Forever blue ~チェルシー試合観戦ブログ~

イングランドプレミアリーグに所属する、チェルシーフットボールクラブの試合観戦ブログです。 (不定期更新です。PLとCL全試合+αのレビューを書いていく予定ですが、試合の翌日に更新することもあれば1週間経っても更新しないこともあります。 なるべく早く更新できるように頑張りますのでその辺りはご理解いただけると幸いです)

PL 第14節 チェルシー×トッテナム
2014/12/04 木, キックオフ 04:45. Stamford Bridge
20141204

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 12ミケル 14シュールレ 17サラー 18レミ

【前半】
同上

【後半】
HT ケイヒル(負傷) ⇔ ズマ
20141204b

76分 セスク ⇔ ミケル
20141204c

PL 第15節 ニューカッスル×チェルシー
2014/12/06 土, キックオフ 21:45. St. James' Park
20141206

【控え】
1チェフ 3ルイス 7ラミレス 14シュールレ 17サラー 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
61分 オスカル ⇔ シュールレ
20141206b

CL グループステージ第6節 チェルシー×スポルティング
2014/12/11 木, キックオフ 04:45. Stamford Bridge
20141211

【控え】
33ビーニー 2ブラナ 7ラミレス 36ロフタスチーク 8オスカル 18レミ 11ドログバ

PL 第16節 チェルシー×ハル・シティ
2014/12/14 日, キックオフ 00:00. Stamford Bridge
20141214

【控え】
23シュウォーツァ 5ズマ 28アスピ 7ラミレス 14シュールレ 18レミ 11ドログバ

キャピタル・ワン・カップ 準々決勝 ダービー・カウンティ×チェルシー
2014/12/17 水, キックオフ 04:45. iPro Stadium

未視聴のため公式よりメンバーのみ紹介

【チェルシー(4-2-3-1)】
GK:チェフ
DF:アスピリクエタ、ズマ(45分+3 イヴァノヴィッチ)、テリー、フィリペ・ルイス
MF:シュールレ、ミケル、セスク、マティッチ、アザール(84分 ラミレス)
FW:ドログバ(63分 レミー)
【チェルシー控え】
シュワルツァー、ウィリアン、サラー、ジエゴ・コスタ

PL 第17節 ストーク×チェルシー
2014/12/23 火, キックオフ 05:00. Britannia Stadium
20141223

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 6アケ 8オスカル 14シュールレ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
93分 アザール(負傷) ⇔ ズマ
20141223b

PL 第18節 チェルシー×ウェストハム
2014/12/26 金, キックオフ 21:45. Stamford Bridge
20141226

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 12ミケル 7ラミレス 14シュールレ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
86分 オスカル ⇔ ミケル
    ウィリアン ⇔ ラミレス
20141226b

PL 第19節 サウサンプトン×チェルシー
2014/12/28 日, キックオフ 23:05. St. Mary's Stadium
20141228

【控え】
1チェフ 5ズマ 28アスピ 7ラミレス 22ウィリアン 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
74分 ミケル ⇔ ドログバ
20141228b

PL 第20節 トッテナム×チェルシー
2015/01/02 金, キックオフ 02:30. White Hart Lane
20150102

【控え】
1チェフ 5ズマ 12ミケル 7ラミレス 17サラー 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
HT オスカル ⇔ ラミレス
20150102b

FAカップ 3回戦 チェルシー×ワトフォード
2015/01/05 月, キックオフ 01:00. Stamford Bridge
20150105

【控え】
13クルトワ 2ブラナ 6アケ 21マティッチ 22ウィリアン 17サラー 19コスタ

【前半】
同上

【後半】
80分 ドログバ ⇔ アケ
20150105b

PL 第8節 クリスタル・パレス×チェルシー
2014/10/18 土, キックオフ 23:00.
 Selhurst Park
20141018

【控え】
1チェフ 5ズマ 3フィリペ 12ミケル 17サラー 35ソランケ 11ドログバ

【前半】
40分 アスピリクエタ退場
20141018b

【後半】
フォーメーション同上

CL グループステージ第3節 チェルシー×マリボル
2014/10/22 水, キックオフ 03:45. Stamford Bridge
20141022

【控え】
13クルトワ 24ケーヒル 28アスピリクエタ 6アケ 17サラー 35ソランケ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
73分 オスカル ⇔ ソランケ
20141022b

PL 第9節 マンチェスター・ユナイテッド×チェルシー
2014/10/27 月, キックオフ 01:00. Old Trafford
20141027

【控え】
1チェフ 5ズマ 6アケ 12ミケル 34ベイカー 17サラー 14シュールレ

【前半】
同上

【後半】
60分~ ディマリア・ヤヌザイ左右入れ替え
20141027b

67分 オスカル ⇔ ミケル
67分 マタ ⇔ ウィルソン
20141027c

94分 ブラナ退場
20141027d

COC 4回戦 シュルーズベリータウン×チェルシー
2014/10/29 水, キックオフ 04:45. New Meadow

未視聴のため公式よりメンバーのみ紹介
【チェルシー(4-2-3-1)】
GK:チェフ
DF:A・クリステンセン、ズマ、ケイヒル、フィリペ・ルイス
MF:サラー(80分:ウィリアン)、ミケル(80分:マティッチ)、オスカル(93分:アザール)、アケ、シュールレ
FW:ドログバ
【チェルシー控え】
シュウォーツァー、テリー、ベーカー、ブラウン
PL 第10節 チェルシー×QPR
2014/11/02 日, キックオフ 00:00. Stamford Bridge
20141102

【控え】
1チェフ 5ズマ 6アケ 7ラミレス 17サラー 14シュールレ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
63分 ウィリアン ⇔ ドログバ
20141102b

77分 コスタ ⇔ シュールレ
20141102c

90分 アザール ⇔ ラミレス
20141102d

CL グループステージ第4節 マリボル×チェルシー
2014/11/06 木, キックオフ 04:45. Ljudski Vrt
20141106

【控え】
13クルトワ 24ケイヒル 28アスピ 7ラミレス 8オスカル 17サラー 19コスタ

【前半】
同上

【後半】
HT ウィリアン ⇔ コスタ
   シュールレ ⇔ オスカル
20141106b

55分 ルイス ⇔ ラミレス
20141106c

PL 第11節 リヴァプール×チェルシー
2014/11/08 土, キックオフ 21:45. Anfield
20141108

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 12ミケル 22ウィリアン 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
70分 コウチーニョ ⇔ ボリーニ
    カン ⇔ アレン
20141108b

PL 第12節 チェルシー×ウェストブロム
2014/11/23 日, キックオフ 00:00. Stamford Bridge
20141123

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 7ラミレス 14シュールレ 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
79分 オスカル ⇔ レミ
20141123b

86分 ウィリアン ⇔ ラミレス
20141123c

CL グループステージ第5節 FCシャルケ04×チェルシー
2014/11/26 水, キックオフ 04:45. VELTINS-Arena
20141126

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 12ミケル 7ラミレス 14シュールレ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
75分 オスカル ⇔ ラミレス
20141126b

79分 セスク ⇔ シュールレ
20141126c

PL 第13節 サンダランド×チェルシー
2014/11/30 日, キックオフ 02:30. Stadium of Light
20141123

【控え】
1チェフ 5ズマ 3ルイス 12ミケル 14シュールレ 18レミ 11ドログバ

【前半】
同上

【後半】
76分 オスカル ⇔ ドログバ
    コスタ ⇔ レミ
20141130

85分 ウィリアン ⇔ シュールレ
20141130b
 

2014年10月5日 日曜日 22:05(日本時間)
会場:スタンフォード・ブリッジ

リーグ戦、シティ戦に続く強豪との第2戦目。
「ビッグ・ロンドン・ダービー」です。

ここまで無敗のチェルシー。一方アーセナルもまたリーグ戦は無敗。
絶対に負けられない戦いがここにある!!(笑)

お互いこんなフォーメーションでスタートしました。
キャプチャ アーセナル

【チェルシー控え】
1チェフ 5ズマ 3フィリペ 12ミケル 22ウィリアン 17サラー 18レミー

【前半】
序盤は主導権の握り合い。非常に硬い試合となりました。

というのも昨季大量失点で負けたアーセナルにとってこの試合は絶好のリベンジの舞台。
選手たちの気合いの入り方も相当なものでした。

また序盤はアーセナルの3センターが、チェルシーのパスの供給源をうまく抑えていたというのも大きな要因の一つです。

詳しく説明していきますので、まずはこの図をご覧ください。
キャプチャ アーセナル13

この日のアーセナルはこんな具合に、組み立ての際のボールの供給源である3人に対してきっちりマークに付けるよう、かみ合わせるようなフォーメーションを敷いてきました。

特にウィルシャーとカソルラは、ボールの一番の出どころであるマティッチとセスクに対して厳しくチェックに行っていました。

キャプチャ アーセナル3

序盤のチェルシーの組み立てのシーン。
ボールを持つと必ず寄せてくるため、自由にボールを前線へ供給することができません。

キャプチャ アーセナル6

中央のオスカルやポジションチェンジで入ってきたアザールに対しても、フラミニがしっかりマーク。

また、
キャプチャ アーセナル4
キャプチャ アーセナル5

このように少しでも隙があると積極的にプレスをかけてきてこちらのミスを誘ってきます。

また今季からさらに磨きをかけているチェルシーの前プレに対しても、きつくなれば迷わずロングフィードと徹底しており、昨年のようなショートカウンターは食らうまいとするアーセナル。
序盤は特にそのロングフィードをボールの収まるサンチェスに供給することで、相手にボールが渡らないようにする工夫も。

で、序盤はなかなかボールが回らずに苦労するのですが、今年のチェルシーは一味違いました。

まずセスク・マティッチの両ボランチ、後ろに下がったりワイドに流れたりとなんとかマークを外す動きを試みます。
するとポジションチェンジも繰り返しながらのこうした動きに、ウィルシャー・カソルラがついてこれない場面が出始めます。

もちろんあくまで瞬間的な隙です。時間をかけるとすぐにマークに付かれてしまいます。
しかしここに前線の選手たちの工夫が加わることで、この瞬間的な隙を非常に意味のあるものに変えていきました。 

それがこちら。
キャプチャ アーセナル14

まぁ今季のチェルシーの試合を見ている方なら何度か見たことあるなーというシーンだと思います。
特にシュールレは最近よくやりますしね(笑)

こうして中央でフリーになりさえすれば、あとは世界最高峰のボランチ陣が一瞬の隙をぬってボールを届けてくれます。
モウリーニョも言及してましたが、相手によって様々な戦い方ができるというのはこうした強豪と戦ううえで非常に重要になってきますね。
キャプチャ アーセナル10

こんな具合にどんどん中央でボールを受け始めるんですね。
ここではカソルラがなんとか戻っていますが、基本的には相手の中央はフラミニ1枚です。

ここで数的優位を作ってフリーで前を向ければあとはDFがいるだけという絶好のチャンス。

チェルシーの先制点もこの形から生まれています。
キャプチャ アーセナル11


キャプチャ アーセナル12

アザールが空いたスペースを見逃さず中へ侵入。
セスクもマークのずれに気付くとすぐさまそこへ上がっていきます。

フラミニが外に流れていたこともあって、セスクからパスを受けたアザールはフリーでボールを持ち前を向くことに成功。

この後すぐさま戻ってブロックを作ったアーセナル守備陣を、ドリブルで一人で崩していくアザールは圧巻でした。
しかしこのドリブルに入るまでの隙、状況を見てドリブルを選択する時間は、まさにこの「中央に流れることによる数的優位の確保」が生んだといってもいいはずです。

こうしてチェルシーは先制に成功。
クルトワの負傷交代というアクシデントもありましたが、チェフが見事なパフォーマンスを見せて相手の攻撃をシャットアウト。
リードのまま後半へ折り返します。

【後半】
お互いメンバーは変わらず。
前半と同じように主導権を握りあう攻防が続きます。

前半と少し違ったのはチェルシーの両ボランチが比較的自由にボールを持てるようになったこと。
中央フラミニ1人という数的不利解消のためにか、カソルラ・ウィルシャーが少し低い位置にいることが増えたような印象でした。

また先制したチェルシーは自陣でブロックを作ってのカウンター狙いにシフト。
アーセナルこの日中央からはもちろん、サイドにボールを集めてボランチを引っ張り出し、中央が手薄になったところで再び中へ戻すといった攻め方もしてきました。

で、ここでチェルシーにとって重要なのがトップ下がどれだけ守備貢献をできるかという点。

普段はボランチとともに3枚で中央のエリアをブロック。
ボランチがサイドに釣り出された場合はその空いたスペースをカバー。
チャンスがあればFWとともに前プレ。

これだけの重労働をほぼ最後まで献身的にこなしていたのがオスカルでした。
ときには最終ラインのカバーもするなどこの日のオスカルは驚きの運動量で素晴らしい活躍をしていましたね。

そして69分、両監督が同時に交代カードを切ります。
キャプチャ アーセナル2

アーセナルはチェンバレンを入れてエジルを中央へ。

対してモウリーニョはミケルを入れて中盤の守備力を高める作戦です。

ミケルをボランチ、セスクをトップ下へ なんていうとついつい思ってしまうのが「セスクの守備」の問題じゃないでしょうか?
私自身何度かこのテーマには触れてきたのですが、しかしここで私が感じたのはむしろ「マティッチの守備」問題でした。 

順を追ってお話しします。
まずセスクの守備ですが、開幕当初から見られたのが、
①攻→守の切り替えの遅さ
②対人守備の弱さ
主にこの辺りだと思います。

しかし試合を重ねるごとにこの弱点、セスクはきっちり修正してきているように思います。
攻守の切り替えも当初に比べれば圧倒的に良く、またマティッチが当たりに行った後のカバーなんかもうまくポジションを取ってこなしてくれています。

また対人守備もスライディングの危なっかしさはあるものの振り切られる場面は減ってきています。

で、そもそもこの両ボランチなんですが、可能な限り「ボールサイドの守備」はセスクが、その「カバー」はマティッチがという風に役割分担しています。

左右を頻繁に入れ替わっている理由のひとつがそれで、特に相手のスローインなんかの時にはわかりやすいんじゃないかと思います。(お互いに指をさして指示しあう場面も見られますよね)

そしてここで出てくるのが「マティッチの守備」問題なんです。
実際に見ていただくと分かりやすいんですが、
キャプチャ アーセナル8

キャプチャ アーセナル9

これです。アザールの得点直後のウィルシャーの決定機のシーン。
1枚目の写真のように、マティッチって縦関係でカバーに入ることが多い選手なんです。
これなんかはウェルベックのマークはCBに任せてスペースを埋めてほしい場面なんですが、セスクのまさに「裏」をカバーするがゆえに近くに寄りすぎちゃうんです。 

他のシーンでも、
キャプチャ アーセナル15

そして試合終盤にも・・・
キャプチャ アーセナル16

最後のなんかはミケルがボランチに入った後のシーン。
つまりセスクがどうこうってより、マティッチの悪い癖なんですね。

相方が高い位置に行くと、「後ろをカバーしなきゃ」って思ってしまうんです。

これワイドに人数をかけるための監督の指示なんじゃないの?って思う方もいるかもしれませんが、だとするとトップ下なり遠いサイドのMFがカバーしてないとおかしいんです。
1回くらいならまだしもこれだけあると、上記の理由で指示とは考えにくい。

更に言ってしまうと、第3節のエバートン戦、ここでも同じようなシーンがあります。
それがこれ。
キャプチャ アーセナル21

この後、赤丸で囲んだ相手のフリーの選手に展開され、その流れから失点しています。
見にくいかもしれませんが、後ろにケーヒルがいるのでここのマークは任せちゃっても大丈夫な部分なんですけどね。

もちろん試合中に何度も出る癖ってわけではないですが、こうして失点につながることもある以上気を付けなければいけないですね。

また、じゃあ他の選手ならどうするんだって思うかもしれないので、同じような場面でのセスクの対応を紹介します。
キャプチャ アーセナル17

前半終了間際のシーン。
マティッチが高い位置にいますが裏はCBに任せてスペースをケア。

キャプチャ アーセナル18

前の選手(黒い丸で囲った選手)にマークしたいところなんですが、それだと裏の選手やスペースを空けてしまう。

キャプチャ アーセナル19

で、ぎりぎりまで我慢。
ボールが出て的が絞れたらすぐさま寄せていく。

キャプチャ アーセナル20

これでリスクを抑えつつ相手のチャンスを確実につぶすことに成功。

こういう守備時のカバーもセスクの改善されていることの一つですが、あくまでスペースを埋めるっていう守り方がちゃんとできてるんですね。

というわけでこの癖は治さないと今後狙われるかなーなんて思いました。

試合は78分のセスクからのロングスルーパスをコスタが決めて2-1。
ウィリアンの投入など守備にもきっちり意識を向けて、無失点のまま試合終了。

チェルシーは無敗をキープして中断期間に入ります。

いろいろ書いてしまいましたが、試合の感想としては実況の方も言ってた通り「戦術」の差が出たのかなという感じ。
状況に応じて様々な戦い方ができるチェルシーに対して、アーセナルは準備してきたプレスが破られた後の2手3手がなかったなーという印象でした。
この辺はさすがモウリーニョといってもいいのではないでしょうか。

それでは長くなってしまいましたがこの辺りで終わりたいと思います。

中断明けは18日のアウェイ、クリスタル・パレス戦です。
下位でも油断はできないのがプレミアリーグ、きっちり勝利してほしいですね。

それでは閲覧ありがとうございました。
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