、豚と葉山牛の合挽きで、割合は9:1ぐらいです。」


正直な応対が好もしい。


「ああ、それからこの柱は木じゃないですよね。」

「いえ、もみじの木なんですよ。」

「色がプラスチックかと思った。」

「茶色く塗ってあるんです。」



これは、塗らない方がよかったような気がする。

◆湘南グルメ本紹介◆

湘南の繁盛店―湘南生活 (2005)
湘南の繁盛店―湘南生活 (2005)




ほたるのこみち

Vol 0087              2005.6.10 
 
〜 笑顔の素敵なオーナーと語らいながら過ごす 〜

●「ほたるのこみち」 カフェ
   鎌倉市扇ケ谷1−14−11
   TEL 0467−24−8641
   定休 日曜、月曜 冬季および夏季(7月中旬〜9月第1週 )
   11:30〜17:30
   http://www.jalan.net/kanko/SPT_171854.html

<ひとこと>
  最近は賑やかになった今小路通り。鎌倉五山第三位の寿福寺の前に
  ある小さな喫茶店です。
  以前ドイツにいた女性オーナーがアットホームな応対をしてくれま
  す。オーナーの焼くチーズケーキと季節によって違うもう1つのケ
  ーキがおいしいと評判です。
  休みの日に注意!

ほたるのこみち












<そのときのメルマガです>

〜 今小路のはずれのちいさな喫茶店 〜

いがらしろみさんの店(ジャム屋「ロミ・ユニ コンフィチュール)が
出来て活気づく今小路ですが、ほかの観光スポットと比べると、まだま
だ通る人も少ないようです。

そんな今小路の奥、鎌倉五山3位、寿福寺の近くに、手入れの行き届い
た花々に囲まれたメルヘンチックな一角を見つけました。

レンガ造りの建物の白いドアの横には「ほたるのこみち」と書かれた看
板。
黒板のメニューでここが喫茶店だとわかります。


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「ケーキはチーズケーキとさくらんぼうのケーキの2つです。」

こぼれるような笑顔で、この店のオーナーのマダムが答える。

「じゃ、さくらんぼうのケーキとアフターヌーンティーのセットで。」



小さな店内の小さなカウンターに腰掛けて、ケーキセットを注文する。


「ケーキはずっと2種類なんですか?」

「ええ、チーズケーキと季節ごとにもう1種類。あんまり努力しないん
です。ドイツに居たときに教えてもらった味のまんま。」

「ドイツはどの辺に?」

「ストウットガルトです。」(発音は聞いたままなので不正確です)

マダムによればドイツには86年まで滞在していたとのこと。
店名の「ほたるのこみち」はそのときの住所「グリュー ヴェルムヘン
ヴェッグ」−ほたるのこみちという意味−(これも発音は不正確です)
から来ている。


「最近、雑誌なんかに載っていますよね。1人じゃ大変じゃないですか
?」

「そうでもありません。ここが混むのは、5月連休とお正月くらい。
1人で気楽にやっているのが楽しいんです。家のことをやりながらも出
来ますしね。休みも日曜と月曜、夏と冬には長い休みも取ってます。」

「雨が降ったらお休みとか?」(笑)

「それはしません。雑誌などに書かれていますんで。臨時のお休みのと
きは、いつも来ていただいているお客さまには、お手紙もお出ししてい
るんですよ。」


紅茶が淹れられて、さくらんぼうのケーキとともに出てくる。

アルグレーをベースにしたアフターヌーンティーと、柔らかめで甘さを
抑えたさくらんぼうのケーキの組み合わせはピッタリ。


「ちょっと、プディングのような味もして、美味しいですね。」

「そうですか。ケーキだけ買いに来る方もいらっしゃるんですよ。」

「正確な名前は何と言うんでしょう?」

「キルシュ クーヘンです。」

「もしかして、直訳?」

「そうです。」(笑)

「このケーキはいつまでですか?」

「5月一杯で、6月からは赤スグリのケーキになります。」



お客は関東近辺からの常連客、近所の奥様やお年寄り、修学旅行の高校
生などさまざまだが、マダムの人柄に惹かれて話し込むお客も多い。



「いくらになりますか?」

「800円です。」

「ああ、危ないですからこちらの出口をお使いください。」

道に面した出入り口でなく、初夏の花々で一杯の出口を出て今小路を鎌
倉駅へ戻る。

◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南スタイルカフェ&バー100
湘南スタイルカフェ&バー100―気持ちのいいカフェ&バーを100店


鎌倉 かなえ

Vol 0086              2005.6.3

〜 あれっ?いつのまにこんな店が 〜                       
●「鎌倉 かなえ」 食事処と甘味処
  鎌倉市雪ノ下1−6−5
  TEL 0467−23−6588
  営業時間  昼  11:00〜14:30
       お茶 14:30〜17:00
        夜  18:00〜21:30

<ひとこと>
  「かなえ」というのは長野県の「鼎」という地名から。
  小町通りから少し入ったところの白い壁の民芸調の建物です。
  中は意外に広く、落ち着いています。
  お茶も出来るので、鎌倉歩きに疲れたときなどにも便利です。

かなえ









<そのときのメルマガです>

〜 あれっ?いつのまにこんな店が 〜

鎌倉で一番賑やかな小町通りは、商店の入れ替わりが多いです。
気がつかないうちに昔からの店がなくなっていることや、新しい店がオ
ープンしていることもあるので、注意をして歩かなくてはいけません。

通りにから見えないところにある店は、メイン通りに看板を出している
のでそれを見て、新店の存在を知ることがあります。

「Cafe ゴストー」で行き止まりだった路地の入り口に、鮎の写真
が付いた看板があったので入ってみることにしました。


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店の名前は「鎌倉 かなえ」。

路地裏にしては、けっこう大きな敷地に白い壁と太い木を使った建物が
現れた。

店内も広く、4人がけのテーブルは木の一枚板で作られていて、椅子は
切り株がそのまま使われている。

奥の席は囲炉裏。
天井の梁から自在鉤が降りて、鉄瓶がかかっている。

竹で仕切られた境から見える庭は、賑わう通りの喧騒を忘れさせる。

店内には女性スタッフが二人。
黒い上衣とハワイアンのような長いスカートは、この店が伝統的な田舎
料理ではないという意思表示なのか?

囲炉裏席の一番端(はじ)に座ってメニューを確認。


お昼のメニュー(皐月)

■信州の山菜と若鮎懐石膳  1880円
 信州の山菜、ご飯。汁椀、小鉢、若鮎のうま煮、季節の野菜の炊き合
 わせ、香の物、抹茶、和菓子。
■雉玉丼セット        980円
 小鉢、香の物、汁椀、アイス抹茶
■ハヤシライスセット     980円
 サラダ、アイス抹茶


最初なので?、雉玉丼セットを注文。

あらためて、店内を見てみる。
木と竹と壁。茶色のトーンですっきりとしたデザインになっている。
柱や梁に使われている木の太さが目立つ。

壁に掛かる絵にちょっと違和感もあるが、雪を頂いた山々やゆっくりと
流れる川など、この店の発祥地信州の景色なのだろうか。


若い女性スタッフが盆に乗せた料理を運んでくる。

細めの焼き物に入った雉玉丼、小鉢や香の物と一緒にアイス抹茶のグラ
ス。これには細いストローが添えられている。

この辺りの感覚が、この店のスタンスのようだ。



次に入った、若い女性の二人連れは「ハヤシライスセット」を注文。

会計の時に、年配の女性に聞く。


「あの絵は、長野の景色ですか?」

「ええ、でもどこと特定の場所じゃないようです。」


「この店『かなえ』というのは、地名?」

「長野県の飯田の近くの『鼎』という所があります。」

「じゃそこに店があるんですね。」

「いえ、店があるのは新宿です。」


お茶のメニューもあるので、鎌倉歩きに疲れたときなどの利用に便利。


注)「新宿 かなえ」を運営している(株)キャニーという会社は手広
くレストランの展開をしているようですが、HPに「鎌倉 かなえ」の
掲載は見つかりませんでした。
<株キャニー>
http://www.cany.co.jp/indexa.html


◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南生活
湘南生活―美味しいモノ、気持ちいいモノとの湘南暮らし。



2007年04月03日

茶席 貞水園

Vol 0085           2005.5.27

〜 こんな場所があじさい寺(明月院)の近くにあった 〜  

                     
●「茶席 貞水園」 お茶とお菓子(静かな和の空間)
  鎌倉市山之内185
  TEL 0467−23−1859
  営業時間  10時ごろ〜16時ごろ  
  不定期に営業
  正月、梅桜のころ、アジサイの頃、紅葉のころ
  天候により休みの時有り
  7〜9月は休み

<ひとこと>
  ここは、かなり鎌倉通の人でも知らないのではないでしょうか?
  何しろやっている季節や時間があまりにも短いので、もし開いてい
  ればそれだけで幸運です。
  運良く入れたなら、明月窯で主人が焼いた茶碗で茶を喫しながら、
  北鎌倉の秘話をゆっくり聞いてみてください。


 茶席 貞水園














<そのときのメルマガです>

鎌倉の店という店はほとんど、情報誌に掲載されてしまっています。
まして、観光の中心地に昔からある店で穴場という所は滅多にありませ
ん。
しかし、ここは北鎌倉出身の私も知らなかった。

昭和9年生まれという主人の岩井峰水さんに尋ねると「そういうところ
(情報誌)は、もっとちゃんとしたお店を載せないと。うちなんかは、
何時やって、何時休みかもはっきりしていませんから。」

おかげで、こんな静かな空間が今まで無事に残っていたんですね。
ちなみにもう39年になるそうです。


  

♪下のような小さな案内看板が出ていたら寄ってみてください 


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四季おりおりの花の風情と

 手づくりの創作陶器で

お茶のひとときをお楽しみいただいております。

陶器も販売いたしております。


茶席 貞水園
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北鎌倉でアジサイのときには、人で溢れかえる明月院へ向かう道。

横須賀線の線路伝いに歩いて、左手に折れたすぐのところに、小さな竹
筒に季節の花が生けられたものがかかった木の案内板。

たまに覗き込む人もいるが、あまりに小さいため、たいがいは見過ごさ
れているようだ。


この案内板も、季節や時間、天候によって出ていないことも多い。


昨年の今頃、七里ガ浜の『花野や』さんでここの話を聞いた。

「ご存知ありませんか?貞水園というところなんですが、お抹茶とお菓
子がいただける静かないいところですよ。看板が出ているんですが天気
が悪いとやっていないこともあります。」


朝方は雨だったのに看板が出ていたのは、運がいいのかもしれない。

矢印に従って、路地を進み奥へと入る。
木戸の裏手へ廻って行くと、道の続きに土間の店が有り、香(こう)の
匂いが漂っている。


中を覗くが、無人である。

「すみません。やってますか?」

返事はない。

しばらくして、母屋で人の気配がしたかと思うと、作務衣の主人が現れ
る。

「お茶をいただきたいんですが・・・」

「どうぞ、お入りください。」


道から数十メートル離れたこの空間は静寂そのもの。


「茶碗がいくつかありますが、どれでもお好きなものを。」

主人はどんどん茶碗を並べていく。

「これは、イチョウの葉をそのまま埋め込んだものです。こちらはアジ
サイ。それから、これはなかなか珍しいのですが、沙羅双樹、夏椿です
ね。それから・・・・」


「ああ、その沙羅双樹でお願いします。」

「少しお待ちください。」

主人は母屋へ消え、しばらくして茶菓子を運んできた。

「季節柄、兜になっています。」

「このお菓子は、こちらで?」

「いえ、そうじゃありませんが、うちで注文して作ってもらっています。
これは、大船の龍月という和菓子屋さんのものです。」

「ああ。龍月なら知っています。」

「そのほか、ルミネの三鈴さんなど何軒かのお店に特注で依頼している
んですよ。アジサイなどはいくつも種類があるんです。皆さん同じ形じ
ゃつまらないでしょう。」



主人はアルバムにあるお菓子の写真を見せてくれる。


やがて、室内にある風炉釜の前でお茶の手前が始まる。

「お待たせいたしました。」

夏椿の白い花の茶碗が主人の手で廻され、目の前に鮮やかな緑の抹茶が
置かれる。


お茶飲む間も、主人は横でいろいろな話をしてくれる。

主人が茶碗を焼く明月窯のこと、山崎にあった魯山人の窯の話、魯山人
が食客をしていた金沢の高級料亭「山の尾」の大田多吉の話、その魯山
人が開かせた雅陶堂の瀬津伊之助の由比ガ浜での逸話、ここを始めた母
堂の話、北鎌倉の今昔など、豊富な知識を披露してくれる。


「おかわりをいかがですか?」

「いいんですか。」

「今度は、どの器にいたしましょうか?」

二服目は、イチョウの茶碗でいただく。

ゆっくりとした時間を過ごし、気がつくと2時間も経過している。


「どうも、長居をしてしまって。」

「いえ、有難うございました。」

「おいくらになりますでしょうか?」

「千円になります。それから、ご縁でございますのでここに何かお書き
いただければ。」

主人が差し出すノートには先客の署名がいくつか書かれている。


「ご主人の名刺など、いただけますか?」

「手書きになりますが、どれでもお持ちください。これがアジサイ、そ
してこちらが沙羅双樹・・・・」

茶碗にちなんで沙羅双樹を取ると、もう1枚アジサイの描かれたのを足
してくれた。


「アジサイの時期は、雨でもやっていますよ。」

でも、アジサイで混む前に行くのがシェフコミのおすすめ。


◆湘南のグルメ本紹介◆

人力車が案内する鎌倉
人力車が案内する鎌倉








La Journee

Vol 0084           2005.5.20  
     
〜 アジア メキシコ ベトナムそれから? 〜

●「La Journee」(ラ ジュルネ) 無国籍料理
  鎌倉市由比ガ浜3−9−47
  TEL 0467−23−6731
  定休日 月曜 (祭日の場合は火曜日)
  11:00〜24:00(L・O/23:00)
  http://r.gnavi.co.jp/a084200/

<ひとこと>
  由比ガ浜通りから少し入ったところにある無国籍料理のお店です。
  海から近いせいか開放的な明るい雰囲気で、ベトナムからメキシコ
  まで(?)いろいろな国の料理が楽しめます。


La Journee







<そのときのメルマガです>


〜 勝手に選ぶ由比ガ浜通りの無国籍レストラン 〜


一見小屋のような作りの入り口。
店頭に出された黒板から飲食の店であることはわかりますが、何料理の
店なのかちょっと気になっていました。

由比ガ浜通りから少し入ったこの路地は、あと500mも歩けば海岸に
に出るという位置なので、なんとなく開放的な雰囲気を漂わせています。


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見上げると道横のポールの高いところに、ロールケーキの断片のような
デザインに『La』の文字、その下にコーヒーカップを描いた看板が見
える。

『La』とは、簡単な店名で覚えやすい。


午前中カメラマンのSさんと打ち合わせをしていたが、Sさんが用事で
帰ってしまった。

お昼を過ぎているので、とりあえず近くのこの店に入ってみる。


簡単な屋根の付いたテラス席を経た店内には、若い女性が2人。
熱心に準備をしている最中のおじさんの来店に、ちょっと戸惑ったよう
にみえたのは気のせいか。


席に着いて、看板と同じロールケーキに「La」の表紙のメニューを見
る。

ベトナムからメキシコまでジャンルもメニューも多彩で、迷ってしまう。


「何かおすすめはありますか?」

「そうですね。ランチもありますが、あっさりめでしたらこの『とろと
ろ野菜としらすの卵とじ』などどうでしょうか?」

特に「あっさりめ」と指定したわけではないが、中年の健康を気遣って
くれたと解釈、また「しらす」も時期的にいいのでこれを注文。

・とろとろ野菜としらすの卵とじ  945円


店内には、ラテンのようなリズム感のある音が流れている。
小さなカウンターとその上のお酒のたくさん並んだ棚で仕切られた厨房
から時折湯気が立つのがわかる。

注文の時と違う女性スタッフが出来上がったメニューを運んで来る。


木の丼に入ったメイン料理は、しらすと野菜のたっぷり入ったあんかけ
ご飯。

これに、味噌汁と香の物がついている。

「これは、なに料理なんだろう?メキシコ?ベトナム?」

「やはり、これは和風ですね。」

「メニューにはいろんな国の料理があるけど、この店はどれが専門なの
かな?」

スタッフは手のひらでもう1人の女性を指して

「(この人が)行ってきた国の料理を作っています。」

「それじゃ、やっぱり無国籍料理?」

「そうですね。」



旬のしらすに、オクラとモロヘイヤなどのとろとろ野菜のあんがかかっ
たご飯をスプーンで食べる。

その下に敷かれた海苔の風味と合わさって、なるほどさっぱりした味に
なっている。

ヘルシーで暑いときででも食べられそうなメニューだ。


「おいしかったです。ご馳走様。ところでこの店の名前は『La』と言
うの?」

「その下に『ジュルネ』と付きます。」

「いろんなところに『La』としか書いていないんで『ラ』というのか
と思った。」

「略しちゃってるんです。」

「ところで、これは何語?」

「フランス語で『1日』という意味なんです。」


メキシコ、ベトナムに、また1つ1つヨーロッパが加わった。

1回来たくらいでは、なかなか理解できないが、やはり湘南の海が似合
う店であることは間違いない。




◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南の繁盛店―湘南生活 (2005)
湘南の繁盛店―湘南生活 (2005)



EL BARCO

Vol 0083           2005.5.13

〜 フランスとは一味違うサルスエラ(ブイヤベース)! 〜                      
●「EL BARCO」 スペイン料理
   逗子市逗子4−1−21
   TEL 046−872−9880
   定休日 火曜
   http://www.elbarco-zushi.com/                       
<ひとこと>
  逗子文化プラザの前にあるスペイン料理のお店です。
  ランチコースのメインサルスエラ(ブイヤベース)の皿はアツアツ
  でムール貝、イカ、エビや白身の魚などの具が一杯。
  人気のパエリアコースは予約が必要です。


EL BARCO













<そのときのメルマガです>


〜 勝手に選ぶ京急新逗子近くのスペイン料理 〜


鎌倉はすっかり観光シーズンに突入してしまいましたが、逗子駅の周辺
は夏のシーズン以外は日常の雰囲気のまま。
普通なのにどこかちょっとハイソな匂いというのが私の逗子の印象です。

そんな逗子で、たまにはちょっとスペイン料理でもということで、京急
新逗子の裏側へ向かいました。
「そういえば、スペイン好きのMさんはどうしているかな?」
などと考えながら、木で出来た重いドアを開けてみました。


-----------------------------------------------------


逗子の市役所から京急の線路を越えて、田越川を渡ると逗子文化プラ
ザの大きな建物が見える。

そのちょうど向かい側、小さなアーチ型の入り口の上に「EL BA
ROCO」と書かれた看板が。

階段を上がって二階のドアは木で出来ている。
大きなプレートには『EL BAROCCO」と書かれていて重厚な
印象だ。

ゆっくりとドアノブを開けると中は意外に広い。

「どちらでも、お好きな席にどうぞ。」

にこやかな女性スタッフが微笑む。
テーブルには「ウィークデーランチメニュー」が備えられている。

・今週のランチ        945円(1208円)
・ハンガリー風ビーフシチュー 1260円(1523円)
・スパニッシュランチコース  1838円(2100円)
・ランチパエリアコース    2205円(2625円)
 ※( )内はデザート付きの価格

ランチパエリアコースは2名以上で予約が必要となっている。


スペイン料理店なので、スパニッシュランチコースを注文する。
コースのメインはサルスエラ(ブイヤベース)。


最初に出てきたのが「パーナ貝のにんにくマヨネーズ」
パーナ貝はムール貝に似た二枚貝で、軽くボイルしたものににんにく
マヨネーズがかかっている。
「ムール貝より味がしっかりしているので」とスタッフが言うとおり
で貝そのものに旨みがありおいしい。


その後に続くのが「パンと卵とにんにくのスープ」
にんにくの風味とスープに溶けたパンの食感、中に落とした卵の味が
食欲をそそる。


そして、いよいよ「サルスエラ(ブイヤベース)」の登場だ。

「熱いですよ」
目の前にブツブツと地獄谷の温泉のように湧き出している皿が運ばれ
る。
「ブイヤベースってフランスじゃないんですか?」
「フランスのはもう少しトマトが多いようです。こちらのはアーモン
ドの粉などが入ってスペイン風になっています。」

ムール貝にイカ、エビや白身の魚などの具がたくさん入ったスープは
見た目にもうまそうだ。

オリーブオイルをつけたパンとともに掬ったスープを口に運ぶ。
フランスのブイヤベースよりコクがあるような気がする。


食器を下げに来たスタッフに聞いてみる。
「ウィークデーと休日はメニューが違うんですか?」

「ええ、ウィークデーと日曜と祝日は少し違います。」

わざわざ別のメニューを持ってきてくれる。

「これが、夜のメニューですが休日(日曜・祭日)はこの中から注文
いただくようになっています。」
※内容はHPでご確認ください。
 http://www.elbarco-zushi.com/


本格派的なスペイン料理を出す店との評判どおり、満足のいく内容の
ランチだ。


会計の時にシェフと女性スタッフに話しかけてみる。

「おいしかったです。ただパエリアは予約なんですね。」

「有難うございます。少し時間がかかるのでウィークデーはパエリア
は予約になります。」

「パエリアは人気があるようですね。」

「ええ、注文されるお客さんが多いですね。」

「やっぱり、他店とは違うんですか?」

2人がにっこりと笑って答える。

「マドリードにバラッカというレストランがあるんですが、そこのパ
エリアと同じものをお出ししています。自信があります。」

「スペインが好きな人がいるんですが・・・」

「スペイン人の方もいらしゃいますよ。是非、今度はパエリアを食べ
にお越しください。」


注)子供連れはどうですか?→夜は小学生以上でお願いしています。


◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南スタイルエリアガイド鎌倉逗子葉山
湘南スタイルエリアガイド鎌倉逗子葉山






KuRa

Vol 0082            2005.5.6

〜 便利でおいしい鎌倉駅近くのレストラン 〜                        
●「KuRa」 手作り料理とワインの店(洋食)
  神奈川県鎌倉市御成町11-40 KNビル3F
 TEL 0467−22−2151
  営業時間 11:30〜14:30、17:00〜22:00(日曜は11:30〜21:00)
  定休日 第3月曜

<ひとこと>
  鎌倉駅西口から歩いて30秒!便利です。
  中は意外に広く、価格も手頃で、1500円くらいでおいしいラン
  チが食べられます。

KuRa









<そのときのメルマガです>


〜 便利でおいしい鎌倉駅近くのレストラン 〜


ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
連休最中(さなか)の金曜日。
こんな時にこんなメルマガを読んでいる人などいないんでしょうね。
迷いましたが、とりあえず連休後の平日ということで発行しました。

読んでくれた方には深く感謝します。

さて、この季節わざわざ、混雑する鎌倉に行くこともないのですが、
用事があって行った鎌倉は、予想通りの人出です。


------------------------------------------------------


山々の緑が日一日と濃くなっていく。
目立たないのだが、八幡宮の大銀杏の葉も紅(黄)葉とは違った美しさ
になっている。

初夏のような暑さに、そよ風が心地よい季節だが、この時期鎌倉は観光
シーズン真っ盛り。

観光客でごった返す小町通りでは、人力車のお兄さんが通りかかる2人
連れに声を掛けている。

「一通り見て廻って、最後に美味しい店のところで降りるというコース
なんかどうでしょう?」

コロッケ屋の店先では、変わりコロッケを食べる若者が数人。
ほかにも、人気店の前には列が出来ている。

こんな時に小町通りで食事というのも、地元民としてはちょっとと思っ
て西口に出る。


駅のロータリーからほんの少し進んだ湘南信金の手前のビルに「Eur
opean DINING」の文字と料理の写真がきれいな電飾看板。
下の方に『KuRa』と店名が入っている。


駅近くなので、何回となくこの前を行き来しているが、今まで入ったこ
とのなかったこの店が今日のターゲット。


3Fまではエレベーターを使う。



12時前ではあるが、先客が1組。中は意外に広い。

「1人なんですが・・・」

「混雑するので、カウンターか2人席のどちらかでお願いします。」
マダムがレジで答える。



今日のランチメニュー

・目鯛のアラクレーム
 南瓜とブロッコリー、3種の木の子添え       997円
・アイナメとクロダイの黒胡椒焼き
 シェリービネガーソース             1470円
・ポークロース肉のソテー。ドゥミグラスソース    997円
・豚肩ロースとバラ肉の赤ワイン煮ブルゴーニュ風  1365円
・ビーフシチュー                 1575円
・ビーフストロガノフ               1785円
                           etc

値段はそれほど高くない。

「これが、今日のメニューですか。この中でもおすすめはありますか?」

「おすすめと言っても・・・」

「そうですよね。全部ですよね。じゃ、アイナメとクロダイをお願いし
ます。」



フロアにはマダムともう1人の女性の2人。
厨房には髭を蓄えた中年のシェフと若いシェフ2人。
個人店が主体の鎌倉のレストランでは、スタッフは多い方かもしれない。


マダムの言っていたとおり、お客が続けて入り出す。
やはり、西口?なので観光客よりは地元の客がほとんどのようだ。


前菜のサラダに続いて、メインの魚料理が運ばれる。
こんがりとうまそうな焦げ目の付いたアイナメとクロダイが重なって、
その上の新鮮なオクラやエンドウの緑が鮮やかだ。

シェリービネガーソースをかけて、アイナメを口に入れる。
旬の魚はやはりうまい。
白身魚だからあっさりはしているが、適度に脂が乗っていて酸味のある
ソースとマッチしている。

クロダイはアイナメよりさらにあっさりしている。
初夏の旬を食べ比べるのもこの季節の幸せか。

出始めた夏野菜の香りと歯ごたえも、柔らかい魚に対して、アクセント
となっている。

パンとライスもチョイスできる。
この日はパンを選んだが、このパンもなかなかよかった。

駅前のビルということで、優雅な雰囲気とはいかないが、これにデミタ
スのコーヒーが付いて1470円ならコストパフォーマンスはいい。


最後にコミュニケーションを試みた。

「御成通りに『KURA KURA』っていう店がありますが、姉妹店
なんですか?」

「くらくらですか?・・・さあ?・・聞いてきましょうか?」

「いえ、知らないようなら関係はないようですね。ご馳走さまでした。」



◆湘南のグルメ本紹介◆

横浜・湘南の繁盛店
横浜・湘南の繁盛店―Special edition





chefcomi2 at 13:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!鎌倉 | 洋食

井川

Vol 0081            2005.4.29                          
〜 オーナーの正体は ? 〜

●「井川」 喫茶
  鎌倉市小町1−10−23
  TEL 0467−25−4342
  営業時間     10:00〜16:00
  定休日 月曜 火曜

<ひとこと>
  若宮大路から大巧寺(おんめさま)の境内を通って本覚寺方面へ進
  むと、すぐ右側にあります。
  昭和30年代の雰囲気を残した喫茶店です。カウンターでゆっくり
  とコーヒーを入れている上品な老婦人がオーナーの井川邦子さん。
  往年の木下作品や小津作品に登場している女優さんです。



  井川









<そのときのメルマガです>


〜 昭和30年代を感じさせる貴重な普通の喫茶店 〜


普通の街並みを写した写真が、数十年後に貴重な記録になっていたとい
うことがあります。
コーヒーといえば「エスプレッソ」でも「カフェ・オレ」でも「カプチ
ーノ」でもない普通のコーヒーが出てくる喫茶店。
それも、小町通りのような賑やかなところでなく、坦々と営業している
店。
「もう、この雰囲気を味わえる時間は少ない。」と思うとコーヒー1杯
も味わい深いものになりました。

行くなら今です。


------------------------------------------------



鎌倉の駅から真っ直ぐに進むと、島森書店の横に大巧寺(おんめさま)
の門がある。

この門を入って、手入れが行き届いた庭を進んで、裏の通りまで出てし
まう。

そうすると、右手に黒地に白で「珈琲 井川」と書かれた看板が見えて
くる。
階段を数段上がったところが入り口で、「営業中」と札がかかったドア
がある。

そのドアを開けて中に入ると

「ん? 空気が違う!」

店内のカウンターの中に上品な老婦人が1人。もう少し若い婦人がフロ
アに居て、二組の客が静かに話をしている。
たぶん、全員60代後半から70代。常連のようだ。

ゆっくりと流れている空気を壊してはいけないような気がして、奥の席
にひっそりと座る。

「ブレンドをください。」
声を落として注文する。

コーヒーを入れるのはカウンターの中の人。
毅然とした表情で粛々と作業を続けている。(実はこの人があの井川邦
子さん 文末にあるHP参照)

カウンターの裏の棚には大きなコーヒーの缶。窓にはレースのカーテン
が掛かっている。

薄茶色の壁と天井、上には太い梁が通っている。
カウンターに置かれたコーヒーミルには使い込まれた風格が・・・。


白い皿と白いコーヒーカップ、ステンレスの小さなミルクピッチャーは
「正しい喫茶店」の証拠でもある。


砂糖とミルクを少し入れてくるくるとかき回す。

ブレンドコーヒーは飲みなれた、期待を裏切らない「コーヒーの味」が
する。安心できるコーヒーがいつものように出てくるのがうれしい。


時を過ごすこと30分。


会計のときに声をかけてみる。

「最近こういう喫茶店少なくなりましたよね。ここは、もうどのくらい
になるんですか?」

「29年目に入りました。」

若い方の人が答えてくれる。

「今どきはエスプレッソを出す店は多くなっているんですが、こうやっ
てゆっくりとコーヒーを出してくれるところは貴重です。」

「あれ(エスプレッソ)は、機械で入れるんですよね。」

「そうですね。お店は高い機械を入れているようです。」

「たくさんお客さんが来るところはいいでしょうが、うちのようなとこ
ろはぼちぼちやっていけばいいですからね。」

「1つ1つ入れるのは大変ですね。」

「そう、あんまりたくさん入れると肩が痛くなっちゃいます。」


「建物も落ち着いていていいですね。」

「開店の時から随分時間が経ちますから。もともとはこの壁も白かった
んですよ。」

「えっ?茶色の壁かと思ってた。」

「お客さんのタバコが染みて、長い間にこんな色になってしまいました
。」

この間、横にいるオーナーは話にまったく乗ってこない。
まるで別の世界にいるように、平然として黙している。



「コーヒーいくらでしたっけ?」

「400円です。」


ところで、このオーナーの正体は?

井川邦子さん(経歴は下記参照)
http://www2.odn.ne.jp/~hba70750/page010.html
写真はこのHPの下の方に
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20041014/shv.htm

◆湘南のグルメ本紹介◆

湘南スタイルカフェ&バー100
湘南スタイルカフェ&バー100―気持ちのいいカフェ&バーを100店



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